よりよい就活のためにOB訪問の仕方を知ろう
OB訪問を検討しても、仕方が分からなければ動き出すのも不安しかありません。最初に何をどうすればよいか分からず、混乱したまますべてグダグダになる可能性もあります。下手をすればOBに迷惑をかけてしまうかもしれません。そんなことにならないよう、OB訪問の仕方をマスターして成功を目指しましょう。
初めに希望企業のOBの情報を入手する
初めにやることは、OBの情報を得ることです。ただ、単純にOBの情報を得るだけではいけません。希望する企業で働いているOBを探すことです。運よく知り合いやサークル、部活の先輩にいればよいのですがそう簡単ではありません。 まず就活生が行った方がよい場所に、大学の就職課があります。就職課にはOBの情報がありますので、OB訪問のためのOBを探していることを伝えれば、助けになってくれる可能性が高いのです。
個人情報保護などが理由で探せなくても諦めない
昨今、個人情報の取扱いに対し、就職課も厳しくなっています。OB訪問が目的と伝えても、連絡先を教えてもらえない可能性もあります。また、就職課に伝えた時とは違う場所に引っ越しをしている場合もありますが、諦める必要はありません。探しようは他にもあるからです。 まず、サークルやゼミの先輩を頼るのもよいでしょう。教授に紹介してもらう方法もあります。それでもダメなら、SNSで会社や業種を公開している人をみつけて、DMを送る方法もあります。ただ、最後のSNSに頼る方法は、断られる場合もあるので注意してください。相手はOB訪問に付き合わなければならない義務はないからです。
OBがみつかったらアポを取る方法
無事にOBがみつかったとします。しかし次に何をすればよいかも悩みどころでしょう。ただ、方法はたくさんあります。例えばメールや、電話という連絡方法が考えられます
直接OBにメールでアポを取る
OBをみつけたら、メールでアポイントを取るのが一般的です。その場合、OB本人に直接連絡をする方法もあります。他の方法として、企業のHPにメールを送る方法もあります。 ただ、本人に直接連絡できない場合も少なくありません。それは、OBのメールアドレスを知らないケースです。そんな時は企業のHPにメールを送る方法も考えられるでしょう。また、メールを送る場合、企業の公式HPであることが大前提です。お問い合わせフォームを通じ、OB・OG訪問をしたいという目的をしっかり伝えましょう。
会話力が問われる電話でアポを取る
メールより少しハードルが高いのは、電話でアポイントを取ることです。電話の場合、OBや企業の人と直接話をしなければなりません。緊張するのはしかたないことです。ただ、電話で直接交渉をしますから即答してもらえる可能性もあります。 ただ、電話には大きな注意点があります。知らない電話番号から電話がかかってきたら出る人はどれだけいるでしょうか。また、企業に連絡する時、目的をいわずに、名前だけいって該当するOBに取り次いでもらおうとする時も注意しましょう。自分の名前だけではなく、大学名や学年を伝えることを意識する必要があります。
電話でのアポイントの取り方の例
「お忙しい所、突然のお電話失礼いたします。私は◯◯大学3年生の△△△△と申します。大学の就職課名簿で△△様の名前を拝見いたしましてお電話をさせていただきました。 現在、就職活動中ですが、企業研究をしていく中で御社に興味を持ちました。ぜひ△△様のお話をお聞かせ願えればと思っております。お忙しい所、大変恐縮なのですが、OB訪問のお時間を頂けることはできますでしょうか。」
訪問の日程と場所の調整をする
OB訪問を受けてくれそうなら、次は日程や場所の調整をしましょう。OBがすべてセッティングしてくれる可能性もありますが期待しないでください。基本的に就活生がすべて調整する必要があります。 一番ダメなのが、日程について自分のスケジュールをOBに押し付けることです。OBはOB訪問を受ける必要はありません。OBや企業のスケジュールを優先するのは当然という認識で調整を行いましょう。
OB訪問当日は服装にも気を配る
OB訪問で注意したいのが服装です。OB訪問は面接ではありませんが社会人として相応しいかどうか、OBがチェックしている場合もあるので無視できません。だらしない普段着で行けば、OBの印象が悪くなるのは目に見えます。 基本的にスーツスタイルにしましょう。リクルートスーツなら問題はありません。もちろんシャツは襟付きです。「私服でもいいよ」と指定があっても、完全なプライベートで着る服ではなく、ビジネスカジュアルを選びましょう。
後日のお礼のメール連絡を必ずする
OB訪問が無事に終わって欲しい情報も手に入れたとして一安心ではいけません。まだ、最後の関門が残っています。それは、OB訪問についてのお礼メールを送ることです。
訪問時にメールの連絡先を聞くとスムーズ
OB訪問をした時、メールの連絡先は聞いておきましょう。お礼だけなら電話でもよいと考えがちですが、メールより面倒なことが多いのです。基本的にメールなら時間帯を気にせず連絡をすることができます。 電話の場合、深夜、早朝はまず無理です。ただ、メールでも早朝や深夜に送るのは失礼だというOBの方もいるので注意してください。ただ、多くの人は、メールなら時間帯を気にしないことが多いのでおすすめできます。 また、電話だと会社などに再び連絡をし、OBに取り次いでもらうことになります。忙しい時は就活生からの電話などにかまっていられないということもあるでしょう。そのため訪問時にメールアドレスは聞いておくことをおすすめします。
訪問後のなるべく早いタイミングで送信する
お礼のメールは、OB訪問終了後すぐに連絡をするのがよいです。ベストなのは就業中ですが、なかなか上手くいかないこともあります。OBの仕事が終わった後にOB訪問をすることもあるからです。ただ、早めの方が感謝をしていることを伝えやすいのは間違いないでしょう。どちらにしても、お礼のメールは次の日の午前中までにはしておきたい所です。
OB訪問の全てに関わる大切な心構え
OB訪問では、とにかくOBの話を聞くことを意識してください。本音はOBなら誰でもよかったと考えている人もいるかもしれません。それは単純に失礼な話です。逆の立場になって考えてみてください。「志望企業で働いている人なら誰でもよかった」と思われたら、OBとしては怒りや悲しみが生まれても不思議ではありません。次から「絶対にOB訪問なんて受けない」となる可能性もあります。 また、OB訪問を真剣に考えているかどうかは、質問内容からでもある程度分かります。企業のHPなどをみれば簡単に分かるのに「御社では主にどのような事業内容がありますか?」ではOBもがっくりきます。 「お、そんな所まで深く勉强してきたんだな」と思われるような質問を事前に考えましょう。そのためには、事前の企業研究をしっかり行う必要があります。
OB訪問の仕方を理解して意義のあるものにしよう
OB訪問は、難しくありません。事前準備をしっかりと行い、OBをみつけて日程調整をして、いざ当日には深い疑問をぶつけて答えをもらうという流れです。もちろん、最後にはOB訪問に付き合ってくれたOBへ、敬意を持ってお礼メールを送りましょう。そこまですれば、OB訪問の成功がみえてくるのです。
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