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選考対策

プレゼンが圧倒的に伝わるようになる!プレゼン論理構成のコツ ~面接にも使える!今から身につけるべきプレゼンの技術vol.3~

社会人になっても使えるプレゼンのテクニックを紹介していきます。第三回のテーマは「伝わる論理構成」です。

こんにちは!ビズリーチキャンパス編集部です。
本連載ではプレゼン力に焦点を当てて、社会人になっても使えるプレゼンのテクニックを紹介していきます。前回の記事では話し方や振る舞いについてのテクニックを紹介しました。

前回の連載はこちら

社会人1年目で爆速スタート 学生時代にやっておいて良かった~面接にも使える!今から身につけるべきプレゼンの技術 Vol.1~

人が変わったように見違える!プレゼンにおける話し方・振る舞いのコツ6選~面接にも使える!今から身につけるべきプレゼンの技術vol.2~

第三回のテーマは「伝わる論理構成」です。
伝えたい内容をそのまま全て詰め込んだプレゼンは、ごちゃごちゃとしてわかりにくいといった印象を与えてしまいます。きちんと伝わるプレゼンをするには、伝えたいことの中から何を選んで、どう組み立てるかを考えることが大切です。
話の構成を整理して論理的に話すことで、同じ内容でも格段に相手に伝わりやすくなります。コツさえ掴めばすぐに実践できるので、今すぐ学んでいきましょう!

この記事では、論理構成の方法を「誰に伝えるか」「何を伝えるか」「どう伝えるか」の3つの切り口に分けて紹介します。
それではさっそく見ていきましょう。

誰に伝えるか

画像 プレゼンを構成する際には、まずプレゼンの相手に想像力を働かせることが必要です。プレゼンを聞く相手の目的や関心事は何か、相手が知っている情報・知らない情報は何か、相手が自分のプレゼンをどう理解しどういう行動をとってほしいのか、というように、相手に関する分析をもとにプレゼンを構成していくべきです。

例えば何かのコンテストで提案をするのであれば、審査員に良い評価をつけてもらうことが最大の目的となりますね。この場合は、彼らの関心事や評価軸をしっかりと押さえたプレゼンを行うべきです。コンテストの審査項目や評価基準を分析するのはもちろん、審査員の経歴や日頃から発信している情報などもよい参考材料になるでしょう。

ゼミの場面ではどうでしょう。自分の研究について、ゼミ生に発表するのであれば、同じ学生の立場であるので知識量がそこまで多くないことを前提として、背景や知識を多めに共有することが必要ですね。教授に発表するのであれば、教授が何を知っていて何を知らないのか、そしてどういうことを伝えたいのかということを考えることが必要です。

あるいは就活でも同じです。最終面接がプレゼン面接だった場合は、おそらく社長などの経営層がプレゼン相手になるはずなので、会社のビジョンや事業領域についての知識、これからの事業展開のスピード感なども踏まえて、論理構成を作っていく必要があります。


何を伝えるか

画像 情報を集めたり、議論を重ねれば重ねるほど、プレゼンに色々と盛り込みたくなりますよね。ですが盛り込みすぎて情報量が多いとかえって大事なことがぼんやりとしたプレゼンになってしまう場合もあります。与えられた時間を考慮して、何が本当に伝えるべき事柄なのかということをよく検討しましょう。ソフトバンクの孫社長も、「シンプルで骨太なプレゼンを」と言っています。

シンプルでよく伝わるプレゼンを作るときに意識するのが、大きなストーリーを見せるということです。何らかの課題に対して解決策を提示することが、プレゼンの基本的なパターンですが、これには「課題→原因→解決策→効果」のフレームが有効です。「何が問題か(課題)→なぜ起きているのか(原因)→それをどうするのか(解決策)→するとどうなるのか(効果)」という流れに従って構成すると、ロジカルでわかりやすいストーリーを見せることができます。

まず課題認識を相手と共有し、その原因を分析して理解してもらって初めて解決策が相手の腑に落ちるものになり、そしてその解決策の効果を具体的・定量的に示して説得する。これが「課題→原因→解決策→効果」のフレームです。

そうして作ったプレゼンが決められた時間内に収まらない時には、詰め込んだ内容をそのまま“圧縮する”のではなく、本当に伝えるべき幹となる部分だけを残し、枝葉の部分を“省略する”ことが基本です。

プレゼンを作った段階で「これは時間内で収まらないな。」と感じたら、プレゼン内の枝葉の議論からどの葉を削っていこうかと考えるのでなく、一歩引いた視点から、伝えたいことの本質、幹となる部分を見極め、そこから外れる枝葉の部分を枝ごと省略するようなイメージを持っておきましょう。

参考:『孫正義 奇跡のプレゼン』(三木雄信)


どう伝えるか

最後は、どう伝えるかです。今回紹介するテクニックは2つ。

1つ目は、論点数を先に話すこと。例えばこれから話すことの中にポイントが3点あるのなら、はじめに「ポイントは三点あります。」と伝えてあげると、聞き手は自分の頭の中を整理して聞くことができます。

2つ目は、結論から先に話すこと。これも聞き手の頭の中を整理することを助け、理解度を高めることに役立ちます。それに加えて、結論には語り手の思いが乗りやすいので、プレゼンの掴みで思いを語り、聞き手の感情に訴えかけられるという効果もあります。

他にも工夫の仕方はありますが、まず注意しなければならないことは、聞き手が迷子にならないようにすることです。聞き手が「あれ?いま何の話しているんだろう」と迷子になってしまうと、プレゼンの理解度は一気に下がってしまいます。常に話す内容の筋道を示すことを意識しながら話せるとよいでしょう。

これだけは覚えて欲しい!

「これだけは覚えて欲しいのですが・・・」というのも伝え方のテクニックの一つです。
「ここだけの話ですが・・」「一言だけ付け加えますと・・」「オフレコでお願いします。」など、大事な話をする前にワンクッション入れるだけで、切れかけた集中力に再びスイッチをいれることができます。

参考:『伝え方が九割』(佐々木圭一)


いかがだったでしょうか。これらの点を意識して、聞き手にしっかりと伝わって、行動してもらえるようなプレゼンを作ることを心がけましょう!
次回は「面接に応用編」です。これまで紹介してきたテクニックの中から、就職活動の面接へ応用できるテクニックを紹介していきます!お楽しみに!

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