こんにちは。ビズリーチキャンパス編集部です。
突然ですが皆さん、自分が将来どんなふうに働くのか、具体的にイメージはできていますか?また、社会人になって活躍しているイメージはできているでしょうか?
ビズリーチキャンパスでは、社会人1年目から活躍するために「社会人0年目の教科書」と題して、学生の今から実行できる社会人必須のスキルの磨き方をレクチャーしていきます。
今回のテーマは「プレゼン力」。社会人に必須のプレゼン力についてのノウハウを全4回に渡り紹介していきます。
皆さん、これまで何らかの場面で一度はプレゼンをやったことありますよね?授業、ゼミ、サークル、インターン…など様々な場面でプレゼンが行われていると思います。
ですがそのプレゼン、本当に納得のいくものでしたか?中には一流の社会人と比べても遜色のない、ハイクオリティなプレゼンができています!という方もいるかも知れません。しかしながら、多くの方はもっとクオリティの高いプレゼンをしたいと感じているのではないでしょうか?
そんなあなたに向けて、本連載ではプレゼンのいろはを基本から応用まで一挙に伝授していきます!
プレゼンの本質とは
はじめに、そもそもプレゼンとは一体、何のためにやるのでしょうか?情報を伝えるだけなら、情報をまとめた資料を作ってそれを読んでもらえば十分ですよね。わざわざスライドを見せながら自分で話して説明をする意味とは一体何なのでしょうか?
1981年にソフトバンクを創業した孫正義氏は、言わずと知れたプレゼンの達人です。彼はその持ち前のプレゼン力を活かし、ソフトバンクを日本が世界に誇る大企業へと育て上げました。
そんな孫さんは、
「プレゼンとは、メッセージを共有し共感してもらうためのものである。」
出展:『孫正義 奇跡のプレゼン』(三木雄信)
と語っています。つまりプレゼンは、単に情報を伝えるだけでなく、メッセージに体温を込めて相手に伝え、共感させ、心を動かすというところに本質的な価値があるということです。
また、グロービス経営大学院でプレゼンテーションの講義も受け持つ、ヤフーアカデミア本部長の伊藤羊一氏は、自身の講義でこう語っています。
こっちが言った ≠聞いてもらえた
聞いてもらえた≠聴いてもらえた
聴いてもらえた≠理解してもらえた
理解してもらえた≠賛成してもらえた
賛成してもらえた≠ 腑に落ちて行動してもらえた
出典:27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10
伊藤羊一氏は、プレゼンの最終ゴールは、伝えたことに対して「腑に落ちて行動してもらう」ことであり、 相手に行動してもらって初めて意味を為す のだと語っています。
そう考えると、プレゼン目的達成までの道のりは長いんだなということがわかると思います。
社会人でもこれができているのは、ほんの一握りです。しかし逆に考えれば、社会人一年目でもプレゼン技術が高ければ、それだけで周りに差をつけることができるということだとも言えます。
あるあるプレゼン失敗例
上に述べたように、一流のプレゼンができる人はほんの一握りしかいませんが、最低限のこともできていないプレゼンもよく見かけます。
事例 社会人一年目 大手メーカー勤務Aさん
明日は任されていた調査の報告。いつもプレゼンは上司がしていたが、今回は上司に任され、初めて自分がプレゼンをすることに。しかも役員も出席する会議。初めてやってきたチャンスに緊張しながらも意気込んで準備を進めていたが、資料を作るうちに次々と新たな課題が見つかり、前日になっても資料が完成しない。徹夜で作業して、やっとのことで資料が完成したのはプレゼン当日の朝6時。でも伝えるべき情報はしっかり盛り込めたはず。だから大丈夫。少し仮眠を取って、一発勝負でプレゼンに臨んだが、、、、結果は散々なものに。一度も通しで練習をしなかったので、話しながら「えー」「あのー」連発でしどろもどろ。しかも自分で話しながら自分のスライドの繋がりの悪さに気づく。なんとか誤魔化して進めるも、要点がいくつもあって結局なにが一番大切なのか伝わらない。社員の顔色もどんどん曇っていき、途中からは自信を失って伏し目がちに。情報量も多すぎで、時間もオーバーする始末。とにかく散々なプレゼンになってしまった。調査自体は考え抜いて完璧なはずだったのに、どうしてこんなことに・・・。
このケースから見て取れるのは、いくら内容がよくても、プレゼンが駄目だと相手に何も伝わらない無価値なものになってしまうということ。ビジネスにおいてプレゼンは、それだけ重要な価値を持ちます。
Aさんのプレゼンには多くの問題点が散見されますが、練習不足だったということだけでなく、そもそも論理構成や要点の整理、情報の盛り込み方など、プレゼンづくりにも問題があったようです。
このAさん、これから課題山積のように思えますが、実は一つ一つ問題点を見ていき改善を重ねれば、比較的簡単にプレゼンの技術は高めていくことができます。
様々な場面で活かせるプレゼンの技術
先ほどの事例はビジネスシーンでしたが、プレゼンのスキルは様々な場面で応用も可能です。
人に頼み事をするとき、好きな異性に告白をするとき、あるいは就職活動の面接も、「自分のメッセージを相手に共有し、共感させる」という視点に立ってみれば、全てプレゼンであるといえるでしょう。
本連載の第4回では、面接において応用できるコツを紹介します。意外と話し方などあまり意識してないのではないでしょうか?
今回は導入編でしたが、次回からは、いよいよ具体的なテクニックを紹介していきます!
学生の皆さんにも、プレゼンの機会は山ほどありますよね。今回学ぶことをもとに、ちょっとした発表の機会でも大切にして、練習の場として存分に活用して、社会人になる前に技術を磨いていきましょう!
一次情報を得て、自分の未来を見つけに行こう
採用ホームページやニュースなどのメディアを読んで、業界・企業研究に励むことはとても大事なことです。 しかし、それらの多くは二次情報に過ぎません。何かしらのバイアスがかかっており、正しい情報であるかどうかは自身で選択していかなければなりません。
情報収集で重要なことは、「どれだけ新鮮な一次情報」を得られるか、ということ。 そしてその一次情報を得る手段としては、「とにかく人と出会う」ことが重要になります。
ビズリーチ・キャンパスでは、様々な社会人と出会える機会をご用意しています。 学生ならではの特権を使って、今しか聞けない話を聞きに行ってみませんか?