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お知らせ

【2020卒向け】CareerSelect ~今考える、日本の未来~【イベントレポート】

ビズリーチ・キャンパス編集部です。 3月12日(月)に、20卒学生向けイベント「Career Select 〜社会人から学ぶ、キャリア選択の始め方」を開催しましたので、その模様をレポートします。

イベント概要・目的

・目的 近年の就活マーケット、そしてキャリアの考え方について理解を深めていただく場として 開催することになりました。実際に働いている社会人からリアルな声を聞く座談会、そして学んだことを自身に落とし込む「内省ワーク」などを実施。「就活を始めたいけど、何から始めればいいかわからない」、「就活のスケジュールや仕組みについて理解したい」、「自分のファーストキャリアについて考えたい」方  向けのイベントになっています。

・参加者
 東京大学、早稲田大学、中央大学などを中心に小規模座談会形式で実施。

第1部:セミナー:近年の就活事情

近年の就活事情として、「人気業界の特徴、就活生・大学の動向など」をお伝えしながら、21世紀のキャリアの考え方などをお伝えしました。

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第1部では、今後の日本の社会がどのように変化していくか、その中で我々は何を選択し、どう生きていくべきなのか、そして直近気になるキャリア選択の始め方についてセミナーを実施しました。

直近10年で様々なサービスが誕生し、当たり前化してきています。10年前は一般的ではなかった新たな仕組み・製品が生活やビジネスでは当たり前になってきており、私たちの生活の仕方や働き方に大きな変化が生まれている現状を参加者の皆さまにお伝えしました。

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30年後、100年後の日本を見据えた講演に対し、参加者の皆さんは興味津々。この記事をご覧のあなたは、2050年の日本がどうなっているか想像がつきますか?自身が100歳になったときの生き方・働き方のイメージは湧きますか?

人生100年時代、変化していく社会の中で、自分自身が「どう生きたいか」を向き合い続ける人生になることを改めて、学生の皆さんより少しだけ長く生きているセミナー講師からメッセージをお伝えしました。

第2部:社会人とのトークセッション

第2部では、現役社会人である先輩との座談会を実施しました。今回は、株式会社ビズリーチの津村(社会人12年目)と吉池(社会人14年目)が参加者の皆さんとのトークセッションに参加。就活のこと、仕事のこと、プライベートのことなど様々な会話が繰り広げられていました。今回はその一部をご紹介します。

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先輩社会人プロフィール

・津村 信太郎


 2006年6月 慶應義塾大学卒業
 2006年4月 外資系コンサルティングファーム入社
    2010年11月 外資系クーポンサービス入社
 …経営企画室室長
 …営業統括部長 / 営業管理部長
 …業務管理本部長 / East Asia Region(日韓台香の4か国)Operations Dtrector
 2013年11月 株式会社ビズリーチ入社
 …執行役員
 …CS本部長 / 事業戦略本部長 / 人事本部長 / 管理本部長

・吉池 和人


 2001年4月 大学卒業後、就職浪人を経てベンチャー企業にアルバイト入社
 2004年8月 大手ECサービス会社入社
 …ID統合プロジェクトなどを経て、CRM関連のプロデューサーを担当
 2006年10月 大手webサービス会社入社
 …マーケティング、営業推進などを担当
 2014年1月 人材系webサービス会社入社
 …主にアクティブシニア、ヘルスケア領域の新規事業開発を担当
 2016年10月 株式会社ビズリーチ入社
 …企業の口コミサイト「ジョブグラフ」立上げなどを経て、2018年1月から「ビズリーチ・キャンパス」と「ニクリーチ」のマーケティング責任者に

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ビジネスパーソンとしての土台を築けるかで選んだ、ファーストキャリア

―津村さんが就職活動をされる際に、企業を選ぶ際に決め手となったものは何でしたか?

津村 :僕自身がどういったことを考えて選んだかというところは、まず最初にファーストキャリアで何を求めるのかというところは自分で明確にしたらよいんじゃないかと思っています。僕の場合は、色々さがしたし、話を聞いたけれども自分が何をやりたいのかわかんなくて。なぜかというと働きたいところがないし、たくさん会社ってありそうだし。それを全部調べるには疲れそうだし。僕が色々その時会社の話聞いたりとか、先輩の話聞いたりとかさせてもらったんですけど、そこで自分が「自動車がすごい好き」とか「マスコミがすごい好き」とかなかったんですよ。

なので、何をテーマにするかって言ったら 「20代のうちに自分にどれだけビジネスパーソンとしての土台を築けるか、土台作りに最適な環境はどこか」という風に考えました。なぜかというと、僕がすごく好きなものが明確にあったというわけじゃないし、ここだと思うものがなかったというところが大きいと思います。

自分のテーマを明確にし、自分の物差しを作るべき

津村 :皆さんに対して僕が何かアドバイスとか考えたことで行くと、 自分のテーマをちゃんと明確にした方がいい と思います。であとは、どうしたら納得ができる意思決定ができるかっていう、自分の意思決定のプロセスみたいなことは考えてみると良いと思います。

端的にいうと、皆さん今までって学業で偏差値という物差し一個で測れちゃうじゃないですか。だから、より偏差値が高いところにいけれるんだったらそこに向けて頑張ればいいじゃんってなりますよね。だけど、会社の場合は、その偏差値っていう概念がないので、何が良いかっていうのは自分で選び取らなきゃいけないんですよね。それを5年で見るのか10年で見るのか30年で見るのか、50年で見るのかっていうところで、その物差しが変わるはずで。

変化が激しい方が、自分に打席が回ってくる

―どうしてその後転職を決断されたのですか?

津村 :僕は土台を作りたいと思ったからまず最初にコンサルを選びました。ただ、元々そういう風に思ってたから、どっかのタイミングで3年から5年くらいで違う環境に行こうと思っていました。ちょうどそれくらいのタイミングで、外を見ようと思っていて、結局自分にとって成長できる環境ってどういったものかっていうのをある程度イメージがついたんですよ。それは、 環境としてそこが変化が多いこと 。なぜかというと、変化が多いと自分が未熟者だとしても打席が回ってくる可能性があるから、でいろんなチャレンジをさせてくれそう。それってざっくりいうと、途上国かインターネットの業界かって、その2つの方向性だと僕は思ったんですよ。

上がつかえていると言われている業界だと結局自分がチャンスが回ってくる前になんか自分の5個上の先輩と10個上の先輩とかがやんないと自分に回ってこないということがあると思うんで、そういった業界ってどこだと思うと途上国にいくか、インターネットの業界、途上国だと国全体がわちゃわちゃしているみたいな感じか、インターネットだったら変化が多いというところを2つを見ていました。

インターネットの方でたまたまご縁があって転職をして、僕は前職に3年だけいたんですけど、さっきお話したみたいに僕は元々コンサルしかしていないのに、いろんなことをやらせてもらえて、それって変化がすごくあって、僕30歳の時にビズリーチに転職してるんですけど、転職前の会社を最後辞めるときにトータルで200人くらい見させてもらったんですよ。

僕7部署くらい見ていたんですけど、30歳で例えば日系大手の他の業界いって、7部署見てて200人くらいチームを見させてもらうことは僕ほとんどないと思うんですよ。でなぜそんなことが可能だったかというと、変化がすごくあるところだし、僕はもちろん頑張るし、いろんな環境要因があって、その機会が回ってきてそれを自分がちゃんと掴み取ったっていうところが大きいと思っているんで、何を自分の人生においてしたいかって思うことだと思うんですけど、僕自身の実力っていうよりも、その環境をどう選ぶかというところがものすごく大きいとは思います。

働いていて感じた外資系企業の限界

津村 :今ビズリーチにそのあと来てますけど、そこでそう思った理由っていうのは、外資の良いところと限界って両方あると思っています。良いところというのは、仕組みがカチっと整っていたりとか、いろんなものが明確だったりとか、成果主義だったりとかというところがすごく良いと思うんです。

ただ、上の方に登っていってよりインパクトを出したいと思うと、意思決定が、本社になるわけですよね。そうなると結局、海渡ってこっち来るときに、ある程度決まったものが来る。だから自分が本社勤務するのは別に良いかもしれないけれど、そこって結構距離が遠いし、自分の今後の時間の使い方をどうやってしていくのが一番良いかって思ったときに僕は、本社で意思決定の近いところで働く方が僕にとって絶対プラスだって。

事業をつくれるようになりたかった

津村 :僕が当時思ってたのは、事業を回せるようになるかもしれないけれど、創れるようにはならないなと思ったんですよ、外資では。事業を創る側にいきたいと思ったときには、やっぱり意思決定する側にいきたいし、それは海の向こうで意思決定されているからという上では厳しいと正直思って。そこでまた新たに転職を決意しました。

就職活動では、自分が納得できる環境を探すべき

―今就活をするとして、どこの会社でも良いとして、土台を作れるとしたらどこに入りますか?

津村 :この会社っていうよりも皆さんがどういった会社だったら本気で頑張れるかっていう観点で考えてみるとか。自分たちが何だったらやる気スイッチが押せるのか、どういった条件があるとやる気スイッチがあるのかを考えてみると面白いと思います。

なぜかというと、一歩引いて視点を世界に広げると、世界中で超ハードワークしてる中国とかインドとかアフリカとかのハードワーカーが死ぬほどいるんですよ。特にインターネットとかモバイルの業界だと、差分がほぼないんですよ。僕は外資のインターネットベンチャーで働いていたんですけど、英語もできるので日本の代表として他の国とやり取りとかをさせてもらってて、他の国の創業者とかCEOとかCOOとか色々話したんですけど、みんなスペックほぼ同じなんです。

英語話せる・アメリカの大学行ってる・ファイナンス強い・営業もマーケティングも開発もある程度わかって、チームビルディングがポイントでというのが共通言語なんですよ、みんな。だから別にそういう人が台湾人なのか香港人なのかマレーシア人なのかとか関係なくて、もうみんなが同じビジネスの言語を話してるんですよ。普段大学で普通に暮らしているとあんまり感じないと思うんですけど、明らかにグローバルコンピテーションなんです。

その前提で考えた時には自分がどれだけ頑張れるか、で、どれだけ先を見据えて走りたいと思っているのか、どういった人生が自分にとって幸せなのか、を見据えた方がたぶん良いんです。今、時流に乗っている会社でもこの先どうなるかわからないじゃないですか。だったら自分が本気で頑張れる環境を探して、それで、そこってどういう要素があって5年10年頑張ったら、たぶん見えてくるものがあるからその先で別に考えれば良いと思うんですよ。本気で頑張り抜けたら、その会社が生き延びようが潰れようが諦めがつくんですよ。 で、絶対にそこでじゃあうちで一緒に頑張りましょうって言ってくれる会社があるから。そういう感じで探すと僕は絶対に良いと思います。なぜなら10年後本当に生きている会社なんてわからないから。

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会社の方針に対する自分の働き方とは

―社会で働くうえで、自分のやりたいことは本当にできるものですか?それともやりたくないことでもやらなくてはいけない場合もあるんでしょうか。

吉池 :どっちもですね。一番最初の会社の場合は、社長が強かったので、トップダウンの傾向がとても強いと思ってます。ただそれが会社の方針がトップダウンなだけで、私がこれやりたいという意識が通る会社ですね。なので今やっている仕事よりもそっちでやりたいことがあれば、それはその異動のタイミングで、異動できたりとかはたぶん定期的にあるんじゃないかと。 もちろんそうもいかない会社もいっぱいあると思うんですけれども、その辺は異動の流動性がある会社に入ったと思います。

会社というのは三角形の構造

―大企業になればなるほどその下の影響はちょっと真中くらいで止まってしまう傾向があるとおっしゃっていたんですけど、日系だろうが外資系だろうが大きくなればなるほど、基本的には難しくなるんですかね?

吉池 :と思いますね。会社というのは、三角形の構造になるじゃないですか。それの階層が多ければ多いほどその傾向があるんじゃないかと思っていて、例えばどこの会社かっていうのはさすがにあれですけれども、その書類の申請を回すのにも何階層かにいかないと書類もらえない会社があったりするんですね。その承認ハンコをもらうために課長→部長→本部長→役員みたいな感じのステップ踏むと、承認終わるまでに1か月かかっちゃってもう手遅れみたいな感じになっちゃったりするので、大企業であればあるほどそういう傾向にあるんじゃないかと思っています。

会社への志望動機は、自分の気持ちを自分の言葉で語るべき

―面接のときとかって「なんでこの会社選んだんですか?」って聞かれるじゃないですか。併願して企業を志望している中で、しっかりと自分の意志を伝えなければいけなくて、「webサイトとかにこういうのがあって、すごい魅力に感じました」などというありきたりな言葉は、実際聞いてるとすごい上辺な感じがして嫌なんじゃないかなって感じがして…。

吉池 :僕はそういう言い方絶対しないようにしようと思いました。なぜならたぶん、みんなwebサイト見て、ありきたりな質問考えて志望動機も言うんだろうと思ったからです。ある意味マニュアルのような。なので僕の場合は、ちょうどたまたまOBが最初の会社で活躍されていて、だから、その方の真逆の道を自分が歩んだというか、そんな世界を見たくって、それで選びましたという話をしました。今となっては、どの発言が良かったかはわかりませんが、ただやっぱり 「自分の気持ちがどうなのか」 を自分自身で向き合い、自分の言葉にし、やるべきかなという風に思います。

今は新しい時代。自分の働き方は自分で決めるべき

―就活の時やキャリア選択の時に、自分の中でどう生きたいとかどう働きたいとか思っていたことがあればどういう風な思いがあるかを教えてください。

吉池 :僕は就活をしていなかったんですよ。就活をしていなかった理由は、有名な大学ではなかったので、大学コンプレックスがありました。且つ就職氷河期だったので普通に活動しても絶対に入れないと思っていました。今となってはただの言い訳なんですけど、だから人と違う道を選ぼうと思って、そこにインターネットとの出会いがあって、その時大手通信会社系列の企業でバイトしていて、なんかだからそういう時にキャリアの歩み方を考えていたことがありました。 今は、理想ですけど、1社に留まりたくなくて、副業の時代じゃないですか。だから、その定時で生産性高く仕事した後は、夜の時間は自分の副業の時間という風に考えて、いろんな小さな会社に僕が入って、小さい会社に僕の知見が提供されて、その会社が成長し、結果的に国のGDPに繋がったりだとか、そんな働き方ができたら良いなあと思います。 僕自身、落ち着きがないというか、オフィスでずーっと仕事ができないんですよ。社内でもデスクに座りっぱなしじゃなく、移動して仕事をすることも多い。そんな性格だからどこでも働ける人間になりたいなと思って、だから昔からそういう志向があって、海外にいながらもリモートで日本の仕事ができたりだとか、家にいながらでも動きながらでも仕事ができるようになりたいという志向が常にあって、今でもそれは模索していますね。

ダラダラするのが嫌な性格なので、弊社ではmtgの時間を1時間ではなくて、30分で切り上げるとか、それはとても自分向きなので徹底してやろうとは思っています。定時で必ず帰るためにはどういう時間配分で仕事をしたら良いかだとか、朝型が良いか、夜型が良いのかとかそういうのを考えながらやってますね。結果的に朝型が一番良いと思ってます。また、空いた時間に、「自分はどう在りたいか」は本当よく考えています。在りたい姿に対し、自分がどこにどう時間とお金を使っていくべきか。考えれば考えるほどドライになる自分がいるんですけども。

参加者の皆さんのご感想(一部抜粋)

・就職だけではなくその後の人生の話も聞けて良かった、具体的に10年間で何があったかを示してもらえて10年での変化がわかりやすかったです。(早稲田大学2年生・女性)

・今までの選択に就職先を選ぶヒントが隠されていることや、インターンで自分が満足できるまでやりきることが大切であることなどを教えていただけて、最近気になっていたことが解決されて次に進むことができそうです。(上智大学2年生・女性)

・お話ししていただいた方全員、私達学生にとって分かりやすく説明していただいたり、場を盛り上げていただいてとても居心地よく2時間を過ごせました。(中央大学2年生・男性)

学生の皆さんのキャリア選択を応援します!

ビズリーチ・キャンパスでは、早期から将来を意識し、キャリア選択に前向きな学生の皆さんを応援します! 対策や企業研究よりも前にやるべきことがある…それは「どんな生き方をしたいか?」を考えること。その方法はネットで検索することでも、内定者の先輩に聞くことでもありません。実際に働く社会人の先輩たちに聞くことです。