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選考対策

IB志望者必見!投資銀行部門のジョブの対策法とは?①

高学歴就活生に圧倒的な人気を誇る投資銀行部門。 今回はそんな投資銀行部門に内定するための、インターン・ジョブに参加するにあたって、必要な対策についてまとめてみました。

こんにちは!ビズリーチキャンパス編集部です。

毎年上位大学生の多くがその門戸を叩く外資系投資銀行、通称「外銀」。
ビズリーチキャンパスではこれまで外銀の概観を紹介するとともに、投資銀行部門で必要とされる知識などを紹介してきました。
https://br-campus.jp/articles/report/106
https://br-campus.jp/articles/report/155
しかしながら、その人気に反して投資銀行部門の内定者数は、日系でも各社20名程度、外資だと各社5名程度と非常に狭き門となっています。

今回は、就活業界最難関とも言える投資銀行部門に内定するために、どのような対策が必要なのか。
投資銀行部門のインターン・ジョブの意味合いから概要、その対策までをまとめてみました。

投資銀行部門の「ジョブ」って何なの?

投資銀行部門の「インターンシップ」「ジョブ」とは、主に夏季と秋季(一部の投資銀行は春季)に選考の一環として実施される、2〜5日間のグループワークなどのプログラムのことを意味します。

「インターンシップ」「ジョブ」の2種類の名称がありますが、「インターンシップ=本選考に繋がっていないプログラム」「ジョブ=本選考の一環として行われるプログラム」と一応は定義されています。

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(夏のインターン時)
エントリーシート(ES)提出→テスト受験→GDや面接→インターン

(秋冬の本選考時)
ES提出→テスト受験→GDや面接→ジョブ→内定
============

ただ、各投資銀行によって呼び方はバラバラですし、「インターンシップ」と「ジョブ」で行われるグループワークの内容が大きく異なる訳ではありません。
また、合理主義の牙城たる投資銀行が「本選考に繋がっていないプログラム」を実際開催しているとは考えにくいです(後述)。

投資銀行部門の「インターン」「ジョブ」の意味合いって何なの?

投資銀行部門の「インターン」「ジョブ」には大きく分けて2つの意味合いがあります。
すなわち、「各投資銀行の選考フローの一環であること」「春から本格化する日系就活における箔付けになること」の2点です。

まず、前者の「各投資銀行の選考フローの一環であること」について。
各投資銀行は、選考フローの一環としてプログラムを実施しています。
商社やメガバンクなど多くの日系企業では、経団連の指針に則り、あくまで表面上は「インターンシップの参加の有無は、本選考とは一切関係がありません」という体裁でインターンシップを実施しています。 (実際のところ、「インターンシップ参加学生限定イベント」などのインターンシップ後の囲い込みを各社行なっており、経団連の指針などは形骸化してしまっているのが実情ですが)

しかしながら、外資系投資銀行部門の選考においては、夏のインターンシップで優秀と判断された者には明確な優遇ルートが示されますし、秋冬の本選考時にもジョブを通過しないと内定には至りません。この「インターンシップ」「ジョブ」が明確に選考フローの一環として組み込まれているのです。

次に後者の「春から本格化する日系就活における箔付けになること」について。

投資銀行部門のインターンへの参加自体が、後の日系就活における選考に有利に働きます。
某総合商社は2018年卒の就活において、「過去の短期インターンシップ参加経験」を記述させ、外コン・外銀のインターンシップに参加した就活生の選別を行なっていました。
また、広告代理店やメガバンクにおいても、投資銀行部門のインターン・ジョブ経験者には、特別選考ルートへの案内が届くなど、日系就活において、有利な立ち位置を獲得することができるのです。

投資銀行部門の「インターンシップ」って何をするの?

画像

多くの投資銀行では、「ある企業の企業価値を向上させよ」という題目の中でM&Aの提案をさせる、という形式でのインターンシップを実施しています。
M&Aとは、『Mergers(合併)and Acquisitions(買収)』の略で、簡単に言ってしまえば2つ以上の会社が一つになったり(合併)、ある会社が他の会社を買ったりすること(買収)を意味します。
多くの場合、日系企業のある1社を提示され、その企業の価値を向上させるM&A提案を行う流れとなります。

インターンシップの具体的な流れってどうなっているの?


インターンシップの大体の流れは以下のようになっています。

===============
1.社員から企業価値の算出方法や過去に事例についての講義を受講
2.今回のインターンシップの対象企業の発表
3.対象企業について、強みや弱み、課題を調査
4.対象企業の買収先企業の選定
5.買収先企業の企業価値評価(バリュエーション)
6.買収に必要な資金調達手段の選定
7.発表資料の作成
8.発表
==============

要するに、
「①A社は現在この分野にこんな感じの弱みを抱えているよ
 ②それを解消するためには、B社を買収するといいよ
 ③買収金額は○円になるよ
 ④B社を買収するとこれくらいの利益が出るよ
 ⑤買収するための金額はこういう方法で調達するよ」
という発表を行うことがゴールです。

多くのインターンシップでは、グループワークの開始前に、M&Aの必要な知識についての講義を社員の方が行ないます。
しかしながら、分厚い金融専門書数冊分、大学の講義に換算すると12コマ24時間をかけて理解するような内容を、たった半日で理解しようなどとは到底無理な話です。

その一方で、グループワークの発表時には優秀な投資銀行マンが、こちらのある程度の知識量を前提に、容赦ない怒涛のツッコミを浴びせてきます。
ここで口ごもってしまったら、その次のステップに進めることはまずありません。

グループが、投資銀行インターンシップ初心者のみで構成されていた場合、本当に詰みです。
チーム分けに関係なく、インターンシップを突破していくために、しっかりと事前の準備を行いましょう。

インターンシップって具体的にどんな知識と能力が求められているの?

結論、下の5つの知識と能力が求められると言えるでしょう。

・経営戦略的な知識
・財務戦略的な知識
・パワポやエクセルの能力
・コミュニケーション能力
・プレゼン能力

まずは、「現在の企業にどんな弱みがあって」、「それを克服するためにどのような企業の買収が必要なのか」、「買収した場合どのような効果が生まれるのか」、これらを思考できる経営戦略的な知識が求められます。

次に、「現在、対象企業にはどれくらいの資金的余力があって」、「買収対象企業はどれくらいの価格になるのか」、「買収に必要な金額をどのように調達し」、「買収後の財政状況がどうなっていくのか」、これらを思考できる財務戦略的な知識が必要になってきます。

また、「最終発表のプレゼン」や「買収企業の価値の算出」にはパワーポイントやエクセルなどのPCソフトの能力も必要になってきます。

さらに、投資銀行部門志望者という、ひとくせもふたくせもあるような学生たちをまとめ上げるコミュニケーション能力や、発表時に何事にも動じず論理的かつ端的に口上できるようなプレゼンテーション能力が求められているのです。

終わりに

次回以降は、各ステップごとに必要な知識や能力を身につける対策についてまとめていきます。

一次情報を得て、自分の未来を見つけに行こう

採用ホームページやニュースなどのメディアを読んで、業界・企業研究に励むことはとても大事なことです。 しかし、それらの多くは二次情報に過ぎません。何かしらのバイアスがかかっており、正しい情報であるかどうかは自身で選択していかなければなりません。

情報収集で重要なことは、「どれだけ新鮮な一次情報」を得られるか、ということ。 そしてその一次情報を得る手段としては、「とにかく人と出会う」ことが重要になります。

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