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選考対策

ガクチカの締め方2パターン!企業に評価される例文付き解説 | ビズリーチ・キャンパス

就活の面接やエントリーシートで必ず問われる「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」。内容はもちろんのこと、最後の締め方によっても印象は大きく変わるのです。 この記事では、企業から高く評価される「ガクチカの締め方」を、実際の例文を交えながら2パターンで詳しく解説します。成果をアピールする方法と、学びや成長を伝える方法の違いや使い分けも紹介します。 説得力のあるガクチカに仕上げるための具体的なコツを押さえて、自信を持って選考に臨みましょう。

目次

ガクチカの締め方とは

ガクチカの締め方には、大きく分けて「成長型」と「貢献型」の2つがあります。
成長型は、経験を通じて自分がどう成長したかを伝える方法で、「課題を乗り越えて得た学び」を強調します。自己分析がしっかりしている印象を与えたいときに有効です。貢献型は、チームや組織にどんな成果をもたらしたかを示す方法で、リーダーシップや実行力をアピールしたい場合に適しています。
自身の経験の特徴に合わせて使い分けることが大切になります。

ガクチカ締めの重要性と面接官の期待
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」を伝える場ですが、内容そのものよりも最後の締め方で印象が大きく変わります。面接官は、単に頑張った過程だけでなく、「その経験から何を学び、今後どう活かすのか」を知りたいと考えています。ここを曖昧にすると、「頑張ったことの報告」で終わってしまい、評価につながりにくくなります。
逆に、締めで成長や成果を具体的に言語化できる学生は、「課題解決力」「再現性」「将来性」があると見なされ、選考を通過しやすくなります。例えば「この経験を通じて課題設定力を高められたため、御社の企画業務でも活かせると考えています」と未来への活用を添えると、印象が一段と強まるでしょう。
ガクチカの締めは、単なるまとめではなく、自分の価値を企業に橋渡しする重要なパートなのです。

効果的な締め方が採用結果を左右する
ガクチカの締め方次第で評価が大きく変わる例として、例えば、同じサークル活動でも「必死に努力しました」で終わると“頑張った学生”で止まってしまい印象が薄くなります。一方、「その経験を通じて課題解決力を磨き、次は御社の新規事業立ち上げにも活かしたい」と未来につなげれば、行動力と再現性を示せます。
もう一例として、アルバイト経験を「売上を10%向上させた実績を得ました」で締めれば数字で成果を伝えられますが、「忙しかったけど楽しかった」では評価されません。つまり、具体的な成果や成長をどう言語化するかで面接官の印象は大きく変わり、採用結果にも大きな影響を及ぼすのです。

企業が見ているポイント

企業はガクチカの締め方から、以下の4つの要素を見極めています。

・課題解決力:困難をどう乗り越えたか
・向上心や成長意欲:経験から何を学び、どう活かすか
・入社後の再現性:その強みを今後の仕事で発揮できるか
・企業との親和性:自社の求める人物像との一致度

締めでこれらを意識すると、評価がより高まりやすくなるでしょう。

志望動機との一貫性を確認している
ガクチカの締め方で意外と見落とされがちなのが、志望動機との一貫性です。面接官は、学生時代の経験と志望企業での働き方がつながっているかを重視する傾向にあるのです。
例えば、ガクチカで「課題解決力を磨いた」とアピールしているのに、志望動機では「安定した環境で働きたい」とだけ述べてしまうと、説得力に欠けてしまうでしょう。逆に、「課題解決力を活かして御社の新規事業に貢献したい」と締められれば、経験と志望動機が自然につながり、納得感のある自己PRになります。
企業は「この学生が入社後も同じ強みを再現し、成果を出せるか」を見極めているため、ガクチカと志望動機の方向性を一致させることが重要なのです。一貫性のあるストーリーは、面接官に「活躍するイメージ」を強く印象づけるでしょう。

学びを活かす意欲と具体性をチェック
企業は、ガクチカの締め方から「学びをどう活かす意欲があるか」を慎重に見ています。学生時代の経験で得た知識やスキルを、入社後の業務にどう結びつけるかを具体的に語れるかどうかが評価の分かれ目になります。
例えば、「アルバイトで培った課題解決力を活かし、御社の新規顧客開拓にも挑戦したい」と締められると、学びを実務で応用する姿勢が伝わります。逆に「努力した経験を社会でも活かしたい」といった抽象的な表現では、具体的な活用イメージが湧かず、評価されにくい傾向があります。
企業が求めているのは、「過去の経験を今後の成果につなげられる人材」です。締めで具体的な活用方法を示すことで、入社後の再現性や成長意欲を伝えられ、面接官に強い印象を残すことができるのです。

成長を強調する締め方

ガクチカを効果的に締める方法の一つが、自分の成長を強調する締め方です。
経験を通じて得た学びや身につけたスキルを具体的に示すことで、面接官に「成長意欲が高く、入社後も伸びる人材」という印象を与えられるのです。

「学び」と「変化」を簡潔に表現するテクニック
ガクチカの締め方では、経験から得た学びや変化をいかに印象的に伝えるかが鍵です。
面接官は、成果そのものよりも「その経験を通じて何を得たのか」「どう成長したのか」を知りたいと考えているのです。
覚えておくと便利な「短い文章でも効果的に伝わる3つのテクニック」は、次の通りです。

【1.学びを一言で要約する】
「この経験を通じて〜を学んだ」という形で、最も重要なポイントを一文に凝縮します。
例えば、「課題を分解し、解決策を考える力を磨けた」というように、得たスキルや考え方を端的に示すと伝わりやすくなります。

【2.”Before → After”で変化を描写する】
過去と現在を対比させることで、成長の実感を伝える方法です。
例:「当初は周囲に頼ることが苦手でしたが、チーム活動を通じて協力する重要性を理解し、積極的に意見交換ができるようになりました。」
具体的な行動や意識の変化を描くと、面接官の記憶にも残りやすくなるでしょう。

【3. 学びを未来につなげる】
最後に、「得た学びをどう活かしたいか」を示すと、再現性をアピールできます。
例:「この経験で培った課題解決力を、御社の新規サービス開発にも活かしたいと考えています。」

この3つを組み合わせることで、ガクチカの締めは抽象的なまとめではなく、成長の物語と今後の活かし方を簡潔に伝える一文にすることができます。

成長ストーリーを説得力ある締め文にする方法
経験から得た成長のストーリーを締め文に凝縮することで、面接官への印象が大きく変わります。単に「頑張った」「学んだ」で終わらせず、ストーリー性を保ちながら一文にまとめることが重要なのです。

【1.成長の本質を一言で切り取る】
ストーリー全体の要点を抽出し、「この経験を通じて〜を得た」という形で簡潔に表現します。例えば「相手の立場を理解した上で課題を解決する力を身につけた」と一文でまとめると、印象に残りやすくなります。

【2.行動と結果をセットで示す】
「何をしたか」だけではなく、「その結果どう変わったか」を一緒に語ることで説得力が増します。
例:「主体的に企画を立案した結果、周囲を巻き込むリーダーシップを発揮できるようになった。」

【3.未来への活用を添える】
締め文は、成長の証明で終わらせず、志望企業でどう活かすかまでつなげると効果的です。
例:「この経験で培った粘り強さを活かし、御社の新規プロジェクトでも成果を上げたいと考えています。」

これらを組み合わせることで、単なる過去の報告ではなく、「成長→変化→未来」まで一貫したストーリーを短い締め文で表現できるのです。面接官にも「入社後の活躍イメージ」を強く残すことができるでしょう。

企業貢献につなげる締め方

もう一つのガクチカを効果的に締める方法が、企業貢献につなげる締め方です。
過去の学びを「入社後どう活かせるか」に結びつけることで、面接官に入社後の活躍イメージを鮮明に伝えることができるのです。

志望企業の求める人材像と結びつける方法
“企業貢献につなげるガクチカの締め方”の一つとして、「志望企業が求める人材像と自分の経験を結びつける」と言う方法があります。この方法を試すには、まず企業研究から始めるとよいでしょう。
最初のステップは、企業の公式サイトや採用ページで「求める人物像」や「行動指針」を丁寧に読み込み、具体的にどんな資質や価値観を重視しているのかを把握することです。例えば、「挑戦心」「チームワーク」「顧客志向」など、企業によって求める特性は異なります。
次に、自分のガクチカの中で企業が求める特性と重なる要素を見つけます。例えば、企業が「主体性」を大切にしている場合、サークル活動で新しい企画を提案し実行した経験を選び、その中で「主体的に行動したエピソード」を強調するとよいでしょう。
最後に、締め文で「過去の経験」→「得た学び」→「入社後の貢献」という流れを意識します。
例:「この経験で培った主体性を活かし、御社の新規事業にも積極的に挑戦し成果を出したいと考えています。」
企業研究で得た情報を締めに反映させることで、単なる自己PRではなく、「この会社だからこそ活かせる強み」としてアピールでき、面接官に納得感を与えることができるのです。

「入社後」を具体的にイメージさせる言葉
もう一つの”企業貢献につなげるガクチカの締め方”として、「入社後」を具体的にイメージさせる言葉で締める、という方法もあります。面接官は「この学生が自社でどのように活躍するか」を知りたいと考えているため、過去の経験から未来につなげる流れを意識するのです。
まず意識すべきは、企業が重視する強みや価値観を踏まえた上で、自分の学びをどう活かすかを具体的に表現することです。例えば、課題解決力を磨いた経験がある場合は、「この経験で培った分析力を活かし、御社の新規サービス立ち上げに貢献したい」と結ぶと、入社後の役割もイメージしやすくなるでしょう。
また、「活かしたい」だけで終わらず、「どんな場面で」「どのように活かすか」まで示すとさらに説得力が増します。
例:「この経験で得た調整力を活かし、御社の複数部署を横断するプロジェクトでも円滑な進行を実現したいと考えています。」
入社後の姿を具体的に描けると、面接官は「この学生は自社で成果を出せる人材だ」という確信を持ちやすくなります。ガクチカの締め文は、過去の実績を伝えるだけでなく、未来の活躍をイメージさせる提案文にすることが重要なのです。

避けるべき締め方の失敗例

ガクチカの締め方で多い失敗は、

① 学びが抽象的で伝わらない
② 成果や貢献を示さない
③ 入社後への活かし方に触れていない
④ エピソードと志望動機がつながらない

の4つです。具体性と一貫性を意識することが重要なのです。

抽象的表現にとどめる
ガクチカの締め方でよくある失敗の一つが、抽象的な表現にとどまってしまうことです。例えば、「この経験を通じて成長できました」「社会で役立つ力を身につけました」という締め方では、何をどう活かせるのかが面接官に伝わりません。
改善するには、学びと今後の行動を具体的に結びつけることが大切です。例えば、「限られた時間で効率的に成果を出す工夫を重ねた結果、優先順位を判断する力を高められた。この力を活かし、御社の複数案件を同時進行する業務でも成果を出したいと考えています」とすれば、経験と入社後の活躍イメージが自然につながります。
抽象的なまとめではなく、「学び+具体的な活用場面」を意識することで、より説得力ある締め文に仕上がるのです。

「思います」「考えます」の弱い印象
ガクチカの締め方で避けたいのが、「〜だと思います」「〜したいと考えます」といった曖昧で弱い印象を与える表現です。面接官は、自分の強みや入社後のビジョンを自信を持って伝えられるかを見ています。そのため、「〜だと思います」では主体性に欠ける印象を与えかねません。
改善するには、断定的で前向きな表現に置き換えるのが効果的です。例えば「この経験で培った分析力を活かせると考えています」より、「この経験で培った分析力を活かします」や「成果を上げられる自信があります」とすると、意欲と説得力が高まります。
言い切る形に変えるだけで、主体性やポジティブさのイメージを強く印象づけることができるでしょう。

ガクチカ締め方の例文4選

ガクチカの内容を何にするかで、締め方にもある程度傾向を持たせることができます。

・サークル・部活動経験の締め方例
・アルバイト経験を活かした締め方例
・研究・ゼミ活動の締め方例
・資格取得の努力をアピールする締め方例

これらの「よくあるガクチカ締め方の例文」を見ていきましょう。

サークル・部活動経験の締め方例
サークルや部活動での経験は、多くの就活生がガクチカに挙げる定番テーマですが、締め方で印象が大きく変わります。

【リーダー経験を活かす締め方】
「部長としてメンバーをまとめるため、毎週のミーティングで課題を洗い出し、役割分担を徹底しました。この経験で培った調整力を活かし、御社の複数部署をまたぐプロジェクトでも円滑な進行に貢献したいと考えています。」
・ポイント
役割・課題・成果を具体的に示しつつ、入社後の活用をイメージさせています。

【困難克服を強調する締め方】
「大会直前に主力メンバーが欠場するトラブルがありましたが、練習メニューを再構築し全員で乗り越えました。この経験で得た柔軟な対応力を、御社での新規サービス立ち上げなどにも活かします。」
・ポイント
困難への対応と成果を具体的に示し、未来への貢献につなげています。

サークル経験は抽象的になりやすいので、具体的な行動と入社後の活かし方をセットで語ると説得力が高まるでしょう。

アルバイト経験を活かした締め方例
アルバイト経験はガクチカでよく使われますが、ただ「頑張った」とまとめるだけでは印象に残りません。具体的な成果や学びを示し、入社後への活かし方までつなげることが大切なのです。

【売上改善に貢献した締め方】
「飲食店で売上が低迷していた時間帯に、SNSを使ったクーポン施策を提案・実施した結果、来店数を20%増加させることができました。この経験で培った課題分析力と実行力を活かし、御社の商品企画でも成果を上げたいと考えています。」
・ポイント
数字を使って成果を具体的に示し、課題解決力をアピールしています。

【接客を通じた学びを活かす締め方】
「アパレル販売でお客様ごとにニーズを聞き出し、最適な提案を心がけた結果、個人販売成績を常に上位で維持できました。この経験で得た傾聴力と提案力を、御社の営業職でも活かし、お客様に信頼される関係づくりに貢献したいです。」
・ポイント
接客で得たスキルを入社後の業務に結びつけています。

アルバイト経験は成果と学びを具体的に示し、未来への貢献を意識した締め方にするとよいでしょう。

研究・ゼミ活動の締め方例
研究やゼミ活動で得た経験をガクチカにする場合、成果だけでなく「得た学びをどう活かすか」まで伝えることが重要です。

【課題解決力をアピールする締め方】
「ゼミで地域課題をテーマにしたフィールド調査を行い、現地ヒアリングから得たデータを分析し解決策を提案しました。この経験で培った課題解決力を活かし、御社の商品開発にも貢献したいと考えています。」
・ポイント
研究のプロセスを簡潔に示し、入社後の業務に直結させています。

【粘り強さと協働力を活かす締め方】
「卒業研究で実験結果が出ず行き詰まった際、メンバーと役割を見直し方法を再構築したことで成果を出せました。この経験で身につけた粘り強さと協働力を、御社の長期プロジェクトでも活かしたいです。」
・ポイント
困難を乗り越えた過程と得たスキルを未来に結びつけています。

研究経験は説明が抽象的になりやすいため、具体的な行動+学び+未来の活用を意識すると説得力が増すでしょう。

資格取得の努力をアピールする締め方例
資格取得のための努力をガクチカにする場合、学んだ内容そのものよりも「取り組む姿勢」や「得たスキル」を具体的に示すことが大切です。

【計画力と継続力を強調する締め方】
「TOEIC800点取得を目指し、半年間で毎日2時間の学習計画を立てて実行しました。この経験で培った計画性と継続力を活かし、御社の海外事業でも確実に成果を上げたいと考えています。」
・ポイント
明確な目標・努力・成果を示し、入社後の活用に自然につなげています。

【知識習得を業務貢献に結びつける締め方】
「ITパスポートの資格取得に向け、授業外で週10時間以上学習を重ねました。この過程で得たIT基礎知識を活かし、御社のシステム導入プロジェクトでもスムーズな連携を実現したいと考えています。」
・ポイント
資格学習で得た知識を具体的な業務場面に結びつけ、貢献意欲を伝えています。

資格取得のガクチカは「努力量+学び+未来の活かし方」をセットで締めると、評価につながりやすくなるでしょう。

まとめ

ガクチカは内容だけでなく、最後の締め方で印象が大きく変わります。企業が評価するのは、過去の経験から何を学び、入社後どう活かすのかを具体的に語れるかどうかです。
本記事では、「成長を強調するパターン」と「企業貢献につなげるパターン」の2つの” ガクチカの締め方”を例文付きで解説しました。
自分の経験に合わせて使い分け、「学び+未来の活用」を意識することで、より説得力のあるガクチカを完成させることができるでしょう。

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