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業界研究

メガバンクとは?5大銀行・地方銀行との違いを徹底解説!金融業界志望の学生必見 | ビズリーチ・キャンパス

金融業界を志望する学生にとって、銀行の種類や役割を正しく理解することは就活対策の第一歩です。本記事では、メガバンクとは何か、5大銀行や地方銀行との違い、各銀行の特徴についてわかりやすく解説します。 就活で企業研究を進める際の基礎知識として、ぜひ参考にしてください。

目次

メガバンクの定義・役割・特徴

メガバンクとは、国内外に広範なネットワークを持ち、巨額の資産規模を誇る日本の大手銀行を指します。一般的には「都市銀行(都銀)」とほぼ同義で使われることが多く、特に三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行を指すのが一般的です。
俗称として、そのコーポレートカラーから「赤・青・緑の銀行」などと呼ばれることもあります。
メガバンクの主な役割は、個人や企業への預金・融資業務にとどまらず、大企業向けの資金調達支援、海外進出企業への国際金融サービス、為替取引やM&A(企業買収・合併)の仲介など多岐にわたります。
特徴としては、取り扱う金額やプロジェクトの規模が大きく、グローバルに活躍できるフィールドが広がっている点が挙げられます。その分、業務内容は高度で専門性が求められ、チャレンジングな環境で成長を目指したい学生に人気の高い業界です。

日本の3大メガバンク


銀行名 総資産(兆円) 従業員数(人) 国内本支店数(店) 海外拠点数(拠点)
三菱UFJ銀行 約360兆円 約32,000人 約500店 約100拠点
三井住友銀行 約250兆円 約28,000人 約430店 約70拠点
みずほ銀行 約220兆円 約30,000人 約450店 約60拠点

※データは2025年時点の概算です。詳細は各行の公式情報をご確認ください

日本を代表する三大メガバンクは、総資産や海外拠点数などでそれぞれ強みが異なります。
基本データを比較することで、各行の特徴や戦略の違いが見えてきます。金融業界研究の第一歩として押さえておきましょう。

①三菱UFJ銀行(三菱UFJフィナンシャル・グループ)

三菱UFJ銀行(MUFG Bank)は、日本最大の金融グループである三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の中核を担う銀行です。
その起源は1880年に設立された三菱銀行と横浜正金銀行(後の東京銀行)にさかのぼります。1996年に両行が合併し、東京三菱銀行が誕生。さらに2006年、UFJ銀行との統合により現在の三菱UFJ銀行が誕生しました。
三菱UFJ銀行は、国内外に広がるネットワークを活かし、個人・法人向けの幅広い金融サービスを提供しています。特に、アジア太平洋地域でのプレゼンスが強く、米国のモルガン・スタンレーとの資本提携を通じてグローバルな金融展開を加速しています。
また、信託、証券、リース、カード事業など多岐にわたるグループ会社を有し、総合金融サービスを展開しています。

②三井住友銀行(三井住友フィナンシャルグループ)

三井住友銀行(SMBC)は、2001年に住友銀行とさくら銀行(旧三井銀行と太陽神戸銀行の合併行)との統合により誕生しました。その後、2002年に持株会社として三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)が設立され、SMBCはその中核を担っています。
SMBCは、総資産約252兆円、従業員数約27,945人、国内本支店数455店、海外支店19拠点を有し、国内外で幅広い金融サービスを展開しています。グループ会社には、SMBC日興証券、三井住友カード、SMBC信託銀行、日本総合研究所などがあり、銀行業務にとどまらず、証券、クレジットカード、信託、リース、コンサルティングなど多岐にわたる金融サービスを提供しています。
また、アジアを中心とした海外展開にも注力しており、グローバルな金融ニーズに対応しています。

③みずほ銀行 (みずほ銀行フィナンシャルグループ)

みずほ銀行(Mizuho Bank)は、みずほフィナンシャルグループ(MHFG)の中核を担う都市銀行で、日本の三大メガバンクの一角を占めています。
2002年、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が統合して誕生し、2013年にはみずほコーポレート銀行と合併し、個人・法人・国際業務を一体化した総合金融機関となりました。国内では全47都道府県に支店を展開し、全国網を持つ唯一のメガバンクとして知られています。
また、海外にも約110拠点を持ち、グローバルな金融サービスを提供しています。
グループ会社には、みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなどがあり、銀行業務にとどまらず、信託、証券、コンサルティング、ITなど多岐にわたる金融サービスを展開しています。特に、みずほリサーチ&テクノロジーズは、リサーチ・コンサルティング・IT・技術開発領域を統合し、グループのデジタル戦略を推進しています。
みずほ銀行は、国内外の幅広い顧客基盤を持ち、総合金融サービスを提供することで、企業や社会の多様なニーズに応えています。

5大銀行もチェック!

金融業界を志望するなら、三大メガバンクに加えて「5大銀行」についても知っておきましょう。5大銀行とは、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のメガバンク3行に、りそな銀行、埼玉りそな銀行を加えた総称です。
りそな銀行と埼玉りそな銀行は、主に個人や中小企業向けのリテール業務に強みを持ち、地域に密着したサービス展開が特徴です。規模はメガバンクに及ばないものの、柔軟な組織運営やデジタル化推進で存在感を高めています。志望先の幅を広げるうえでも、5大銀行の特徴を押さえておくと有利です。

①りそな銀行

りそな銀行は、五大銀行の一角を担う都市銀行で、メガバンクに次ぐ規模を誇ります。
三菱UFJ銀行などのメガバンクと比べると総資産規模は小さいものの、個人や中小企業向けのリテール業務に特化している点が特徴です。特に住宅ローンや資産運用、相続サポートなどに強みを持ち、地域密着型のサービスを展開しています。
迅速な意思決定や、デジタル化推進による利便性向上にも積極的で、柔軟な経営スタイルが評価されています。大規模案件を手がけるメガバンクとは異なり、顧客一人ひとりに寄り添った提案力が求められる点が、りそな銀行ならではの魅力です。

②埼玉りそな銀行

埼玉りそな銀行は、五大銀行の一角を成す都市銀行で、りそなグループの中核子会社の一つです。三大メガバンクと比較すると規模は小さいものの、埼玉県を中心に強固な地域基盤を築いています。
個人向けの資産運用支援や中小企業向けの融資に注力し、地域経済への貢献を重視した経営スタイルが特徴です。大企業向けの大規模取引を多く手がけるメガバンクに対し、より身近な金融パートナーとして細やかなサポートを提供しています。
地元密着型のサービスと、りそなグループ全体で推進するデジタル化を活用した利便性向上が、埼玉りそな銀行の強みです。

「メガバンク」と「地方銀行」の違い


メガバンク 地方銀行
営業エリア 全国・海外 地域内中心(県単位・地方単位)
本店所在地 東京・大阪など大都市 各地方都市
支店展開 国内外に広く展開 地元地域を中心に展開
主な特色 大企業向け融資、海外展開、M&A、為替取引 中小企業向け融資、個人向けサービス
総資産・規模 非常に大きい 比較的小さい
地域密着度 低め(全国・海外重視) 高い(地域経済との結びつきが強い)
経済への貢献 グローバル経済への貢献 地域経済の活性化に貢献

メガバンクと地方銀行は、営業エリアや役割に大きな違いがあります。
メガバンクは全国・海外を対象に広範囲で営業し、主に東京や大阪に本店を構えています。国内外に多数の支店・拠点を持ち、大企業向け融資、海外ビジネス支援、為替取引、M&A仲介など幅広い業務を手がけるのが特徴です。総資産や取引規模も圧倒的に大きく、グローバルな経済活動を支える役割を担っています。

一方、地方銀行は特定の地域に根差し、地域住民や地元企業を主な顧客としています。本店は各地方都市にあり、支店も主にその地域内に集中しています。地域経済への貢献を重視し、中小企業向け融資や個人向けローン、地元密着型サービスに強みを持っています。

メガバンクは「規模と業務範囲」が広く国際的なビジネスに強いのに対し、地方銀行は「地域密着度と経済への貢献」が大きな特徴です。志望する際は、自分がどちらのフィールドで働きたいかを明確にすることが重要です。

メガバンクの今後の動向

国内市場の縮小や少子高齢化が進む中、メガバンクは海外展開やデジタル化を一層強化しています。特にアジア・北米を中心とした海外ビジネスの拡大、AIやブロックチェーンを活用した業務改革、新しい金融サービスの開発が急速に進められています。
また、環境問題や社会課題への対応を重視する「サステナビリティ経営」も重要なテーマとなっています。
こうした変化の中で、メガバンクが求める人物像も変化しています。単に金融知識に詳しいだけでなく、グローバルな視点を持ち、多様な価値観を理解し、デジタルスキルを活かして新たな価値を生み出せる人材が強く求められています。伝統的な銀行業務を支えるだけでなく、変革をリードしていく意欲があるかどうかが、今後ますます重要になるでしょう。

金融業界を目指すなら

金融業界は、専門知識に加え、変化を柔軟に受け入れる力が求められるフィールドです。まずは、経済や金融の基礎知識をしっかり押さえましょう。そのうえで、業界の最新動向やデジタル化、グローバル化といった変革にも敏感でいることが大切です。
また、コミュニケーション能力や論理的思考力も不可欠です。志望動機を練る際は、「なぜ金融業界なのか」「その中でもなぜこの企業なのか」を明確に言語化できるよう準備を進めましょう。自己分析と企業研究を徹底することが、内定への近道です。

まとめ

メガバンクとは何か、5大銀行や地方銀行との違いは何か、を理解することは、金融業界を目指す上で欠かせない基礎知識です。
各銀行の歴史や特徴、そして今後の業界動向を押さえることで、志望動機や自己PRに厚みを持たせることができます。国内市場の縮小やデジタル化、グローバル化といった大きな変化の中で、求められる人物像も変化しています。確かな知識と柔軟な思考力を身につけ、自ら成長し続ける意欲をアピールできれば、金融業界でのキャリアの可能性は大きく広がるでしょう。

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