新卒で年収を重視するなら業界・企業選びが重要!
新卒で年収を重視する場合、業界や企業選びは極めて重要です。なぜなら、業界ごとの平均年収は大きく異なり、最初に選んだ業界がその後のキャリアや収入に直接影響するからです。
例えば、外資系金融や総合商社、IT業界の一部などは初任給が高く設定されている傾向にあります。一方で、安定性を重視する公務員や教育関連は初任給が低めですが、安定した昇給制度が整っている場合もあります。
また、企業選びも非常に重要です。業界内でも企業ごとに給与体系は異なり、特にスタートアップやベンチャー企業の場合、実力次第で年収が大きく変わる可能性があります。さらに、企業の報酬体系や福利厚生、昇進スピードなども重要な要素です。
年収を重視するなら、業界や企業の情報収集をしっかり行い、自分のキャリアプランに合った選択をすることが求められます。特に、長期的に高年収を目指す場合は、成長性のある業界や評価制度の明確な企業を選ぶことが大切です。
当記事では、業界・学歴・企業規模・都道府県別などの平均年収を紹介しつつ、新卒1年目から500万円以上を目指せる業界の解説や、新卒が年収重視で企業選びをする際の注意点などについて解説していきます。
【最新版】新卒の平均年収は約240万~330万円
厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査(2024年)」に基づき、大卒者の初任給の平均を基に算出すると、大卒新卒の平均年収は約240~300万円、ボーナス込みでは約280~330万円程度と考えられます。
特に高収入を目指す場合、初任給の高い業界や企業を選ぶことが重要です。
・【業界別】新卒の初任給と年収
・【学歴別】新卒の初任給と年収
・【企業規模別】新卒の初任給と年収
・【都道府県別】新卒の初任給と年収
ここでは、上記4パターンの新卒初任給と年収について解説します。
【業界別】新卒の初任給と年収
・建設業…初任給21.7万円、年収260.4万円
・製造業…初任給20.7万円、年収248.4万円
・情報通信業…初任給21.8万円、年収261.6万円
・運輸業、郵便業…初任給20.2万円、年収242.4万円
・卸売・小売業…初任給21.1万円、年収253.2万円
・金融・保険業…初任給20.7万円、年収248.4万円
・学術研究・専門・技術サービス業…初任給22.7万円、年収272.4万円
・宿泊業・飲食サービス業…初任給20.1万円、年収241.2万円
・教育・学習支援業…初任給20.9万円、年収250.8万円
・医療・福祉…初任給20.7万円、年収248.4万円
・サービス業(その他)…初任給20.5万円、年収246.0万円
(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)」)
上記、業界別の年収表を見ると、初任給という見方では各業界にそこまで大きな違いは出ていません。一番年収の差が大きい「学術研究・専門・技術サービス業」と「宿泊業・飲食サービス業」では、年収で初任給で2.6万円、年収で31.2万円の違いとなっています。
ただし、業界ごとに昇給額の大小や年収の上限などは、一定数出てくる傾向にあります。そのため、勤続年数が長くなればなるほど、業界別で年収格差は開いていってしまうことは事実です。10年後20年後の年収の大小は、従事する業界によって決まってくるといえるでしょう。
【学歴別】新卒の初任給と年収
・大学院卒…初任給23.9万円、年収286.8万円
・大学卒…初任給21.0万円、年収252.0万円
・高専・短大卒…初任給18.4万円、年収220.8万円
・高校卒…初任給16.7万円、年収200.4万円
(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)」)
学歴別に見ると、大学院卒が最も高く、初任給23.9万円、年収は286.8万円程度とされています。次いで大学卒が21万円、年収252万円、高専・短大卒は18.4万円、年収220.8万円、そして高校卒が16.7万円、年収200.4万円となっていることが分かります。
高校卒と大学院卒では初任給で7.2万円、年収で86.4万円の違いがあり、学歴によって年収に明確な差があることが分かるでしょう。特に、専門性の高い職種を狙う場合、学歴が収入に与える影響は大きくなります。最終学歴が高いほど、スキルや能力による貢献が期待できるため、年収は高くなる傾向にあります。
【企業規模別】新卒の初任給と年収
・大企業(常用労働者1,000人以上)…初任給21.3万円、年収255.6万円
・中企業(常用労働同100~999人)…初任給20.9万円、年収250.8万円
・小企業(常用労働同10~99人)…初任給20.4万円、年収244.8万円
(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)」)
企業規模によっても年収は異なりますが、新卒の初任給で見た場合そこまで大差が出るというわけではありません。大企業と小企業の初任給の差は約9,000円、年収の差は約10.8万円ほどの違いとなっています。
ただし、年次が上がるにつれて昇給金額に差が生じ、同様の学歴と勤続年数でも企業規模の大小で大きな差が生じてくることもあります。また、スタートアップやベンチャーの場合は企業の成長次第で大幅な年収アップも見込めるケースがあるため、企業規模だけに注目するのではなく、その企業の将来性を見極めることが重要です。
【都道府県別】新卒の初任給と年収
・北海道…初任給19.9万円、年収238.8万円
・青森県…初任給19.0万円、年収228.0万円
・岩手県…初任給19.3万円、年収231.6万円
・宮城県…初任給20.7万円、年収248.4万円
・秋田県…初任給19.0万円、年収228.0万円
・山形県…初任給19.3万円、年収231.6万円
・福島県…初任給20.1万円、年収241.2万円
・茨城県…初任給20.3万円、年収243.6万円
・栃木県…初任給20.7万円、年収248.4万円
・群馬県…初任給20.5万円、年収246.0万円
・埼玉県…初任給21.0万円、年収252.0万円
・千葉県…初任給21.2万円、年収254.4万円
・東京都…初任給22.1万円、年収265.2万円
・神奈川県…初任給21.1万円、年収253.2万円
・新潟県…初任給20.0万円、年収240.0万円
・富山県…初任給20.4万円、年収244.8万円
・石川県…初任給20.1万円、年収241.2万円
・福井県…初任給20.2万円、年収242.4万円
・山梨県…初任給19.9万円、年収238.8万円
・長野県…初任給20.0万円、年収240.0万円
・岐阜県…初任給19.9万円、年収238.8万円
・静岡県…初任給20.6万円、年収247.2万円
・愛知県…初任給21.0万円、年収252.0万円
・三重県…初任給20.6万円、年収247.2万円
・滋賀県…初任給20.8万円、年収249.6万円
・京都府…初任給20.7万円、年収248.4万円
・大阪府…初任給21.0万円、年収252.0万円
・兵庫県…初任給20.3万円、年収243.6万円
・奈良県…初任給20.4万円、年収244.8万円
・和歌山県…初任給19.4万円、年収232.8万円
・鳥取県…初任給19.1万円、年収229.2万円
・島根県…初任給19.3万円、年収231.6万円
・岡山県…初任給20.6万円、年収247.2万円
・広島県…初任給20.6万円、年収247.2万円
・山口県…初任給19.8万円、年収237.6万円
・徳島県…初任給19.4万円、年収232.8万円
・香川県…初任給20.0万円、年収240.0万円
・愛媛県…初任給19.3万円、年収231.6万円
・高知県…初任給19.4万円、年収232.8万円
・福岡県…初任給20.4万円、年収244.8万円
・佐賀県…初任給19.2万円、年収230.4万円
・長崎県…初任給19.5万円、年収234.0万円
・熊本県…初任給19.7万円、年収236.4万円
・大分県…初任給19.1万円、年収229.2万円
・宮崎県…初任給18.8万円、年収225.6万円
・鹿児島県…初任給19.2万円、年収230.4万円
・沖縄県…初任給17.1万円、年収205.2万円
(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)」※付表3 都道府県、性、学歴別初任給及び都道府県間格差)
都道府県別でみると、関東圏や関西方面の都市部では初任給も年収も高くなる傾向にあります。初任給と年収ともに一番高い東京都と比べると、どちらも一番低い沖縄県では初任給で5万円、年収で60万円もの差が出ていることになります。
人口が密集しており多くの大手企業が発展している都市部の方が年収が高くなる傾向にあるといえるでしょう。その分都市部は賃貸相場や物価も割高な傾向にあり、また地方都市では車の維持費がかかるなど、地域別で様々な支出傾向が異なります。そのため、どこの地域であっても大きく生活レベルに違いがあるかというと、その限りではありません。
新卒1年目から500万円以上を目指せる業界【8選】
業界や学歴など様々な切り口で平均年収についてみてきましたが、上述の通り新卒の平均年収は約240万~330万円程度であることがわかります。
しかし、平均を大きく上回る「新卒1年目から年収500万円以上」という条件を目指せる業界も存在します。
・コンサルティング・調査
・IT系
・外資系
・商社
・銀行・証券
・不動産
・建築土木設計・測量・積算
・ベンチャー企業
これらの業界に向いている人の特徴などを解説します。
コンサルティング・調査
■業界の特徴
コンサルティング・調査業界は、企業や政府機関が直面する経営課題や戦略立案をサポートする専門的なサービスを提供します。特に戦略系コンサルティングファームは、高度な分析力と専門知識を駆使して、クライアントの競争力向上を支援します。
この業界では、成果に基づく評価が一般的であり、そのため新卒でも高い給与水準が設定されていることが特徴です。例えば、外資系の大手コンサルティングファームでは、新卒の基本給が高く設定されており、成果に応じたボーナスも期待できます。
■新卒年収500万円を目指せる企業例
デロイトトーマツコンサルティング合同会社、PwCコンサルティング合同会社、KPMGコンサルティング株式会社、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社、マッキンゼー・アンド・カンパニー、など(※経験や資格、スキルによっては新卒でも高年収が期待できる可能性があります)
■向いている人の特徴
この業界で成功するためには、論理的思考力、問題解決能力、コミュニケーションスキルが不可欠です。特に、複雑な課題を整理し、的確な解決策を導き出す能力が求められます。また、クライアントとの信頼関係を築くための高い対人スキルも重要です。
新卒でこの業界を目指す場合、インターンシップへの参加やケーススタディの経験を積むことで、実践的なスキルを磨くことが推奨されます。さらに、ビジネスや経済に関する最新のトレンドを常に把握し、自己研鑽を続ける姿勢が成功への鍵となります。
IT系
■業界の特徴
IT業界は、ソフトウェア開発、システムインテグレーション、クラウドサービスなど、多岐にわたる分野を含む急成長中の産業です。技術革新のスピードが速く、新しいサービスや製品が次々と登場します。特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、多くの企業がIT投資を拡大しており、高度な技術力を持つ人材への需要が高まっています。
このため、専門的なスキルや知識を持つ新卒者には、高い初任給が提示されるケースも増えています。
■新卒年収500万円を目指せる企業例
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)、LINEヤフー株式会社、ビジョナル株式会社、株式会社サイバーエージェント、ラクスル株式会社、など(※経験や資格、スキルによっては新卒でも高年収が期待できる可能性があります)
■向いている人の特徴
IT業界で成功するためには、以下のような特性が求められます。
・技術への興味と学習意欲:常に最新の技術やトレンドを追い続ける姿勢が重要です。
・論理的思考力:複雑な問題を整理し、効果的な解決策を導き出す能力が必要です。
・コミュニケーション能力:チームでの協働やクライアントとのやり取りが多いため、明確で効果的なコミュニケーションが求められます。
新卒で高年収を目指す場合、在学中からプログラミングやシステム設計のスキルを磨くことが有利です。また、インターンシップやプロジェクトへの参加を通じて、実務経験を積むことも重要です。
資格取得も評価されるポイントとなりますが、実践的なスキルや経験がより重視される傾向にあります。
外資系
■業界の特徴
外資系企業とは、海外に本社を持ち、日本国内で事業を展開している企業を指します。これらの企業は、グローバルな視点や多様な文化を背景に、成果主義や実力主義の評価制度を採用していることが多いです。そのため、若手社員でも高い成果を上げれば、昇進や高い報酬を得るチャンスがあります。
特に、外資系の金融機関やコンサルティングファームでは、新卒の初任給が高水準で設定されているケースが多く見られます。
■新卒年収500万円を目指せる企業例
ゴールドマン・サックス証券、マッキンゼー・アンド・カンパニー、デロイトトーマツコンサルティング合同会社、KPMGコンサルティング、ボストンコンサルティンググループ、など(※経験や資格、スキルによっては新卒でも高年収が期待できる可能性があります)
■向いている人の特徴
外資系企業で成功するためには、以下のような特性が求められます。
・高い専門性と成果志向:専門的な知識やスキルを持ち、成果を重視する姿勢が重要です。
・柔軟性と適応力:多様な文化や価値観を持つ環境で働くため、柔軟な思考と適応力が求められます。
・コミュニケーション能力:英語を含む高いコミュニケーションスキルが必要とされる場合が多いです。
新卒で高年収を目指す場合、在学中から英語力の向上や専門分野のスキルアップに努めることが有利です。また、インターンシップや海外留学を通じて、実務経験や国際的な視野を養うことも重要です。外資系企業は成果主義のため、自らの価値を明確に示すことが求められます。
商社
■業界の特徴
商社業界は、国内外の多種多様な商品やサービスを取り扱い、輸出入や国内取引を通じて経済活動を支える重要な役割を担っています。特に総合商社は、エネルギー、金属、化学品、食料品など幅広い分野で事業を展開し、グローバルなネットワークと情報力を活用してビジネスチャンスを創出しています。
このような多角的な事業展開と高い利益率により、社員への高い報酬が可能となっています。
■新卒年収500万円を目指せる企業例
三菱商事株式会社、伊藤忠商事株式会社、三井物産株式会社、住友商事株式会社、丸紅株式会社、など(※経験や資格、スキルによっては新卒でも高年収が期待できる可能性があります)
■向いている人の特徴
商社業界で活躍するためには、高いコミュニケーション能力や交渉力、柔軟な思考力が求められます。また、グローバルな視野を持ち、多文化理解や語学力も重要です。
新卒で高収入を目指す場合、これらのスキルを磨くとともに、インターンシップや留学経験を積むことで、実践的な能力を高めることが有効です。さらに、業界研究を深め、各商社の強みや事業戦略を理解することで、志望動機を明確にし、選考でのアピールポイントを強化することが重要です。
銀行・証券
■業界の特徴
銀行・証券業界は、企業や個人に対する資金調達、資産運用、投資助言など、多岐にわたる金融サービスを提供する業界です。経済の中心的役割を担い、高度な専門知識と責任感が求められます。
特にメガバンクや大手証券会社では、組織の規模や取り扱う資金の大きさから、高収益を上げる傾向があります。そのため、新卒でも高い給与水準が期待できる業界といえるでしょう。
■新卒年収500万円を目指せる企業例
野村證券株式会社、大和証券株式会社、SMBC日興証券株式会社、みずほ証券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、など(※経験や資格、スキルによっては新卒でも高年収が期待できる可能性があります)
■向いている人の特徴
この業界で成功するためには、金融に関する深い知識と分析力、そして高いコミュニケーション能力が不可欠です。市場の変動に迅速に対応し、顧客に最適な提案を行う柔軟性と判断力も求められます。また、長時間労働やプレッシャーのかかる環境に耐えうるタフさも必要です。自己成長を追求し、常に学び続ける姿勢が重要となります。
不動産
■業界の特徴
不動産業界は、土地や建物の売買、賃貸、管理などを手掛け、住宅や商業施設の提供を通じて社会基盤を支える重要な役割を担っています。特に”デベロッパー”と呼ばれる企業は、大規模な都市開発や再開発プロジェクトを推進し、街づくりにおいて中心的な存在です。
この業界では、営業職が主力であり、成果に応じた報酬体系が一般的です。そのため、高い営業成績を上げることで、新卒1年目からでも高収入を得るチャンスがあります。
■新卒年収500万円を目指せる企業例
ヒューリック株式会社、住友不動産株式会社、東京建物株式会社、日鉄興和不動産株式会社、野村不動産株式会社、など(※経験や資格、スキルによっては新卒でも高年収が期待できる可能性があります)
■向いている人の特徴
不動産業界で成功するためには、コミュニケーション能力や交渉力が不可欠です。顧客のニーズを的確に把握し、最適な提案を行うスキルが求められます。また、物件や市場に関する知識を常に更新し、信頼関係を築くことが重要です。
成果主義の環境であるため、自ら目標を設定し、達成に向けて努力できる自己管理能力も必要とされます。高収入を目指す方には、成果に応じた報酬が得られるこの業界は魅力的でしょう。また、体育会系のノリや、理不尽へのストレス耐性、古き良き昭和的な仕事へのコミットの仕方などが重宝される傾向にあるため、そのような働き方を好む人はより活躍できるでしょう。
建築土木設計・測量・積算
■業界の特徴
建築土木設計・測量・積算業界は、建築や土木工事における設計、現場の測量、工事費用の算出(積算)を担当する専門分野です。
設計業務では、建物やインフラの具体的な計画を立案し、測量業務では、現場の地形や地質を正確に把握します。積算業務では、設計図や仕様書を基に、工事に必要な資材や労務費を算出し、正確な見積もりを作成します。
これらの業務は、プロジェクトの成功に直結する重要な役割を担っており、平均年収も高くなる傾向にあります。
■新卒年収500万円を目指せる企業例
株式会社アイダ設計、株式会社鍜治田工務店、など(※経験や資格、スキルによっては新卒でも高年収が期待できる可能性があります)
■向いている人の特徴
この業界に向いているのは、細部に注意を払い、正確性を重視する方でしょう。
特に積算業務では、資材の種類や価格、工法などの専門知識が求められるため、学習意欲が高く、継続的に知識を更新できる人が適しています。また、設計や測量では、現場の状況を的確に判断し、柔軟に対応できる能力が必要です。
この業界で新卒で高収入を目指す場合、資格取得や専門スキルの習得が重要になります。
ベンチャー企業
■業界の特徴
ベンチャー業界は、まだ成長過程にある企業や新たに立ち上げられた企業を指します。ベンチャー企業の多くが、革新的な技術や新しいビジネスモデルを提供して市場に変革をもたらすことを目指しています。大企業とは異なり、資金調達やスピード感が重要で、事業が急成長する一方で、リスクも高いともいえます。
柔軟な組織文化やフラットな職場環境が特徴で、従業員が業務を通じて成長する機会が豊富にあります。特に、新卒社員が若い社員として大きな責任を持ち、早い段階から経営に近い立場で仕事をすることも可能です。
■新卒年収500万円を目指せる企業例
株式会社メルカリ、BASE株式会社、株式会社CAMPFIRE、freee株式会社、など(※経験や資格、スキルによっては新卒でも高年収が期待できる可能性があります)
■向いている人の特徴
ベンチャー業界には、スピード感を持って柔軟に対応できる人が向いています。変化が激しく、事業が急成長しているため、積極的に新しいチャレンジに取り組める人が求められます。
また、自分の意見を発信し、チームと協力して結果を出す力も重要です。失敗を恐れず、常に学び成長し続ける姿勢が大切です。加えて、仕事の幅が広いため、専門的なスキルを持ちながらも多方面で柔軟に活躍できることが求められます。
新卒で500万円以上を目指すには、早期に成果を上げ、会社の成長とともに報酬が増えるポジションを目指すことが鍵となります。
将来的な年収の目安
「新卒1年目から500万円以上を目指せる業界」について解説しましたが、一般的には将来的な年収はどの程度なのか疑問を持つ人もいるでしょう。
経験やスキルを積み重ねることで、一般的に年収は増加する傾向にあります。以下では、新卒が将来的に目指せる年収の目安を勤続年数と関連づけて解説します。
業界によってばらつきはありますが、平均的な年収の推移を知っておき、将来のキャリアプランを立てる際に役立ててください。
新卒~勤続4年:年収300~500万円台
新卒から勤続4年目くらいまでは、年収は300万円から500万円程度が一般的です。業界や職種によって年収の幅がありますが、最初の数年はスキルや経験が少ないためです。
特に、大手企業では新卒の初任給が約300万円程度のところが多いですが、ベンチャー企業やIT業界など成長性の高い業界では、実力や貢献度によって500万円に達する場合もあります。
この時期は業務を覚え、スキルアップし、昇進の準備を整える段階です。成果を出すことで早期の昇給や賞与が期待できますが、まだ業界や企業による格差が大きく影響するでしょう。成果主義の企業や外資系企業では、早期に昇給しやすい一方、公務員や一部の安定志向の企業では昇給が緩やかな傾向にあります。
勤続10~14年:年収400~700万円台
勤続10年から14年目にかけて、業務での経験が豊富になり、管理職や専門職に就くことが増え、年収も大きく変動します。この時期の年収は400万円から700万円台が一般的で、企業によっては年収が1000万円に近づくこともあります。
特に、営業職や技術職、管理職などで成果を上げた場合、インセンティブやボーナスが増加し、年収が大きく跳ね上がる可能性があります。また、大企業でなくても優れたパフォーマンスを発揮すれば、中堅企業でも年収が上昇するケースもあります。自己成長と業績が年収に大きく反映される時期です。
勤続15~19年:年収500~1000万円台
勤続15年から19年目に入ると、年齢や経験に基づくポジションアップや役職が増え、年収が大きく上がります。この時期、年収は500万円から1000万円台に達することが多く、管理職や役員クラス、部門長などの責任ある役職を任されることが一般的です。
成果が明確に反映されるようになり、企業内での重要な意思決定を担当する機会も増えます。また、業界のリーダーや大手企業では、特に年収が高くなる傾向があり、年収1000万円を超えるケースも見受けられます。
成功したキャリアパスによって、年収は大きく変動し、個人の努力次第でさらに高収入を目指せる段階に入ります。
「年収」と「手取り」の違いは?
「年収」と「手取り」はよく混同されがちですが、実際には異なる概念です。
まず、「年収」とは、1年間に得る総収入のことで、給与や賞与、手当などすべてを含みます。年収には税金や社会保険料、企業の福利厚生などの控除が引かれる前の額です。
一般的に、年収は企業の求人広告や転職サイトでよく目にする金額で、求職者が最初に意識する数字です。
例えば、年収500万円であれば、給与や賞与を含む総額がその金額であることを意味します。
一方、「手取り」は、年収から税金や社会保険料(健康保険料、年金、雇用保険など)を引いた後、実際に自分の口座に振り込まれる金額です。
手取り額は、年収に対して大きく異なり、控除される額はその人の年齢や家族構成、居住地、勤務先の条件によって変動します。
例えば、年収500万円の人の場合、税金や社会保険料が引かれると、手取り額はおおよそ350万〜400万円程度になることが多いです。
年収と手取りの差は、税金や社会保険料の負担によって決まるため、年収が高ければ高いほど、手取り額も増えますが、同時に税金や保険料の負担も大きくなります。
「初任給」と「基本給」の違いは?
「初任給」とは、就職した際に最初に支給される給与のことで、通常は新卒の採用時に提示される額です。
初任給には、基本給に加えて、交通費や各種手当が含まれることもあります。例えば、初任給が22万円の場合、基本給が20万円で交通費やその他手当が2万円という形です。
一方、「基本給」は、定期的に支払われる給与の基本部分で、職務内容や労働時間に基づいて決まります。
基本給は、賞与や残業代、各種手当を除いた金額で、毎月支給される安定した収入部分です。例えば、基本給が20万円の場合、その他の手当や賞与が加わることで、月々の総支給額が増えることになります。
新卒が年収重視で企業選びをする際の注意点
新卒が年収重視で企業選びをする際には、いくつか注意すべき点もあります。
・求人情報に掲載されている年収額などの情報を信用しない
・福利厚生や手当、昇給や賞与の制度もチェックする
・長期的なキャリア成長を重視
・やりがいがあるか、社風が合うか、ワークライフバランスも重要
これらのポイントについて解説します。
求人情報に掲載されている年収額などの情報を信用しない
求人情報に記載されている年収額は、しばしば額面の金額や最大額が強調されがちであり、実際に支給される額とは異なる場合があります。特に、年収にボーナスやインセンティブが含まれる場合、その支給額は業績に依存するため、安定性に欠けることがあります。
加えて、年収が高く見えても、長時間労働や休日出勤が前提となる場合もあり、実質的な時給が低くなることがあります。そのため、年収だけでなく、基本給や手当、賞与の詳細について、面接や会社説明会で直接確認することが重要です。
また、過去の社員の口コミや年収に関する実績を調べ、企業が本当に提示する額が実現可能かどうかを慎重に見極めましょう。
福利厚生や手当、昇給や賞与の制度もチェックする
年収だけでなく、福利厚生や手当、昇給・賞与の制度もしっかり確認することが重要です。
年収が高くても、福利厚生が不十分であったり、昇給が少ない企業では、長期的に安定した生活を送ることが難しくなることがあります。
例えば、健康保険や年金、退職金制度、育児休業制度などの充実度が低ければ、生活の質や将来の安心感にも影響します。また、昇給が固定的でなく、定期的に評価される仕組みがあるか、賞与が業績に応じて支給されるかも重要です。
年収が高いというだけでなく、会社全体の福利厚生が充実しているかを総合的に判断することが、満足できる就職選びに繋がります。
長期的なキャリア成長を重視
年収が高い企業に入社したとしても、その企業でのキャリア成長が見込めない場合、将来的に転職を考えることになります。新卒で年収が高い企業に入った場合、その企業で得られるスキルや経験、昇進の機会が豊富であるかどうかが重要です。
高年収が魅力的でも、そのポジションが役職やスキルの成長に繋がらない場合、長期的に見てキャリアアップが難しくなります。企業のキャリア支援制度や研修プログラム、上司のサポート体制を確認し、自分が成長できる環境が整っているかを見極めましょう。
年収だけにとらわれず、自分がどのようにキャリアを積んでいけるかを重視することが、将来の選択肢を広げるために必要です。
やりがいがあるか、社風が合うか、ワークライフバランスも重要
年収を重視するあまり、企業選びでやりがいや社風、ワークライフバランスを軽視してしまうと、入社後に満足度が低くなり、早期に転職を考えることになります。
仕事のやりがいがない、あるいは企業の社風が自分に合わない場合、長期間その環境で働くことが困難になってしまうでしょう。また、ワークライフバランスが悪いと、仕事とプライベートの両立が難しくなり、心身の健康にも悪影響を及ぼします。
年収が高くても、労働環境が自分に合わなければ、最終的には仕事へのモチベーションが低下し、長期的なキャリアにも悪影響を及ぼします。企業文化や社風を事前にリサーチし、実際に働く環境が自分に合っているかどうかを見極めることが大切です。
まとめ
この記事では、新卒の年収の目安や高収入を目指すための業界・学歴別のポイントを解説しました。
新卒から高収入を目指すためには、業界や企業選びが重要です。初任給が高い業界でのキャリアスタートは、高収入の実現のためには欠かせないポイントです。一方で、注意点として、求人情報の信頼性や福利厚生、キャリア成長、労働環境にも目を向けることが大切です。
自分に合った業界や企業を選び、長期的なキャリア成長を視野に入れた就職活動を行いましょう。
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