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就活生が語る

【早稲田大学_文学部_就職活動体験記】湧かないやる気、休学…苦労を乗り越え、証券会社に納得内定!

5つの時期ごとの過ごし方がわかる「時期別×体験記」。3年生から就活を始めたBさんを、困難な道が待ち受ける。「就活は嫌だ」と感じるほどモチベーションがなく、第1志望の出版業界の選考にも苦戦。一度は大学院進学を決意する。しかしその道も断たれ、再び就活をすることに。気持ちを切り替えた彼女はたくさんの企業に応募、納得いくまで就活を続けて見事複数社に内定を得た。そんなBさんの軌跡を追う体験記。

目次

<プロフィール>
Bさん/女性
早稲田大学/学卒
文学部文学科
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, アルバイト

就活開始:学部3年生(7月)
初内定 :学部4年生(5月)
OB/OG訪問:0人

内定取得先:金融(政府系金融機関)
入社予定先:政府系金融機関, 精密機器・計測機器, 化学・石油・素材

#就活 #文系 #金融




01:就活スタート(準備)期

ーーいつから就活を開始したか?
学部3年生(休学前)の7月ごろ。

数ヶ月前から就活を始めているようだった周囲の学生に合わせて始めた。インターンシップに参加した話などを聞き、焦りを感じていた。


ーー何からスタート・準備したか?
就活サービスへの登録。

マイナビ、リクナビなど。インターンシップや説明会は、多くがそれらを通して募集されていたため。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
①海運
島国の日本にとって、エネルギー供給などのために不可欠な業界。他では中々経験できない仕事内容が面白そうだと思っていた。待遇の良さにも魅力を感じた。

②出版
文学部で学んでいることもあり、言論を扱う仕事に興味があった。昔から憧れも抱いていた。


ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
特にない。強いて言うなら情報収集。

有名な企業の名前しか知らないような状態で、ほとんど知識がなかったため。インターネットや各社マイページから、業務内容などを学んでいた。


ーー応募までに困っていたことは?
相談相手がいなかったこと。

仲の良い知人はほとんどが大学院への進学を希望していた。入学当初はコロナ禍真っ只中だったこともあり、サークルにも所属していなかった。就活の進め方や困り事について、インターネット上の情報を拾い集めるなどして自力で進めた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活をする気にならない、不安。

「修士課程に進んでもその先の見通しが立たない」という消極的な理由で始めていたため、そもそも就活へのモチベーションがなかった。


ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
なし。

就活が本当に嫌だったため、ほとんど何もする気にならなかった。


ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
業界・企業研究。

一応調べてはいたが、元から知っているところが中心だった。全く見ていない業界もあり、当時は非常に視野が狭かったと思う。後から迷わないようにするためにも、業界地図を買うなどして幅広く検討するべき。




02:夏インターンシップ期

ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生(休学前)の8月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
海運、出版。

理由は先述の通り。


ーー何社に応募したか?
あまり記憶にないが、2社以上ではあると思う。

就活に本腰を入れられていなかった。ESに書けるようなガクチカがなく、人気企業に応募しても時間の無駄ではないかとも感じていた。志望業界に夏インターンシップを開催する企業が少なかったことも、応募数の少なさに拍車をかけた。

最終的に海運の2社に参加。いずれも選考はESのみで、1dayのプログラムだった。


ーー夏インターンで体験/知れたことは?
海運業界の具体的な業務内容を学ぶことができた。

仕事のスケールが大きく、面白そうだという感想を抱いた。一方で高い英語力が必須だと知り、語学に苦手意識のある自分には難しそうだとも感じた。

インターンシップに参加していなかったら、もし海運業界に就職できたとしてもミスマッチに苦しんでいたと思う。その意味では、仕事内容を詳しく知ることができて助かった。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
特になし。

選考らしい選考にも参加していなかった。何かやらなければいけないと思っていても気が進まず、何もできなかった。


ーー当時困っていたことは?
興味の向く企業が見つからないこと。

就活が嫌だと感じており、やりたい仕事・希望の業界もこれといって無かった。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
焦燥と憂鬱。

積極的にインターンシップに参加している同級生も多く、取り残された感覚だった。就活の話題が増え、彼ら彼女らと比べてしまい気分が沈んだ。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
インターンシップに参加したこと。

一応「会社員として働くこと」のイメージを掴めた点は勉強になった。また、参加できたという事実が心の支えにもなった。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
就活仲間を作ること。

情報を共有したり、悩んだ時に相談できる相手が欲しかった。Xなどで、同学年の学生と繋がってみてもよかったかもしれない。




03:秋冬インターンシップ期

ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生(休学前)12月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
出版、印刷。

夏インターンシップの経験から、語学に苦手意識のある自分に海運は向いていないと判断した。元々創作が好きだったこともあり、紙ベースでクリエイティブな活動に携わることができそうな企業を志望していた。


ーー何社に応募したか?
1社(印刷)。

志望業界の中で、インターンシップを開催していた数少ない企業に応募した。しかし、参加することはできなかった。


ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
GD(グループディスカッション)の難しさ。

この時初めて経験した。しかし、存在感が出せないまま落ちてしまった。事前に振る舞い方を決めておかなければ、対応できないと感じた。例えば議論の中でどんな役割を果たすのか、など。無策で参加するのではなく、練習を重ねる必要性を実感した。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
特になし。

就活へのモチベーションがなく、ほとんど何もできていなかった。


ーー当時困っていたことは?
就活の進め方が分からない。

定石のようなものを知らず、何をするべきか迷い続けていた。また、誰かに就活の状況を相談することもあまりなかった。友人には教職、医療系など就活を挟まず進路を決めている人が多かったため。

結局は自分のペースで頑張るしかないと考え、就活サイトから参考になりそうな情報を探していた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
「本当に就職できるのだろうか」という気持ち。

就活が嫌で、やる気が出なかった。インターンシップにも参加できず、内定をもらえるのだろうかと不安になっていた。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
なし。

これまで述べてきた通り、プラスになるようなことはほぼ何もできていなかった。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
①自己分析
ESに書く内容の準備として。自分の強みなどについて、本選考が始まってから考え込むのでは遅い。早めに材料を集めておくとよい。

②志望業界・企業選び
秋冬のうちにある程度決めておくべき。年明けごろから早期選考が行われ、そこで募集をほぼ締め切ってしまう人気企業も多い。幅広い業界の企業を調べ、自分に合う企業をよく探すべき。




04:本選考期(秋冬IS以降)

ーーいつから本選考に応募したか?
①学部3年生(休学前)の1月〜3月。
1月から、第1志望だった出版社の本選考に応募した。興味のあった学術系の出版に力を入れていたため。しかしWEBテストで落ちてしまった。その後も就活は進まず、4月ごろに就活をやめて大学院への進学を目指すことを決意。

②学部4年生(休学後)3月〜9月。
学部4年生の時は大学院進学のため勉強などをしていた。しかし試験に落ちてしまい、再び選択を迫られる。最終的に、休学してもう一度本選考に挑むことにした。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
以下、休学後の就活について述べていく。

①出版、メーカー
出版を志望していたのは以前から抱いていた、文章を扱うクリエイティブな活動に関わりたいなどの思いから。特に学術系の書籍編集に関心があった。メーカーは、口コミなどを見てワークライフバランスが優れていそうだと感じていたため。

②金融
6月くらいから金融業界を志望するようになった。5月にメーカー2社から内定を得たものの、さらに待遇の良い企業を探したいと思ったため。また、価値のあるスキルを身につけて「プロフェッショナル」として働けそうな点にも魅力を感じた。


ーー何社に応募したか?
70社ほど。

業界地図やOpenWorkなどを参考に応募。とにかく「打席に立つ」ことを意識した。WEBテストも、数をこなす中で成績を上げていった。書類選考に通過したのは30社ほど。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
面接の経験を積むこと。

とにかくひどい出来だと自覚していたため、色々な企業の選考に参加して場数を踏んだ。当初の自分は、質問に対してクリティカルな受け答えが出来ていないことが多かったと思う。実戦慣れしたことが、結果的に上達に繋がっていった。


ーー当時困っていたことは?
①相談相手がいない
留年していたこともあり、25卒の就活状況を把握した上で助言をくれる相談相手が本当にいなかった。ハローワークにも相談しに行ったが、建設的なアドバイスはもらえなかった。そのため、Xで就活用のアカウントを作成して情報収集に努めていた。

②GDが苦手
元々控えめな性格で、積極的に発言したり場を取り仕切ったりすることができなかった。練習用コミュニティの存在は知っていたものの、気後れしてしまい参加せずに終わった。結局、この苦手意識が払拭されることはなかった。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
早く内定がほしい。

志望度が高い企業の選考では、箸にも棒にもかからない状況が続いていた。本当に心が折れそうになり、精神的に辛かった。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
(様々な面で)余裕を作っておくこと。

電車賃やスーツ代などのため、貯金は絶対に必要。また、卒業単位もなるべく取り切っておくべき。本選考が始まると時間もメンタルも持っていかれ、バイトや授業どころではなくなってしまうため。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
①業界・企業研究
途中で志望業界を変えたせいもあり、「優良企業を見つけたが募集は終わっていた」ことが多かった。あまり興味のない業界であっても、大手企業くらいは把握しておくべきだと感じた。

②仲間作り
自分は1人で就活に臨んだが、「どうにかなった」といえる。しかし愚痴を言ったり、内定後のお祝いとして軽く遊んだりする相手は欲しかった。できるならば仲間は作っておくべき。




05:意思決定期

ーー意思決定の時期は?
学部4年生(休学後)5月〜9月。

先述の通り、5月にメーカー2社から内定を得たものの金融業界を目指して就活を再開した。そして、9月に証券会社に内定した。


ーー最終的に何社から内定を得たか?
3社(メーカー2社、証券1社)。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
安心していた。

ずっと不安だったが、大手企業に内定を得られたため。来年以降路頭に迷う心配がなくなったことが喜ばしかった。


ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
化学メーカーと証券会社で迷った。

まず、5月に内定した精密機械メーカーと化学メーカーを比較。待遇・勤務地などの面から化学メーカーを選ぶことにしていた。その後、改めて就活に臨み9月に内定を得たのが証券会社。どちらも良い企業だと感じており、世間的にも好待遇といえる。

化学メーカーは多国籍に事業を展開しており今後の成長も期待できるが、年収が金融業界に比べてやや劣る点が気になっていた。駐在の可能性があるのも不安材料。証券会社はマーケットインフラの企業であり安定している。しかし今後の経済状況や技術の発展次第では部門ごと・企業ごと無くなってしまう可能性もあると見ている。


ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
待遇、業務内容などを考えて証券会社に決めた。

勤務地が都内確約であること、住宅補助が多いことが非常に好印象。そして、転職にも活きる汎用性のあるスキルが身につきそうな点にも魅力を感じた。自分はそこまで化学製品に関心があったわけではなく、化学メーカーでは仕事のモチベーションを保てないのではないかと懸念したことも理由の1つ。


ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
①内定辞退について
化学メーカーは採用人数が少なく、学歴的に期待されている雰囲気もあった。そのため内定を辞退するのが心苦しく、中々言い出せなかった。最終的にはどの道ここで別れる縁だと考え、心を決めてメールで丁重に連絡を入れた。

②自分の選択について
内定先選びで社会人人生の、かなりの部分が決定してしまう。それが恐ろしく、本当に自分にとって正しい選択ができているのか非常に不安だった。


ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
「人生がかかっている」という意識を持つべき。

自分は就活開始当初から、新卒就活に対して斜に構えた態度をとっていた。今考えると、それこそが就活を順調に進ませなかった要因だと感じる。

そんな気持ちが切り替わったのは、学部4年生の6月ごろ。ようやく当事者意識が芽生え、全力で就活に向き合えるようになった。もっと前から人生設計を考え、本気で出版社を目指すのであればその対策を万全にしておけばよかったと思う。

アドバイスとしては、就活は結局情報戦だということ。必要な情報をいかに効率よく手に入れられるかが成功の鍵を握る。自分のように就活にあまり自信がなければ「有名でなくても、実は待遇の良い企業」を見つけるとよい。

また、就活を終えてみると「超難関企業でなければ、意外とどうにかなる」とも感じる。自分は途中、「就職できないのではないか」とさえ思ったが十分納得できる企業から内定を得られたため。夏や秋にも採用を行っている企業はあるため、最後まで諦めず就活に取り組んでほしい。





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