部活やアルバイトなどで忙しく、正直面倒。内定に直結するわけでもない…。インターンに行かなくても良いと考えていませんか?なかには、就活をする気持ちにもなれずに年が明けてしまった人もいるかもしれません。本当にこのままで良いのでしょうか。
2017年インターン参加の実情とは?
「どこかインターン行った?」とインターンに関する情報が就活生の間で飛び交う時期。友人からインターンに参加した話を聞くと、「インターンにはいかない」つもりでも、出遅れたような気がしてしまうものです。
株式会社リクルートキャリアの「就職みらい研究所」の調査によれば、2017年卒の学生のうち、インターン参加者は43.7%。参加者は毎年少しずつ増えています。また、インターンの平均参加社数は、3.07社です。ちなみに、インターンの参加期間は、1日が最も多く、業務とは別の課題やプロジェクトを経験、または仕事をしている社員に同行するなどして、仕事や業種への理解を深めていることが明らかになりました。
開催日時などのインターン実施の情報は、就活サイトで確認できます。また、2月、3月のインターンの受け入れ企業が参加するイベントも開催されます。7月・8月にインターンを実施している企業が多いですが、今からでも間に合います。インターンに応募してみましょう。
開催日時:2月3日(土)・4日(日) 10:30~17:00
10:00~受付、10:30~オープニング講演、11:00~企業訪問
開催場所:サンシャインシティ 文化会館4階 展示ホールB
・人気企業や中小企業を含む120社以上が参加
・今後開催されるインターン情報が手に入るイベント
インターンに行かないだけで被るデメリットとは?
企業がインターンを行う主な目的は、企業PR、学生を知りミスマッチを防ぐ、人材確保の3つです。就職すればそれで終わりではありません。巷では、辛くても3年は働くべきと言われていますが、それは、3年もたたないうちに辞める人がいるからです。厚生労働省の調査で、平成26年3月卒の新卒就職者(大卒)の約30%が、3年以内に離職していることがわかっています。 実際に、働いてみると、仕事内容がイメージと異なる、職場の人間関係が良好ではない(自分と合わない人が多い)など、ミスマッチは少なくありません。就職してから後悔しないためにも、業界や会社の雰囲気を理解しておきましょう。とは言っても、就職活動期間は、限られています。インターンに行かないことで就職においてどのようなデメリットがあるのか5つ紹介します。
①インターンに行かないと企業の人に自分を覚えてもらえない
インターンは採用に直結しないから行く意味がないと考えていませんか。確かに、即採用には結びつかないかもしれません。しかし、インターンに行っていない他の就活生と比べると一歩リードしているのは事実です。「インターンに参加する」という行動は、何も言わなくてもその会社に興味を持っているということをしめすことになります。面接官も1人の人間です。インターンを通して、顔見知りとなった就活生は、親近感が湧きます。よく知っている人、仕事内容に興味を持ち行動できる人を採用したくなるものです。また、一部ではありますが、インターンシップに参加した人は、エントリーシートや試験を免除するなど、通常の選考過程と異なる選考フローを実施している大手企業、ベンチャー企業も存在します。
②インターンに行かないと就活市場がわからない
インターンに参加すると、どのような学生が集まっているのか明確になります。どのようなタイプの学生が自分のライバルとなるのか把握しておくと、のちの就活において有利です。 特に、2月3月に開催されるインターンに参加している就活生は、志望度の高い人が集まる傾向があります。7月8月に開催されるインターンでは、志望する企業に応募する人もいますが、どのような業種か知りたいという軽い気持ちで参加する人もいます。一方、選考が迫った2月3月は、多くの学生が絞って参加します。企業側も、2月3月のインターンは、学生の能力や適正を確認し、採用、不採用を判断しています。採用直結を視野に入れている企業も存在します。
③インターンに行かないと情報格差がどんどん広がる
インターンへの参加は、その企業に対する自己PRになるだけではありません。インターンに参加している学生の平均参加率は3社。他の会社の情報も持っています。情報交換することで、説明会だけではわからない、より質の高い情報を得ることができます。限られた時間のなかで、効率の良い就活ができます。
④インターンに行かないとその会社のリアルがわからない
会社の雰囲気は、実際に会社を訪れてみないとわかりません。廊下が暗い、私語厳禁だったなど、実際のイメージと異なることもあります。実際に、職場で働けるかどうか確認するためにも参加してみる価値はあります。新卒で実際に就職できる会社は1社しかありません。後悔のない選択をするためにも、会社の雰囲気を知っておきましょう。
⑤インターンに行かないと就職後に出遅れる
インターンに参加することで、社会人としての基本的なスキルが学べます。基本的なスキルが身についた上で、新入社員として働けるため、仕事にはやく慣れ、気持ちにもゆとりが生まれます。上司にも「できる」新入社員として一目置かれる可能性があります。
【番外編】インターンに行けない
あなたがインターンに行けない理由は何ですか?部活やアルバイトで時間がない、インターンに行くのが不安など、理由を並べるときりがないでしょう。しかし、インターンに行くことで、内定への道が開けることもありますし、自分のスキルアップになることもあります。就職とは関係がありませんが、出会いに恵まれ、恋人ができるかもしれません。最悪、動機は他にあっても良いと個人的には思っています。何事もまずは1歩、踏み出すことからはじまります。
まとめ
学生に有利な売り手市場だからとのんびり構えていると出遅れてしまいます。就活は6月から9月までの短期決戦なので、インターンに参加し企業研究を丁寧に行っている就活生と準備をせずに就活に突入する就活生の差は歴然です。ES突破、内定獲得にむけて準備は万全にしておきましょう。就活で多くの社会人の方々と会う前に、母校の先輩の方々とお話をすることで社会人の方々に対する緊張を和らげることができるはずです。ビズリーチ・キャンパスでは、そんなOBの方々と気軽に連絡を取ることができ、就活の進め方や選考対策のアドバイスを聞くことができます。ぜひ、OB訪問を通して一歩先を進んだ就活をしてみませんか?
社会を知る方法はインターンだけじゃない
インターンシップに参加することで、その会社を深く知ることが出来ます。 ですが、インターンシップに参加できる社数は限られているはず。1人あたり平均して3~5社程度受けられるはずですが、スケジュールの関係でそれ以上は難しいことも。 では、それ以外の会社や業界のことを知るにはどうしたら良いのでしょうか?
答えは、OB/OG訪問にあります。ビズリーチ・キャンパスには多様な業界、会社に所属する先輩社会人が登録しています。あなたのキャリア選択にきっと力になってくれるはず。