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選考対策

CABとは?例題&解答例、対策法をわかりやすく解説 | ビズリーチ・キャンパス

CABは、IT系職種やデジタル人材の選考で使われることが多い適性検査の一つです。 SPIのように言語問題が中心のテストを想像していると、図形や法則性を使った独特の出題に戸惑う人もいるかもしれません。とはいえ、出題の傾向を知り、時間配分を意識して練習すれば、必要以上に身構えるものではありません。 この記事では、CABとは何かという基本から、GABやSPIとの違い、出題形式、分野別の対策法などについて解説します。

目次

こんにちは!ビズリーチ・キャンパス編集部です。
企業の選考において適性テストの一種である「CAB」というものをご存知でしょうか?
今回は一般的に用いられるSPIや玉手箱とも異なる、図形を用いたユニークな問題が特徴のCABについてご紹介します。

CABって何?

CABは、主にIT系職種やデジタル分野の採用で使われることが多い適性検査です。
プログラミングの知識そのものを問うというより、数字や図形、規則性をもとに考える力など、仕事に必要な基礎的な適性を測る目的で実施されます。出題の見た目に少しクセはありますが、傾向を知って練習すれば対応しやすくなる試験です。まずは「難しい試験」と構えすぎず、どんな力が見られるのかを押さえることが、対策の第一歩になります。

GABとの違いは?

GABは、CABと同じ適性検査の一種ですが、想定されている職種がやや異なります。
CABがIT系職種やエンジニアなど、論理的処理や情報処理の適性を重視する場面で使われやすいのに対し、GABは営業や企画、事務などを含む総合職で幅広く活用される傾向があります。言語や数値をもとに考える問題が中心で、ビジネス全般で求められる基礎的な思考力を見られる点が特徴です。

※参考記事:https://br-campus.jp/articles/report/192

SPIとの違いは?

SPIは、特定の職種向けに設計されたテストというより、幅広い仕事で共通して求められる基礎的な力や人柄の傾向をみる適性検査です。
CABが、IT系職種で役立ちやすい情報処理力や規則性の読み取りといった適性を測りやすいのに対し、SPIは言語・非言語の問題や性格検査を通して、より全般的な能力や人物面を確認する場面で使われることが多いです。

※参考記事:https://br-campus.jp/articles/report/2110

CABのテスト形式は2種類

CABには、2種類の受験方法があります。

・紙のマークシート形式
・Web-CAB(パソコンで受ける形式)

紙で受けるタイプと、パソコン上で受けるタイプがあり、企業によって採用している形式は異なります。どちらも同じCAB系の検査ですが、解答の進め方や慣れておきたいポイントが少し変わるため、事前に形式を確認しておくことが大切です。

①紙のマークシート

紙のマークシート形式のCABは、企業が用意した会場など、監督者がいる場所で受けるタイプの検査です。会場で問題冊子とマークシートが配られ、受検者は設問を読みながら、選んだ答えを紙の解答用紙に記入していきます。
パソコン操作ではなく、鉛筆やシャープペンシルでマークして進めるため、内容の理解だけでなく、限られた時間の中で手早く正確に塗ることも意識しておきたいところです。

②Web‐CAB

Web‐CABは、パソコンを使ってオンライン上で受検する形式です。自宅やテストセンターなど指定された場所から受けられるケースが多く、インターネット環境とPCがあれば受検できる点が特徴です。
紙のマークシート形式と違い、決められた会場に行く必要がない一方で、企業から案内された受検期間内に自分で日時を選んで受ける形式が一般的です。操作はクリックで進めるため、画面上で素早く判断することに慣れておくこともポイントになります。

CABの分野別設問数と実施時間

CABの問題は前述のように、暗算・法則性・命令表・暗号の4つの能力試験と性格診断から成り立っています。その設問数と実施時間は下図のようになっています。
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分野別対策方法

上記の科目の中でも特に能力試験に絞って、詳しい試験内容と対策方法をご紹介します。

暗算

CABの中でも比較的容易な基本的な四則演算が問われます。ここで得点を稼ぐためのポイントは、「計算ミスを減らすこと」と「必要以上の時間をかけないこと」です。この二つのポイントを押さえる解法の一つとして、設問の数式の数値を四捨五入を用いて考えやすい数字で計算し、計算結果に最も近い選択肢を探すことが有効です。

<例題>

?に当てはまる数字は選択肢A~Eのうちのどれか。

13.46 - 425 - 6.85= ?

A-51.49

B-398.26

C271.91

D-418.39

E-195.29

<解説>

小数点を含む四則演算では、四捨五入して考えるのも一つの手です。設問の式の一の位を四捨五入してみると

10-430-1=-421

選択肢の中で最もこれに近いのは「D.-418.39」

法則性

ここでは、正方形の箱の中を色のついた図形が主に4つの規則

  • 回転:一定の角度で図形が回転する
  • 移動:マス内で図形が移動する
  • 交互移動:図形が上下左右斜めに移動する
  • 増減:図形の個数が増減する
    に基づいて移動する様子が、5枚の連続した図として描かれています。その中の1枚が空欄になっており、そこに当てはまる図を推定して選択肢から解答します。解答時には図の変化の様子を「図形の個数、大きさ、色、回転・移動の仕方」などのチェックポイントを基にして図の変化の規則性を吟味していくことが解答の糸口となります。
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    <例題>

    ?に推測される図形をA~Eから選びなさい。
    画像

<解説>

この連続した図の中で二つの「円の移動の仕方」を別々に見てみると、青い円は時計回りに、緑の円は反時計回りに移動している。この法則性に従って考えていくと最後の?に入るのはDの図形である。

命令表

命令表では基になる図形群が縦に並んでおり、それぞれの図に一つずつ「上下(左右)反転」「前(次)の命令を消す」「前(次)の図形を消す」等の、図の変形に関する記号が紐づけられています。受験者はその命令の結果表される図形群を選択肢の中から解答します。ここでのポイントは、まず前後の図形に変化を及ぼす命令があることに注意して、どの様な命令がなされているか確認することです。それからは、頭の中けで考えずに実際に紙に書いて、記号の指示通りに図形を変形させていくことも有効な解答手段です。
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<例題>

次の問題は縦に並べられた1つ以上の図形からなっています。上から順に命令を実行し、すべての命令を実行した結果得られる図形群を次から選びなさい。なお、各命令の意味は命令表を参照してください。


<解説>

最初に命令表を見ながら、問題の各図にどの様な命令が紐づけされているか確認すると、順に「上下反転させる」「前の命令を削除」「次の図を削除」「左右を反転させる」となっている。これらの命令から各図の変化点は順に「変更なし」「変更なし」「変更なし」「図の削除」となるので、これに対応した図形群はAである。

暗号

こちらの分野はまず、ある図が「図形を変形させるいくつかの記号」によって変化していく様子が例示されます。この例からそれぞれの記号に表される指示を解読し、これを本題に当てはめて解答していく問題です。図形変化の空欄を推測する「法則性」の問題と、指示記号の下で図を変化させていく「命令表」の問題を組み合わせた問題といえます。この分野のコツはまず図の変化の前後に、法則性の様に「図形の個数、大きさ、色、回転・移動の仕方」のどの変化がなされているかを確認します。次に、その変化から間の記号はどの様な命令をを表しているのか考えることです。記号が表す命令さえわかれば、あとは問題に当てはめて解答することができます。
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<例題>

下の正方形の間にある円形の記号は、左の図形に対してなされる暗号命令です。この暗号により、左の図形は矢印の方向へ記号に従い変化します。

以下の暗号図から暗号の意味を解読し、下の設問の?に入る選択肢を1つ選びなさい。
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<解説>

まず、例示の図から各記号がどの様な命令を表しているのか順に考える。下図において、

  • まず①と②の組み合わせによって空白の三角形に「黒線が入り」、「四角形の枠」で覆われる。次に、①と③の命令によって空白の三角形に「黒線が入り」、「色が反転」する。これらのにおいて共通している①と「黒線が入る」は同じものであることが分かる。
  • 次に、③と④の組み合わせによって黒い五角形の「色が反転」し、「上下に反転」している。ここで逆さになった空白の五角形が②の命令によって「四角形の枠」で覆わている。これらのことから残りの命令記号は、②「四角形の枠」③「色が反転」④「上下に反転」であることが分かる。
    問題に戻ると、星形の図形に④「上下に反転」③「色が反転」の命令がかかっているので、この結果得られる図形はCである。
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主要実施企業一覧

このCABやWeb-CABは以下のような企業を中心に、IT・商社・金融・シンクタンクなどの業界の選考に用いられています。
・NTTコミュニケーションズ

・ヒューチャーアーキテクト

・富士通

・カプコン

CABの対策・準備

CABは、出題のクセに慣れていないと難しく感じやすい一方で、事前に形式や問題の特徴を知っておくだけでも取り組みやすさが変わります。
ここでは、いつ頃から準備を始めるとよいか、どんな進め方で対策するとよいかなど、CABに向けて押さえておきたい準備のポイントを順に整理していきます。

CABの対策はいつから始めるといい?

CABの対策は、理想では受検の2〜3カ月前、遅くとも1〜2ヶ月前を目安に始めておくと安心です。
CABは問題の形式に独特なものがあるため、直前に慌てて触れるより、少し早めに出題パターンへ慣れておいた方が落ち着いて対応しやすくなります。就活中は、ES作成や面接準備、企業研究など並行して進めることも多いため、余裕がある時期から少しずつ準備を進めておくのがおすすめです。

何度も過去問を解く

CABは、知識量よりも「見慣れた問題をどれだけ手早く処理できるか」が結果に影響しやすいテストです。過去問を繰り返し解いておくと、出題のクセや考え方の型が少しずつ頭に入り、本番でも初見のように戸惑いにくくなります。加えて、同じ形式に何度も触れることで、1問ごとの判断が早くなり、限られた時間の中でも解き進めやすくなります。
まずは回数を重ねて、問題のパターンに慣れるようにしましょう。

苦手な分野は重点的に復習する

CABで高得点を狙うなら、苦手な分野をそのままにしないことが大切です。
CABは出題分野が決まっているため、つまずく分野があると、本番でも時間を取られやすく、全体の得点に響きやすくなります。まずは一通り問題を解いて、どの分野で間違えやすいのかを把握しましょう。その上で、解説を読みながら考え方を整理し、同じ形式の問題を繰り返して解き直すと、苦手の原因が見えやすくなります。
できない分野を減らしていくことが、安定して点数を伸ばす近道なのです。

他の企業で練習する

本命企業の前に、ほかの企業の選考でCABを経験して慣れておくのもアリです。
CABは、問題そのものの難しさだけでなく、時間の短さや本番の緊張で実力を出し切れないことがあります。先に別の選考で一度受けておくと、画面の見え方や解く順番、時間に追われる感覚に慣れやすくなります。
結果として、本命の場で過度に焦りにくくなり、普段の力を出しやすくなるでしょう。

CABで高得点を取る3つのポイント

CABで点数を伸ばすには、問題に慣れるだけでなく、本番での立ち回りも意識しておくことが大切です。
限られた時間の中で得点につなげるために、押さえておきたいポイントを3つに分けて紹介します。

①素早く解答する

CABでは、ひとつの問題にじっくり時間をかけるより、テンポよく解き進める意識が重要です。全体の試験時間が長いわけではないため、1問で止まってしまうと、その後の問題にしわ寄せが出やすくなるのです。
高得点を狙うなら、まずは設問の意図をすばやく読み取り、解き方の見当を早めにつけることが大切です。日頃から時間を意識して練習しておくと、本番でも焦りにくくなるでしょう。

②1問あたりの使用時間を決めておく

CABでは、前の項目でも触れた通り、時間配分を意識して解くことが欠かせません。そのため、本番前に「1問でどこまで考えるか」の目安を自分なりに決めておくと、途中で焦りにくくなります。
時間配分を考える際は、まず過去問を通して、自分が得意な分野と時間がかかりやすい分野を把握しておくのがおすすめです。苦手な問題で立ち止まりすぎないためにも、あらかじめ解くペースを決めて練習しておきましょう。

③全問正解より、合格点を目指す

CABでは、全問正解を目指すより、まずは合格点に届くことを意識した方が現実的です。
難しい問題に時間をかけすぎると、解けるはずの問題に使える時間まで減ってしまい、結果として正答率が下がりやすくなります。迷う問題に固執するより、確実に答えられる問題を着実に拾っていく方が、限られた時間の中では得点につながりやすいでしょう。

CAB対策におすすめな本2選

CAB対策の本を1冊選ぶなら、新しめの版で、CABにしっかり絞って演習できる定番シリーズを選ぶのがおすすめです。就活本は毎年多く出ますが、CABは出題形式にクセがあるため、長く版を重ねているシリーズの方が使いやすいことが少なくありません。中でも、まず候補に入れやすいのは次の2冊です。
迷ったら、最初の1冊は『これが本当のCAB・GABだ!』、演習量を重視するなら『CAB・GAB 完全対策』という選び方で考えると、対策を進めやすいでしょう。

『これが本当のCAB・GABだ! 2027年度版【Web-CAB・IMAGES対応】』

CABの特殊な問題にしっかり数をこなして慣れたい人に向いています。
実際の難易度を意識した問題収録や、Webテスト対策にも使える点が案内されており、演習量を確保したい人に相性のよいシリーズです。最新版も出ているため、できるだけ新しい版で進めたい場合にも選びやすい1冊です。

出版社公式:https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000407370

『CAB・GAB 完全対策 2028年度版』

CABの特殊な問題にしっかり数をこなして慣れたい人に向いています。実際の難易度を意識した問題収録や、Webテスト対策にも使える点が案内されており、演習量を確保したい人に相性のよいシリーズです。最新版も出ているため、できるだけ新しい版で進めたい場合にも選びやすい1冊です。

出版社公式:https://books.jitsumu.co.jp/book/b10147028.html

まとめ

CABは、はじめて触れると独特に感じやすいテストですが、出題傾向を知った上で練習を重ねれば、必要以上に怖がるものではありません。大切なのは、知識を増やすこと以上に、問題のパターンに慣れ、限られた時間の中でどう得点を積み上げるかを意識して準備することです。就活では、ESや面接対策など考えることが多いからこそ、早めに全体像をつかみ、自分に合ったペースで進めていきましょう。
落ち着いて準備を重ねることが、本番で力を発揮するいちばんの近道なのです。

CABについてよくある質問

CABテストの合格ラインは?

CABテストの合格ラインは企業ごとに異なり、共通の基準が公表されているわけではありません。そのため、「何点なら必ず通る」とは言い切れませんが、就活情報サイトでは5〜7割前後がひとつの目安として紹介されることがあります。人気企業や応募者の多い企業では、より高めの得点が求められる可能性もあるため、目安に頼りすぎず、できるだけ取りこぼしを減らす意識で準備しておくと安心です。

CAB試験で出題される内容は?

CAB試験では、主に暗算(Web形式では四則逆算)・法則性・命令表・暗号・性格検査が出題されます。計算の速さだけでなく、図形や規則の読み取り、指示を正確に処理する力などが見られるのが特徴です。一般的な学力問題とは少し傾向が異なるため、事前に問題形式を確認して慣れておくと、本番でも対応しやすくなります。

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