こんにちは。 ビズリーチキャンパス編集部 です。
採用担当者の仕事は、 就活生を「落とすこと」 。多くの企業は募集枠に対して、何十倍もの数の学生が就職活動をしている訳ですから、考えてみれば当然です。
質疑応答だけが面接だと思っていたら大間違い! 当日は、 「そんなところも見られてるの?!」 と感じてしまうようなところまで見られています。
今回は、面接当日にマイナスの印象を与えないための対策をまとめました。 基本的な流れをつかみ、安心して面接当日を迎えられるよう準備しておきましょう!
目次
・受付におけるマナー
・控え室におけるマナー
・面接のマナー
入室するときのマナー
椅子に座るときのマナー
話し方のマナー
お辞儀の角度のマナー
退出するときのマナー
・服装・身だしなみのマナー
髪型、顔
服装
時計、鞄、靴、その他
・おわりに
受付におけるマナー
・ あらかじめ携帯電話の電源をOFFにしておく。
・受付の前に身だしなみをチェックしておくこと。
・早く着き過ぎない。 10分前 がベスト。
・採用担当者の 名前と担当部署 をしっかりと確認しておく。
受付に入る前には、携帯電話の電源を切ったり、髪型と服装をチェックするといった確認を徹底しましょう。自分を採用担当者の立場に置いて考えてみてください。受付で身だしなみをチェックしている就活生がいたら
「時間がなくて急いで家を飛び出してきたのかな?」 =段取りが悪い就活生
と感じてしまうと思いませんか?後で受付の人に印象を聞いているかも知れないですね。
また、遅刻はもってのほかですが、逆に早く着きすぎるというのもマイナスです。会社側の準備が終わっていないのに押しかけてしまっては、あちらに迷惑をかけてしまいます。
「相手の立場に立って物事を考えられない人なんじゃないの?」
と思われてしまうようなことは避けましょう。遅延など、止むを得ない理由で遅刻する場合は、早めの連絡がマストです。
受付に行ったら、 「本日〇時からの採用面接で伺いました~と申します。恐れ入りますが、採用担当者の△△様にお取次ぎいただけますでしょうか?」 という風に伝えましょう。
担当者の名前と担当部署はしっかり覚えておくこと!人の名前を間違えるというのはとても悪い印象を与えてしまいます。
受付がインターホンや電話の場合もありますが、その場合も同様です。
・ 採用面接のため訪れた
・ 自分の名前
・ 採用担当者の○○様にお取次ぎいただきたいという旨
以上の3点が失礼なく伝わっていればOKです。受付時のセリフだけでも何度か声に出して練習しておきたいですね。
控え室におけるマナー
・ おしゃべり、音楽を聴く、読書はNG
・化粧直し、タバコも ×
・貧乏ゆすりも見られている
受付が終わると、面接まで控え室で待機することになります。もしかしたら大学の友人が同じ控え室にいるかもしれませんが、おしゃべりはNGです。イヤホンで音楽を聴いたり、読書もやめておいたほうがいいでしょう。
控え室に灰皿があるケースもあるようですが、会社を出るまでタバコは我慢です。タバコの煙が苦手な人もいるかもしれません。 「他の就活生を思いやる気持ち」 というのは面接官もしっかり見ていることでしょう。
基本的に悪目立ちすることは避けなければならないので、他の人と明らかに違う行為は控えるようにしましょう。 貧乏ゆすりなども非常に目立ちます。 志望動機や自己PRの最終確認をして、迫っている面接に備えるのがベターです。
面接におけるマナー
入室のマナー
・ノックは2回?3回?
・入室時は 「失礼致します」&「お辞儀」
入室時のノックは3回 です。2回と間違えて書かれているサイトもちらほら見かけますが、間違えても2回ノックは厳禁です。トイレの在室確認だけにしてくださいね。
ドアの向こうから「どうぞ」という声が聞こえたら入室し、ドアの方を向いてドアを静かに閉めます。面接官に向き直り、「失礼します」と言って、お辞儀をします。
椅子に座るときのマナー
・座る前に軽く自己紹介をし、再度一礼。
・勧められるまで着席はしない!
入室したら、次は椅子に座ります。椅子の横に行ったら 「○○大学の△△です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」 と言って、面接官のほうを向いて一礼しましょう。
その後「おかけください」と言われるので、それを待ってから着席します。
話し方のマナー
・相手の目を見て話す
・ハッキリと大きな声で
・要点を押さえて簡潔に伝える
・適切な敬語を使う
相手の目を見て話すのが得意でない人は多いのではないでしょうか?しかし、 目を見て話すということはコミュニケーションの基本 とされていますし、面接官にも「こいつは自信があるぞ!」と思ってもらうチャンス!
普段から相手の目を見て話す練習をしておきましょう。大きな声でハキハキと話すことも、自信を伝える大事な要素です。
次に、どういう話し方をするかです。
多くの企業はロジカルシンキングができ、それを言葉にして伝えることのできる学生を求めています。
なので、質問された際に、即答で喋り倒さなければならないという訳ではありません。きちんと間をおいて考えた上で、簡潔な話し方をすることが求められます。
・ 「結論から申し上げますと~です。なぜなら~であるからです。」
・ 「それについては大事なポイントが3つあると思っております。まず1つ目は~。」
といった具合の話し方をすると良いでしょう。
自己PRの際も、同じように論理的に話すことが望ましいです。話しているときは 背筋を正し、リラックスした表情で。 敬語も不自然な敬語を使ってしまわないように、本などを参考に基本的な敬語の使い方は押さえておきましょう。
お辞儀の角度のマナー
30~45度 の角度を推奨
背中が丸まっているのは×
ここでもしっかりと背筋を伸ばしましょう。
退室におけるマナー
質疑応答では自分の思うように話せましたか?「好印象を与えられた!」という人は、最後に減点をされないように。「ダメかも…」という人も、最後まで何があるか分かりません。あきらめないで!
退出のときは
① 椅子に座ったまま 「本日はありがとうございました。」と一礼。
② 立ち上がり、椅子の横で 「ありがとうございました。」と一礼。
③ ドアの前で向き直り、 「失礼いたします。」と一礼し、退室。という手順になります。
気を抜かず、丁寧な所作を心掛けましょう。 ドアは静かに閉めること。
面接が終わっても、 会社を出て家に帰るまで誰に見られているか分かりません。 受付でも「ありがとうございます」とあいさつをするのが一流の就活生です。
服装・身だしなみのマナー
「派手に着飾るのはダメなことぐらいはなんとなく分かるけど…具体的にどこをどうすれば良いの?」 という疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか?
最低限押さえておきたいポイントを順に解説していきます。
髪型、顔
髪の毛は地毛と同じ色、あるいはそれに近い色にしましょう。男女共に "清潔感" が重要です。細すぎる眉毛は垢ぬけた印象を与えてしまうので、避けたほうが無難です。
男性が気をつけるべきポイント
・ 長髪はNG。
・襟足、もみあげは長すぎないこと。
・ヒゲを剃り残しなく、しっかりと剃る!
女性が気をつけるべきポイント
・明るい印象にするため眉毛は出すこと。
・お辞儀をしたときに顔にかからないよう、 長髪の方は後ろで束ねる。
・厚化粧、ノーメイクは避ける。ナチュラルメイク。
・ カラーコンタクトはNG!
服装
スーツは、体形に合っていることが大事です。 決して高価なものを買う必要はなく、サイズ感さえ合っていれば格好良く着こなせます。店員さんと相談しながら決めるのがオススメです。
色は、落ち着いた色の黒、紺、グレーの3色 から選択で。シワ、ほこり、しつけ糸が取られているか?なども抜かせないポイントです。
また、スーツの上にコートを着る場合は、ロングコートよりもハーフコートがオススメ。面接官に若い印象を与えることができます。
コートを選ぶ際はスーツ、靴、鞄とのトータルコーディネートを考え、 黒、紺、グレー(女性の場合はベージュも)といった落ち着いた色をチョイスしましょう。
男性が気をつけるべきポイント
・しっかりとズボンの折り目をつける。
・Yシャツから中の衣類が透けないように。
・ネクタイは派手すぎず、スーツの色にあったものを。
女性が気をつけるべきポイント
・パンツスーツの折り目をしっかりとつける。
・スカートは座った時に、ひざにかかるくらいがベスト。
・コートにベルトがついているタイプのものは、しっかりと締める。
時計、鞄、靴、その他
トータルで「しっかりとした就活生」であるという印象を与えるために、細部にも気を抜かないようにしましょう。爪は短く切り、時計などのアクセサリー類はシンプルなものをつけること!
また、 カバンは社会人になっても使えるもの(A4サイズの紙が折らずに入れられる、床に置いたときに立つ、明らかなブランドものは避ける) を選ぶのが賢明です。
男性が気をつけるべきポイント
・靴下はダークカラーを選択。 (白はNG!)
・革靴は黒のプレーントゥを推奨。
女性が気をつけるべきポイント
・ ベージュなど、自分の肌の色に近いストッキングを履く (ビジネスシーンでは素足NG)。
・伝線したり、破れたりするかもしれないので、予備を必ず持っておく。
・パンプスのヒールは 3~5cm が疲れにくく、スマートな印象を与えられる。
靴はかかとがすり減っているものは避け、磨いておくのがベター ◎
おわりに
面接というだけで緊張するのにマナーもたくさん…当日あたふたしないためにも、入念な準備が就活成功のカギです!
もちろん、紹介したマナーは会社や業界によって違いますので、この機会に気になっている企業や、業界の先輩に OB訪問 をして聞いてみてはいかがでしょうか?
面接対策は必要。でも、本質的なキャリア形成をしたいなら
面接対策は、内定の確率を上げるのに必要なことですが、はたして「内定を獲得すること」は真のゴールといえるのでしょうか?
「仕事」という時間は人生の大半の割合を占めています。そんな中、周りの意見や評価に流され、自分の心の中の意思に反する形でキャリアを選ぶことは将来の自分の首を苦しめるだけなのではないでしょうか。 面接対策に取り組む前に、ぜひ自分自身と語り合ってみてください。
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