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業界研究

【トレンド】え、VRってビジネスにもこんなに活用されてきているの?

あなたは今大注目されているVR(仮想現実)についてどれだけ知っていますか?今回は、VRのトレンドをまとめてみました!

こんにちは!ビズリーチ・キャンパス編集部 トレンドニュースチームです。
みなさん、VR(仮想現実)を体験したことはありますか?
VRの技術はここ数年で、ゲームや映像などエンターテイメントの領域を中心に急速に普及されてきました。
「VR」と聞くと、皆さんも、娯楽のイメージが強いのではないかと思います。
しかし、最近ではビジネスシーンでも活用される機会が増えてきました。

JR西日本がこんな取り組みを始めたとのニュースが公開されました。

http://ps.nikkei.co.jp/kddi1709/?n_cid=PSDB0012


JR西日本がVRを用いた災害対策訓練を始めたのです。

今回は、「VRとは何なのか?」「VRはどのような領域で利用されつつあるのか?」を最新トレンドとして解説していきます!

そもそもVRとはなにか

 VRはバーチャル・リアリティの略で、仮想現実のことです。SonyやHTCなどが発売したVR用のヘッドマウントディスプレイ(耳、鼻、目を丸ごと覆い、感覚を奪う専用の機器)を体験者が身に着けることで、ユーザーの五感を刺激しながらコンピュータで作られた映像世界に体験者が没入できるという画期的な技術です。
ヘッドマウントディスプレイを利用したVRでは、顔の向きに合わせて360度、上下左右に現実とは異なる仮想空間が現れます。さらに、機器に備えられたセンサーによって動きや傾きを変えて、現実世界と錯覚させてしまうような臨場感のある体験を提供してくれるのです。一般的なVRゲームではアクションゲームやロールプレイングゲームの世界、さらには空中や水中などにいるような体験など、日常では体験できないような様々な疑似体験が楽しめます。


2025年には、現在のデスクトップPCに並ぶ市場に...?!

VRは2025年までに現在のデスクトップPCと並ぶほどの巨大市場になると言われており、ゴールドマンサックス社の2025年における予測によるとVRの活用市場は多岐にわたり、ゲーム、エンターテインメント市場をはじめ、ヘルスケア分野や産業分野、小売市場などの様々な業界で応用され、私たちの身近なものとなっていくとされています。

冒頭のJRでの利用についての解説!

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西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山本社は、今後高い確率で発生すると予想されている南海トラフ巨大地震に備えるために、さまざまな安全対策に取り組んできました。
その新しい取り組みの一つに、KDDIと共同開発した「VR(仮想現実)による災害対策訓練ソリューション」があります。
VRによって今後発生するかもしれない津波などの自然災害を疑似体験しながら駅員や運転士の対応力や判断力を育てるというものです。



 これまでも様々な地震対策を行なってきたJR西日本ですが、ついに「リアルな避難誘導訓練ができるソリューション」というテーマでコンペを実施したのです。そのコンペでKDDIのソリューションが選定されました。
JR西日本がそれまで使っていた津波避難支援アプリとVR映像を連携、実際の災害時のシチュエーションが限りなく再現された、リアルな訓練が実施できるソリューションが出来上がったのです。
 

今後VRがさらに発展するであろうと期待されている中で、このようなVRを使ったビジネスが次々と誕生していくことになるでしょう。


他の業界ではどのように活用されているの?

①エンターテインメント

少々値段は高めですが、個人で手軽に楽しめるように家庭用ゲーム機としても徐々に普及し始めてきています。
有名なところだと、PlayStation VR、Oculus Riftなどがありますが、東京にはVR Park TokyoというVRが実際に体験できるアトラクション施設、Cycle Studio R Shibuyaなどテーマパークのような施設もあります。Oculus RiftはOculus社が開発・発売しているバーチャル・リアリティ向けヘッドマウントディスプレイで、この機器は、実際にスポーツ観戦をしているかのような体験や、職業体験などのような領域においても、でもこれから全く新しいエンターテインメントを提供できるポテンシャルを持っていると言われています。


②医療

精神科医が社会不安や飛行恐怖症、会話恐怖症、高所恐怖症などを持つ患者の認知行動療法にVRを利用していることもあります。事前に医師が患者のためにコントロールされた環境を準備し、あらゆる場面においてどのように感情と向き合えば良いかを指導するというものです。また、心理療法だけではなく外科医のトレーニングのためにVRを用いて実際に映像を使って手術をシミュレーションするといった技術も開発されています。


③ファッション

ファッションやショッピングも、VR業界において注目されているジャンルの一つです。例えば、化粧品や衣服などを販売するファッションブランドのDiorが開発したDior Eyesというショーのバックステージにいるかのような体験ができるVRファッションショーや、ユニクロが自身の2016年春夏の展示会の様子をVRで体験できるようにした動画などがあります。普段見られない光景を味わってもらうことによってプレミアム感や臨場感を味わってもらうことができます。
また、ファッションショーだけでなく、実際に自分がショッピングに行っているかのような疑似体験ができるSTYLY、 中国のAlibabaがリリースしたBUY+などがあり、家から出なくてもいいのに試着ができる、新たな買い物の形となって普及していくだろうと言えます。


おわりに

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 今回ご紹介した事例以外にも様々な場面で使われているVRですが、今まではゲームやエンターテインメントが中心であったのに対して、JR西日本が開発した災害対策の例のようにビジネス領域でも活用できることをご紹介しました。
 例えば消費者相手の企業だと、ゲーム界やエンターテインメント業界にある任天堂やバンダイナムコエンターテインメントなどの企業が、これからもさらにVRに力を入れたゲームの開発やコンテンツの拡充をしていくことになるでしょう。

また、企業を相手にした企業だと、住宅メーカーや航空、運輸、自動車の企業がヘッドマウントディスプレイなどの機器や技術を活用して、よりリアルな顧客体験を実現するためにVRを応用して行くと考えられます。

このように、VR自体の開発を行う技術職やエンジニアだけではなく、事業会社でも、企画職としてVRをどのように活用してビジネスに応用していくかを考えられるような人材のニーズも高まって行くかもしれません。
現在でもすでにそのような現場の最先端で仕事をしている社員さんも多くいらっしゃいます。
そうした社会人の方に会いに行って、直接VRの応用や、将来についての話を聞いてみると、自分のキャリアついて、より幅広く考えることができるでしょう。
ぜひ、ビズリーチ・キャンパスを使って、先輩に会いに行ってみてください!

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