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OB/OGが語る

「ビズリーチ・キャンパスLIVE」特別企画『日本経済新聞社スペシャルデー』

これから就活を始める学生たちに向けて、ビズリーチ・キャンパス主催の特別企画『日本経済新聞社スペシャルデー』が開催されました。日本経済新聞社といえば、ビジネスパーソンのほとんどがその名を知っている新聞社です。業界内でも先駆けて電子版をローンチするなど、常に時代の流れに柔軟に対応する社風にも注目が高まっています。今回は、部署の違う現役記者をお招きし、その内情について赤裸々に語っていただきました。新聞社志望の就活生が気になる「現役記者の私生活」にもフォーカスし、日経の「リアル」に迫ります!

<「日本経済新聞社スペシャルデー」パネリスト>
■三島大地
・東京編集局:経済部
・入社:2013年
2013年:編集局 証券部
2016年:西部支社編集部(福岡)
2019年:編集局 経済部

・印象に残った仕事
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■奥津茜
・東京編集局:Nikkei Asia編集部
・入社:2015年
2015年:編集局 企業報道部
2018年:編集局 NAR(現Nikkei Asia)編集部

・印象に残った仕事
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■小笠原健士郎
・東京編集局:記事審査部(校閲)
・入社:2017年
2017年:編集局 記事審査部

・印象に残った仕事
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それではまず、日経新聞社で現役の記者を担われている皆様の「ある一日のスケジュール」という点にフォーカスするところから進めていきたいと思います。箇条書き的な形でかまいませんので、具体的にどのような一日を過ごされているかについてお聞かせください。経済部ご担当記者の三島さんからお願いいたします。

三島(経済部):
それでは、私のある一日のスケジュールですが、こういった形で進めております。

【三島様デイリースケジュールモデルケース】
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三島(経済部):
この日めちゃめちゃ忙しかったのに、夜友人とご飯食べてるんですよね(笑)自分でもびっくりです(笑)多少イレギュラーな部分はありますが、印象に残ったとある一日でいうとこんな感じです。

ありがとうございます。では次に、Nikkei Asia編集部の奥津様はいかがでしょうか。

奥津(Nikkei Asia編集部):
その時に担当している案件で多少の相違は出てきます。

【奥津様デイリースケジュールモデルケース】
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奥津(Nikkei Asia編集部):
私の在籍している部署は基本的に在宅で仕事ができるので、この日は朝に企業取材をして一回自宅に戻っていますね。もちろん、繁忙期や抱えている案件によってこの限りではありません。

大変参考になります。では、情報が世に出る際の要となる「校閲」ご担当の記事審査部、小笠原様はいかがでしょうか。

小笠原(記事審査部):
私の場合は「校閲」や「審査」に携わる部署なので、前の2人とは多少稼働時間の違いはあるかもです。おおよそ以下のようなスケジュールで働いております。

【小笠原様デイリースケジュールモデルケース】
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小笠原(記事審査部):
私の担当は朝刊を作成する業務なので、始業時間が他部署と比べて遅いところが特徴ですかね。この日は昼過ぎから出社していますが、夕方近くから出社することもあります。

ありがとうございます。それでは次に、現役の記者3名の方にいくつか質問をしていきたいと思います。

まずはこちらの質問からいきましょう。

【質問①:日経のココが良いと思うことは何ですか?】

非常にポジティブな質問です(笑)ずばり皆様が思う「日経のココが良い!」みたいなことをお聞かせください。まずは三島様からお願いします。

三島(経済部):
色々ありますが…(笑)まずは「会社自体がチャレンジ精神旺盛」という点ですね。電子版の新聞も業界内で他社に先駆けてスタートしていますし、イギリスの新聞社を買収しているなど、会社そのものが日々変革をという意識を持っています。現場レベルの話でも「こういう記事が書きたいです」という話をすると上長からも「面白そうだからやってみよう!」といった返事が来たりします。記者がチャレンジしようと思う際に、それが受け入れられやすい環境があるところは魅力的ですね。

奥津様はいかがでしょうか?

奥津(Nikkei Asia編集部):
色々チャレンジできるのはその通りだと思います。あとは、非常に個性的で色々な方のいる会社なので、様々な意見を聞くことができるといった点で「人の魅力」のような部分も強いですね。

小笠原様はいかがでしょうか?

小笠原(記事審査部):
私も三島さんがおっしゃってたように「チャレンジ可能」というところはイイと思っています。あとは、若手のうちから手上げすれば大きな仕事を任せてもらえるので、自分のやりたい仕事がやりやすい点は素晴らしいポイントですね。私の同期を見ていても、「あれをやりたいこれをやりたい」というタイプの方が多いので、異動なども含めて自分の希望は通りやすいです。

ありがとうございます。では次の質問に移ります。

【質問②:仕事を通して成長したこと、得たものは?】

さきほど「チャレンジ」というワードが多く出てきたので、仕事を進める中で挑戦を通じて得たものを聞かせてください。三島様からお願いします。

三島(経済部):
私は感じている成長は2つありまして、まずは「幅広い知識が身に付いたこと」、もう一つは「性格的に物怖じしなくなったこと」ですね。記事を書くとなると、その分野への深い知識が絶対に必要ですね。例えば金融系の記事を書くなら金融知識、法律系の記事を書くなら法律知識、といった具合です。都度そういったことを調べ尽くして記事を書くので、幅広い分野の知識が深まります。もう一つのところで言うと、押しの強い経営者の方などにもインタビューをするので、初めの頃は怖くてなかなか聞けないことも今では堂々と何でも聞けるようになりました(笑)

では奥津様はいかがでしょうか?

奥津(Nikkei Asia編集部):
自分の視野が広がったと感じています。様々な分野の専門家の方、著名な方の価値観や考えに触れられるので、そう感じていますね。なかなか普通であれば出会えない方と出会えるので。多くの著名な方と実際の接点を持ち考えに触れられるので、おのずと自分の視野も広がっていっているなと感じています。

小笠原様はいかがでしょうか?

小笠原(記事審査部):
仕事を通じて、とにかく知識量がどんどん増えていくことですね。私は文学部出身ということもあり、お恥ずかしながら数字に弱い部分がありました。しかし、仕事に取り組むことで企業の決算書を読めるようになったり、金融系のデータを読めるようになったり、本来であれば自分の弱点だった「数字」が強みに変わりました。日々の業務を通じて「学び」が多いため、成長や得るものは多くあります。

ありがとうございます!では、次は仕事から離れる質問になりますが、こちらの質問です。

【質問③:休みの日は何をしていますか】

皆様のお休みの日の過ごし方についてお聞きしたいです。では今度は逆順に小笠原様からお願いします。

小笠原(記事審査部):
コロナ禍の前は旅行に行ったり美術館に行ったりしていたのですが、最近はなかなか外出もしにくいので、自宅で読書をしたり、見逃して撮りためておいたドラマを見たりすることが多いですね。ちなみに、学生時代もよく読書をしていましたが、校閲の仕事をするようになってから誤字脱字がすごく気になるようになりました(笑)一種の職業病みたいな感じですね。

なるほど。では三島様はいかがでしょうか。

三島(経済部):
私も小笠原さんと同じで旅行が趣味です。コロナ禍の前は、一週間程度の長期休暇を付けて海外に年間3回行くくらい、旅行が好きでした。記者っていうと、長期休暇が取りにくいイメージがあると思いますが、部署にもよるものの必ずしもそういうわけではないんですよ。私は新人のときからGWに夏休み、年末年始は海外に行っていたので。意外とライフワークバランスが充実しているという(笑)最近はなかなか世の中的にもそうはいかないので、自宅で読書をしたり友達とZOOMでWeb飲み会をしたりとかですかね。あとは運動不足にならないようにジム通いなども行っています。割とありがちな感じですよ(笑)

では最後に奥津様いかがでしょうか。

奥津(Nikkei Asia編集部):
私も旅行が好きなので、長期休暇をつけてよく海外に行っていましたね。1年目はちょっと遠慮していきませんでしたが(笑)2年目からは一週間二週間と長期休暇を設けることが習慣になりました。行くエリアも色々でして、一昨年はエジプトに行って、その前はイギリスに行きました。その時の気分で行きたい国に行っていました。

ありがとうございます!では、時間も迫ってきておりまして、最後の質問です。

【質問④:仕事のやりがいは何ですか?】

学生の皆様が最も気になることの一つと思いますが、ズバリ「新聞社で働く仕事のやりがい」についてお聞かせください。三島様からお願いします!

三島(経済部):
先ほど奥津さんの話で「普通であれば出会えない方と出会える」という話題が出ましたが、我々記者は貴重な方に出会うことはもちろん「発信」することもできるので、そこは大きなやりがいを感じています。著名な方の「こういうことを考えています」ということを世に出せることはもちろん、社会を変えるだけの力を持った「発信」ができることはとても意義があると思っています。学ぶだけで終わらず、発信することで世の中を変えていけることは、記者という仕事ならではの特徴の一つですよね。

続きまして小笠原さん、いかがですか?

小笠原(記事審査部):
我々の校閲の仕事は、たくさんの方との出会いがある現場記者さんとは違い、あまり外に出ることはないんですね。署名付きで記事がでるといったようなこともありませんが、ちょっとした内容から致命的な内容まで、事実と異なる箇所を発見することができます。そういった情報が世に出る前に、正しい内容に修正できるという点は「校閲」ならではのやりがいだと感じています。現場記者の方から「ありがとうございます、よくこんな箇所を見つけてくれましたね、小笠原さんがいなければ大変なことになっていたかもしれなかったです」のような感謝の言葉を頂けると、とても励みになりますね。日々の業務の中で、「よし!今日の情報は全て整合性がとれた完璧な内容に修正できた!」と感じられた瞬間は、大きな達成感とやりがいを感じられます。

ありがとうございます。それでは最後に奥津さんいかがでしょうか?

奥津(Nikkei Asia編集部):
三島さんのご意見と重複してしまいますが、やはり「発信」ができる点ですね。自分がキャッチアップした情報の発信で世の中に影響を与えることができることは、社会貢献的な部分も含め非常にやりがいを感じます。もちろん、こういった我々現場記者の発信を精査してくださっている、小笠原さんのような校閲の方々への感謝の気持ちも常に持っています。いつもありがとうございます。

皆様それぞれが、違った部署で与えられたミッションを全力で形にし、かつしっかりとしたチーム内での連携を持たれてらっしゃるのですね。日本経済新聞社様の情報の的確さやスピード感の裏付けが見えた気がしています。かつ、仕事一辺倒にならずにプライベートも充実されているという貴重なお話を伺うことができました!本日はありがとうございました!

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