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OB/OGが語る

「未来に何ができるか、常にアンテナを張っている。」大京で活躍する社員が語る、仕事と会社。

コロナ禍で未来が読みづらくなっている今、高い人気を誇る分譲マンションブランド「ライオンズマンション」を手掛ける大京は、新たな事業領域の展開に挑んでいます。大京は、2019年にオリックスの完全子会社となり、オリックスの不動産セグメントと統合。今後は、オリックスと大京の強みを生かし、あらゆる不動産開発に対応できる総合不動産グループとして、事業領域の拡大を図っていきます。新卒採用では、インターンシップやOB・OG訪問を積極的に行なっていますが、今回は現場で活躍している社員にインタビューを実施しました。自身が携わった業務や職場の環境、企業風土など、第一線で活躍する社員ならではのリアルなお話をお届けします。

<企業紹介>
株式会社大京
「ライオンズマンション」で知られるマンションデベロッパーのリーディングカンパニー。1964年の設立以来、マンション累計供給戸数は業界トップ(※1)の地位を確立。その中で培われたノウハウを生かし、現在は賃貸マンションやホテルの開発など、新たな事業領域を積極的に展開。不動産ソリューションを通じて社会課題の解決を図り、住生活環境の向上と社会・経済の発展に貢献している。

※1 347,434戸 全国の事業主別供給戸数ランキングで(株)大京は第1位。不動産経済研究所調べ(2019年12月末現在)のデータを基に算出。各社事業開始から2018年までの累計戸数は、不動産経済研究所発行の「全国マンション市場・30年史」から抜粋した2002年までの各社供給実績に、同社発表の事業主別年間発売戸数(2003年以降)を加えたもの。大京およびその子会社としての累計供給戸数は46万戸超。(2019年12月末現在)

<人物紹介>
小名木 奈保子
2007年入社
開発事業部 事業創造部 CRE戦略チーム
大学は商学部を卒業。入社後は分譲マンションのマーケティングに携わった後、事業企画として会社全体の目標管理や販売促進なを担当。その後人事で採用や研修業務に携わり、現在は自ら企画した新規事業の推進を手掛ける。

家が大好きな子どもだった。

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——— 本日はお時間をいただき、ありがとうございます。まずは、ご自身が就職活動をしていたときの考えや、活動の軸を教えてください。

私は、デベロッパーとハウスメーカーに絞って就職活動をしていました。子どもの頃から家が大好きで、折り込みチラシで入っているお気に入りの間取りをスクラップしたり、季節毎に自分の部屋の模様替えをしたりして楽しんでいました。親から「誕生日はどこに連れて行ってほしい?」と聞かれて、「住宅展示場」と言ったこともありました。

——— それは珍しいお子さんですね(笑)。

そうですよね(笑)。私にとって家は、例え外で嫌なことがあったとしても家族が温かく迎えてくれる癒やしの場所であり、心の拠り所でした。また、人々の生活に欠かせない三要素「衣・食・住」の一つであり、人生において長い時間を過ごす場所です。就職活動では、人々の生活を支え、私が感じていたような「心の拠り所」となるような家を提供する仕事に就きたいと思っていました。

——— デベロッパーやハウスメーカーの中でも、大京様を選ばれた理由は何だったのですか?

私は、一つの街のような大規模マンションで育ちました。そこでは、夏祭りなど居住者同士が触れ合えるイベントがいくつも開催されており、楽しかった思い出として記憶に残っています。こういった経験から、マンションには集合住宅だからできるコミュニティーや助け合いなど、戸建にはない面白さがあると思いました。それでマンションデベロッパーに絞り、分譲マンションの累計供給戸数がNo.1である大京を選びました。

——— 入社後は、どのような業務をされたのでしょうか?

最初は、事業統括部に配属されて、9年間を過ごしました。最初のころは、マーケティングに携わり、市場を分析して社内で報告や提案をする業務をしていました。例えば、用地を仕入れるときの金額はいくらが妥当か、3年後にマンションが完成する場合に販売価格はいくらが適切か、マンションを分譲するにあたり住戸は何平米の部屋を何戸つくるのがベストかなど、仕入れや商品企画におけるマーケティングをします。大京には、過去に分譲販売した物件のデータが豊富にありますので、どのエリアでどんな傾向があるのか、どのようなマンションが人気だったのかなどを分析していました。

——— 家が好きな小名木さんにとって、とても面白そうな業務ですね。

そうですね、とても自分に合っていたと思います。 先ほどお話ししたマーケティングのほかに、売上アップや業務効率の向上など、各部署の目標達成に向けたサポートや進捗管理を担当しました。具体的には、思うように販売が進捗していないマンションがあった場合、来場されたお客さまを分析して販売の立て直しのフォローなどを行いました。その後、人事に異動して採用を1年、研修を3年担当して、現在の開発事業部に至ります。

新しいビジネスを考え、動かす。

——— それでは、今現在の業務内容を教えてください。

私は、開発事業部 事業創造部という新規事業を手掛ける部署に所属しています。大京にはライオンズマンションという明確な1本の柱がありますが、分譲マンション開発という主軸事業のほかに、新しいビジネスを考えることがミッションです。大京には土地の情報が数多く入ってきますが、分譲マンションに適した土地だけの情報が入ってくるわけではありません。そこで、分譲マンションには向かないような土地も事業化できるよう、新しいビジネスの可能性を模索しています。

——— もともと新規事業に携わりたかったのですか?

今の部署に異動したきっかけは、国内のオリックスグループ各社の職員を対象にした「社内新規事業公募制度」に応募し、自分たちで考えた事業提案が選考を通過したことでした。私はその事業を実際に企画・実施するために今の部署に異動しました。

——— そうなのですね。そうした公募には積極的に取り組んでいたのですか?

最初に配属された部署の部長の影響が大きいです。マーケティングの部署ということもあり、中長期スパンで物事を考え、自発的に新規事業の提案されている方でした。部長から、「今後人口が減っていく中、不動産市場が大きく成長するとは言えない。だから分譲マンションだけでなく、多角的な事業を考えていくべきだ。」という話を、入社当初からよく聞かされていました。また、部のメンバーから新規事業を募り、優れているものは役員に提案して事業化する、ということをしていたので、機会があれば積極的に行動する土壌が部内にできていました。また、「常にアンテナを張っておけ」とずっと言われていたので、日頃から気になった企業や事業があったら調べてみることを入社当初から続けています。

——— 新規事業提案は、これまでの経験と環境が大きく影響しているのですね。

そうですね。ほかにも入社4年目の頃、次世代の経営層を育成するための選抜研修に応募して参加しました。約半年間、経営に必要なプログラムを学びつつ、最後の集大成として社長に新規事業を提案するというものでした。その研修でも事業の考え方をゼロから学びました。

——— 今は、オリックスグループの公募で提案した事業を進めているということですね?

はい。数年後の事業化に向けて進めています。提案した事業は、ベースとしてこれまでのマンションづくりのノウハウを生かしつつ、新しいスキームを掛け合わせたビジネスです。建物の仕様や法律などが分譲マンションと異なるため、まずは市場に出すことでノウハウを蓄積していきたいと考えています。また、新規事業の業務と並行して、企業が所有している不動産の有効活用を提案する業務も担当しています。

——— 不動産の有効活用を提案する業務とは、具体的にどういったことをするのでしょうか?

大京が持っているさまざまなノウハウを生かして「こういう土地活用をしませんか」と法人のお客さまに提案しています。例えば、金融機関が合併した場合、同じエリアに2つの店舗ができることがあります。その状態は非効率なので、一つの店舗に集約し、もう一つの店舗の土地は建て替えるなど、別の形で活用することで収益アップに繋げる提案をします。

——— 家が大好きだった子どもが、現在は大きなマーケットのお仕事をされているのですね。これまでを振り返ってみて、いかがですか?

家に関わりたいという思いを実現でき、一つ一つの業務にやりがいを感じています。また人事も経験したことで、人財育成の価値や面白さも知ることができました。

自分の歩む道を、自分でつくっていく。

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——— 不動産業界を志望する学生に対して、御社の魅力を伝えていただけますか。

大京とその子会社も併せると、不動産開発に加え、管理、仲介、修繕などさまざまな事業部門がありますが、そこに会社としての上下関係はなく、横並びであることが特徴です。会社間は横のつながりが強く、人財交流も盛んなので、業務においても隣の部署のような感覚で、お互いにサポートし合っています。キャリアにおいても、不動産開発だけでなく管理や仲介にも携わることができるので、自分次第で不動産に関するあらゆることを経験できます。必ずしも全てが実現するとは限りませんが、大京の人財育成コンセプトは「自分の道(キャリア)は自分で決める」ですので、自分がどうなりたいか、自己申告制度やジョブチャレンジ制度を活用して声を上げ、それに向かった前向きな行動が伴っていれば応援してくれる環境が整っていることも魅力だと思います。

——— 小名木さんはさまざまな経験をされていますが、今後の目標はありますか?

これまでの経験にプラスして、管理や仲介など別の角度からも不動産事業に携わり、その経験を生かし、不動産事業を多角的に捉えた上で新規事業を手掛けられたら嬉しいです。また、さまざまな社員からアイデアの芽が生まれて、それを自由に発信できるような雰囲気を会社全体に醸成したいので、人財育成にも再度携わってみたいです。

——— 最後に学生へ、就職活動のアドバイスやメッセージをお願いします。

「こういうことがやりたい」という気持ちはもちろん大切なのですが、それだけでなく、実際に自分が働いている20年後、30年後の未来はどうなっているのか、就職後のワークライフバランスをどうしたいのかと考えることも大切だと思います。AIなど技術が進化する中で、20年後には今やりたい仕事が無くなっているかもしれません。「この仕事をやりたい」という一つの目線だけでなく、多面的にイメージしてみると、働いてからのギャップが少ないはずです。そのためには、たくさんの先輩の話を聞いたり、業界の今後を調べたり、学生時代にしかできない経験をしたり、情報収集をしたうえで多方面から考えることが重要だと思います。

——— 本日はありがとうございました。幅広い業務とやりがいがあり、自らキャリアを切り拓ける環境であることがよくわかりました。今後ますますのご活躍を心よりお祈りしています。