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OB/OGが語る

海外大生にとって、NRIの経営コンサルティング部門が魅力的な理由とは

野村総合研究所(以下「NRI」)は、就職活動生にも転職者にも人気の高い企業のひとつです。「コンサルティングサービス」と「ITソリューションサービス」の2つのサービスを提供するNRIは、プロフェッショナルな人材を輩出するため、海外大生の採用にも力を入れています。今回は、NRI経営コンサルティング部門の海外大出身の2名に、就職活動の思い出や働く魅力などを取材しました。

<企業紹介>
NRIの経営コンサルティング部門は、日本初の民間シンクタンク発祥で、現在は日本最高峰の経営戦略コンサルティングファームとして、大手企業や政府機関に対し、経営戦略の立案や実行支援、また産業政策、社会基盤などの調査・政策立案支援を行っています。For-Profit Think Tankとして世界1位に選ばれる(2019 Global Go To Think Tank Index Report より)など、対外的にも高い評価をされています。

<取材対象者>
小野寺 萌
2016年 10月入社
カリフォルニア大学サンディエゴ校 社会学部
親の駐在の関係で幼少期から海外にて生活。高校卒業後、アメリカのコミュニティカレッジに入学。その後、大学に編入。新卒でNRIに入社。

森 裕和
2019年 4月入社
エディンバラ大学 物理学部
日本の高校を卒業後、プロダイバーとして3年間、活躍。マルタ共和国でダイバーになる。24歳からスコットランドで大学に入り、理論宇宙物理を学び首席で卒業後、NRIに入社。

海外での就職活動

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――――海外大出身のお二人に就職活動と仕事についてお伺いするのですが、どちらの国に行かれていたのですか?

小野寺萌(以下、小野寺):私は親の転勤で幼少期から海外に行っていましたが、高校卒業後、アメリカの大学に入学しました。高校時代にアメリカで一年間ホームステイをしたことをきっかけにアメリカで大学教育を受けたいと思い、大学ではアメリカの社会問題を学びました。

森裕和(以下、森):私は日本でプロダイバーをしていて、その後マルタ共和国で地中海をメインにダイビングを教えていました。その時に「ダイビングができるなら、あとは物理や航空学を学べば宇宙飛行士になれるよ」と宇宙関係の仕事をしている人たちに教えてもらったことがきっかけで、24歳からスコットランドの大学に入学。宇宙物理を学びました。

小野寺:とても変わった経歴ですね!?

森:そうなんです(笑)。日本の大学には行ってなくて、世界一周しながら受験勉強していました。宇宙飛行士になりたくて大学で勉強を頑張り、卒業後は研究者になってから宇宙飛行士になる道もありました。

――――森さんは、結果的には会社に入る道を選んだわけですが、お二人は、就職活動はどのように進めたのでしょうか?

小野寺:大学3年生のときに就職活動を考えはじめ、ボストンキャリアフォーラムに行きましたが、その時点ではまだ入りたい業界や就きたい職種が決まっておらず、正直場慣れするために行きました。4年生のときに日本人学生会のボードメンバーになって、日本企業のリクルーティングを手伝うことになり、そこでNRIと関わりを持つようになりました。

森:大学時代にスタートアップの立ち上げを手伝っていて、ビジネスのノウハウをもっと学びたいと思い、ロンドンキャリアフォーラムに参加しました。経営を包括的に見れる仕事を探していたら、コンサルタントという職種を発見。グローバルで宇宙系のビジネスを扱っているファームがあればベストだなと思っていました。

――――お二人が、NRIに興味を持ったきっかけを教えてください。

森:そのロンドンキャリアフォーラムでNRIを知りました。NRIの人に「うちは宇宙関連のコンサルティングも扱っているし、若手が自ら率先してできるよ」と言われて興味を持ったのがきっかけです。その後、外資戦略ファーム含めてさまざまなコンサルティングファームと話したのですが、前述の宇宙に関するコンサルを扱っていたのと、意欲があれば若手から自由に活動できる点がNRIへの入社の決め手です。

小野寺:私は大学のキャンパスリクルーティングで採用担当の方と話すようになり、人となりを知れたことがNRIに興味を持ったきっかけです。その方がとても素敵な人で、こういう人たちと働きたいと考えたのです。

2,3年目からプロジェクトリーダーを経験

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――――お二人は、いまどのような仕事をしているのか教えてください。

小野寺:私は通信・メディア・消費財系の部署に所属して、民間企業・官公庁の双方を担当しています。民間のお客様との仕事では、IT技術・サービスの最新動向を調べた上で事業戦略を検討したり、B2C企業向けにサービスデザイン手法を活用した新規事業開発を行うプロジェクトに従事したりしています。 官公庁の仕事では、GAFAなどの先進IT企業への規制動向の調査分析や、最新技術に関する委員会運営を行っています。領域やテーマによっては、専門家へのヒアリングやディスカッションを行うために海外出張へ行くこともあります。私の場合4年間で10回、主に欧米に出張しました。

森:私はDXコンサルや新規事業を行う部署に所属しています。私のやってきた仕事の一例としては、アメリカ西海岸のスタートアップから衛星データを購入、そのデータを分析・活用して、ゼネコン、商社、電力会社などにコンサルティングしています。コンサルティング・テーマを自ら創り、自ら顧客を開拓していくというのが部のミッションで、みな自分の興味関心を基に、自由に活動できています。

――――海外大生にとって「NRIで働く魅力は?」と聞かれたら、どのように答えますでしょうか?

小野寺:電話会議等だけでなく、海外の方と直接関われる仕事が多いのが魅力です。強い意思があれば、そういうプロジェクトにアサインされる確率が高いです。 国際会議に日本の代表として同行する官公庁のプロジェクトに参画する際に、先輩から「小野寺さんなら国際会議のハンドリングもできそうだから、やって欲しい」と依頼され、やってみたいと即答しました。海外大卒で良かったと思えた瞬間です。 あとは、NRIは若手から大きな裁量を任せてもらえるのが特徴です。外資コンサルに入った友人の話では「若手は調査やデータ分析が多い」と聞いていました。しかしNRIでは主体的に成長意欲を強く持ちきちんと仕事をしていれば、2、3年目からプロジェクトリーダーに着任できます。若手がお客様の前でプレゼンテーションするのは当たり前です。資料作成や仮説検証だけでなく、仮説構築や日々のディスカッションを主導するリーダーの経験を早く積むことができるのが魅力ですね。

森:私にとってのNRIの魅力は、「意欲があれば若手から自由に何でもできる」ですね。入社1年目の時に、部長に「衛星データを活用したビジネスをやりたい」と今の仕事のつながるサービスを話したら、「いいよ」と2秒で即答。そこからトントン拍子に話が進んで、アメリカ西海岸の衛星データを扱う企業に話を聞きに行き、商談、交渉してデータを購入。そのデータでどんなサービスができるか、どんなお客様を相手にするか、全部自分で考えて行動できて、本当に楽しいです。

小野寺:森さんは、「若手から自由にできる」をまさに体現していますね。

森:コンサルティングを通じて成し遂げたいことや好きなことがあれば、NRIは最適なファームだと思います。入社した一年目の後半の半年は戦略系のプロジェクト数個にアサインされて、半導体、医薬品、化学系など幅広い領域を経験することもできました。様々な業界を見たあとは、希望通り今の部署に配属されて自分がしたかった宇宙系のビジネスに携わっています。経験していないので外資コンサルと比べることはできませんが、本社で働いていると、新しい取り組みについて気軽に相談できたり、海外を飛び回りグローバル案件を主導する役割を担えたりと、メリットは多いように感じます。

海外大生として就活する上での苦労と大事なこと

――――海外大生として就職活動を進める上で大変だったことを教えてください。

小野寺:OB・OG訪問の機会が少ないことがハードルになっていると思います。企業を決める上で、先輩たちがどのように働いているのか、どういう仕事に携わりどのような醍醐味を感じているのかは、非常に重要な情報です。海外大生の場合、その機会を得られるのが大学の先輩しかおらず、その先輩が日本に帰国してしまうと、ますます話は聞けなくなります。 また、アメリカでは学業優先が当たり前なので、時期が重なると学校の試験や課題に追われ、モチベーション維持にも苦労しました。

森:確かに、海外大生は学業に励んでいる人が多いので、就活にかける時間が日本の学生より少ない印象です。情報を入手できる方法も少ないので、しっかり時間をかけて企業を選べないのが問題だと思っています。

――――なるほど、たしかにそれは大変そうですね。では、そんな海外大生に就職活動のアドバイスをお願いします。

森:私は、「人事や先輩社員と話せる時にストレートに質問する」が一番良いと思います。会えたり、話したりする機会がそもそも少ないので、その機会に巡り会えたら気になることは全部聞いて欲しいです。自分も就活時、NRIのコンサルタントに「宇宙系の案件はありますか? 若手から自由にやれますか?」と直接質問していました。NRIだけでなく、迷っていた外資戦略コンサルの方にも聞きたいことは全て質問して、結果的にしたいことができそうなファームがNRIでした。学生のみなさんにも、自分の実現したいことがあるなら、それが叶いそうな企業を見つけて欲しいですね。

小野寺:私は、「得られた機会はちゃんと利用する」ことをアドバイスしたいです。自分の大学でキャンパスリクルーティングイベントがあるならば、興味がない企業でもきちんと参加してその企業研究をする。ESを書いて面接にチャレンジする。はじめは興味がない企業でも、その志向が変化することもあります。もしOB・OG訪問の機会があるならば、様々な社会人の話を聞くのはとても役立つので絶対お薦めします。

――――本日はお忙しい中ありがとうございました。仕事や就活の話などたくさん聞けて、非常に参考になりました!

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https://br-campus.jp/companies/2/obs