<企業紹介>
PwC Japanグループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社の総称です。各法人は独立した別法人として事業を行っています。 複雑化・多様化する企業の経営課題に対し、PwC Japanグループでは、監査およびアシュアランス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、そして法務における卓越した専門性を結集し、それらを有機的に協働させる体制を整えています。また、公認会計士、税理士、弁護士、そのほか専門スタッフ約8,100人を擁するプロフェッショナルサービスネットワークとして、クライアントニーズにより的確に対応したサービスの提供に努めています。
<取材対象者>
新谷 淳(写真右)
Atsushi Shintani
2008年9月入社
新卒採用リクルーター
大学院で心理学を学び、新卒の頃より人事に興味を持つ。趣味は子供と遊ぶこと。
飯田 純(写真左)
Jun Iida
2011年11月入社
新卒採用リクルーター
前職では人事、経営企画、海外工場管理などさまざまな業務を経験。趣味は世界中のビール集め。
<担当職種>
ビジネスリスクコンサルタント職
財務報告アドバイザー職
金融コンサルタント職(規制・コンプライアンス)~職種説明~
企業活動におけるあらゆるリスクや不確実性を、監査法人としてのノウハウを駆使して保証し、コンサルティングを行うのがビジネスリスクコンサルタント職。また財務・会計の専門性を活かしアドバイザリー業務を行う財務報告アドバイザー職、金融規制やコンプライアンス領域にコンサルティングを行う金融コンサルタント職など専門性を武器に価値提供を行っている。
「人」が財産の会社で、雰囲気もフィットしたのがPwCだった
―お二人がそれぞれ転職されたきっかけと、PwCを選んだ理由を教えてください。
飯田
前職は日系の事業会社で6年半働いていました。人事で採用を4年半やった後、新規事業や海外の製造工場の管理に携わりました。転職したのは、もう1度人事の仕事をしたいと思ったからです。
中でもPwCを選んだのは、人が何よりも財産の会社の方が面白いと思ったのと、年功序列ではないカルチャーが合っていたからです。特に決め手となったのは、グローバル企業でありながら日本ではまだ発展途上で、自分が一緒に作っていけそうだったことです。それに、会社のカルチャーや雰囲気がフィットしていて直感的に良いと感じられたのも大きかったです。
新谷
前職は通信関連の事業会社にて、新規事業を行う部署でナレッジマネジメントの社内推進やコンサルティングを行っていましたが、心理学を修士課程まで学んでいたので人事をやりたいと思っていたことが転職のきっかけです。
最初はベンチャー企業に転職して1年くらい働いたものの、人事への思いがあったので、再度転職を行いました。そしてベリングポイント株式会社(のちにPwCネットワークに加入)で人事として働き始め、現在に至ります。べリングポイントを選んだのは、コンサルティングファームは「人が財産」との認識だったので、人への育成にかなり時間を使うだろうと思い、興味を持ったからです。
監査法人のノウハウで企業活動における守りのコンサルティングを提供する
―担当している守りのコンサルティングとはどのような職種でしょうか?
新谷
守りのコンサルティングは、企業活動におけるあらゆるリスクや不確実性を、これまで監査法人として培ってきたノウハウを駆使して保証し、もし改善が必要であればコンサルティングを行っていく職種です。その中でもビジネス上のリスク全般を取り扱うビジネスリスクコンサルタント職、財務会計の専門性を活かしクライアントを支援する財務報告アドバイザー職、金融規制対応やコンプライアンスを武器とする金融コンサル職などさまざまな専門家が守りのコンサルティングを提供しています。
―実際にどのようなリスクや不確実性があるのでしょうか?
飯田
例えばさまざまなクライアントが会社で活用しているシステムに関するリスクが挙げられます。企業におけるあらゆる数字はシステムを通って出てきます。そのため、システムやその周辺の業務プロセスに不確実性や不正が生じる可能性はないかなど、会計監査の領域においてもシステム上のリスクチェックを行うシステムレビュー業務を行っています。
新谷
監査やITの知見が蓄積されてきたので、それらを活用して周辺領域のリスクコンサルも行っています。例えば、海外子会社のマネジメントやガバナンスであったり、地方での人材確保の不安を解決したりしています。多岐にわたる仕事があるんです。
―ありがとうございます。では、守りのコンサルティングの魅力は何でしょうか?
新谷
単に企業からの具体的な注文を再現するのではなく、企業や世の中を客観的にみてコンサルティングサービスを提供できることです。具体例を挙げると、AIを使ってこんなビジネスをやりたいという漠然とした要望を受けて、実現のためにすべきことや対応すべき規制など具体的なアドバイスをしていくことになります。つまり、客観的に世の中はこうなっているから、こんな準備が必要ですよとアドバイスをするのが守りのコンサルタントの役割です。ありとあらゆることがソリューションになりえますし、民間も行政も両方クライアントになります。
―どんな方に向いてますでしょうか?
飯田
実際に働いている人たちは多種多様で、専攻や興味関心は人それぞれです。ただ、ビジネスモデルや新規領域に携わっていきたいという人が多い気がします。また、内部統制や監査を学べるので専門性やスキルを身に付けたい人にも向いていると思います。
PwCは自分らしくいられて、刺激にも満ちた場所
―お二人にとって、PwCとはどのような存在でしょうか?
新谷
「刺激を与えてくれる場所」です。事業会社で働いていた時に比べて、たくさんの刺激があります。優秀なメンバーが集まっているので仕事をしていて楽しいですし、寝ながら仕事のことを考えているときもあるほどです。
最近は、新卒採用を新しく始める部署が多いことが刺激になっています。常に新しいことにチャレンジできて、それを説明して理解されればきちんと許してもらえる環境が整っています。
飯田
わたしにとってPwCは、人生の一部です。仕事が生活の一部になっていて、自分のやりたいことができています。いろんなチャレンジができますし、自分らしくいられる場所でもあります。
それに日本だけではなく、海外に向けての挑戦も可能です。私はこれまで国内での採用活動を中心に経験してきましたが、現在は海外採用にも積極的に取り組んでおり、海外大学での選考会や海外での大型イベント出展なども任せてもらえています。
―お二人とも何かしら挑戦しているということですね。では、今後の目標を教えてください。
新谷
コンサルティングファームということもあって、数年経つと辞めていく方がいるのも事実です。ただ、納得してキャリアを歩む方が多いのであれば、それでよいと、個人的には考えています。PwCは職種が多岐にわたり、違いも分かりにくいので、どう学生の皆さんに説明するかは重要です。今年から会社全体でワンチームとして、多様な職種にミスマッチなく配属することに取り組んでいるので、引き続き頑張りたいです。
飯田
監査法人では最近海外採用をスタートしたばかりなので、それを仕組み化したいと思います。私がやっているから回っているという状態は、会社にも自分にもプラスではないので、仕組み化して定着させていきたいです。
また、最近は新卒・中途採用の垣根がなくなってきています。なので、中途採用担当や他職種の担当との連携を含めて、採用という大きなカテゴリーで採用活動全体のプラスにつながる取り組みをしていきたいです。
―ありがとうございます。最後に、学生の皆さんへアドバイスをお願いします。
飯田
中長期的なビジョン、目線で考えてほしいです。短期的に給与がいくらかといった視点ではなく、5年、10年後にどうなっているのか。するとファーストキャリアで得たオポチュニティやネットワークが生きてくるはずです。自分にどんなスキルがあるのか、どんな人生を送っていたいのか、短期目線ではなく、中長期で考えると企業選びも変わってきます。
新谷
食わず嫌いせずに、新卒のチャンスを大いに使ってください。就活生の皆さんはいくらでも会社に質問できるし、会社も答えてくれます。それを生かしてどこが自分に合っているのかしっかり見極めてほしいです。
―今日はお忙しい中本当にありがとうございました。