<企業紹介>
PwC Japanグループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社の総称です。各法人は独立した別法人として事業を行っています。 複雑化・多様化する企業の経営課題に対し、PwC Japanグループでは、監査およびアシュアランス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、そして法務における卓越した専門性を結集し、それらを有機的に協働させる体制を整えています。また、公認会計士、税理士、弁護士、そのほか専門スタッフ約8,100人以上を擁するプロフェッショナルサービスネットワークとして、クライアントニーズにより的確に対応したサービスの提供に努めています。
<取材対象者>
小關 悠里
Ozeki Yuri
2017年中途入社
新卒採用リクルーター
前職では海外人材や機電系学生の新卒採用、中途採用など人材コンサルティングに取り組む。旅行やキャンプが趣味。
<担当職種>
Strategy&(戦略コンサルタント職)
〜職種説明〜
クライアントである経営者が抱える問題を原因から追究し、戦略立案を中心に戦略が実行され成果を生み出すまでの支援を行う。
転職への想い「人を大切にする会社で、人の成長を見届けたい」
―2017年に転職してきたとのことですが、前職まではどのような仕事していたのでしょうか?
これまではずっと人に関わる仕事に携わってきました。具体的には、海外採用や技術者の採用支援ですね。従って、事業会社で働くのは今の仕事が初めてです。
―なぜPwCを選ばれたのでしょうか?
理由は大きく2点あります。1つは、事業会社で採用をして、採用された方々が社内で成長していくところを自分の目で見ていきたいと思った点です。もう1つは、「人」を大切にしている会社に入りたいと思ったことです。Strategy&が所属するPwCコンサルティングはコンサルティングファームなので人が資産です。人材を大切にしていることが面接でも感じられたことはすごく印象に残っています。
―印象的な面接だったのですね。
面接の際に会った方たちが、面接の枠にとらわれずに私がどんな「人」なのかを知ろうとしている姿勢が印象的でした。私自身、こういう「人」たちがいる会社で働いてみたいと思い入社を決断しました。
―初めての事業会社への就職に不安はありませんでしたか?
私に期待されていたのは、前職で培ってきた海外での日本人採用のスキルでした。現地での面接は現場のコンサルタントが行うので、担当するのはそこまでのサポート、土台作りだったので、不安はありませんでした。
経営者と一緒に答えのない問題に取り組むのが戦略コンサルタントの仕事
―担当している戦略コンサルタントについて教えてください。
PwCコンサルティングの中でも戦略立案を担うチームを担当しています。コンサルタントは企業のパーソナルトレーナーともいえる存在ですが、特に戦略チームは正解のない問いに取り組みます。CEOやCFOなど経営者の方が抱える問題を、そもそも何が課題なのかというところから一緒に考えていきます。
―具体的にはどんなことをするのでしょうか?
例えば、企業が中期成長戦略の策定する際や、将来的に世界的なM&Aにより事業を拡大したいといった場面で、どのエリアのどの企業が良いか検討したりします。
―学生さんからは、この職種についてどんな質問をされることが多いですか?
PwCには戦略コンサルタント職とビジネスコンサルタント職があるので、その違いについてよく聞かれますね。ビジネスコンサルタントの方が現場に近く、実行支援をする役割を担っています。一方で戦略コンサルタントは、業界全体では売上が上がっているのに自社だけ上がっていないといった状況で、原因の追究から解決策の提示まで行います。さらにその後は、ビジネスコンサルタントと組んで、どうやって現場に落とし込んでいくかを実行支援できるのが強みです。
―とりわけ戦略コンサルタントに求められる人材像を教えてください。
戦略コンサルタントの武器は、論理的思考力と言語化能力です。戦略コンサルタントが担当するクライアントは各業界で長年働くCEOたちなので、業界知識ではかないません。そんな中で新卒入社のコンサルタントがバリューを発揮するには、データを読み込んで、何が起きているのか仮説を立てて検証する力が必要です。
―活躍する方の傾向は、何かありますか?
チームで活動するので、チームプレーができるかどうかは重要です。自分の成長を追求して、将来は起業家や経営者になりたいという意欲があるのはいいことですが、自分の成長に偏りすぎている人には合わないと思います。一方で、知的好奇心が旺盛な人、端的に言うと飽きっぽい人にはとても合っています。数カ月単位で業界や内容が全く異なるプロジェクトを担当していくことになるからです。
―他社との違いやStrategy&ならではの魅力を教えてください。
大きく2つあります。
1つ目は、仕事内容です。最近は戦略ファームでも総合ファーム化しているところが多くあります。クライアントに対してアイデアだけを伝えるのではなく、実行まで支援してほしいというニーズが増えてきているからです。そんな中でも、PwCでは実行の場面にもその専門家がいるので、Strategy&のメンバーはピュアに戦略に特化することができます。
2つ目は、環境です。Strategy&(戦略コンサルタントチーム)は、人数が約120人と比較的小規模な組織なので、お互いの顔や名前、どんな人なのかを理解してプロジェクトを組むことができます。小回りがきく環境で希望するプロジェクトにアサインされたり、経験豊富な中途入社の職員が声を掛けてコミュニケーションをとれたりするのが魅力です。
PwCは恵まれた環境の中でチャレンジできる場所
―小關さんにとってPwCとは、どのような存在でしょうか?
「チャレンジできる場」です。 環境がすごく恵まれているなと思います。これまでのキャリアでは自分で事業をしたり、ベンチャーで働いていた時期もあったのですが、自分の業務以外の手続きに追われたり、仕事の環境を自分で整えたりする必要がありました。PwC Japanグループは組織が大きいため、さまざまなサポートが充実しています。オフィスや福利厚生など、しっかりした土台があった上で挑戦できる場。コンサルタントも人事も、こうしたいと思ったことを取り入れてくれます。もちろん結果も求められますが、積極的に挑戦させてあげようという環境が整っています。
―今、何か自分から挑戦していることはありますか?
現在200人程いる人事組織をより強くしていこうという気持ちから、人事部内のインターナルコミュニケーションというチームのリーダーをやっています。年5回開かれる総会を通して、現場の人事組織としての要望や、人事が強くなるための方法を考えて、みんなに伝えています。
―チャレンジできる場で、将来、挑戦したいことを教えてください。
中期的には、まだまだ採用担当としてやっていきたいと思っています。3年目になって、自分のチームだけでなく全体のことが見えてきたところなので。現在担当しているStrategy&の採用はもちろん、今後はPwCが新卒採用として強くなっていくために、HRテックによってハイパフォーマーの分析や検証、新しい選考手段なども進めていきたいです。その上で、長期的には人事企画やHRビジネスパートナーなど人事部内の他のチームでも仕事をしてみたいですね。
―本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。