BizReach Campus

App Storeから無料ダウンロード

ダウンロード
close
OB/OGが語る

【就職留年】就活、失敗したら「もう1年」はアリ?人事の印象と経験者のリアルな声を聞いてみた

頑張って対策したけれど、志望していた企業から内定をもらえなかった…。 そんなとき、私の頭によぎったのは「留年してもう1年やってみるか?」という選択肢でした。この記事では、実際にビズリーチ人事の江浪さん(2016年入社、ビジネス開発職を経て2017年より新卒採用担当、2020年7月現在はマネージャー)に話を伺ってきました。

こんにちは。ビズリーチ・キャンパスの記事チームで長期インターンをしている大林と申します。

頑張って対策したけれど、志望していた企業から内定をもらえなかった…。
そんなとき、私の頭によぎったのは「留年してもう1年やってみるか?」という選択肢でした。

しかし、いざ就職留年するとなると、親の説得、周りの目、何より企業から見た印象など、気になる点もたくさんありますよね。

この記事では、同様の思いを抱えている方の不安を少しでも解消すべく、実際にビズリーチ人事の江浪さん(2016年入社、ビジネス開発職を経て2017年より新卒採用担当、2020年7月現在はマネージャー)に話を伺ってきました。

ー本日はどうぞよろしくお願いいたします。

こちらこそよろしくお願いします。

ーさっそくですが、「就職のために留年している」学生は人事の方から見てどのような印象ですか?

前提からお話しすると、当社の場合は主体性をもって仕事を推進していける人、つまり、自分の力で意思決定ができる人を求めています。
採用面接の場面では、就職留年といった外面的な部分ではなくて、なぜその意思決定をしたのか、その経験から何を学んだのか、といった内面的な部分を見ていますね。

ーでは、例えば、「昨年はダメでしたが、どうしても御社に内定をもらいたくて就職留年しました」というような場合は、熱意が伝わってプラスに評価されたりすることもあるんでしょうか?

そう言っていただけること自体はすごく嬉しいです。ただ、その上で確認したいのは、先程の意思決定の話にも通じますが、「なぜ就職留年という道を選んでまで当社で働きたいと思ったのか」というところですね。
入社後、当社で活躍していただける方を採用するという点で、その人の経験や価値観と、当社が結びついているかどうかについて、確認させていただいてから、判断したいと考えています。

ーなるほど…。ちなみになんですが、江浪さんが3年間新卒採用を担当されてきた中で、就職留年をしている学生ってどれくらいいましたか?

決して多くはありません。
休学者数は全学生のうち10%程度だと言われていますが、その中で就職留年となるとその半分以下、ほんの数%ではないでしょうか。
一方で、僕自身は大学4年時に休学を経験しています。

ーえ? 江浪さんご自身も就職留年したってことですか?

はい、そうです(笑)。

ー1年目は就職に失敗されて…ってことですか。

そうですね、ある企業から内定はいただいていましたが、志望していた企業からは内定をいただくことができず、働くイメージや熱意が持てなくて…。
悩む中で大学生活を振り返ってみて、「楽しむ」ことを優先してしまっていたなという反省があったんですよ。だからもう1年、何かに本気で熱量を注いで、そこから新しい選択肢を見てみようと。両親に頭を下げて、休学するという決断をしました。

ーご両親の反応はいかがでしたか?

もう1年やること自体には、そこまで大きな反対はありませんでした。
ただ、1年後にどういう状態を目指すのかはすごく問われて、来年どういう就活をするのか、今年何が足りなかったのか、そのために何をするのかということをWordでまとめさせられましたね(笑)。

ー休学を決断されたのは4年生のいつ頃ですか?

4月ですね。当時は4月が面接解禁だったんですよ。なので結果が出て、そこから考えて…GWの帰省中に両親に相談したという形です。
今振り返ってみると悩んでいたのは3週間ぐらいでしたけど、当時はものすごく長く感じましたね。同期が第一志望に内定をもらって次のステップに進みはじめるのを見ていると、やっぱり悔しさや複雑な思いがありました。
当時の自分としても、ちょっとかっこ悪いなという感覚もあって、親友以外にはあまり周りにも言っていなかったです。

ーそれで、1年間休学されたんですね。

そうですね、正確には休学したのは次の学期だけです。7月の期末テストまでは1ヶ月半フィリピンに語学留学して。

ーなるほど、初めはとりあえず語学、みたいな気持ちだったんですか。

そうですね。海外に行って何かやってみると決めていたので、言語が障壁にならないようにしようと。
でもその1ヶ月半のフィリピン留学で、人生観が大きく変わりました。

僕はこれまで、人生っていうのは周りと同じように勉強して部活して、大学行ってサークル入って、会社入って出世して…という流れで、それが理想だとも思っていたんですよ。
でもフィリピンで現地の人の生活に触れたり、これまで周りにいなかったような経歴の日本人にたくさん出会う中で、生き方や働き方って自分が知っているよりずっと多様なんだということに気付いて。

その瞬間に、ものすごく視野が広がった感覚があったんです。海外に行くっていう小さな一歩で、ここまで変わるんだって。

ーそれが江浪さんの原体験になったんですね。

そうですね。英語も1ヶ月半でTOEIC400点台から900点台まで伸ばすことができ、フィリピン留学の可能性というのをすごく感じたんですよ。
その経験があったので、残りの休学期間はフィリピンの語学学校でインターンをすることに決めて、なんとか受け入れてくれる外資系の語学学校を見つけました。

ただ、そのときの両親の反対は凄まじかったです(笑)。両親としては僕が一時の熱で言ってるんじゃないかと疑っていたんだと思います。でも僕はもう行くことに決めていたので、最終的には反対を押し切って行ってしまいました。

ーものすごく情熱的に行動されるようになってますね。

はい。そこからさらにインターンとして働いていく中で、もっと日本の学生に海外で働くという選択肢を知ってもらいたいという思いが強くなり、現地ですでにそれに近いことをされていた方と一緒に、事業を作っていくことになりました。

仲間を集めて、自分たちのビジョンをサービスとして形にして、対価をいただいて、更にサービスを大きくしていくというのが、すごく楽しくて…これからもこういう生き方、働き方をしていきたいなと思うようになったんです。

ーなるほど…そういった休学中の経験を経て、2度目の就活はどういう風に変わりましたか?

3月末に帰国して、4月くらいから少しずつ就活を始めたんですけど、企業を見る視点はもう180度変わりましたね。

1度目の就活のときは、年収ランキングを見てかっこいいと思う大企業ばかり選んでたんですけど(笑)、2度目の就活では「社会に価値をもたらす事業を作りたい」という軸があったので、そのための力を身につけられそうな会社を見るようになりました。

その中でも自分が本当に価値があるなと思える事業、自分自身の原体験と結びついている事業をやっている会社を探して。
当時の僕の中で一番問題意識があったのはキャリア選択という部分だったので、新しい技術を使ってキャリア選択のあり方を本気で変えようとしているビズリーチに惹かれて、もう、すぐに決めました(笑)。

ー確かに、江浪さんの経験と結びついていて、すごく納得感のある流れですね。スタートアップに就職を決めたことに対するご両親の反応はどうでしたか?

これも猛烈に反対されましたね(笑)。
両親には「1年目に受けていた大手企業に再チャレンジしたいからもう1年就活する」って言っていたんですよ。でも実際休学して海外から帰ったら、スタートアップに行きたい、他は受けない」って言い出したわけなので。「もうビズリーチに内定もらって承諾もしました」って(笑)。
当時のビズリーチは今よりもっと小さくて、知名度も殆ど無かったので、両親も心配だったんだと思います。その反対も結局振り切ってしまいましたが、今ではとても応援してくれています。

実際、誰かに反対されて「じゃあやめよう」って思うんだったら、やめた方がいいと思うんですよ。でも、そう思わないんだったら、その価値観は大切にして欲しいです。
就職留年に関しても、やっぱり自分に対して嘘をつかないっていうことが大事なんじゃないでしょうか。自分に正直にいられたら、意思決定に正解も不正解もないと思うので。

ー「自分に対して嘘をつかない」って簡単なようですけど、就活の話になると意外と難しくなるというのは、私も実感しています…。では最後に、もう1年就職活動をしようか迷っている学生に向けて何かメッセージがあればお願いします。

それぞれに事情があると思いますし、簡単に実行できることばかりではありませんが、就職留年でもなんでも、やりたいことはやってみればいいと思います。学生時代にやり残したことがないようにして欲しいと思います。
やりたかったことを実際にやってみて、意外とうまくいったり、うまくいかなかったり、そういった経験を持っていることが、社会に出てから大切になってくるんじゃないかと思います。

ーなるほど…。江浪さん、本日はお忙しい中ありがとうございました!


いかがだったでしょうか。
江浪さんもおっしゃる通り、今回の話はあくまでビズリーチの場合であり、就職留年が採用に影響するかどうかはもちろん一概には言えないと思います。

しかし、実際に就職留年の経験者である江浪さんの場合は、就職留年したこと自体が人生における原体験となったようです。マイナスな印象もある就職留年ですが、しっかりと目的意識を持って時間を過ごすことができれば、就活のみならず人生全体にとって非常に有意義な経験になるということがよくわかりました。

実際の就職留年に際しては金銭面など周囲の協力が必要になると思いますし、生半可な覚悟でできることではありませんが、みなさんが検討を重ねる上でこの記事が少しでも参考になれば幸いです。

なお、今回お話を聞かせてくださったビズリーチの江浪さんですが、社会人メンターとして学生との面談を随時受け付けていらっしゃいます。
もっと詳しいお話を聞きたい方は、ぜひビズリーチ・キャンパスのアプリから訪問依頼をしてみてください!