様々な企業からインターンシップの情報が解禁され、募集情報を集めている学生の方も多いと思います。
ビズリーチ・キャンパス編集部でおススメインターンシップをまとめています!
今年は、業界大手のサイトでのインターン求人企業が過去最多の掲載数となっているようです。つまり、それだけ多くの企業がインターンシップに力を入れています。
ところが文部科学省は「採用につながるインターンシップはNG」と謳っていて、先月の文部科学省の有識者会議でも改めて「採用に直結するインターンシップを認めない」という結論を出しています。
参考:インターンの採用直結認めず 有識者会議「学業の妨げ」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17HB0_X10C17A5CR8000/
これから就活に取り組み始める学生の皆さんはどのようにインターンシップに取り組めばよいのでしょう?
増え続けるインターンシップ
インターンシップ参加企業はここ数年の間に次々と増えています。なぜこんなにも増えているのでしょうか。
インターンシップについての企業のホンネ
現在、企業は採用直結型のインターンシップは実施していません。ですから、インターンシップのプログラムの結果で即内定を出すことはありません。
しかし、その情報などがその後の本選考に”活かされる”ことはあります。 実際にインターンシップ参加者の中から見込みのある学生に声をかけ、自分の会社に応募するよう働きかけたり、最初の選考段階を免除するケースがあるのです。
つまり、インターンシップが採用直結型でなくても採用目的で実施する企業は多くあるといえます。
【業界別】インターンは内定にどこまで影響する?
業界や外資系企業・日系企業であるかによって、インターンシップへの参加が内定にどこまで・どのように影響するかが全く異なります。
ここで、業界別の一般的なインターンと内定との関わりについて説明します。
・外資系企業
外資系コンサル・外資系投資銀行・外資系メーカーなどでは、サマーインターンをはじめとするインターンシップは本選考とほぼ同様の扱いをし、ジョブ内定をだすことが多くあります。
ただし、インターンの選考フローに参加できなかったからといってチャンスがなくなるわけではありません。本選考フローがインターンの早期選考とは別の時期に用意されている外資系企業もあります。ぜひ調べてみてください。
・ベンチャー企業の場合
ベンチャー企業では、様々な時期に様々なタイプのインターンを実施していることが多くあります。これは多くの学生層に接点をもつことで興味をもってもらったり、参加した学生の中から優秀な学生を見つけて接点をもつという目的があるといえます。
また、優秀な学生であれば短期で終わらずに、その後も長期インターンをすることができるコースもあります。ここまで進めれば選考優遇を受けることもできるでしょう。
・大手日系企業の場合
一般に、日系企業ではインターンシップを通じて業界への理解・興味を持ってもらうことを目的としています。
ただ、リクルーター制度といった学生に専属の社員をつけて本選考や内定までのガイドをする制度をとる企業も増えています。こうした制度をとる企業では、インターンシップでその対象となる学生がいないか探しているでしょう。
また、日系の大手企業でも特に人気な総合商社・広告代理店などの企業では優秀層の学生をできるだけ早期に内定をだせるようにインターンを活用することは多いようです。
学生のホンネは採用活動ではなく○○
学生の皆さんにとっては、大学の友人など周りでインターンへの参加や長期インターンをする人も増えて漠然と「参加しなければ」と気持ちが焦っている方もいらっしゃるかと思います。
インターンシップに参加することで、企業や業界、「働く」ということについてリアルな経験ができます。ですから、企業側の採用活動とは別に学生の皆さんにとっては社会のことを知る良い機会になるでしょう。
採用直結型インターンシップがダメな理由
では、企業も学生もインターンシップに積極的なのに、なぜ採用直結型インターンシップはダメなのでしょうか?
文部科学省は「インターンシップに熱が入ると、学生にとっては学業の妨げになってしまう」といいます。
と、言いつつも現状は…
企業にもよりますが、「絶対にインターンシップの結果が本選考に影響しないとは言い難い」状況になっています。
それは、
本当にインターンシップは学業の妨げになるのか?
文部科学省の「インターンシップは学業の妨げになる」は本当にそうなのでしょうか?
大学で学ぶことと実際に社会に出て活躍するためのスキルなどは分断されてしまう、という考え方もあります。しかし、実際には人それぞれの問題なのです。
いま、改めてインターンシップに参加するメリットを見直そう
インターンシップに参加すれば、志望企業や志望業界について深く知ることができたり就業観を得ることができます。また、エントリーシートや面接などのインターンシップ選考に取り組むことで、後に必ず訪れる本選考の練習や対策になるのも事実です。インターンシップに取り組むことで、本格的な就職活動の準備ができることは間違いないでしょう。
インターンシップだけが「社会」「働く」を知るチャンス??
インターンシップについてお伝えしてきましたが、必ずしもインターンシップに全員が参加できるとは限りません。
人によっては参加する時間がなかったり他のインターンシップと時期が被るなど、一人の学生が参加できる数には限界があります。ただ、これからのキャリアを考える学生にとって「働く」を知るチャンスはできるだけ多くしておきたいものですよね。
「働く」を知る他の手段として、OB/OG訪問があります。
インターンシップに参加できない企業や仕事についてより詳しくリアルな「働く」を知るためには、実際に働く社会人にOB/OG訪問することで補うといいでしょう。
おわりに
インターンシップが採用直結かどうかにかかわらず、学生の皆さんは参加した企業にマッチしたと思うなら、本選考でも進むことができるでしょう。一方で、マッチしなければ「こういう世界もあるんだな」と知る機会になったということで、その経験が無駄になることはありません。
そして、インターンシップ選考も実践練習と考えれば、学生の皆さんにとってインターンシップが採用直結であるかはそこまで大きな問題ではないでしょう。
インターンシップには参加を目的とせず、自分のキャリアを選ぶための一つの経験として取り組むとよいでしょう。
社会を知る方法はインターンだけじゃない
インターンシップに参加することで、その会社を深く知ることが出来ます。 ですが、インターンシップに参加できる社数は限られているはず。1人あたり平均して3~5社程度受けられるはずですが、スケジュールの関係でそれ以上は難しいことも。 では、それ以外の会社や業界のことを知るにはどうしたら良いのでしょうか?
答えは、OB/OG訪問にあります。ビズリーチ・キャンパスには多様な業界、会社に所属する先輩社会人が登録しています。あなたのキャリア選択にきっと力になってくれるはず。
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