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OB/OGが語る

アクセンチュア株式会社 マネジング・ディレクターが語る、 人生100年時代のキャリア選択とは

健康寿命が延び、これからは人生100年時代が来ると言われる。働き方も多様化し、人生そのものも多様化している現代において、“最初の就職先”を選ぶ時に考えるべきこととは。アクセンチュア株式会社で、人材・組織変革領域の第一人者としてクライアントにソリューションを提供する本徳氏にお話を伺った。

<企業紹介>
「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域でサービスとソリューションを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業。世界120カ国以上のお客様のパートナーとして、イノベーションの創出と人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいる。

<人物紹介>
本徳亜矢子
通信・メディア・ハイテク本部 人材・組織管理統括 マネジング・ディレクター 1999年入社

自身の就職活動期間には、特にやりたいことがはっきりしていなかったこともあり、活躍のフィールドが多様なコンサル会社を志望。10年に渡り大手電機メーカーを担当、課題ごとにテーマや求められるものが変わる中、自分をアップデートしながら最適なソリューションを提供してきた。その後、同社とアクセンチュアの合弁会社設立を人事領域からリードした経験を生かし、人材・組織改革領域に特化。今では、人材・組織改革といえばこの人、ということで社内・社外のあちこちからお声がかかる日々。

面白い人たちと働こうと思った

— 本日はよろしくお願いします。新卒でアクセンチュアに入られたそうですが、企業選びで大事にしていたことはなんですか?

こちらこそどうぞよろしくお願いします。わたし、就職活動では当社しか受けていないんです。企業が50音順に掲載されている求人メディアを見たとき、社名が「あ」ではじまる弊社が最初に出てきて、ここを受けてみよう、と。

— つまり、あまり熱心に企業探しをしなかったってことですね(笑)

はい(笑)。当時大学院で研究に打ち込む日々を送っていた私は、会社や仕事のことをよく理解していませんでした。それに、結果的には20年ほどアクセンチュアにいますが、新卒で入社した1社だけで人生が決まるわけじゃないし、あわなければ転職しようと思っていました。

— とはいえ、決め手はあったと思うのですが、そのあたりは?

コンサル会社って、いろいろなことができそうだなと感じたんです。やりたいことがまだ見つかっていなかったので、選択肢が広いほうがいいかな、と。それと学生時代は、クジラについて思いきり勉強したかったので、研究シーズンが本格始動する5月より前に内定が出たのも大きかったと思います。

— 外資系だと早い時期に内定がでますからね。説明会や面接など、アクセンチュアとリアルに触れるようになってからはいかがでしたか?

働いている人たちが、すごく面白くて。当時のアクセンチュアは、SIやテクノロジーに軸足を置いた事業展開をしていたのですが、大規模SIプロジェクトの話を楽しそうに話してくれて、面接も盛り上がって。こういう面白い人たちと働きたいなと思ったんです。

働く人をハッピーにしたい

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— 社会に出ることに対しては、どのような思いがありましたか?

学生時代にはとにかく勉強したいと思っていたんですが、社会に出てからはバリバリ働きたいと思っていましたね。全力で仕事に没頭しようと。

— 実際はどうでした?今日に至るまで、バリバリ働いてきた20年だったのでしょうか?

それは、もう、バリバリに働いてきましたね(笑)。前半の10年は大手電機メーカーの担当で、その会社が抱えている課題を解決するためのプロジェクトが次から次に降ってくる形だったんですが、なんでも来い!という感じでした。テーマが都度変わるのですが、サプライチェーンの業務改革もあれば、中国やマレーシアの工場を改革するために1年間、現地に駐在するといった仕事も経験。クライアントのためになんでもやりたいと思っていたので、テーマを選ばず、いろいろ挑戦させてもらいました。

— その後の10年はいかがでしたか?

同じ大手電機メーカーで、人事領域をテーマにしたプロジェクトをリーダーとして推進したのをきっかけに、人材・組織変革コンサルを専門に請け負う形となりました。

— どんなプロジェクトだったんですか?

大手電機メーカーとアクセンチュアの合弁会社をつくるといったもので、先方でシステムの保守運用を手がける人材を弊社に移籍させることがゴールだったのですが、別会社ということで人事制度が違う中、士気をさげずに移籍してもらう難しさがありました。4年を費やした大規模なアウトソーシングプロジェクトでしたね。

— 人事領域の知見はいつ身につけられたのでしょうか?

当初は、人事業務の知見もなければ、アウトソーシングの経験も乏しい、全くの素人でした(笑)。なので、リーダーに抜擢されたとき、断ることも頭をよぎったんです。成長戦略のもと確信を持って推進しなければならない一方で、ドラスティックだと社員の不満が爆発し、アプローチを間違えると会社を訴えるといった事態にもなりかねないデリケートなプロジェクト。そしてなにより、移籍する社員の人生に対する責任がある。自分に出来るのだろうかと。でも、クライアントのために、なんでもやりたいという気持ちのほうが勝って引き受けることにしました。 やるからには、人事のことを一から猛勉強の日々。当時評判の良かった人事関連の書籍を読み漁りました。

— 結果的にプロジェクトはどうでしたか?

本当に大変でしたが、無事に成功にこぎつけることができました。移籍された方とは今でも話す機会があるんですが、いきいきと楽しそうに活躍しているんですよ。それが嬉しくて。人事の仕事って、想像以上にやりがいがあると感じるようになったんです。 これをきっかけに社内で人事領域のプロとして認識され、人材・組織変革関連のコンサル相談があれば、「本徳に聞いてみよう」と色んな部署から声がかかります(笑)。 このプロジェクトを成功させたことで、人生が大きく転換しました。

— 当時のプロジェクトで、どんな資質が引き出されたんでしょう。

いちばんは、自分は人が好きだと自覚できたことだと思います。目の前の人に興味がある、なにかしたいという想いが強いことに気づけたことが、この道を極める自信となりました。将来はアクセンチュアだけにとどまらず、より広いフィールドで、世の中の働く人たちをハッピーにする活動がしたいという想いも芽生えています。

知りたいのは、物事にどのように向き合ってきたのか

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— 学生にメッセージをお願いします。

たとえば2、3年やっただけで「この仕事はやり切ったので、次は別の仕事がしたい」という方がいますが、見えていないものがたくさんあると思うんです。弊社のコンサルタントには、同じ領域を10年、20年、やっている人がいますが、キャリアを重ねるほど奥深さを知り、自分の未熟さを感じるものなんですよね。私も、人材・組織変革コンサルとしてようやく10年、まだまだこれからという気持ちで臨んでいます。学生のみなさんにも、物事とじっくり向き合う気持ちで社会に出て欲しいですね。

— 就職活動に関しては、いかがでしょう?

ネットで情報が簡単に手に入る時代だからでしょうか。面接で会う学生さんが、見事なまでに同じことを言うんですよ。学生時代に頑張ったことを聞くと、サークルでリーダーをやったこと、人気コーヒーチェーンでアルバイトをしたことを話す方が驚くほどに多い(笑)。それと、面接の終わりに、フィードバックを求める方。今日、何人目だろう?とカウントしてしまうほどいます。

— 就職活動のハウツーに染まってしまっている感じですね。

一方で「ハエの羽音について研究していました」と目を輝かせながら話してくれる方もいて、そういう学生さんは、すごく惹きつけられるんですよね。 私たちは、ネットに載っている優等生的な回答を求めているわけではありません。専門性が高すぎて、こちらが理解できない話だっていいんです。知りたいのは、その方が物事にどのように向き合うのか、課題をどのように超えていくのか。考え方や姿勢であり、それをどのような形で私たちに伝えてくれるのか、なんです。想いを注ぐ対象が仕事に置き換わっても、この方は同じように考え、向き合うんだろうな、と感じられる方と私は出会いたい。 難しい物事をわかりやすく話せる能力って社会ですごく求められていますし、それがコミュニケーション能力だと思うんです。ネットの情報に流されるのではなく、自分自身と向き合い、物事をどのように捉えているのか。それが重要です。 あと学生の本分は、勉強です(笑)。バイトやサークルを頑張るのではなく、勉強を頑張って欲しいですね。学業を頑張れば、絶対、就職活動、ひいては社会人になってからも活かせますから。

— 本日は貴重なお話をありがとうございました。

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