インターンシップで自分を成長させよう
学生のなかでも意識が高く、将来をみすえて就活を早めに始める人は、ほぼ必ずインターンに参加しています。よく「アルバイト経験があるから、仕事する感じはなんとなくわかる」という人がいますが、アルバイトとインターンシップはやはり別物です。
インターンシップは外資系などの場合は選考と直結することが多いですが、基本的に日系企業は学生へ就業経験を積んでもらい、将来のキャリアを考える参考にすることを目的にインターンシップをおこなっています。そのため業界についての講習や、より実践的な内容で営業担当について仕事をしてみたり、プレゼンをおこなうこともあります。
インターンシップでなにを学ぶことができるのか、そしてその活かしかたを知りましょう。
インターシップで学べること
インターンシップではどのようなことが学べるのでしょうか。
コミュニケーションスキルが身につく
仕事をするうえでコミュニケーションは必ず必要なものです。インターンを経験することで、学生同士の付き合いではなく、社会人としてのコミュニケーションスキルを学ぶことができます。
インターンに参加した際には、受け身ではなく積極的に先輩社員などから話を聞くとよいでしょう。また担当してくれる先輩社員が、社内の人や社外の人それぞれに、どのような接し方をしているのかよく観察してみましょう。
ロジカルシンキングについて学べる
ロジカルシンキング(論理的思考力)とは、問題を整理して解決を導きだすための思考力のことです。ベテランの先輩社員は、問題が起きたときに原因をみつけだし、素早い解決方法をとることが得意。彼らはロジカルシンキングができれば、仕事が効率よく進むことを知っています。
インターンシップの内容に、グループワークやプロジェクトなどがある場合には、経験を通してそれらのことを学んで欲しいと企業が考えていることがあります。しっかり取り組み、ロジカルシンキングを手に入れてください。
仕事に対する達成感や責任感を体験できる
学生時代には仕事に夢をみがちです。しかし憧れるような仕事をしている人たちも、最初からそのような仕事をしていたわけではなく、下積みといわれることからスタートしたはず。就職すれば、やりたくない仕事・苦手な仕事も責任を持ってやらなければなりません。
インターンシップでは、憧れの仕事内容に加え、地味なオフィスワークなども目にすることになるでしょう。しかしどんなに些細な仕事でも、任された仕事を完了したときには達成感や責任の重さを感じることができると学べます。
自分が希望する企業の現場を知ることができる
会社説明会の資料などだけでその企業のことを理解できたと思ったら、それはただの勘違いです。実際の現場に立ってみることで、仕事のハードさや現場の雰囲気を実感することができます。
企業の雰囲気というのは、本当に企業によって全く異なります。仕事はハードだけど、社員たちが前向きに目標を持って働いている会社もあれば、暗くピリピリした社員が多い会社もあるでしょう。そのような会社説明会などでは知り得ない情報を得られます。
今の自分を知ることができる
実際にインターンシップで現場に立つことで、今の自分ができること、できないことが分かります。まだ学生なので、経験が浅いのは当然です。現場で知り合った憧れの先輩社員も同じような道を通って、トライ&エラーを繰り返して成長してきたはず。
目指すべき姿に対して、今の自分はどのラインにいるのか。それを知ることができるのは、成長するための大きな一歩です。
インターンシップでの経験が自信につながる
インターンとして働くことで、その実績や発表が自信につながります。また高い倍率のインターン選考をくぐり抜けてインターンの参加を勝ち取った場合には、そのこと自体が自信となり、本選考に落ち着いて望むことができるでしょう。
本選考の際、待合室に並んでいる学生たちのなかで、自分ほどこの会社のことをよく知り、愛着を持っている人はいない。そのような気持ちで選考に臨むことができます。
インターンシップで学んだことの活かし方
インターンシップで得た経験は、どのように活かしたらよいのでしょうか。
インターンシップで自分がどう成長したかESに書く
エントリーシート(ES)に反映することができます。インターンシップ終了後に、一度自分のなかで経験の棚卸しをしておくとよいです。どのような経験を積み、そこからなにを学んだかを紙に書きだしてください。そのように自己分析することで、自分自身の成長がみえてきます。
あとは自己分析したそれらの内容をエントリーシートに記載し、内容に深みを持たせるだけです。どこの会社でどんな仕事をしたのかを書くだけでは、評価につながりません。インターンシップからなにを得て、どう自分の成長に繋げたかをまとめましょう。
インターンシップでの経験を面接でアピールする
面接官もインターン参加者が選考にやってくれば、それだけで注目します。その会社に在籍する社員として、外部の学生の目に企業がどのように映り、どう考えたのか気になるからです。
それをチャンスととらえ、インターンシップでの経験を語ってください。失敗談でもよいです。そこで自分がなにを感じ、どう動いたか、もしくはどうするべきだったのかなどを話しましょう。そこから繋げて、失敗をフォローしてくれた先輩社員の魅力や、それに憧れた気持ちなどにつなげてもアピールとなります。
インターンシップを通して得たあなたの会社に対する愛情や、自身の成長をメインに語ることが重要です。
インターンシップで築いた人脈を就活に活かす
インターンシップに参加すると、その企業の先輩社員と知り合いになれるだけではなく、同じ目標を持つ意識の高い学生と出会うことができます。彼らとの出会いは就活において大きな財産となることでしょう。
厚かましくも、社員の人と個別に会って相談にのってもらったり、同じインターン仲間と情報を交換するとよいです。そこに就活成功のヒントが隠されている場合が、意外にもあります。
経験をもとに自分に合う企業なのか判断する
実際に働くことで、企業の良い面・悪い面を知り、自分に合うか判断するよい機会にできます。世間でのステータスが高く、多くの学生が憧れる仕事だったとしても、実際に働いてみたらイメージと違ったということもあるでしょう。
またそれまで全く興味を惹かれなかった業界に、興味本位でインターンシップに参加した結果、予想以上にその業界に興味がわき、180度方向転換してしまう学生もいます。
そもそも日系企業が開くインターンシップの目的とは、学生に就業体験を提供することで、キャリア形成をみつめ直すきっかけを与えること。自分に合うかどうかしっかりと判断をしてください。
インターンシップで学んだことを就活に活かそう
大学を卒業し社会にでれば、なかなか異業種や他社の内情を知る機会はありません。大学生の特権として、インターンシップには積極的に参加するとよいです。きっと自分のキャリアを考えるうえで役立つ経験となること間違いありません。
またせっかく学んだことです。エントリーシートに記入したり、面接でアピールしてください。一辺倒の内容ではなく、実体験に基づくあなただけのアピールができるのです。
社会を知る方法はインターンだけじゃない
インターンシップに参加することで、その会社を深く知ることが出来ます。 ですが、インターンシップに参加できる社数は限られているはず。1人あたり平均して3~5社程度受けられるはずですが、スケジュールの関係でそれ以上は難しいことも。 では、それ以外の会社や業界のことを知るにはどうしたら良いのでしょうか?
答えは、OB/OG訪問にあります。ビズリーチ・キャンパスには多様な業界、会社に所属する先輩社会人が登録しています。あなたのキャリア選択にきっと力になってくれるはず。
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