OB訪問に関する失礼の無い時間帯とは
OB訪問では時間帯にも気をつけてください。OBが「非常識だ」と思う時間帯を提示しては失敗につながるからです。OBが気持ちよく「その時間帯なら良いよ」と応えてくれる時間帯を設定する必要があります。OB訪問を行うベストな時間帯を解説します。
OB訪問の時間帯について
OB訪問の時間帯は、OBの立場になって考えてみましょう。自分の都合を中心に考えてはいけません。OB訪問の時間帯はどのように考えれば良いのか、そのポイントをご紹介します。
訪問依頼には平日日中を中心に
OB訪問を依頼する時、土日を考える人も多いかもしれません。特にOBの会社が土日を休日にしていれば引き受けやすいだろうと考えがちです。しかしOBの立場ならば、どうでしょうか。 OBとしてはせっかくの休日に自分だけのために使えないことになってしまいます。そのため、時間帯は平日を含んだ午前から夕方頃を検討するのがベターな選択となります。 ただ、OBの方から「土日のどちらかなら良いよ」と提案してくれたら話は別です。しかし自分の方から「土日」だけを指定するのはマナー違反と考えましょう。
年末年始は避ける
時間帯に関係なく、年末年始も避けた方が良い期間です。年末年始は会社もかなり忙しくなります。そのためOB訪問の依頼をするのも止めた方が良いでしょう。周囲のライバルが年末年始にOB訪問のアポイントメントを取るのに成功したとしても避けた方が無難です。
出来るだけ時間帯の選択肢を増やす
依頼を行う時は、時間帯について選択肢を複数提示することが大切です。「この日のこの時間しか空いてない」となれば、都合がつかなければ終わりとなります。また、他のOBを探さなければなりません。 そのためできるだけ時間帯に幅を持たせることが必要です。午前から夕方ぐらいを考えておくと良いでしょう。それは時間帯だけではなく日、週単位でも同じです。第一希望の日がダメだとしても前後3日ぐらい予定を空けていれば都合がつきやすいです。
週がぜんぶ埋まっていても、次週は大丈夫と言えるように、就活生自身も余裕を持った日程調整を行う必要があります。
OB訪問は1時間程を目安に
平日昼間にOB訪問を行うとなればOBは勤務中であることがほとんとです。そのためOB訪問は1時間を目安にして考えておいてください。これが2時間、3時間となると仕事に支障が出る可能性もあるからです。
連絡の時間帯について
OB訪問の依頼をする場合、電話はもちろんのこと、メールでも時間帯には注意する必要があります。依頼をする時間帯によっては、非常識、マナー違反と思われる可能性があるからです。依頼メールなどを送る時の時間帯について解説します。
依頼メールはいつでも送信可能
OB訪問の依頼について、メールを送る時間帯についても少し注意が必要です。この依頼メールについてですが、実は個人差が大きく関係してきます。メールに慣れている世代なら送信する時間帯をあまり気にしません。電話とは違い、受け手が都合の良い時間に見ることができるからです。
ただし、すべての人が同じ考えではありません。電話と同じくメールも深夜や早朝に送るのは失礼だと考える人もいます。そのためOBの年齢や立場なども踏まえて判断しておきましょう。
お礼メールはOB訪問した日に送るのがベスト
OB訪問が無事に終わっても、次はお礼メールを送りましょう。このお礼メールを送るタイミングは、OB訪問が終わってから早めに送るのがベストな選択です。
そのため、遅くても次の日の午前中に送ると良い印象を与えます。メールなら深夜でも良いと考える人もいるでしょう。これもOB訪問の依頼メールと同じようにOB個々人で受け止め方が違います。大丈夫な人もいれば、ダメだという人もいるので注意が必要です。どちらにしても、早い段階で送ることを踏まえれば事前にお礼メールを作っておいた方が良いでしょう。作成する時間を省けるからです。
電話での連絡は忙しくない時間帯に
メールより特に気をつけたいのが電話で依頼する場合です。OB訪問の依頼、連絡、お礼などは、OBが忙しくない時間帯を見計らってかけてください。また、どうしてもキャンセルしなければならなくなった場合や、遅刻の連絡についても就業時間内にした方が無難です。
また、就業時間であっても始業時間の直後や、昼休憩、そのすぐ後は仕事を再開しているタイミングであり、OBに余裕がない場合もあります。同時に土日も、緊急の連絡でない限り、避けた方が無難なのです。
時間帯の作法を押さえて印象アップ
OB訪問の依頼をする時は、時間帯に注意しなければなりません。そのためには、OBの立場になって考えることが重要です。メールなら時間帯は関係なく送れるという考え方も確かにあります。ただし、人によっては就業時間外にメールを送るのは非常識だと考える人もいるので注意しましょう。
OBの立場となりどの時間帯が良いのか踏まえて、メールや電話をかけてください。それだけでもOB訪問で良い印象をOBに与えることができるからです。