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OB/OGが語る

【キャリアの参考になったインターン部門で入賞】住友商事の人事が語るインターンシップの意義

本シリーズは、19卒学生に実施したアンケートの結果ランキング上位に入った企業から人気の秘密を探ります。今回は、「キャリアの参考になったインターン」で入賞した住友商事株式会社にインタビューしました。

<企業紹介>
6つの事業部門と国内・海外の地域組織が連携し、グループの強みである「総合力」を発揮しながら、日本はもとより世界各地でグローバルに事業を展開。幅広い産業分野において、資源開発や製造事業などの川上分野から流通事業などの川中分野、そして小売り・サービス業などの川下分野に至るまで事業領域を拡大し、バリューチェーンを構築している。2018年4月よりスタートした「中期経営計画2020」では「新たな価値創造への飽くなき挑戦」をテーマとし、さらなる高みへの飛躍を目指している。

<取材対象者>
原 大祐(写真:右)
人事部 2015年入社 入社から2年間、関西エリアの新卒採用全般を担当。年間3分の1を関西のホテルや社宅で過ごし、残りは東京で1人暮らしという生活を送った。3年目からは全国の採用に携わっている。

重久 翔守(写真:左)
人事部 2016年入社 自分を高め、世界に新たな価値を発信できる環境で働きたいという理由から住友商事に入社。 入社後から現在まで関西エリアの新卒採用全般を担当。

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仕事選びの新しい視点を提供したい。

――――「キャリアを考えるうえで参考になった」と学生から高い評価を得ていますが、実際にどのようなインターンを開催しているのでしょうか?

<重久> 1dayインターンと3daysインターンの2種類がありまして、1dayは商社や住友商事という枠に縛られず「働く」ことそのものにフォーカスしたワークショップを行い、3daysは「商社の仕事」にフォーカスを当て、入社1年目の仕事を疑似体験してもらいます。

――――インターンに対して、大切にしているテーマや想いはありますか?

<重久> ひとことで言うと、「就業観の醸成」です。これは1dayも3daysも変わりません。住友商事の強みや特徴を伝えてPRするのではなく、働くとは何か、商社の仕事とはどういうものなのかを、学生の皆様に体感してもらうことを最大の目的にしています。仕事は経験しないとわからないことが多い一方で、学生の皆さんは経験していない仕事の選択を迫られてしまう。このような矛盾を解決するための手段がインターンシップであると考えています。

<原> 住友商事が社会を見るためのひとつの窓だとして、そこを通じて働くことの厳しさや楽しさを感じてもらいたいです。様々な企業のセミナーに参加してビジネスモデルを理解できても、最終的には「誰々さんに惹かれて」とか「いい人がいるから」という理由で会社を選びがちです。それもいい選び方だと思いますが、それだけではない新しい視点を私たちが提供したいと考えています。

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「こんなはずじゃなかった」と思われてもいい。

――――「就業観の醸成」を実現するために、意識していることはありますか?

<重久> 「リアルさ」ですね。実際の仕事を、できるだけそのまま知れるようにしています。例えば1dayインターンにグローバルをテーマとしたワークショップがありますが、「グローバルに働きたい」「海外出張をしたい」という学生は非常に多いものの、その実情を理解している方は少ないです。例えば海外出張って、成果に対するプレッシャーもあり実際はとてもしんどいんですよ。恐らく多くの学生の皆さんのイメージとは異なるはずです。そんなリアルな話やグローバルな仕事とはどういうものかを、講義やワークさらには実際に数か国の駐在を経験した社員によるパネルディスカッション等を通じて伝えるコンテンツを用意しました。

商社の仕事をよりリアルに体験できるのが3daysインターンで、新入社員が担当するケースが多い業務をチームで取り組んでもらいました。今回は当社の英国水事業を取り上げ、買収案件にかかる必要情報の収集・資料作成、契約書のドラフトチェック、Board会議に向けた資料作成・・・等々、複数の業務を上司役の我々が指示を出す形でオーバーラップさせながらやり切ってもらいました。

――――確かに、実際にありそうな仕事の流れですね。

<原> そうですね、すごく地味な3日間ですよ。商社の仕事って華々しいイメージを持たれがちなのですが、実際は泥臭い仕事の積み重ねで大きくなっていくもの。その過程もしっかり知って欲しいと考えています。厳しい分フィードバックも真剣に実施しており、該当部署の社員や私たちが丁寧に指摘しています。資料作成や契約書なら「なぜそういう前提で始めたのか」「それなら最初に確認をして整理しないとダメだ」とか、アテンドプランなら「お客様の国の文化をどう考えたか」とか、さらにはビジネスパーソンとしての基本動作を含めた本当に細かいことまでフィードバックします。

――――ここまで徹底しているとは思いませんでした。

<重久> 参加した学生の感想として「しんどかった」「こんなことをやらされるとは思わなかった」という声が非常に多かったです笑。一方で「しんどかったけど、働くということがわかった」「こういう内容だからこそよかった」という声も非常に多く、仕事のリアル、働くリアルを掴めたという点で好評を得られている感触はあります。勿論、弊社への興味が高まればもちろん嬉しいですが、「こんなはずじゃなかった」「商社は違うな」と思ってもらっても我々としては成功で、それこそが真の就業観醸成だと考えています。

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誰にでもあてはまる正解なんてない。

――――最後に就職活動中の学生にメッセージをいただけますでしょうか。

<重久> 就職活動を進めていくと内定を獲得することが目的になってしまいがちですが、本来就活も内定取得も手段でしかありません。大切なのは、就職の先にある自分の働き方や生き方についてしっかりと向き合い、そのためにどんな環境に身を置きたいのかを考えることだと思います。また、多くの学生の皆さんが正解を求め過ぎているようにも感じます。就職活動において全ての人に当てはまる普遍的な正解なんてありません。だからこそ個々人が持つ感性や価値観を大切にしてほしい。インターンシップも、自分には必要ないと思ったらいかなくていい。周りに流されるのではなく、自分をしっかり持って活動して欲しいですね。

<原> 言おうとしていたことを重久に全部言われました(笑)。 私も同じ考えで、就職活動に正解はなくて、それぞれの価値観や信念に基づいて正しいと思うやり方で進むべきだと思います。そしてさらに大事なのは、入社した後ではないでしょうか。自分の決断は正しかったと思えるように、入社後に頑張ろうとする姿勢の方が尊い。周りに流されず、自分自信を信じて、突き進んで欲しいです。

――――最後に熱いメッセージをありがとうございました。

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