前回の記事では、様々な内部と外部の要因で、私たちの社会はどんどん変わっていくということが明らかになったかと思います。
大きな変化の波がやってこようとしている中で、AIの台頭による雇用等に与える影響からの考察をあげると、 「人ならではの価値」の発揮レベルで働き方が変わる 。
そんな中、どんな「働き方」をしたいかと向き合い続け、学ぶ意欲を持ち続けることが必要になる と言えるでしょう。
キャリア選択において、大事なことを知ろう
今後より一層、変化が激しくなる社会の中で、就職活動において目先の内定をGOALにすることは非常に危険であると言えるでしょう。 なぜなら世の中の変化とともに、あなたのやりたいことは変わる可能性があるかもしれないからです。
入りたい企業選びというのは、「●●からの評価が高い」「親から安心される」等の様々な要因から、どうしても周りに影響されやすいものです。 また、入りたい企業が決まった後のエントリーシート対策やグループディスカッション対策などは、何をすれば良いのかがわかりやすいため、それに注力しがちです。
一方で「入りたい企業選び」の上位概念である(上図参照)、「どう生きたいか」「どう働きたいか」という概念は、 働きたい場所・環境を選ぶうえで非常に重要な概念であるものの、抽象度が高いため、考える機会がどうしても減ってしまいます。 多くの学生の方にとっては、深く考えたことがなければ、そもそも社会で働いていないため理解しがたいのです。
…が、しかし。仮説を立てることは皆さんでも可能です。 皆さんが二十数年間生きてきた中で、感じたこと経験したことから、「自分のありたい姿」の仮説付けはきっとできるはずなのです。 今まで皆さんが自己分析に躓いてしまっていたのは、考え方の順序が逆であったからではないでしょうか?
本来であれば、下図のような順序で行うべきであると考えています。
①自己分析 自己分析は最初から完璧にできている必要はありません。仮説で良いのです。 「自分は〇〇なことが好きなのかもしれない」 ↓ 「だから〇〇を仕事にしてみたい」 その「かもしれない」が社会に通用するのかを、情報収集と仮説検証で磨いていきましょう。
②情報収集&仮説検証 様々な社会人に自分の考えをぶつけてみましょう。 あなたが思っているほど社会人の方は怖くはありません。時にあなたの考えに対してフィードバックを頂けるはずです。 そのフィードバックを活かして、自己分析に更なる磨きをかけていってください。
③企業選択 自分の「どう生きたいか」「どう働きたいか」が明確になったら、いよいよ企業選択です。 自分の価値観を実現できる場所や環境を探す旅が就職活動と言えます。あなたという人材を勝ち取るために、企業は様々な角度であなたを誘惑しようとしてくるでしょう。 そんな時に「あなた」をブラさないようにしてください。ブラしてしまうとまた①からのやり直しになってしまいます。
④対策 実現できる会社探しが見つかったら、入社できる確率を高めましょう。ここでようやく対策セミナーやwebサイトを閲覧して対策を進めていけば良いのです。
ビズリーチ・キャンパスが就職活動をしているあなたに伝えたいこと
自身が「生きる」「働く」という誰も答えを教えてくれないテーマに悩みながら向き合うことがキャリア選択です。学生の特権である、自身と向き合う時間を創れる、社会が協力してくれることを活かして、強い信念をもって自身で決めていってください。