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業界研究

この先の10年を学ぼう。AIの台頭、人口減少、高齢化…。

ブロックチェーン、AIなど新しい技術の台頭で私たちの社会はどう変わるのでしょうか。また、日本においては人口の減少や少子高齢化などが進み、更に社会構造の変化が行われていきます。この10年を予測して一緒に考えてみましょう。

前回の記事では、今皆さんが生きてきたこれまでの10年間について一緒に考えてみました。 今回は、一緒にこれからの社会のことを考えてみたいと思います。

これからの社会を共に考えよう

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皆さんの世代の場合、東京オリンピックがある年、大体2020年頃にファーストキャリアを歩みだします。 脂ののった30代前半には所属する組織において主力化しているでしょう。もっとその先のことを考えると、50代では事業の経営サイドに回っているかもしれませんし、人生100年時代と言われている昨今では、定年という概念がなくなっており、70歳を超えても元気にキャリアを歩んでいる可能性すらあります。

果たして、10年後、20年後…もっと言えば50年後の未来ではどんな社会になっているか想像がつきますか? この10年間を振り返った今、今後の未来を予測することは非常に困難であるということが良く分かると思います。

そこで、3つの視点から今後の社会で起こりうる変化について考えてみたいと思います。

2050年の日本の主要数値見立て

まずは日本という国の内部要因から見ていきましょう。

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日本の人口は、2050年には1億800万人に減少すると言われており、これは2050年に人口トップになると言われているインドの15分の1の数となります。

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続いて、年齢構成を見ていきます。少子高齢化という言葉はよく耳にされると思いますが、 この図をご覧頂くと見て分かる通り、2050年には平均年齢が55際、約4割が65歳以上になる見込みです。

人生100年時代構想会議

政府により、人生100年時代を見据えた経済・社会システムを実現するための政策のグランドデザインに係る検討を行うため、「人生100年時代構想会議」が設置されました。 その人生100年時代構想会議の趣旨を一部抜粋すると、下記のようなことが議論をされています。

〇日本は、健康寿命が世界一の長寿社会。2007年生まれは、107歳まで生きる確率が50%ある。 〇超長寿社会において、人々がどのように活力をもって、次代を生き抜いていくか、そのための経済・社会システムはどうあるべきなのか。

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主要な先進国の中でも圧倒的に平均寿命が高く、2007年生まれの50%が到達する年齢も107歳と飛びぬけています。

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国の国力を示すGDPの数値も、日本のGDPも伸長しているものの、他の国と比べると相対的には他の国と劣ってくることが予想されています。 もはや皆さんが戦うフィールドは国内にはとどまらず、海外に飛び出していくことが必要とされる社会になっているかもしれません。

このように予想された社会のために、人生100年時代構想会議では以下のような結論が出されています。

①全ての⼈に開かれた教育機会の確保、負担軽減、無償化、  何歳になっても学び直しができるリカレント教育が必要 ②上記これらの課題に対応した⾼等教育改⾰  ※⼤学にしても、これまでの若い学⽣を対象にした⼀般教養の提供では、社会のニーズに応えられない ③新卒⼀括採⽤だけでない企業の⼈材採⽤の多元化  ※そして多様な形の⾼齢者雇⽤  ※これが有能な⼈材確保のカギであり、企業にしてもこれまでの新卒⼀括採⽤だけではやっていけない ④これまでの若年者・学⽣、成⼈・勤労者、退職した⾼齢者という3つのステージを前提に、⾼齢者向け給付が中⼼となっている社会保障制度を全世代型社会保障へ改⾰していく

年代の人口の変化に応じた、社会の在り方の適応が必要であるということです。

更に、こうした内部要因にプラスして、新たなテクノロジーの台頭が我々人間の在り方を変えてくることが予想されています。

AIの進化が雇用等に与える影響

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2025年までにAI化や機械化などで様々な職業がなくなると言われています。 いわゆるルーチンワークと言われるような単純作業のような仕事は全て機械化されていき、人間がすべきことはどんどん限られたものになっていくでしょう。 言い方を悪くすると「暇」な時間が増えるわけです。自身の社会における介在価値を高めるために、そして心を豊かに生きるためには、 変化する社会の中出、どう"生きたいか"と向き合い続ける人生 を送る必要があると、人生100年時代構想会議の内容を踏まえたうえでの考察となります。

では、その「どう生きたいか」を考えるための思考法や考え方については、次回の記事で一緒に考えてみたいと思います。

みなさんは「どんな生き方をしたいか」を考えたことはありますか? 就活を目前にインターン対策や企業研究という言葉が飛び交い、何から始めれば良いのかと不安を抱いている方もいるかもしれません。 そんなみなさんに、まずは社会で働く先輩に実際に会い、自分たちよりも先を歩み出している先輩に話を聞くことから始めてほしいと願っています。