インターン参加後のお礼メールはどうする?
志望度の高い会社のインターンシップに参加した後など、同じように参加した学生たちよりも好印象を企業に残すために、ぜひお礼のメールを送りたいところです。しかしビジネスメールに慣れていない学生の場合、何を書いてよいのか、そしてマナーに沿っているのか心配になることもあるでしょう。 お礼のメールの内容や、マナーに沿ったメールの書き方などをチェックしていきましょう。
インターンシップ後のメールを送る理由
インターンシップの後、なぜメールを送らなければならないのでしょうか。理由を見ていきましょう。
社会人としてのマナー
インターンシップ終了後にお礼のメールを送るのは、社会人としてのビジネスマナーです。実際のビジネスでも名刺交換や契約後に、メールにてお礼の言葉を伝えます。社会に出るための練習だと割り切って、ビジネスメールをこの期に一から学んでみましょう。 また選考直結型のインターンシップの場合には、良い印象を与え、選考に有利になることもあります。選考が僅差のときの一押しになるかもしれません。面倒がらずに送るべきです。
忙しい時間を割いてくれた事の感謝を伝える
インターンシップに参加する学生からしてみれば、「無給で労働力を確保できて、会社にとってはよいのでは?」と思うかもしれません。しかし社会経験もない学生を受け入れるためには、教育係など社員を割く必要があるのです。特に3月は決算で多忙期の企業もあり、本来なら必要人員を必要部署に配置したいところのはず。 インターンシップは、そもそも企業が学生に就業体験をさせてあげたいという好意によって成り立っています。もちろん企業としてもインターンシップを通して、よい学生がいないかを探しているのでしょうが、受け入れる側が負う労力や時間はかなりのものがあります。その企業の好意に対して、感謝を伝えましょう。
インターンシップ後のお礼メールの内容
インターンシップ後に送るメールには、どのようなことを書けばよいのでしょうか。内容を見ていきたいと思います。
社員との関りで成長できたという内容のエピソード
企業はなぜインターンシップをするのでしょうか。それは学生に、実際の職場を経験することで自分自身のキャリアを見直したり、成長をして欲しいからです。そのような好意によりインターンシップは成り立っています。 そのためお礼のメールでは、社員との関わりで自分自身が成長できたという内容が好まれます。しかし複数の企業に同じものを出すことができそうな一般的なメールだと、担当者の心に響くようなお礼のメールにはなりません。 ポイントはその会社でしか得られなかった経験を入れることです。社員からのアドバイスなど、心打たれたことや気になったことを、インターン中からメモしておくとよいでしょう。
インターン後に感じた企業への想い
他社にも送っていそうなメール内容などと思われないための工夫として、インターン後に感じた企業への想いを書くとよいです。 「インターン前は○○だと思っていましたが、参加後○○だということがわかりました」というような書き方です。○○の部分は、さまざまに変化させることが可能です。志望度合いの変化について触れてもよいですし、企業に対する社員のありかたを学んだというような内容でもよいです。 インターンに参加した企業に対して、魅力を感じたことをメールにてアピールしてください。
ビジネスメールのマナーを踏まえる
せっかくメールを送っても、ビジネスメールのマナーを踏まえていないと非常識だというマイナスの印象を与えてしまいます。マナーに沿ったメールを送りましょう。
件名はわかりやすく簡潔に
ビジネスメールは1日に何十件、多い人なら何百件も届くことがあります。その中で大切になるのはメールの件名です。 「ありがとうございました」などの件名だと、後々それがどのようなメール内容だったのかわからなくなります。あとからフォルダ整理がしやすかったり、内容を確認しやすいような件名をつけましょう。「インターンシップ参加のお礼 大学名・名前」などが簡潔でわかりやすいです。
宛名と署名はセットで
宛名は企業名と採用担当者の所属と名前です。メールの冒頭部分に、「株式会社○○ 人事部 新卒採用担当者様」のように記載します。もしも担当者の名前がわかっているようならば、新卒採用担当者様の部分を氏名に変えてもよいです。 そして本文の後、最後に署名を入れます。署名はメールの最後に自分が何者であるのかを紹介する部分でもあります。署名は本文と区切ることが大切です。所属大学・学部・学科、氏名、住所、メールアドレス、携帯電話の番号(自宅の電話番号)を記載し、上下部分を「------------」などで区切ります。
署名の例:
○○大学 ○○学部○○学科 自分の氏名 自分の住所 mail@XXXX.com
080-0000-0000
インターン後のメールは積極的に送ろう
インターンに参加後、お礼のメールをしなかったからといって本選考で落ちるわけではありません。しかしお世話になったのなら手紙なりメールなりで感謝の気持ちを述べるのは、社会人として当然のことです。 メール内容は難しく考える必要はありません。あなたの率直な感謝の気持ちを、企業への思いを書けばよいのです。そしてビジネスメールのマナーをしっかりと踏まえていれば、担当者にあなたの熱意は伝わるはずです。 インターン参加後のお礼メールを積極的に送り、企業のあなたに対する好感度をアップしてください。
社会を知る方法はインターンだけじゃない
インターンシップに参加することで、その会社を深く知ることが出来ます。 ですが、インターンシップに参加できる社数は限られているはず。1人あたり平均して3~5社程度受けられるはずですが、スケジュールの関係でそれ以上は難しいことも。 では、それ以外の会社や業界のことを知るにはどうしたら良いのでしょうか?
答えは、OB/OG訪問にあります。ビズリーチ・キャンパスには多様な業界、会社に所属する先輩社会人が登録しています。あなたのキャリア選択にきっと力になってくれるはず。
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