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選考対策

【例文あり】自己PRで「責任感」についてアピールする際の注意点・ポイント・NG例など解説 | ビズリーチ・キャンパス

就活において「責任感」は多くの学生が自己PRで使う王道テーマのひとつです。しかし、単に「責任感があります」と伝えるだけでは、ありきたりでなかなか印象に残りません。選考で差をつけるには、行動の裏付けや成果なども具体的に伝える工夫が必要なのです。 この記事では、「責任感」を自己PRで効果的に伝えるためのポイント、避けたいNG例、そして面接でも使える例文をセットでわかりやすく解説します。

目次

「責任感」とは?

責任感とは、「自分の行動や役割に対して、最後までやり遂げようとする意識」のことを指します。ただ単に言われたことをこなすのではなく、結果に対して主体的に向き合い、自分ごととして物事に取り組む姿勢が含まれます。例えば、チームでトラブルが起きた際、自分の担当外でも放置せずに手を差し伸べるような行動も、責任感の表れとして評価されます。
就活では、こうした「当事者意識を持って動ける人材」が多くの企業に求められています

自己PRで「責任感」をアピールする際の注意点

伝え方によっては、「責任感」をアピールするつもりが、「融通が利かない」「言われたことしかやらない」と受け取られてしまうケースも少なくありません。自己PRでは、頑固さではなく信頼感、自主性のなさではなく主体性が伝わるよう、エピソードの選び方や伝え方に工夫が必要なのです。
自己PRで「責任感」をアピールする際の注意点を知っておきましょう。

頑固などマイナスイメージになりすぎないよう伝える
責任感を強調するあまり、「自分のやり方を貫く頑固な人」「柔軟性に欠ける人」という印象を与えてしまうケースがあります。特に、「最後までやり遂げました」「途中で投げ出さずに取り組みました」といった表現ばかりが目立つと、まわりの意見を聞かずに突っ走るタイプと受け取られかねません。企業が求めているのは、責任感を持ちつつも周囲と連携しながら物事を進められる人材です。そのため、自己PRでは「自分の意見を持ちながらも、チームの意見を尊重した」など、他者との関係性やバランスを大切にする姿勢も盛り込むと好印象につながるでしょう。
責任感を“協調性のある信頼感”として伝える意識が重要なのです。

受け身のエピソードではなく自主的に動いたエピソードを伝える
単に「頼まれたことを最後までやりました」「任されたから続けました」といった受け身のエピソードでは、主体性が伝わりづらくなります。企業が重視しているのは、“指示待ち”ではなく、自ら課題を見つけて動ける人材かどうかなのです。例えば「誰もやりたがらなかった仕事を引き受け、効率化の仕組みを提案した」「トラブル時に自発的に動いてチームの対応をリードした」など、責任感をもって自ら行動を起こした経験を伝えることで、採用担当者に「この人は信頼できる」と感じてもらいやすくなるでしょう。
責任感=受動的ではなく、行動力や当事者意識のある姿勢として伝えることがポイントなのです。

「責任感=真面目さ」だけに終始しない
「責任感=真面目」というイメージだけで自己PRを組み立ててしまうと、どうしても印象が弱くなってしまいます。例えば、「遅刻をしません」「任されたことはきちんとやります」といった内容は、評価の対象というより“前提条件”として見られがちです。真面目さをアピールするだけでは、「地味」「無難」といった印象で終わってしまう可能性も。
そこで大切なのは、その真面目さを活かして“どんな価値を生んだか”をセットで伝えることです。例えば、「リーダー不在時に自ら進行役を買って出た」「納期が厳しい中でチームの進捗管理を徹底した」など、行動の背景や工夫が伝わると、責任感に厚みが出てより魅力的なPRになるでしょう。

自己PRで「責任感」をアピールする際のポイント

責任感を自己PRで伝えるなら、「どんな場面で発揮され、どのように役立つか」まで具体的に描くことがポイントです。単なる性格の説明にとどまらず、実際の行動や成果、さらにそれを今後の仕事にどう活かすかまでつなげることで、説得力を増すことができるのです。
自己PRで「責任感」をアピールする際のポイントを知っておきましょう。

仕事にどのように生かしていくのかを具体的に伝える
責任感を自己PRで伝える際は、「その強みを入社後の仕事でどう活かせるか」まで言及することが大切です。例えば、「責任感を活かして、納期や品質にこだわりながら正確な仕事を積み重ねたい」「チームで動く中でも、自分の役割を果たすだけでなく、周囲の状況を見て行動できるようになりたい」など、具体的な業務イメージと結びつけて話すと、ぐっと説得力が増すでしょう。
企業は単に“性格が良さそうな人”を求めているのではなく、“自社で活躍してくれそうな人”を見ています。だからこそ、過去の経験と、入社後の働き方をどうつなげるかが重要なポイントになるのです。自己PRでは「その責任感、うちでどう活きる?」という企業側の視点を意識しましょう。

どのような責任感なのかを説明する
「責任感があります」と一言で伝えても、その中身が曖昧だと説得力に欠けてしまいます。自己PRでは、「どのような場面で、どんな考えから、どのような行動をとったのか」を明確にすることで、あなたの“責任感のタイプ”が伝わりやすくなるのです。
例えば、「研究チームの遅れに気づき、自分の担当外でもできることを探して動いた」といったエピソードがあれば、それは“周囲を見て自ら動ける責任感”として評価されます。こうした具体性があれば、入社後も「この人なら任せられそう」と思ってもらいやすくなります。
自分なりの価値観や行動特性を含めて伝えることで、他の就活生との差別化にもつながるでしょう。

責任感についてのエピソードも合わせて伝える
責任感という言葉だけでは、具体的にどんな行動をとってきたのかが伝わりにくく、印象に残りにくいものです。例えば、「ゼミで発表担当が欠席した際、自ら代役を申し出て準備を引き継いだ」など、実際の行動を交えて説明することで、あなたの責任感がどう発揮されたのかが明確になります。さらに「なぜその行動を選んだのか」「結果としてどんな影響を与えたのか」まで伝えられると、より説得力が増すでしょう。
仕事でも求められる“信頼して任せられる人かどうか”という観点で見られるからこそ、責任感を再現性のあるエピソードとセットで示すことが大切なのです。抽象的な表現だけで終わらせず、具体的に語る意識を持ちましょう。

【職種別】自己PR例文について

自己PRで「責任感」をアピールする際は、職種ごとに適した伝え方を意識することが大切です。例えば、事務職では正確性や継続性、営業職では信頼関係の構築や粘り強さ、技術職ではプロジェクト遂行に対する責任意識など、求められる責任感の形が異なるのです。
職種別に「責任感」をどうアピールすれば効果的か、例文とあわせてポイントをみていきましょう。

事務職の場合
事務職志望で責任感をアピールしたい場合は、以下のような点を意識するとよいでしょう。

・作業の正確性や丁寧さに対する意識を具体的に示す
・締切やルールを守ることへの配慮と工夫を伝える
・周囲を支える役割としての自覚や姿勢を強調する
・縁の下の力持ち的なポジションでも前向きに取り組む姿勢
・繰り返しの作業でも手を抜かず、品質を保ち続ける力

責任感は表には出にくいので、「学生時代にどのように責任感を発揮してきたか」を丁寧に伝えることが、評価につながります。

例文
『私は、細かい作業にも粘り強く取り組む責任感を強みとしています。大学のゼミでは資料作成を一手に引き受け、誤字脱字のチェックやフォーマット統一など、見えにくい部分にも丁寧に気を配りました。特に発表前の最終確認では、全員分の内容を一度通しでチェックし、発表当日にトラブルが起きないようサポートに徹しました。このように、誰かの仕事を支える立場でも手を抜かず、自分の役割を果たすことにやりがいを感じています。事務職でも、正確性と信頼を大切にしながら、周囲を支える存在として貢献したいと考えています。』

営業職の場合
営業職志望で責任感をアピールしたい場合は、以下のような点を意識するとよいでしょう。

・アルバイトやサークルなどで「人と信頼関係を築いた経験」があると好印象
・ノルマや数字だけでなく、「相手の期待に応えようと努力した姿勢」を伝える
・途中で投げ出さずに最後までやりきった経験があると、責任感が伝わりやすい
・友人や後輩のサポート役を買って出た経験なども、営業職では評価されやすい
・自分の行動が「誰かの役に立った」と感じた場面を中心に話すと説得力が出る

営業職は人と関わる仕事だからこそ、「信頼されるためにどんな工夫をしたか」を自分の言葉で伝えることが大切です。

例文
『私は「最後まで相手の期待に応えること」を大切にしています。カフェのアルバイトでは、常連のお客様の好みを覚えて接客したことで、「あなたに会いに来てる」と言っていただけた経験があります。忙しい時間帯でも手を抜かず、ミスがあればすぐに謝って対応するなど、小さな信頼を積み重ねてきました。こうした責任感は、営業職でもお客様と長く信頼関係を築く上で活かせると考えています。一つひとつのやりとりを大切に、期待に応え続ける営業を目指したいです。』

技術職の場合
技術職志望で責任感をアピールしたい場合は、以下のような点を意識するとよいでしょう。

・研究や制作など「地道な作業を継続した経験」を交えて伝えると説得力が出る
・小さなミスが大きなトラブルにつながる仕事なので「丁寧さ」や「確認の徹底」を強みとして伝える
・成果がすぐに出ない中でも、試行錯誤を重ねて諦めずに取り組んだ経験が評価されやすい
・技術力だけでなく、「結果に責任を持つ姿勢」も企業は見ている点を意識する

専門性だけでなく、実直さや継続力といった責任感が技術職では大きな強みになります。

例文
『私は、結果が出るまで地道に取り組む責任感を大切にしています。卒業研究では思うようなデータが取れず、実験を一から見直す必要がありましたが、原因を一つひとつ検証しながら、最終的には安定した成果を出すことができました。途中で妥協せず、確認や再現性を徹底する姿勢は、周囲からも「粘り強い」と評価されました。技術職は小さなミスが大きな問題につながるからこそ、自分の作業に責任を持ち、丁寧に積み重ねる力が求められると感じています。この経験を活かし、信頼される技術者を目指していきたいです。』

自己PRで「責任感」をアピールする際のNG例

責任感を自己PRでアピールするつもりが、伝え方次第ではかえって逆効果になってしまうケースもあります。抽象的すぎる表現や、単なる真面目アピールに終わってしまう内容は特に要注意。
実際にありがちなNG例とその改善ポイントをみていきましょう。

NG例①指示されたことをこなしただけのエピソード
【例文】
『私は、アルバイトで上司から任された作業を最後まで責任を持ってやり遂げました。言われたことは必ず期限内に終わらせ、ミスがないよう丁寧に確認していました。その結果、上司から「安心して任せられる」と言ってもらえました。』

【ポイント】
この例文では、一見責任感が伝わるように思えますが、内容が「与えられた仕事をこなしただけ」で止まっています。受け身の印象が強く、「自分で考えて動いたのか」が伝わらない点が惜しいところです。
改善するには、「作業の中で課題を見つけ、自分なりに工夫した行動」まで踏み込むことが大切です。例えば「業務の手順を整理して作業効率を上げた」「新人への引き継ぎマニュアルを作った」など、自主的な行動を加えることで、主体的な責任感が伝わります。
企業が求めるのは“指示待ちで動く人”ではなく、“自分の判断で信頼を築ける人”なのです。

NG例②「ひとりで抱え込みすぎた経験」を美談のように語る
【例文】
『私はどんなことでも途中で投げ出さず、最後までやり遂げる責任感があります。大学祭の運営では、忙しい仲間の代わりに自分がすべての準備を担当しました。睡眠時間を削って作業を続け、なんとか当日を成功させることができました。この経験から、どんなに大変でも自分が頑張れば乗り越えられると学びました。』

【ポイント】
一見「努力家」「真面目」といった印象を与えますが、このままだと“人に頼れないタイプ”と思われる危険があります。社会ではチームで仕事を進める場面が多いため、「抱え込みすぎて周囲を活かせない人」と見なされることも。
改善するには、「自分で限界を感じたときにどう周囲と連携したか」「チーム全体の成果を意識して動いたか」を盛り込むと良いでしょう。例えば「最初は一人で抱え込みすぎたが、途中から役割を分担し、全体の効率が上がった」など、協調性を持って責任を果たす姿勢に変えると、より社会で求められる“バランスの取れた責任感”として伝わります。

NG例③数値や成果が一切出てこない
【例文】
『私はゼミ活動において、発表資料の作成を毎回担当していました。メンバーが理解しやすいよう心がけて資料を整え、発表の際には全体の流れを意識して進行も務めました。地道に取り組む姿勢を続けた結果、ゼミ内での信頼を得られるようになりました。』

【ポイント】
この内容では、責任感を持って行動した様子は伝わるものの、具体的に「何をどう改善したのか」「どんな効果があったのか」といった成果が見えてきません。読み手からすると「結局どう役に立ったの?」と疑問が残ります。
例えば、「プレゼンの質を上げるために図表を加えた結果、先生から『わかりやすくなった』と評価された」「発表の進行を任される機会が全体の8割に増えた」など、具体的な数字や客観的な評価を盛り込むことで、責任感の“成果としての証拠”が示せます。
数字は小さくても構いません。大切なのは、行動の結果を明確に伝えることなのです。

【場面別】自己PRポイントについて

自己PRは「伝える場面」によって見せ方や言葉選びを変えることが大切です。
履歴書では簡潔さ、職務経歴書では構成力、面接では言葉の温度感や臨機応変さが求められます。各シーンに応じた”責任感”をアピールする自己PRのポイントを意識するようにしましょう。

履歴書
履歴書の自己PR欄で「責任感」をアピールする場合は、簡潔さと具体性のバランスが大切です。文字数に限りがあるため、長いエピソードを書くよりも、責任感が伝わる行動や成果をピンポイントで示すのが効果的です。
例えば「アルバイトでのミス防止策を自ら提案し、業務改善につなげた」「ゼミで進行役を担当し、全員が安心して発表できる環境づくりに貢献した」など、“どのような場面で、どう責任を果たしたか”がひと目で伝わる内容を意識しましょう。
また、「信頼された経験」や「最後までやり遂げたこと」に触れると、責任感の強さを端的に伝えられます。抽象的な言い回しよりも、行動や結果が具体的に想像できる表現を選ぶことがポイントです。採用担当者が数多くの履歴書を見る中で、「この人と会ってみたい」と思わせるには、“短くても中身のある一文”が効いてくるのです。

職務経歴書
職務経歴書は、これまでの経験や強みを論理的に整理して伝える場です。就活生にとっては、アルバイト・ゼミ・学生団体・インターンなどの経験をベースに、「どんな役割を担い、どんな行動を通じて責任感を発揮したのか」を時系列やテーマ別にまとめるのがポイントです。
履歴書よりも自由度が高い分、「責任感があります」だけで終わらせず、課題→行動→結果の流れを簡潔に構成しましょう。例えば、「◯名規模のイベントで会計担当を任され、予算管理のルールを整備した」「アルバイト先で新人教育を担当し、3週間で業務を一人で回せる状態まで育成した」など、信頼されて任された背景や数字があると効果的です。文章量に余裕がある分、責任感の「深さ」や「再現性」が伝わるよう、工夫して書きましょう。

面接
面接で責任感をアピールする際は、原稿の丸暗記ではなく、“自分の言葉”で伝えることが大切です。話す内容は、履歴書やエントリーシートに書いた内容と一貫性を持たせつつ、より具体的なエピソードや感情の動きを添えると、リアルな印象を与えられます。例えば、「ミスが続いた後輩に自分から声をかけ、仕事を引き継ぎながらフォローした」など、自発的に動いた行動が伝わる話が効果的です。
また、責任感が「周囲との信頼関係につながった経験」や「その後の行動をどう変えたか」といった広がりを見せられると、より深く伝わります。話すときは、自慢話にならないよう事実を淡々と語り、面接官に「この人になら信頼して仕事を任せられそう」と思ってもらうことが目標です。表情や声のトーンも含めて、誠実さや熱意が伝わるよう意識しましょう。

まとめ

自己PRで「責任感」をアピールする際は、単に「真面目です」と伝えるだけでは不十分です。受け身の姿勢や抽象的な言い回しでは伝わりにくく、かえってマイナスに働くこともあります。大切なのは、自分がどのような場面で責任を持ち、どのように行動し、どんな結果を生んだのかを具体的に伝えること。また、職種や場面に合わせた見せ方や言葉選びにも工夫が必要です。
自分らしい”責任感”のアピールを、実体験とともに丁寧に表現していきましょう。

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