企業説明会で質問が大切な理由
企業説明会での質問は、企業理解を深めるだけでなく、自分の適性を判断する重要な手段です。また、積極的な姿勢を見せることで、採用担当者に好印象を与えられることもあるでしょう。
的確な質問をすることで、就職活動を有利に進められる可能性が高くなるのです。
理由⓵企業理解を深められるため
企業説明会では、企業の理念や業務内容、職場の雰囲気など基本的な情報が提供されますが、説明だけでは理解しきれないこともあります。そこで、質問を通じ、自分が本当に知りたいポイントを明確にすることができるのです。
たとえば、「実際の業務の流れは?」「1日のスケジュールは?」といった具体的な質問をすることで、よりリアルな働き方をイメージできます。また、入社後のギャップを防ぐためにも、説明会の段階で積極的に情報を得ることが重要です。
企業の特徴や強み、成長性など、自分が納得できるまで質問して理解を深めましょう。
理由②採用担当者に積極性をアピールできるため
企業説明会は、企業が学生に情報を提供する場であると同時に、学生が企業にアピールできる場でもあります。ただ説明を聞くだけでなく、積極的に質問することで「この学生は自社に関心を持っている」と好印象を与えられることがあるでしょう。
特に、企業のビジョンや今後の展望に関する質問をすることで、「志望度が高い」「企業研究をしている」と評価される可能性が高まります。採用担当者は、質問の内容から学生の理解度や意欲を判断することが多いため、適切な質問をすることで面接にもプラスの影響を与えることができるのです。
理由③自分に合った企業かどうかを判断するため
就職活動では、「内定をもらうこと」が目的ではなく、「自分に合った企業で働くこと」が最も重要です。そのためには、企業説明会での質問を通じて、自分の価値観やキャリアプランと企業の方針が合っているかを見極める必要があります。
例えば、「どのような人が活躍していますか?」「評価制度やキャリアパスについて教えてください」といった質問をすることで、企業の求める人物像や働き方を把握できるでしょう。
入社後に「思っていた環境と違った」と後悔しないためにも、説明会の段階でしっかりと確認しておくことが重要です。
企業説明会での質問例25選
企業説明会での質問は、自分に合った企業かどうかを見極め、採用担当者に意欲を伝える重要な手段です。具体的な質問例を
・会社概要
・求める人物像
・社風
・キャリア
・福利厚生
の5つのカテゴリに分け、それぞれの質問意図やポイントを5例ずつ解説します。
会社概要・事業内容・業務内容について
企業のビジョンや事業戦略を理解し、自分のキャリアプランと合致するかを確認するための質問を紹介します。
■質問例⓵「今後、貴社が力を入れていく事業領域は何ですか?」
企業の成長戦略を知ることで、将来的な安定性や業界内での立ち位置を把握できます。また、自分が関わりたい分野が成長領域に含まれているかを確認することで、キャリアの方向性を考える材料になります。
■質問例②「競合他社と比較して、貴社の強みはどこにあるとお考えですか?」
企業の独自性を理解することで、他社との違いを把握できます。企業研究を進めるうえで、選考対策にも役立つ質問です。
■質問例③「入社後、最初に担当する可能性の高い業務は何ですか?」
新卒社員が最初に経験する業務を知ることで、入社後のイメージを明確にできます。また、求められるスキルや心構えを知ることで、事前準備にもつなげられます。
■質問例④「貴社のビジネスモデルの強みと、今後の課題について教えてください。」
企業の経営方針や市場でのポジションを深く理解することができます。また、課題を知ることで、自分がどのように貢献できるか考えるきっかけにできるでしょう。
■質問例⑤「業務の中で特に大切にされている価値観や考え方は何ですか?」
企業の理念や価値観を把握し、自分の考えと合うかを確認できます。働くうえでのモチベーション維持にもつながる重要なポイントです。
求める人物像について
企業がどのような人材を求めているかを知ることで、自分の適性を判断し、アピールポイントを明確にできます。
■質問例⓵「貴社で活躍している人の共通点は何ですか?」
企業で成果を上げている人の特徴を知ることで、自分の適性を判断できます。また、評価されるスキルやマインドを把握し、今後の自己成長の参考にすることも可能です。
■質問例②「選考で特に重視されるポイントは何ですか?」
企業ごとに異なる採用基準を知ることで、自己PRや面接対策を効果的に準備できます。企業が求めるスキルや資質を理解し、自分の強みと照らし合わせることで、選考を有利に進められます。
■質問例③「学生時代の経験で、評価されることが多いのはどのようなことですか?」
企業が学生のどのような経験を評価しているかを把握することで、自己PRの方向性を定めやすくなります。特に、インターン・ゼミ・アルバイト経験などがどのように評価されるかを知るのに有効です。
■質問例④「貴社の文化や価値観に合う人材とはどのような人ですか?」
企業の風土や価値観を理解し、自分の考え方や働き方とマッチするかを判断できます。また、企業が重視する行動指針を知ることで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
■質問例⑤「貴社で長く活躍している方の特徴を教えてください」
長期的に働くうえで求められる資質やスキル、キャリアパスの傾向を把握できます。また、離職率が低い企業であれば、その理由を知ることで、職場環境の良さを確認する手がかりにもなります。
社風・企業風土・働く人について
職場の雰囲気や働く人の特徴を知ることで、自分がその環境で働くイメージを持ちやすくなります。
■質問例⓵社内のコミュニケーションの取り方にはどのような特徴がありますか?
企業のコミュニケーション文化を知ることで、働く環境をイメージしやすくなります。報告・連絡・相談のスタイルや、部署を超えた交流の有無も確認できます。
■質問例②部署間の連携やチームワークの文化について教えてください
部門を超えた協力体制がどの程度あるのかを把握できます。自分がチームで働くことを重視する場合、適した職場かどうかの判断材料になるでしょう。
■質問例③社員同士の交流の場やイベントはありますか?
社員同士のつながりが強い企業かどうかを知ることができます。社内イベントや部活動の有無から、社風や働く環境を具体的にイメージすることが可能です。
■質問例④上司や先輩との関係性はどのようなものですか?
上司や先輩との距離感や指導の仕方を知ることで、自分が働きやすい環境か判断できます。風通しの良い職場かどうかも見極めることができるでしょう。
■質問例⑤貴社で働くうえで、特に大切にしていることは何ですか?
企業の価値観や行動指針を理解することで、自分の考えと合っているかを判断できます。社員が日々意識していることを知る良い機会になります。
キャリアについて
キャリアパスや成長機会を知ることで、自分が長期的に働ける環境かどうかを判断できます。
■質問例⓵入社後のキャリアパスについて教えてください
自身のファーストキャリアのほか、昇進や部署異動などのおおよその流れを知ることで、将来の成長イメージが持てます。自身のキャリア目標と企業の方針が合致するかを確認できます。
■質問例②どのような研修制度がありますか?
入社後の成長を支える研修内容を把握することで、スキルアップの機会を知ることができます。特に、新人研修やOJTの有無は重要です。
■質問例③海外勤務や異動の可能性はありますか?
海外展開の状況やキャリアの選択肢を知ることで、グローバルな活躍の可能性を確認できます。勤務地の柔軟性も把握できるでしょう。
■質問例④昇進・昇格の基準について教えてください
評価制度を知ることで、自分がどのように成長し、成果を出せば昇進できるのかが明確になります。成果主義か年功序列かも確認できます。
■質問例⑤社内でキャリアチェンジの事例はありますか?
異なる職種や部署への転向が可能かを知ることで、長期的なキャリアプランを考えやすくなります。柔軟なキャリア形成ができる企業かを判断できるでしょう。
福利厚生・制度について
働きやすさやワークライフバランスを考慮するうえで、企業の福利厚生や制度を確認することも重要です。
■質問例⓵ワークライフバランスを重視するための取り組みはありますか?
残業時間の実態や休暇取得のしやすさを確認できます。働きやすい環境が整っているかを知ることで、長く安心して働ける職場か判断できるでしょう。
■質問例②育児休暇や時短勤務の実績について教えてください
制度の有無だけでなく、実際の取得率を確認することで、ライフイベントと両立しやすい職場かを見極められます。男女問わず活用しやすいかという点も重要です。
■質問例③社員の健康管理に関する制度はありますか?
健康診断やメンタルケアなど、社員の健康をサポートする体制を確認できます。働きやすさや、社員への配慮が行き届いているかを知る手がかりになります。
■質問例④リモートワークやフレックスタイム制度は導入されていますか?
時代に則した柔軟な働き方ができるかを確認できます。仕事と生活のバランスを取りながら、自分に合った働き方ができる企業かを見極める材料になります。
■質問例⑤福利厚生の中で、社員に特に好評なものは何ですか?
社員の満足度が高い制度を知ることで、企業が働きやすい環境を整えているかがわかります。独自の福利厚生がある場合、社風を理解するヒントにもなるでしょう。
会社説明会でNGな質問
会社説明会では、企業研究や選考準備に役立つ質問が重要ですが、内容次第で悪印象を与えることもあります。
調べればわかることや待遇面ばかりを気にする質問は避け、企業理解を深める意図を持って質問しましょう。
NG質問例⓵WEBサイトや説明資料を見ればすぐに分かる質問
企業の公式サイトや採用ページ、説明会の資料に記載されている内容をそのまま質問すると、「事前に調べていない」「関心が低い」と思われる可能性があります。
例えば、「御社の事業内容を教えてください」「採用人数は何人ですか?」といった質問は、企業側からすると「調べればすぐに分かること」と受け取られ、準備不足の印象を与えてしまうでしょう。
企業説明会では、事前にリサーチしたうえで、「貴社の〇〇事業は今後どのような展開を予定していますか?」など、説明の内容を踏まえて深掘りする質問をすることが重要です。企業の情報を十分に把握したうえで質問することで、意欲的な姿勢をアピールできます。
NG質問例②離職率やノルマなどネガティブな話題に触れる質問
「御社の離職率はどのくらいですか?」「ノルマが厳しいと聞いたのですが、本当ですか?」といった質問は、採用担当者にとって答えにくいだけでなく、「この会社の悪い点を探ろうとしているのでは?」と思われる可能性があります。
もちろん、働きやすさや職場環境は気になる点ですが、説明会の場で直接尋ねるのは避けた方が無難でしょう。
どうしても知りたい場合は、「社員の定着率を高めるために取り組まれている施策はありますか?」や「目標達成に向けてどのようなサポート体制がありますか?」といったポジティブな聞き方に変えると、企業側も答えやすく前向きな印象を与えることができます。
NG質問例③給与や休暇、残業時間などの仕事への興味が感じられない質問
「初任給はいくらですか?」「有給はどれくらい取れますか?」「残業は月に何時間ありますか?」といった待遇に関する質問ばかりをすると、「仕事の内容よりも条件にしか興味がない」と受け取られる可能性があります。
もちろん、働く環境や給与は大切ですが、説明会の場で待遇面ばかりを聞くと、企業への本気度を疑われてしまいます。
待遇について知りたい場合は、求人情報や採用ページを事前に確認し、質問するなら「仕事とプライベートの両立をサポートする制度にはどのようなものがありますか?」や「社員が安心して働ける環境づくりにおいて、力を入れている取り組みはありますか?」といった聞き方をすると、印象を損なわずに知りたい情報を得られます。
NG質問例④選考の難易度や倍率に関する質問
「御社の選考倍率はどれくらいですか?」「内定をもらうのは難しいですか?」といった質問は、企業にとって直接的すぎて答えにくいものです。また、「競争率ばかり気にして、企業への関心が薄いのでは?」と受け取られる可能性もあります。
選考の難易度を知りたい場合は、「貴社で活躍している社員に共通するスキルや経験はありますか?」や「選考で特に重視しているポイントを教えてください」といった聞き方をすることで、採用基準を知りつつ企業側に好印象を与えることができます。
NG質問例⑤漠然としすぎて答えにくい質問
「御社の魅力は何ですか?」「貴社の強みを教えてください」といった漠然とした質問は、一見良い質問に思えますが、説明会の内容と重複しやすいため企業側にとっては答えにくいものです。
特に、すでに説明会で話された内容を繰り返し質問すると、「ちゃんと聞いていなかったのでは?」と思われる可能性もあるでしょう。
質問をする際は、具体的なテーマを絞り、「貴社の〇〇という取り組みについて詳しく教えていただけますか?」といった形にすることで、より有意義な回答を得られ、志望度の高さも伝わります。
会社説明会で質問する際のマナー
会社説明会での質問は、企業理解を深めるだけでなく、面接前の印象にも影響します。
適切なタイミングや言葉遣いを意識し、簡潔で具体的な質問を心掛けることが大切でしょう。マナーを守ることで、好印象を与えられます。
説明会のマナー⓵質問は簡潔かつ具体的にする
質問が長すぎたり曖昧だったりすると、担当者が答えにくくなるだけでなく、「何を聞きたいのか分かりづらい」と思われることがあります。質問は要点を押さえ、できるだけシンプルに伝えることが重要です。
「貴社の研修制度について教えてください」ではなく、「新入社員研修ではどのようなプログラムが用意されていますか?」のように、具体性を持たせるとより有意義な回答を得られるでしょう。
説明会のマナー②他の参加者の迷惑にならないようにする
会社説明会は多くの学生が参加する場なので、独り占めするような行動は避けましょう。長時間質問したり、何度も質問したりすると、他の人の機会を奪ってしまう可能性があります。
また、個人的な事情に関する質問は、説明会後の個別相談の機会を利用するなど、状況に応じた配慮が必要です。
全員が有意義な時間を過ごせるよう、周囲への気遣いを忘れないことが大切です。
説明会のマナー③事前に調べたうえで質問をする
企業の公式サイトや採用ページ、説明会の資料を読んだうえで質問しないと、「基本的な情報すら調べていない」と受け取られ、志望度が低いと思われる可能性があります。
説明会では、自分が事前に得た情報を踏まえたうえで、「〇〇と拝見しましたが、具体的にはどのような点が強みとなりますか?」のように、企業の話を深掘りできる質問をすることで意欲の高さをアピールできるでしょう。
説明会のマナー④質問の仕方や言葉遣いに気をつける
カジュアルすぎる話し方や、不適切な敬語を使うと、社会人としてのマナーが不足している印象を与えてしまいます。
例えば、「この会社って、残業多いんですか?」ではなく、「貴社では、社員の働き方についてどのような取り組みをされていますか?」といった言い回しを意識すると、より丁寧で好印象を与えられるでしょう。
また、語尾を「~ですか?」と簡潔にすることで、聞きやすい質問になります。
説明会のマナー⑤質問のタイミングを考える
説明会の進行中に割り込んで質問するのはもちろんNGです。質問は、質疑応答の時間が設けられた際や、説明会の終了後に個別で聞くのが基本です。
また、説明会の中で既に回答された内容を再度質問すると、「話を聞いていなかったのでは?」と思われる可能性があるため、事前にメモを取るなどして内容を把握しておくことが大切です。
まとめ
会社説明会での質問は、企業理解を深めるだけでなく、自身の意欲や関心を伝える大切な機会です。事前に情報を調べたうえで、具体的かつ前向きな質問を心掛けましょう。
また、マナーを守り、簡潔で分かりやすい質問をすることで、好印象を与えることができます。質問の仕方ひとつで、採用担当者の印象は大きく変わるため、本記事を参考に適切な質問を準備し、就職活動を有利に進めていきましょう。
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