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選考対策

【役割別の評価指標付き】グループディスカッション(GD)の役割解説!

選考の手段の1つとして、面接の他、実施されることの多いグループディスカッション。何をしてよいか分からない、人前で話すのが苦手など、不安な人も多いのではないでしょうか?グループディスカッションの苦手意識を克服するためには、まずその目的や役割を知り、能力を発揮することが大切です。人にはそれぞれ得意なことがあります。 まずは、自分の得意なことを見極めましょう。

グループディスカッション(GD)には役割がある?

グループディスカッション(※以下GD)では、5~6人を1つのグループとし、複数のグループが集まって行われます。個人面接では分からない、 チームで働く力 が試せることから、大手企業や人気企業を中心に実施されています。
流れとしては、グループごとに自己紹介をさせ、5つの役割を分担するところからスタートします。役割分担に関しては、指示がある場合とない場合があります。指示がない場合でも、話し合いを円滑に進行するためにポジションを決めてから始めます。

グループディスカッション(GD)の役割とは?

GDの役割は次のようになります。
・司会
・書記
・タイムキーパー
・オブザーバー
・アイディアマン
司会者が目立つという理由から評価されやすい考えられがちですが、そうではありあません。GDでは、発言力、聴く力、協調性など仕事をする上で必要な能力がどの程度備わっているかを確認する場です。そのためには、自分が向いている役割を認識しておく必要があります。

どれが向いているの?自分に合う役割の見つけ方

とはいえ、どの役割が向いているのか自分では気がつかないものです。そこで活用したいのが、
・自己分析ができる診断サイト
・GD無料練習会(各大学・就活支援企業)
診断サイトでは自身の 適正が分かります。また、GD無料練習会が随時開催されています。開催日時や開催場所は、各大学のキャリアセンターに問い合わせてみましょう。練習会に参加では得意な役割だけでなく、他の役割にも挑戦してみると、自分の新たな一面が発見できるでしょう。

グループ内での協力が合格のポイント!役割を解説

GDにおいては、グループ内で目立つ人が合格するわけではありません。役割を分担し協力できているかが重要です。したがって、グループ全員の落選もあれば、全員合格もありえます。以下ではそれぞれの役割について解説します。また 評価のポイント 使える言い回し 注意点 などもまとめました。

スムーズな進行で統率する:司会者

司会の仕事

司会は限られた時間のなかで効率よく話をまとめる進行係です。自分の意見を主張しすぎるのではなく、メンバーが意見交換できる雰囲気を作ることが求められます。メンバーに質問を投げかけるなどして、全員の発言を促しましょう。全員の意見が出そろったら、時間内にまとめます。

司会にはこんな人が向いている!

人の話を理解できる人、リーダーシップ力のある人

採用担当者はここをみる!司会の評価ポイント

・発言していない人に発言を促しているか
・議論すべき話題が逸れた場合、修正できているか
・時間内に結論がまとまるように進行できているか
グループ内の話を時間内にうまくまとめられるかどうかは司会者によって左右されます。議論の流れを作り担当者にアピールをしましょう。

司会者が使うべき言い回し

・私は〇〇だと思いますがみなさんはどうですか。
・〇〇さんはどう思いますか
・なるほど、参考になります。そうですか。などの相づち

司会が注意するべき項目

時間内にまとめるために、自分の意見を無理やりグループの意見にする、相手の意見を否定するなど、自己主張をしすぎないように気をつけましょう。

話をまとめて結論の道筋を示す:書記

書記の仕事

書記は、グループの意見を書面にまとめる係です。司会者が会話での進行役だとすると、書記は筆記での進行役です。

書記はこんな人に向いている!

字がきれいな人、文字や図でまとめることができる人

採用担当者はここをみる!書記の評価ポイント

・共通の意見が1つにまとまっているか。
・対立点が明記されているか。
・発表時に採点者も発表者も分かるような板書か。
・読みやすい字で書かれているか。
書記がまとめたものを確認しながら話し合いは進みます。ホワイトボードがあれば活用しましょう。

書記が使うべき言い回し

・ここまでの意見をまとめると〇〇になります。
・〇〇さんの意見は〇〇でということでしょうか。
・〇〇さんの意見は先程の意見に同意ということであっていますか。

書記が注意するべき項目

書記は基本的に板書が中心です。しかし、発言をしなくてもよいわけではありません。議論が停滞したときなど、タイミングを逃さずに意見を述べましょう。

時間内に結論へと導く:タイムキーパー

タイムキーパーの仕事

タイムキーパーは、限られた時間内に結論を出せるようにする時間管理係です。話し合いが白熱していても、時間に気を配り、最終的に結論が出るように促します。

タイムキーパーにはこんな人が向いている!

時間配分ができる人、真面目な人

採用担当者はここをみる!タイムキーパーの評価ポイント

・結論が出ないまま時間が経過しているときに声かけができているか
・時間配分を考え、冷静に行動ができているか
盛り上がっているときに、時間がきたことを知らせるのは意外と勇気がいります。どのような状況であっても時間の管理ができるか、採用担当者はチェックしています。

タイムキーパーが使うべき言い回し

・そろそろ時間です。結論をまとめませんか。
・○分経過しました。そろそろ、出された意見を整理しましょう。
・○分で意見を出し合い、○分で整理、○分で結論をまとめませんか。

タイムキーパーが注意するべき項目

時間の管理だけやっていれば受かるということは決してありません。自らも議論に参加し、プレイヤーとして兼務できているかという観点が重要です。

グループの監視者:オブザーバー

オブザーバーの仕事

グループ全体を監視する係です。話し合いが活発になり、テーマから話す内容がずれたときに軌道修正をします。また、司会、書記、タイムキーパーが役割を果たせていないときフォローします。

オブザーバーにはこんな人が向いている!

全体を把握することができる人

採用担当者はここをみる!オブザーバーの評価ポイント

・全体的な流れが見通せているか
・司会者やタイムキーパーが役割を果たせていないとき、的確に指示しているか。
・話すタイミングは適切か

オブザーバーが使うべき言い回し

・それでは〇〇さん、進行をお願いします。
・〇〇さん、時間は後どのくらいありますか。
・〇〇さん、そろそろ意見を整理しませんか。

オブザーバーが注意するべき項目

ただ黙っている人では傍観者で終わってしまいます。そうではなく議論の全体像を把握しながら冷静な発言をすることが求められます。

議論を活性化させる立役者:アイディアマン

アイディアマンの仕事

アイディアマンはなるべく多くの意見を出す係です。1つの意見にこだわるのではなく、様々な角度からテーマを検証し、アイデアを提案します。積極的に発言し、議論を活発にするように盛り上げましょう。

アイディアマンにはこんな人が向いている!

積極的な人、ムードメーカー

採用担当者はここをみる!アイディアマンの評価ポイント

・積極的にアイデアを出しているか
・意見が不採用でも、気持ちを切り替えて新しい意見を出せているか
・議論が活発に行われているか
アイデアの内容も大切ですが、数多くの考え方を提示すること、場を盛り上げることがアピールになります。

アイディアマンが使うべき言い回し

・〇〇という意見もありますが、私は〇〇だと思います。
・〇〇という視点で考えると、〇〇という考えもあると思います。
・今話している部分とは若干離れてしまうのですが、

アイディアマンが注意するべき項目

議論のフェーズや周りの雰囲気を確認しながら自分が今何を発言するべきか、ワンクッションおいて考えてから発言すると効果的でしょう。

まとめ

GDでは、採用担当者が一緒に働きたいと思える人を選考しています。よい意見が出るかどうかではなくそこに至るまでのプロセスが重要です。役割について理解が深まれば、苦手意識も克服できるはず。どの役割になっても問題がないように対策をして本番を迎えましょう。

GD対策は必要。でも、本質的なキャリア形成をしたいなら

GD対策は、内定の確率を上げるのに必要なことですが、はたして「内定を獲得すること」は真のゴールといえるのでしょうか?

「仕事」という時間は人生の大半の割合を占めています。そんな中、周りの意見や評価に流され、自分の心の中の意思に反する形でキャリアを選ぶことは将来の自分の首を苦しめるだけなのではないでしょうか。 GD対策に取り組む前に、ぜひ自分自身と語り合ってみてください。

意味のあるファーストキャリア形成をビズリーチ・キャンパスは様々な形で応援をしています。 我々のサービスを覗いてみませんか?