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OB/OGが語る

【三井物産プラスチック】世界中に広がるネットワークと、商材の専門性が強み

専門商社をわかりやすく紹介する「専門商社の魅力とは!?」シリーズ。今回は、化学品専門商社の三井物産プラスチック。化学品・添加剤本部で、グローバルに活躍する営業担当のお二人に話を聞いた

企業紹介
2008年に三井物産プラスチックス株式会社、三井物産プラスチックス関西株式会社、日本トレーディング株式会社の3社が合併し、三井物産プラスチックトレード株式会社として発足。2013年、三井物産プラスチック株式会社に社名変更。合成樹脂(プラスチック)や化学品、機械などの販売・物流事業をグローバルに展開。多様化するニーズの中で、新たに自動車、5G、物流ネットワーク、農業、環境を注力領域として、事業拡大を目指している。


人物紹介
三井物産プラスチック株式会社
化学品・添加剤本部
無機鉱物・発泡剤ユニット
川中 力
2015年の入社以来、化学品・添加剤本部に所属。触媒・樹脂添加剤・産業用ガス・鉱産物など幅広い商材の輸出入に携わる

三井物産プラスチック株式会社
化学品・添加剤本部
無機鉱物・発泡剤ユニット
岡部 侑花
貿易に携わる仕事がしたいという想いで、2019年に三井物産プラスチックへ入社。主に、様々な素材の原料となる無機鉱物を輸入し、国内のお客様へ届ける仕事に従事する


世界をつないで必要なものを届ける、商社のやりがい

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―――学生時代にはどんな就職活動をされていたのでしょうか。


川中:英語を使うようなかっこいい仕事がしたいという憧れから、ずっと商社を志望していました。大学が金融系に強い学部だったこともあり、OB/OGの多かった銀行も受けていましたね。はじめは商社が何をする仕事なのか具体的にわかっていなかったのですが、説明会に参加して話を聞いているうちに、すごく面白そうだなと。お客様が必要とするものを探して提供する仕事に、やりがいを持って働けそうだと感じました。自分が思い描く理想の姿は、「あなたと一緒に仕事がしたい」と言ってもらえるような信頼関係を築く、魅力的な人間になること。商社には、そうした成長ができるチャンスがたくさんあると思いました。

岡部:私は海外と日本の架け橋になるような仕事がしたいと思っていました。学生時代は授業が英語だったので、別の言語も学ぼうとフランスへ留学した経験があります。いろいろ経験していく中で、海外で働くというよりも日本にいながら海外とつながりが持てる仕事をしようと軸を決め、就活をはじめました。金融や海運、メーカーなど様々な業界を見ていましたが、いろんな業界と関わりながら貿易をする商社の仕事に魅力を感じました。

―――三井物産プラスチックに入社を決めた理由を教えて下さい。


川中:就活では総合商社も受けていたのですが、特に三井グループには“人のあたたかさ”を感じて、惹かれていました。中でも三井物産プラスチックは、OB/OG訪問や面接で会った社員の方々がみんな目を見て真剣に話を聞いてくれたことが印象的で。最終面接でお会いした社長との会話では、社員を想ってくれていることが感じられて、この会社で成長していきたい、ここでなら安心して働けるなと思いました。

岡部:私は総合商社の総合職で働いている方の話を聞いて、そんなにパワフルにバリバリ働けるかな・・・という不安を感じていたんです。三井物産プラスチックは活躍されている女性も多く、会社の雰囲気も自分に合っていたので、働くイメージがしやすかったこともあります。また最後まで総合職か業務職かで悩んでいましたが、海外とつながりながら、裁量権の中でやりがいを持って働けるのは総合職だと思い、この道を選びました。

―――入社から現在までの仕事内容について聞かせていただけますか?


川中:はじめは触媒・添加剤ユニットで主に輸出の仕事をしていました。その後、関西の化学品・添加剤ユニットに異動し、輸入の仕事を経験。そして現在、無機鉱物・発泡剤ユニットで輸入と輸出の両方を担当しています。主な商材は無機鉱物と触媒、ガスなど大まかな分類で約10種類ほどを扱っています。

岡部:私は入社以来ずっと現在の部署で、アメリカ原産の加工された無機鉱物を輸入して、国内のお客様に届ける仕事をしています。無機鉱物とはいわゆる石の塊のようなもので、素材の原料になるものです。それに付随して添加剤なども細かく扱っているほか、近々川中さんと一緒にやらせていただく新規の案件も合わせて、大きく3種類の商材を扱っています。

―――一緒にお仕事されることもあるんですね!どのような内容のお仕事ですか?


岡部:ある製品の原料となる無機鉱物を世界5か国から輸入する仕事になります。その製品は樹脂に混ぜると強度を増す効果が得られるんです。

川中:ちょうど岡部さんたちにその準備段階を進めてもらっていて、その後を私が引き継ぐことになっています。引き継いだ後も、サポートしてもらいながら一緒に進めていく予定です。当ユニットはチームで仕事を進めることも多いんですよ。


困難を乗り越えて、世界で自分の価値を発揮する

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―――商社といえばグローバルで活躍したい方に人気の業界ですが、実際に働いてみていかがですか?


川中:もともとグローバルに働きたいという強い想いがあったわけではないんです。国内でも海外でも、成長できるチャンスはあると思っていたので。ただ、1年目は上司や先輩にくっついて国内をまわるものだと思っていたのに、最初から輸出メインの部署だったことは良い意味でギャップがありました。1年目の終わりには海外出張にも行っていたので、すぐに仕事を任せてくれたのが嬉しくて。触媒・添加剤ユニットにいた時には、月1ぐらいで中国や東南アジアに行くことが多かったです。ここ数年は国内出張ばかりなんですけどね。

岡部:そうなんですよ。私は1年目の終わり頃からにコロナ禍になってしまって、海外出張にまだ行ったことがないんです。ただ、日本にいても海外とつながって仕事をする機会は多いんだなと感じています。出張に行けない分、アメリカのサプライヤーとWEB会議をすることがあるのですが、時差があるので合わせるのはちょっと大変です。また、海外の事件やニュースが身近なところに影響を及ぼすことも多く、やはり世界とつながっているんだなと実感します。

―――海外でのビジネスで、日本との違いを感じることはありますか?


川中: たとえば日本だと、求められるのは品質の良さ。必要とされるものであれば売れるという感覚があります。でも海外だと、「その効能はいらないから、とにかく安く」と言われてしまうことがある。その場合、日本でつくられた高品質で高価な製品は、まったく取り合ってもらえません。あまりに大きな認識のズレがあり、ここまで違うのかと驚きましたね。そういう時にはまず、無償でサンプルを出して品質を実感してもらうなど、いろんな戦略を立てて売っていく必要があります。品質に納得をしていただいて、商談が成立した時は達成感がありますね。

―――ほかにも、海外とつながる仕事で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。


川中:プラスチック原料となる触媒を担当していた2年目の頃のことです。ベトナムに新しく建設されるプラスチック工場に商材を売り込む新規案件の商談を成立させたことが印象に残っています。先輩から引き継いだ案件ばかりだった中で、いろんな方々の協力をいただきながらではありますが、初めて自分の責任の中で1から商売を組み立てることができた経験でした。その後も、工場に訪問して現場の作業員に取り扱いの説明をするなど、工場が稼働するまでの間を見届けられたことも、すごく思い出深いです。

岡部:この1~2年くらいの間は国際的に物流が混乱していたので、アメリカから輸入する船が遅れて商品が届かないという事態が何度もありまして。数か月の遅れならまだしも、半年~1年遅れるというケースでは、お客様の工場をストップさせてしまうことにつながります。そこで、アメリカのメーカーはもちろんのこと、社内の各部署の協力、そして三井物産の子会社・海外現地法人の力も借りながらなんとか別の船を手配し、無事に商品を日本に持ってくることができたんです。こうしてトラブルを解決できたことは、商社の役割を実感する出来事でしたし、今後の自分の糧になる経験になったなと思います。


三井物産のネットワークと高い専門性の中で、成長できる環境

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―――三井物産プラスチックで働く魅力は何ですか?


川中:困ったことや不安なことがあっても、誰かが必ず助けてくれる“人の良さ”ですね。若いうちから活躍したいと思っている人にも、安心して挑戦できる環境だと思います。私が新人の頃に教わったことで一番覚えているのは、「お客様の前では商品の担当としてではなく、会社の代表だという意識でいる」ということ。お客様から「あの案件はどうなってますか?」と別商材の進捗を聞かれて困っていた時、隣で上司が全部回答してくれたことがあったんです。すべて把握していることにも驚きましたし、私に対して怒りもせずに背中で見せてくれるような姿がすごくかっこよくて、自分もこうありたいと思ったことを今でも覚えています。

岡部:三井物産のネットワークによって、ビジネスがどんどん広がっていくことですね。さきほど話したように、三井物産の子会社や海外現地法人の力を借りて助けてもらえることもありますし、商材や販売先を紹介し合うこともあります。また、そういう機会がありながら、化学品に特化した専門商社として深い知見を持つこともできる。「ネットワーク」と「専門性」という2つの強みがあることで、自分自身も成長もできますし、挑戦しやすい環境だなと感じています。まわりは個性的な社員が多いですね。それぞれ違う強みを持つ人が集まっているので、いろんな方から学べる環境があることも、大きな魅力だと思います。

―――ご自身の今後の目標を聞かせてください。


川中:ゆくゆくは一つの商材を担当するというよりも、会社全体を見られるような環境で学びたいです。たとえば海外駐在をするのであれば、三井物産プラスチックの社員が誰もいない国に行くのもいいですね。自分がその国の窓口となって、三井物産プラスチック向けの仕事をすべて担うことで、おのずと全体を把握することができるのかなと。または、戦略企画の部署で事業全体を拡大させるような役割にも興味があります。

岡部:会社のCDP制度*として約6年で別の本部に異動になるので、自分の引き出しを増やしながら広い視野で働けるようになることが目標です。現在担当している化学品も社内では珍しい商材になるので、それまでにもっと勉強して専門性を高めていきたいと思っています。また、海外駐在員だけでなく、海外研修員制度もあるので、そうしたものを活用して海外で働く経験もしたいですね。個人的には、日系企業の工場が多いアジアに興味があります。自分自身の経験や知識を活かしながら、頼りにされる人材になりたいです。
※Career Development Program制度:個人のスキルアップを目的として幅広い経験をすべく初期配属から一定期間を以て異動をする制度

―――最後に、就職活動中の学生に向けてアドバイスをいただけたらと思います。


岡部:いろんな人の話を聞くことが一番大事だと思います。同世代で話をするのも悩みの共有はできますが、できれば実際に働いている方とたくさん話をしてほしいですね。私は学生時代、10人ぐらいの方とOB/OG訪問でお会いしました。ただ、若い世代の方中心だったので、もっと上の世代の方の話も聞いておけばよかったなと。自分の想像を超えた経験を聞くことで、自分のキャリアや生き方のイメージが広がって、もっといろんなことに興味が持てたかもしれない。今振り返っても、学生時代は知らないことばかりだったと思うことがたくさんあります。いろんな人の話を聞いて、視野を広げて、就活に生かしてほしいです。

川中:就活していた当時の自分も大事にしていたことですが、あまり嘘はつかない方がいいですね。会社として知りたいのは模範解答ではなく、その人自身がどういう人なのか。今年初めて面接官をしたのですが、ちゃんと自分の言葉で話してくれる人の方が、一緒に働くイメージがしやすいんですよ。嘘はつかずにありのままを出して、「自分はこういう人だ」という想いをぶつけてほしい。その方が、入社した後もきっと居心地がいいと思いますよ。

―――グローバルで活躍したいという方にとって、安心して成長できる環境が魅力ですね。本日はお忙しいところ、ありがとうございました!


三井物産プラスチックの採用HP/エントリーはこちら

https://www.mitsui-plastics.com/recruit/shinsotsu/