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OB/OGが語る

さらなるグローバル化、積極的な事業展開、進化を続ける専門商社

専門商社をわかりやすく紹介する「3分でわかる専門商社の魅力」シリーズ。今回は、繊維・化学品・機械専門商社の蝶理。さらなるグローバル化、M&A戦略などにより事業を拡大。環境へ配慮した事業プロジェクトも積極的に推進する同社の、会社の魅力を紹介していただく。

企業紹介
1861年、京都西陣の生糸問屋として創業。以来、時代の変化とともに社会のニーズに応え、積極的に事業を展開。「繊維事業」「化学品事業」「機械事業」という、専門商社としては珍しい複数の専門分野を持つ。現在、「連結経営基盤強化」「次世代型ビジネスモデル創出」「人的基盤強化」「コーポレート・ガバナンス」「コンプライアンス」5つの基本戦略を推進。高機能・高専門性を基盤とし、グローバルで進化・変化を続ける企業集団。

人物紹介
蝶理株式会社
経営政策本部
人事総務部 人事課
野田 健士朗
「海外進出」「裁量権の大きさ」「若手でもいち早く活躍できる環境」という軸で就職活動を行い、専門商社を志望。2019年、蝶理に入社。人事総務部に配属後、新卒の採用業務全般に携わる。

ビジネスの強みを生かしながら、SDGsの実現へ

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―――貴社の事業内容について教えていただけますか?

野田:大きな軸として、「繊維事業」、「化学品事業」、「機械事業」があります。繊維に関しては創業以来の中核事業で、原料を扱う「川上」から、テキスタイルや資材を扱う「川中」、アパレルなどの最終製品に至る「川下」まですべての商流にわたって事業展開しています。中でも特徴的なのは、川上である原料の分野。ポリエステルやナイロン糸などの差別化された機能糸をグローバルに展開しています。一方、ニッチな原料・分野・市場で独自のビジネスモデルを確立しているのが化学品事業です。ディスプレイ用のガラス基板原料や金属材料、農業関連材料、医薬原薬の中間体など幅広い取り扱いがあり、中核事業として成長しています。機械事業は子会社である蝶理マシナリー(株)にて、自動車などの輸送機器などを中南米向けに展開するビジネスを行っています。

―――会社として掲げているビジョンや事業戦略について聞かせてください。

野田:これまでにもグローバル化の加速やM&A戦略等によって経営基盤強化に取り組んできた背景がありますが、中期経営計画「Chori Innovation Plan 2022」に基づいて2019年よりさらその動きを加速しています。直近(2021年6月)にも、㈱スミテックス・インターナショナルのM&Aを実施。グループ全体としてシナジーを生み出しています。㈱スミテックス・インターナショナルのM&Aは、これまで合成繊維に強みを持っていた当社が、天然繊維を取り扱うことによって取扱商材を拡大。それに伴って販売先も更に広がりをみせるなど、グループとしての総合力強化を目指しています。

―――数々の事業活動の中で、貴社ならではの取り組みやトピックスがあれば教えてください。

野田:SDGsをテーマにした事業拡大にも積極的に取り組んでいます。その一つが、「ECO BLUE™」。日本で廃棄されるペットボトルのリサイクルにより新たな繊維の再生原料を生み出すプロジェクトです。日本のペットボトルは海外製に比べて不純物も少なく品質が良いため、上質な再生プラスチックを確保することが可能。その上質なペットボトルを用いて生まれ変わったポリエステル糸は、機能性を生かしたスポーツウエアなど様々な製品に加工されており、環境に配慮したリサイクル素材として注目を集めているんです。
また、「食」の分野でもSDGsの実現に向けて挑戦をはじめました。今、健康志向の女性を中心に、代替肉として人気が高まっている「大豆ミート(植物性代替肉)」。より肉に近い繊維感や噛み応えのある大豆ミート(植物性代替肉)を生産するロシアのメーカーの総代理店となって、原料販売だけでなく、お惣菜等の最終製品までビジネスを展開、普及促進をしています。本格的な稼働はこれからですが、日本ベジタリアン協会が主催する「第6回日本ベジタリアンアワード」で企業賞を受賞するなど、かなり期待も寄せられています。

海外を舞台に、一人で戦い抜く力を身に着ける

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―――貴社で働く魅力はどんなところにあると感じていますか?

野田:やはり「グローバル」は欠かせないキーワードになると思います。今はコロナの影響もあって以前と比べると減っていますが、それまでは1年目から海外出張に行く社員もいましたし、普段の業務でも外国語が飛び交うのは当たり前の世界です。全体の売上高のうち貿易取引はおよそ7割、海外駐在員は総合職営業社員の約4人に1人という数字にも表れている通り、グローバルの舞台で活躍したいという人にはベストな環境が整っています。

―――英語力を生かしたいという方にはぴったりですね。働き方や職場の雰囲気はいかがでしょうか。

野田:部署ごとに全然雰囲気が違うので、一言で表現するのは難しいですね。繊維事業の中でも、アパレルなどの「川下」系は仕入れから販売まで一人で完結させるので個人の力が求められますし、原料などの「川上」に近い分野はチームで動きながらも、個人それぞれが売り先に向き合う感覚も必要とされます。自動車などの大手メーカー様と取引をする部署は、営業担当、生産管理担当、販売担当と分業になっていて、チームとして動いていくイメージですね。

―――貴社の求める人材像について聞かせてください。

野田:よく言っているのは、「一人で戦い抜ける力を持った人」です。商社は仕入れから販売するまで完結させるのが仕事なので、買い手と売り手の間に立つ商売でもあります。板挟みというと聞こえが悪いのですが、どんな時でも強い意志を持ち、買い手と売り手と社会の「三方良し」の意識で取り組むことが大事。そういう力を身に着けたいという人にもぜひチャレンジしてほしいです。

―――最後に、就活生へのメッセージをお願いします。

野田:自身が就職活動をしていたときのことを振り返ると、しっかり業界研究や企業分析をして会社を選んだつもりだったんですが、最初から調べることもしなかった会社・業界が沢山あるなと今になって思います。いわゆる“食わず嫌い”をやめて、自分には違うなと思う会社でも一度見に行くことをオススメしたいです。自分の肌で直接、その企業や業界を感じて欲しい。近年では就職活動もオンラインが主流になっていますし、時間や費用の面でも縛りがなくなりました。だからこそ積極的に、アクションを起こせるチャンスがあります。その中で蝶理の説明会にもお越しいただけたら嬉しいです。

―――海外志向の学生に、ぜひ興味を持ってもらいたいですね。本日はお忙しい中、ありがとうございました!

蝶理株式会社の企業ページはこちら

https://br-campus.jp/companies/526