こんにちは!ビズリーチ・キャンパス編集部です。
みなさん、本を読んでいますか?大学3年生の皆さんは、サマーインターンが終わったりと、就活を意識することが多くなってきたと思います。
しかしながら、「対策をしようにも、何から手を付けたらいいのか全くわからない...。」
なんて状況の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなあなたのために、今回は既に就活を終えた18卒の大学生より、“就活に役立った本”という観点で後輩にオススメしたい本を厳選してご紹介いたします!
あなたの人生を大きく左右するファーストキャリア。
自身のキャリアを考える上で参考になるものから、自己分析・筆記試験・一般常識といった就活に役立つ実践的なものまで、幅広く紹介してまいります!
就活対策編
さあ 才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス ファインダー2.0
(トム・ラス (著), 古屋博子 (翻訳) / 日本経済新聞出版社)
概要:
「あなたの強みは何ですか?」
これは就活の面接で聞かれることも多い質問ですし、今後自分が働く上でもぜひ知っておきたいことですよね!その強みを理解するのに役立つのがこの本です。本を購入すると、専用のWebテストを受験することができ、受験後には、あなたの強みを5つ(1位~5位のランキング形式)で導き出し、丁寧に解説をしてくれます。
おすすめ:
今までの人生を振り返ると、弱み(できないこと)を改善することにばかりに目がいっていませんでしたか?この本の筆者は、弱みを改善するのではなく「強みを伸ばす」ことに注力すべきだ、と言います。ここだけは誰にも負けないという「強み」を知れることは、今後の自己分析の参考になること間違いなしです!
「SPIノートの会」シリーズ
(SPIノートの会 (著), 津田 秀樹 (著) / 洋泉社)
概要:
就活の選考では、面接に進む以前に、筆記試験(ペーパーテスト)、Webテスト、テストセンターといった能力検査を設けている企業が多くあります。「SPIノートの会」シリーズは、テスト形式に特化したものもあり、とても理解しやすくまとめてくれています。長年、人気を博している定番の一冊です!
おすすめ:
「SPI」「玉手箱」「CAB」「GAB」「TG-WEB」など、テストにはたくさんの種類がありますが、「SPIノートの会」シリーズではそれぞれに特化した本があるので安心です。また、テストでは、問題を解く速さが重視されるのですが「SPIノートの会」シリーズには、問題を速く解くためのコツがふんだんに盛り込まれているので、おすすめです!
朝日キーワード就職
(朝日新聞出版 (編集) / 朝日新聞出版)
概要:
朝日新聞出版が作っている、就活生向けの現代用語解説集です。政治や経済、国際情勢、文化やスポーツまで、あらゆるジャンルを網羅していて、一般常識と最新時事ニュースを理解することができます!
おすすめ:
エントリーシート(ES)作成や面接において、必要になることも多い「一般常識・最新時事ニュース」を一気に理解することができます。出版元が朝日新聞社の元出版部門である会社のため、情報の質が高いことも特長です。就活に限らず、世の中がどうなっているのかを理解しておくことは重要なことですね!
ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
(高田 貴久 (著) / 英治出版)
概要:
ロジカル(論理的)に物事を考え、その思考を資料へと落とし込み、他者へ提案するところまでを一気通貫でまとめた本になります。実際にコンサルタントが提案内容を考え、資料を作成し、提案をするという架空のストーリーを元に、「ロジカルシンキング」と「提案の技術」についてわかりやすく解説されています。
おすすめ:
ストーリーを元に解説されるので、非常に読み進めやすいのが特長です!そして、ロジカルに考えるということだけで完結せず「考えたことをどうやって他者に理解してもらい、どうやって納得してもらうのか」というところまで解説されているので、非常に実践向きです。ロジカルシンキングを学ぶ最初の一 冊目におすすめです!
東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート
(東大ケーススタディ研究会 (著) / 東洋経済新報社)
概要:
コンサルティング業界の選考で実施されることも多い、「ケース問題」の解き方を東大生がわかりやすく体系化した本です。ケース問題を6つのパターンに分け、5つのステップで解いていきます。そして、解いていく中で応用しやすいフレームワークを50種類も紹介してくれています!
おすすめ:
ケース問題への対策になることはもちろんのこと、グループディスカッション(GD)の対策にもなります!現状を把握し、課題を特定、解決策の立案・評価をするという問題解決のプロセスを体系的に理解しておくことは、他の就活生と差をつけるポイントにもなるでしょう。
業界研究・企業理解編
就職四季報
(東洋経済新報社 (編集), 東経= (編集) / 東洋経済新報社)
概要:
企業の就活データブックです。掲載企業数の多さはもちろんのこと、一社ごとの最新採用実績(採用人数や選考プロセスなど)、待遇や働きがい(平均年収や配属勤務地など)、働きやすさ(離職率や残業時間など)、会社の現状と今後の展望まで掲載されており、情報の深さの面でも優れています。大企業に就職したい、隠れた優良企業を見つけたい方には必須のアイテムです!
おすすめ:
一冊で得られる情報量が素晴らしいです。企業選びの時点では、初任給や昇給といった金銭面、残業時間や有給消化率といった業務量の面を知ることができますし、今後力を入れていく事業についても知ることができます。応募する企業を決めたら、過去の選考内容や選考ポイント、倍率などの選考情報も知ることができるという優れものです。また、パラパラとめくっていると、社名は知らなかった隠れた優良企業と出会えることもあるようです!
日経業界地図
(日本経済新聞社 (編集) / 日本経済新聞出版社)
概要:
ビジネスマンに好んで読まれる日経新聞。その日経新聞の記者が、総力を挙げてつくりあげた180もの業界の勢力図を表した本です。業界ごとの基礎知識の解説から最新動向、「人工知能(AI)」や「フィンテック」などの知っておきたいテーマについても網羅されています。
おすすめ:
企業選びを始めるにも「そもそもどんな業界が世の中にはあるのか」を知っておかないといけません。まずは、業界地図を眺めて、「どのような業界構造で世の中が回っているのか」を知ることはとても良いことでしょう。なんとなく名前は知っていたぐらいの企業が、実は業界シェアではトップクラスの超優良企業だった、なんて発見が起きることもしばしばです。また、面接を受ける前にその企業ががどういった業界に属しているのかを知っておくことは、就活ではマナーのようなものです!
インベスターZ
(三田紀房 (著) / コルク)
概要:
ある有名私立中高一貫校に存在する秘密の組織「投資部」。そこは、成績優秀な中高生が3000億円もの大金を運用し、学校の運営資金を稼ぐという異質な組織。その投資部に所属することになった主人公が、株やFXの取引を通じて、産業の歴史や世の中の仕組みを理解していく物語のマンガです。
おすすめ:
マンガとはいえ、内容はビジネスマンでも勉強になるほど本格的です!物語自体はフィクションですが、登場する企業は基本的に実在している企業なので、実感を伴って理解することができます。「投資すべき企業=今後の成長企業」であるため、本マンガを通して、投資的視点で良い企業を見分けるコツを学ぶことは、就活時の企業選びにも活きるかもしれませんね!
意識高めてくれた編
ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
(赤羽 雄二 (著) / ダイヤモンド社)
概要:
時間は、誰にとっても平等な24時間。とても大切な資源です。ゼロ秒思考とは、「メモ書きを用いて、思考スピードを圧倒的に上げる思考術」です!日常のモヤモヤや、仕事で考えなくてはいけないことについて、1分という時間の中でとにかく思いついたことからメモに書きまくる。それを繰り返すことによって、「うーん…」と悩む時間を無くし、本質的に考える時間を増やすことで、高速に思考を深めていくという内容です。
おすすめ:
ゼロ秒思考は、メモとペンがあれば、誰にでもすぐに実践できます。「働き方改革」の風潮が強まり、企業は「生産性の向上」に以前よりも重要視するようになりました。そのような時代に、この思考法を身につけておけば、会社で活躍できる可能性が高まるでしょう。また、些細なことでも悩んでしまい、行動に移すのが遅くなってしまう人にもおすすめです!
マーケット感覚を身につけよう「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
(ちきりん (著) / ダイヤモンド社)
概要:
月間200万PVの超人気ブロガーである、ちきりんさんによる著書です。「マーケット感覚」とは、「これから社会はどう動いていくのか?」「いま消費者は、お金を何にいくら出すのか?」といった市場がこれから求めるであろうものを敏感に察知する、アンテナ的な感覚のことです。その「マーケット感覚」についての詳しい解説と、それをどうやって身につけるのかを紹介してくれる本です。
おすすめ:
もっと世の中(市場)の動きに敏感にならなくては、と思わせてくれます。名だたる大企業が倒産に追い込まれる昨今の日本、不確実性が高まる中で信じられるのは自分だけです。自分の「マーケット感覚」を鍛えることは、今後の世の中で生きていくための稼ぐ力を養うことにも繋がります。就活の企業選びにもきっと「マーケット感覚」が生きるはずです!
多動力
(堀江 貴文 (著) / 幻冬舎)
概要:
皆さんもご存知であろう、堀江貴文さんによる著書です。1つのことにコツコツと打ち込む時代は終わり、業界の壁を越えて自由に活動ができる「越境者」がこれからの時代に求められます。その「越境者」になるためのスキルが、タイトルである「多動力」です。これからの時代は、次から次へと自分が好きなことへと動き回れる「多動力」のある人間が成功するという内容の本です。
おすすめ:
「業界を超えて、あらゆる場で活躍できる人間」。自分もそんな風になれたらいいなと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?テクノロジーの発展によって、一昔前では考えられなかった変化が起きようとしています。その変化を先取りし、「多動力」を極めたユーティリティープレイヤーを目指したい方にはおすすめです!どんな方が読んでも刺激になること、間違いなしです。
人生の指針になった編
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
(アンジェラ・ダックワース (著), 神崎 朗子 (翻訳) / ダイヤモンド社)
概要:
人生で成功するために必要なのは、IQでも才能でもなく、「やり抜く力」である。生まれながらにして天才でなくとも、やり抜く力を極めれば、誰でも一流になれると著者は言います。そのやり抜く力とは何なのか、その力をつける方法などをたくさんの実例と共に解説してくれています。
おすすめ:
誰しも「やるからには成功したい!」と思う方も多いのではないでしょうか?「やり抜く力」があれば、誰でもどんな分野でも成功できるというメッセージは、これからファーストキャリアを選ぶ上で希望を持たせてくれますし、「自分はどんな分野で、やり抜ける人間になりたいのか」と思考を深めてくれるのでおすすめです!
自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND
(渡辺 健介 (著) / ダイヤモンド社)
概要:
多種多様な経験、教養、広い視野に基づいて築き上げられた自立した考えと価値観のことを「インディペンデント・マインド」といいます。「インディペンデント・マインド」とは何か?そこにたどり着くまでの道のりを、ストーリー形式でわかりやすく解説してくれます。
おすすめ:
こんなことを言われたことはありませんか?
「自分の頭で考えろ」「他人の意見を鵜呑みにするな」「自分の価値観を持て」。
確かに、就活においても今後の人生においても、とても大事なことだと思いますが、肝心の「どうやって自分の意見を持つのか」について教えてくれることは少ないのかと思います。この本は、肝心の「どうやってやるの?」の部分を解説してくれます。ストーリー形式なので、ビジネス本が苦手な人でも読みやすいのも特長です!
LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略
(リンダ・グラットン (著), アンドリュー・スコット (著), 池村 千秋 (翻訳) / 東洋経済新報社)
概要:
100歳まで生きられる、人生100年時代を生きるために、人生の戦略を見直す必要があるという主張の本です。今までは80歳ぐらいまで生きることを前提に人生を考えていましたが、今後は100歳まで生きることが当たり前の世の中に変わりつつあります。生きている期間が長くなるということは、今までより多く貯蓄しなければなりません。貯蓄のためには、今までよりも長い年月を働かねばならないかもしれません。時代の変化に対応した人生戦略を考えるための一冊です。
おすすめ:
「今からそんな先のこと考えるのは難しい」と思う方もいるかもしれませんが、ファーストキャリアを決めるタイミング迫っている中で今後の生き方を考えよう、という観点でこの本はおすすめです。もしかしたら、ベーシックインカムが普及し、働かなくてもいい世の中が来るかもしれません。もしかしたら、あなたが希望する業界がテクノロジーにより無くなってしまうかもしれません。そのような変化の激しい世の中で「どう生きるのか」を一度考えてみてはいかがでしょうか?
辛い時、力をくれた編
HARD THINGS: 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか
(ベン ホロウィッツ (著), 滑川 海彦 (翻訳), 高橋 信夫 (翻訳), 小澤 隆生(序文) / 日経BP社)
概要:
著者であるベンチャーキャピタリストのベン・ホロウィッツさんが、起業家として経験した、想像を絶するハード・シングス(困難)の連続とそれを乗り越えていく中での彼の考えが生々しく語られている本です。華々しいイメージのあるCEOですが、その裏には辛く難しい決断が数多くあるのです。その答えのない、難問に対してどうやって答えを出し続け、生きていくのか、その苦悩が赤裸々に描かれています。
おすすめ:
どんなに表舞台で輝いている人でも、困難な時期があったはずです。もしかしたら、これから訪れるかもしれません。つまり、「誰にでも困難な状況は訪れる」のです。その時に、どう行動するかが、その人の人生を左右します。正直、社会に出てからの困難がどのぐらいものかなんて想像がつきませんよね?そうだとしたら、この本を読んで「困難を極めた人の実体験」を知ることをおすすめします。あなたに困難が訪れたときの指針となるはずです。
不格好経営―チームDeNAの挑戦
(南場 智子 (著) / 日本経済新聞出版社)
概要:
株式会社DeNAの代表取締役会長である南場智子さんの著書です。DeNAの創業秘話や、会社経営をしていく上での幾多もの困難を不格好ながら乗り越えていく南場さんとDeNAのメンバーの実体験がまとめられた本です。
おすすめ:
元マッキンゼーでパートナー(役員)を務めた、一般的には「エリート」と呼ばれるであろう南場さん。その南場さんであっても、会社経営では困難の連続だったそう。幾度かの失敗を経験しながらも、成功した時の高揚感を嬉しそうに語っているのが印象的です。この本を読むと、「南場さんでもこんなに泥臭く不格好にやっているのだから、自分も頑張らねば」と思わせてくれる一冊です。
仕事は楽しいかね?
(デイル・ドーテン (著), 野津智子 (翻訳) / きこ書房)
概要:
仕事に追われて未来に希望を持てていない「私」は、偶然、ある「老人」に出会います。その老人はなんと、企業の社長がこぞってアドバイスを欲しがるような巧妙な事業家だったのです。その老人からの言葉は変わっていて「目標を立てるな」など、「私」の仕事観を大きく揺さぶっていきます。この本は、そんな「私」と「老人」の会話により、価値観に気付きを与えてくれる本です。
おすすめ:
登場人物である「私」のように、何かに追い込まれてしまっている方はぜひ読んでみてください。ビジネスという世界にはまだ足を踏み入れていなくとも、「私」の状況に共感し、「老人」の言葉にハッとさせられる瞬間があるはずです。苦しい状況を打開できるマインドは、社会に出てもきっと役立つはずです!
いかがだったでしょうか?
もちろん、今回ご紹介した本全てが皆さんに有益なものとは限りません。人によって、いる情報、いらない情報があるはずです。情報の取捨選択も意識して、今の自分に必要な本から読んでみてくださいね。
「本を読むのはあまり好きじゃない...」という方もいらっしゃるかと思いますが、優秀なビジネスパーソンの大半は読書を欠かさないです。
ぜひこの機会に、一歩踏み出してみましょう!
一次情報を得て、自分の未来を見つけに行こう
採用ホームページやニュースなどのメディアを読んで、業界・企業研究に励むことはとても大事なことです。 しかし、それらの多くは二次情報に過ぎません。何かしらのバイアスがかかっており、正しい情報であるかどうかは自身で選択していかなければなりません。
情報収集で重要なことは、「どれだけ新鮮な一次情報」を得られるか、ということ。 そしてその一次情報を得る手段としては、「とにかく人と出会う」ことが重要になります。
ビズリーチ・キャンパスでは、様々な社会人と出会える機会をご用意しています。 学生ならではの特権を使って、今しか聞けない話を聞きに行ってみませんか?