こんにちは。ビズリーチキャンパス編集部です。
インターンシップ情報が一斉に解禁され、就活生の皆さんはどのインターンシップに参加しようかと悩んでいるかと思います。
近年急速にインターンシップが多様化していく中で、皆さんはどんな気持ちでインターンに参加しようと思っていますか?
企業・業界研究、自己分析、スキルアップ、内定獲得、など目的は沢山あると思います。
さて、経団連に所属する企業のインターンシップ(就業体験)は「5日間以上」とする日数規定をなくして1日から可能になりました。
参考:経団連、インターン1日だけOK 18年就活ルール
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS10H1M_Q7A410C1000000/
それではなぜ1Dayインターンシップが解禁されたのか?その背景を今回は詳しくお伝えしていきます。
2018年の就活活動ルールが変更に!
経団連が提唱する、2019年卒業予定の学生さん対象の就職活動ルールが今までとは少し変わりました。どのような変更があるのか見ていきましょう。
①インターンシップは1日からOK!
従来、経団連に所属する企業には、インターンシップ開催において「企業によるインターンシップは5日間以上」という日数規定がありました。
その規定が今回、「2017年からインターンシップを1日からの開催を可能に」と変更になったのです。
②インターンシップの内容は?
これに伴い、現場体験などキャリア教育としての効果が高い内容にすることや質を維持するため、どのようなインターンシップが行われたか情報公開を求めることなどが経団連によって定められました。それでは実際のインターンはどのような内容が多いのでしょうか?
1Dayインターンシップの内容 には 講義・セミナー スタイルが多く、企業・業界・仕事のついての講義を受けることができます。そのため企業・業界研究をするのに非常に便利です。
ほかにも、実際の職場を見学したり、体験ができる見学・体験型や学生同士でディスカッションをしたりするグループワークショップ型もあります。
1Dayインターン解禁の背景
経団連に所属する企業でも1Dayインターンができるようになった背景には何でしょうか?
外資系、IT業界など経団連に所属しない人気大手企業は、いわゆる"選考期間"より前に5日間よりも短いインターンシップを複数回行い、より多くの学生と接点を作り、優秀な学生を見極めるという活動をしていました。
経団連の企業は、"インターンの実施は5日以上が条件"という規定から、普段の忙しい業務の中インターンシップを実施するのが難しく、経団連に所属する企業側としては採用活動に不利という意見もありました。
1Dayインターン解禁の背景:企業側の意見
経団連に所属する企業の採用担当者からは以下のような意見があります。
「1Dayから実施できるため、柔軟にインターンシップのプログラムの構成を作ることができる。」
「多くの学生と接することができ、自社のことをより多くの学生に知ってもらうことができる。」
1Dayインターン解禁の背景:学生側の意見
経団連所属企業の1Dayインターン解禁について数人の2019卒学生の方にインタビューを実施したところ以下のような意見がありました。
「インターンシップでは、合同説明会や企業の説明会では知りえない情報を得ることができたり、より密接に実際に働く社員の方とコミュニケーションをとることができるので、社会で働くイメージが湧く」
「1Dayなら気楽に参加できる。」
「たくさんのインターンシップに参加できるので、企業を見極めることができる」
このような肯定的な意見がある一方、
「1Dayインターンが解禁されたということは、それだけ選択肢が増えたということ。どの企業のインターンに参加すれば良いのかわからなくなってしまいそう」
「1Dayでは企業のことを十分に理解できるのか不安」
という不安を感じる意見もありました。
2019年卒就活生の就活ルールのポイント
改めて、2019卒業予定の学生の皆さんの就活ルールのポイントをまとめました。
①日程
・説明会開始:大学3年生3月~
・採用活動開始:大学4年生6月~
※前年度と変わらず。
②インターンシップについて
・経団連に所属する企業でも1Dayインターンシップが可能に。
・インターンシップの内容は外部に公開される。
ルール変更に伴い、就活生が気を付けるべきこと
①インターンシッププログラム数の増加
インタビューに応えてくださった学生の方が言う通り、インターンシッププログラムの数は増加すると考えられます。
ですから、ある一定の企業や業界にこだわりすぎず、様々な会社に触れてみて就活の方針を見極めていくことが重要です。
②インターン参加のためのプロセスに注意
1Dayインターンに参加したい場合、当然ながらインターンにエントリーをする必要があります。しかし、1Dayインターンの選考では、選考方法が先着順などその他の短期インターンとは異なることが多くあります。 これは企業側での採用活動の中での1Dayインターンシップの位置づけが通常の短期インターンとは異なるためといえるでしょう。
③インターンに参加する意味を改めて見直そう
1Dayインターンシップに参加する機会が増えれば増えるほど、企業・業界研究の機会は増えます。積極的に参加しましょう。
しかし、1Dayインターンシップに参加したからといって劇的に成長するわけでもなければ、内定に直結するわけでもないようです。
インターンシップに参加すれば本選考に有利になり、"ひと安心"というわけではないので気をつけましょう。(インターンシップに参加した学生の方が、企業や業界に興味があると判断され、選考が優位になる可能性は充分にありますが。)
インターンシップを通して何を学びたいのか等、目的をしっかりと持って参加するようにしましょう。
おわりに
今回は経団連が1Dayインターンシップを解禁したことに関して述べてきました。
今年のルールがずっと続くというわけではありません。19卒学生の特権かもしれないですね。1Dayインターンシップも活用して様々な企業を訪れてみるとよいでしょう。自分の目的に合わせて参加するインターンシッププログラムを選び、今後の就職活動に生かせるようにしましょう。
社会を知る方法はインターンだけじゃない
インターンシップに参加することで、その会社を深く知ることが出来ます。 ですが、インターンシップに参加できる社数は限られているはず。1人あたり平均して3~5社程度受けられるはずですが、スケジュールの関係でそれ以上は難しいことも。 では、それ以外の会社や業界のことを知るにはどうしたら良いのでしょうか?
答えは、OB/OG訪問にあります。ビズリーチ・キャンパスには多様な業界、会社に所属する先輩社会人が登録しています。あなたのキャリア選択にきっと力になってくれるはず。
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