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選考対策

東北大学のOB訪問|どのように取り組んでいるのか詳しく知ろう

1907年創立の東北大学は「東北大」の愛称で親しまれている国立大学。2017年度の就職率は96.6%と高く、学部・学科によっては100%もあります。高い就職率を実現している東北大学では、OB訪問をどのように取り組んでいるのでしょう。

東北大学とは

1907年6月創立の宮城県仙台市に本部がある国立大学。大学の理念には「研究第一主義」、「門戸開放」、「実学尊重」を掲げ、世界最高水準の研究・教育を創造しています。
また、大学の基本的な目標に「指導的人材の養成」、「研究中心大学」、「世界と地域に開かれた世界リーディング・ユニバーシティ」があり、研究の成果を社会が直面する諸問題の解決に役立て、指導的人材を育成することによって、平和で公正な人類社会の実現に貢献することを目指しています。

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東北大学大学の就職・就活状況

東北大学の就職率は約96%。そのうち、教育学部情報学科(女)・教育学部地域構想学科(女)・工学部機械知能工学科(女)・工学部電子工学科(女)・工学部環境建設工学科(男女)に関しては就職率が100%を達成。しかも、100%に到達している5つの学部・学科では女性の就職率が圧倒的に高くなっています。

東北大学の学部別就職状況

学部 業界 企業
文学部 金融、公務員 七十七銀行、仙台市役所、仙台国税局など
教育学部 金融、公務員 宮城県庁、楽天、岩手銀行など
法学部 公務員 仙台地方裁判所、宮城県庁、仙台市役所など
経済学部 金融、公務員 七十七銀行、三井住友銀行、東北電力など
理学部 公務員、情報通信 気象庁、千葉県庁など
医学部 医療、福祉 東北大学病院、東京大学医学部附属病院など
歯学部 医療、福祉 歯科病院、大学付属病院などで研修医
薬学部 製造 仙台赤十字病院
工学部 製造 日立製作所、東北電力、トヨタ自動車、キャノン、富士通など
農学部 製造、金融、公務員 農林水産省、七十七銀行、東北大学など


圧倒的に公務員への就職率が高い東北大学。平成30年5月1日現在にまとめられた資料によると、853名の就職希望者のうち国家公務員・地方公務員合わせて204名が公務員になっています。公務員として働く場合、東北県内が圧倒的に多く北海道や埼玉県、千葉県、長野県、東京都などは少数派になります。
参考:https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/about/06/about0605/

東北大学が国家公務員・地方公務員に強い理由

今なお高校生のなりたい職業人気ランキングの上位に食い込んでくる公務員。朝日新聞が出版している大学ランキング2006年版から2013年版に掲載されている高校からの評価ランキングでは、東北大学は8年連続の1位を獲得。
その背景には、国家公務員や地方公務員になる学生が多いことがあります。東北大学では、国家公務員採用総合職試験の合格率を高めるためのセミナーや講座を定期的に開催。定期的な国家公務員採用総合職試験を行うことで、2018年度の国家公務員採用総合職試験の合格者数は東京大学、京都大学、早稲田大学に続き第4位の82人になっています。

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東北大学が実施しているOB訪問に向けた取り組み

国家公務員・地方公務員を多く輩出し、キャリア官僚を目指す学生も多い東北大学。東北大学が実施しているOB訪問に向けた取り組みはどのようなものでしょうか。

キャリアセンターで開示されている
就職率96%と高く、就職を希望する学生の四人に一人は公務員になる東北大学が実施しているOB訪問に向けた取り組みは意外とシンプル。
どの大学でも進路や就職の相談や情報収集を行うために用意されているキャリアセンターを活用するだけになっています。東北大学のキャリアセンターでは、企業や団体から協力を得て送付してもらったOB・OG名簿を保管し学生に開示。
常に最新の情報を確認できるようにキャリア支援センターが管理しているので、学生であることを証明できれば閲覧することができます。また、国家公務員のOB・OG訪問にも対応しており「官庁OB・OG訪問についての各府省窓口担当者一覧」が用意されています。

注意事項
個人情報であるため職員立ち会いのもと閲覧し、コピーや室外への持ち出しをすることはできません。また、OB・OGの個人的な電話番号やメールアドレスは記載されていないので、訪問を希望する場合は企業の採用担当者に取り次ぎをお願いする必要があります。

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東北大学のOB訪問に対する考え方

東北大学が取り組むOB訪問に向けた訪問は意外とシンプルなもの。では、東北大学のOB訪問に対する考え方はどのようなものでしょうか。東北大学が考えるOB訪問の目的や注意点、その他の大学との違いについてみていきましょう。

OB訪問の目的

東北大学では、各企業・団体に協力を得てOB・OG名簿を作成・保管・開示を行うだけとシンプルな方法でOB訪問を手助けしています。また、国家公務員については人事院の協力のもとOB・OG名簿を作成・開示。さまざまな企業や官僚として働くOB・OGとの接触の機会を設けています。
OB訪問では、各企業や団体が公表していることだけでは把握しきれない情報を得る機会。東北大学が開示しているOB・OGに関する情報は手書きでのメモは許可されています。ぜひ、キャリアセンターを活用して就職活動の悩みや不安を上手に解決しましょう。

OB訪問をするときの注意点

OB訪問の約束を取り付けるとき、友人同士の会話ではありませんから企業や団体へ電話する際、失礼のないように気をつけましょう。
例えば、A社の総務課に勤める田中花子さんに取り次いでほしいとき「田中花子さんをお願いします」だけでは、電話の取り次ぎは行われない可能性があります。企業や団体に勤務している人は多く、電話を受けた人がすべての人の名前を覚えているとは限りません。
必ず、東北大学の学科名・学部名・氏名を名乗ったうえで「総務課の田中花子さん」をお願いしましょう。自分がどこの誰であるか、どこの部署の誰に取り次いで欲しいのかを明確に伝える必要があります。また、OB訪問の約束は一方的にせず、日々業務に追われている相手の都合に合わせる努力をしましょう。

東北大学とその他の大学の違い

東北大学ではその他の大学よりも国家公務員が多く、人事院が提供する「官庁OB・OG訪問についての各府省窓口担当者一覧」が開示されています。学生の四人に一人が公務員となる東北大学は、官僚を目指して入学する人も多くこのような情報開示は官庁の仕事とはどのようなものかを知りたい学生のモチベーション向上に繋がります。
また、OB・OGに対しても訪問希望者を迎え入れてくれるよう協力を要請。学生たちがOB訪問しやすい環境作りをしています。

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OB訪問前へ行く前に準備すべきこと

OB訪問のアポイントが取れたら「あとは当日までのんびり」などと考えて過ごしてはいけません。OB訪問を行う前に準備しておくことはたくさんあります。OB訪問へ行く前に準備すべきことについてみてみましょう。

質問の準備をする

当日OBに会ってから質問を考えていたのでは、時間が無駄に流れてしまいます。限られた時間の中で、いかに有益な情報を得ることができるかが今後の就職活動に大きく影響。そのため、だらだらと取り留めのない話をするのではなく、あらかじめ質問を準備しておいて話に無駄な空白が生まれないようにしましょう。
質問を考えるとき、企業や団体が公表している情報と似たり寄ったりなものではなく、内部の人しか分からない深いものにします。入社を希望している企業や団体に勤務しているOBへの質問になるので、社内の雰囲気ややりがいのある仕事ができているかなどが有効です。

OB訪問前日にメールを送る

OB訪問の日の前日、必ず時間や場所を確認するメールを送りましょう。社会人として多忙に過ごすOBですから、学生との待ち合わせをうっかり忘れてしまうこともあります。当日になって待ち合わせになかなか来ないというトラブルを避けるためにも、あらかじめメールを送り確認しておきましょう。
また、Ob訪問前日に送るメールには事前に考えた質問も一緒に送ります。質問を先に送っておくことで、その場で質問をするよりも考える時間が増えるためボリュームのある回答を得られる可能性がアップ。OB側もどのような質問をされるのか分かっていることで、必要以上の気構えをしなくて済みます。

待ち合わせの場所を確認しておく

OB訪問では、学生にとっては知りたい情報を聞き出すことができて就職活動をスムーズに行えるメリットがあります。しかし、OB側は忙しく過ごしている中で貴重な時間を学生に割かなければいけません。学生にはメリットがあるOB訪問はOB側にとってはメリットがなく、むしろデメリットでしかないと感じられていることも。
そのことを念頭に入れて、待ち合わせに遅れないように、あらかじめ待ち合わせの場所と交通ルートの確認をしておきましょう。もし、遅れてしまい話せる時間が減ってしまったとしても自分の責任です。また、社会人との待ち合わせでは仕事の都合で時間に遅れてしまうことがありますが、仕事とOB訪問では優先順位が異なることを理解して連絡を待ちましょう。

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東北大学の学生がOBに聞いている質問内容

OBに対して聞く質問内容はさまざまなものがあります。今後の就職活動の決め手にもなるOBへの質問は慎重に考えなければいけません。東北大学の学生がOBに聞いている質問内容は、どのようなものがあるのでしょうか。

入社を決めたきっかけはありますか。

入社の決めるきっかけというのは、志望動機を聞いているのと同じ。そのため、OBがどのような思いや理由があって入社を決めたのかを知ることができます。入社を決めるきっかけを聞いて役立つのかと不思議に思うかもしれませんが、志望動機はその人の考え方のベースにもなります。
自分と同じ考え方としているのか、違うのかを知っておくことで話しやすさも異なるため対面してから早めに切り出したほうが無難。
あまりにも考え方が合わないと感じるなら、その会社で受け入れられているOBであることから自分が入社できる可能性は低いかもしれません。ただし、このような会話だけですべてが決まることはないので、あくまでも参考程度に聞いておきましょう。

1日の流れはどのようになりますか。

そのときOBが抱えている仕事の量や質により1日の流れは異なりますが、実際に働いている人のスケジュールを聞くことで入社後の生活スタイルがどのようになるかのイメージをしやすくなります。
残業が多いのか、休憩をこまめに取れないほど多忙なスケジュールなのかも確認できるため、入社を決めたときには忙しさへの覚悟もできます。また、1日の流れについて聞くことは、その会社に対して興味を持っていると伝えることができる質問。
会社が新人に対してどのように扱い、どのように考えているのを推測するきっかけにもなります。1日の流れについて聞く質問では、どんなに話が盛り上がったとしてもプライベートについて聞くことは避けましょう。OBとの会話は、企業や団体の情報を得ることが目的。会社に関連する話題にだけ留めておきます。

志望動機・自己PRの添削をお願いします。

志望動機や自己PRは企業や団体に好印象を与える文章が望まれます。しかし、自分でよいと思っていても相手がどう思うかまでは分かりません。すでに入社しているOBに志望動機や自己PRに自信がない人は添削をお願いするのもおすすめ。
ただし、志望動機や自己PRというのは自分の野望や自分のことをどう思っているのかが書かれているもの。あまり親しくないOB側にとっては、みせられても困惑してしまうだけかもしれません。ある程度、対話がスムーズに行えて少し親しい間柄のOBに頼ると添削依頼を受けてくれる可能性が高まります。

福利厚生に満足していますか

福利厚生の充実度は、入社後大きく影響してくる可能性があります。飲み会やスポーツ、旅行など社員同士の親睦を深めるために行われる社内イベントも多すぎるとプライベートにまで影響し、疲れてしまう恐れがあります。社内イベントは強制的に参加せざる負えない雰囲気があるのかや欠席はできるのかなど、あらかじめ確認しておきましょう。
福利厚生については、企業や団体のホームページやパンフレットなどから簡単に知ることができます。しかし、社内雰囲気までは知ることができません。「社内の雰囲気はよいですか」と直接投げかけるのではなく、福利厚生に満足しているかを聞き不満がありそうな返答のときは、不満を聞き出します。また、産休・育休が取りやすいかも重要。
入社後、何年か経過したら結婚や妊娠、出産をしたいと考える人もいるでしょう。男性、女性ともに育休が取りやすい環境なのか、復職はしやすいかなど聞いておくことも大切なことです。

先輩や上司との付き合いはありますか。

先輩や上司との付き合いは業務時間内では当然ありますが、会社の人間関係や企業文化により業務時間外である帰宅時や休日などにも付き合いがあることがあります。会社の査定や評価に響かない断ることができる付き合いは困りませんが、半強制的な誘いには乗らなければいけなくなります。このような質問は、社内雰囲気を知るうえでも有効。
ただし、この付き合いに対する質問に関してはOBの主観が大きく入る恐れがあるため、客観的に聞く姿勢が重要。OBにとって否定的な付き合いも自分にとってはどうなるかを考える必要があります。

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OB訪問で就職活動をスムーズに行いましょう

OB訪問は、すでに入社している人の生の声を聞くことができる機会。企業や団体が公表しているホームページやパンフレットなどでは得ることができない情報を聞くことができます。自分が進もうと考えて業種のOBやこの会社に勤めたいと決めているなら、その会社のOBの生の声を聞き就職活動に役立てましょう。
OB訪問は一人の人にこだわらず、複数人の声を聞くことが大切です。ただし、忙しく働く社会人を相手にするわけですから、仕事の邪魔にならないように注意しましょう。

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