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選考対策

東京理科大学のOB訪問のポイントとは|有名企業への高い就職率

国家公務員採用総合職試験合格者数も多く、有名企業への就職率も高い東京理科大学。さまざまな業種で活躍するOB・OGを訪問する方法やポイントは何でしょうか。東京理科大学が実施しているOB訪問に向けた取り組みや考え方についてみてみましょう。

東京理科大学とは

130年以上の歴史がある東京理科大学。理学・工学・経営学を主要分野にしている大学です。世界経済がグローバル化している現代社会で、リーダーシップを発揮できる人材育成の最前線を目指しています。 建学の精神には「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」を掲げ、教育研究理念には「自然・人間・社会とこれらの調和的発展のための科学と技術の創造」を掲げている大学。
明治14年創立以来、変わらぬ教育方針の「実力主義」には真に実力を身につけた学生だけを卒業させるという意味があり、その伝統は今日まで引き継がれています。

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東京理科大学の就職・就活状況

「実力主義」の東京理科大学の就職状況についてみてみましょう。理学部や薬学部、工学部など一部・二部合わせて全8学部あり、それぞれの学部が教職や有名企業へと就職しています。また、大学院への進学率も高く卒業生の約半数が大学院へ進学しています。

東京理科大学の学部別就職状況

学部 業界 企業
理学部第一部 教職、ITなど 東京都公立高等学校、SCSK、みずほ情報総研、伊藤忠テクノソリューションズ、エヌ・ティ・ティ・データなど
薬学部 医療など 中外製薬、クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン、ウエルシア薬局、シミック、大正製薬など
理工学部 公務員、ITなど 東京都職員、みずほ情報総研、清水建設、アクセンチュア、伊藤忠テクノソリューションズなど
基礎工学部 製造、ITなど 東日本旅客鉄道、富士通、シード、LIXIL、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ、日立システムズ、NSソリューションズ東京など
経営学部 金融など 商工組合中央金庫、野村證券、東京海上日動火災保険、みずほフィナンシャルグループ、みずほ証券、りそな銀行など
理学部第二部 教職、ITなど 東京都公立高等学校講師、コムチュア、東京都公立高等学校、サン情報サービス、那須電機鉄工など
工学部第一部 IT、通信など 富士通、日本電気、TIS、東京都職員、日本総合研究所、アクセンチュア、KDDI、エヌ・ティ・ティ・コムウェアなど
工学部第二部 製造、通信など 日本アイ・ビー・エム、巴コーポレーション、大和ハウス工業、東京都職員、大東建託、富士通ネットワークソリューションズなど


2018年度卒業生・修了生の就職先のトップは東京都(都職員)と富士通で、共に25名でした。続いて、アクセンチュア21名やエヌ・ティ・ティ・データ20名となっています。東京理科大学の国家公務員採用総合職試験2018年度は、43名おり全国の私立大学中4位の実績。
また、世界経済がグローバル化している現在、日本だけでなく世界と繋がるIT業界や情報通信業界への就職率が高めになっています。しかし、実力主義を掲げる東京理科大学だからこそ、各学部とも即戦力を求められるさまざまな業界へと就職しています。

東京理科大学が公務員やさまざまな業界に強い理由

東京理科大学では、次年度の国家公務員採用総合職試験を受ける予定がある生徒を全面的にバックアップ。そのため2018年度は全国の大学中11位、全国の私立大学中4位の実績を獲得しています。この合格率の高さは、現在も発表されている2013年度から2017年度も変わっていません。
また、全体的な就職先にはIT業界や情報通信業界の企業名が目立ちますが、薬学部の就職先は製薬会社や薬局などの医療業界、経営学部では証券会社や銀行などの金融業界が主になっています。
東京理科大学の学生は、それぞれの学部で特化している分野で幅広く活躍。2018年度実就職率95.3%と、全国の大学の中でも12位にランクインするほど実力の高い大学です。

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東京理科大学が実施しているOB訪問に向けた取り組み

東京理科大学が実施しているOB訪問に向けた取り組みにはどのようなものがあるのでしょう。2018年度の就職率は約95%と、高い就職率を誇る東京理科大学が行っているOB訪問に向けた取り組みについてみてみましょう。

キャリアセンターで確認

東京理科大学では、キャリアセンターに保管されている卒業生在職者名簿は学生に公開されています。この卒業生在職者名簿から希望する企業にOBが在籍しているかを確認。直接、企業の採用担当部署へと電話で問い合わせます。
電話の際は、必ず大学名・学部・学科・学年・氏名・要件をはっきりと伝えましょう。東京理科大学では、OB訪問は各自で行うことを推奨。そのため、大学ではほかのOB訪問に向けた取り組みは行っていません。

ビズリーチ・キャンパスの利用

東京理科大学のOB・OG訪問にはビズリーチ・キャンパスを利用する方法もあります。ビスリーチ・キャンパスとは、東京理科大学ベンチャーファンドやグロービス・キャピタル・パートナーズ、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、SBIインベストメントの合計5社から出資金を集めて開始されたOB・OGと学生をマッチングするための就活サイト。
直接会いにいく必要がなく、電話やメールでやりとりすることができます。気になる企業への質問や入社を決めた動機など、直接会わないことで聞きやすくなるメリットがあります。

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東京理科大学のOB訪問に対する考え方

就職活動を行ううえで、希望する企業に勤務している人からの声はとても参考になります。自分だけ行う情報収集だけでは得ることが難しいことも、実際に働いている人の声を聞いて知ることができるOB訪問。東京理科大学のOB訪問に対する考え方についてみてみましょう。

OB訪問の目的

実力主義の教育方針を掲げている東京理科大学では、自ら進んで気になる企業に勤めているOBに対して訪問を行うことを推奨しています。OBを招いた相談会という場も設けていますが、大勢が参加する相談会だけでは解決しきれない疑問が残ってしまうことも多くなります。
しかし、OB訪問を行うことで自分が希望する企業に勤めている人と直接対話、もしくはメールでのやり取りが可能になるので就職活動がスムーズに進展。
エントリーシートの書き方など対策を講じやすくなるというメリットもでてきます。また、学生時代には接点のなかった人同士の繋がりもできるため、入社後の緊張も緩和しやすくなります。実力で社会へとステップアップしていく学生を育成。目的に実力主義ならではの特徴がある大学です。

OB訪問をするときの注意点

OB訪問を行うときは、企業の採用担当者に同じ大学の先輩へと取り次いでもらうことが一般的。しかし、学生である自分とすでに社会で働く先輩とでは、時間にズレが生じることがあります。時間の余裕がありそうなランチタイムも必ず同じとは限りません。
あらかじめ、時間の余裕ができていそうな時間帯を調べてから連絡をしましょう。また、学生の多くがやってしまう失敗に企業へ取り次ぎの電話の際「山田太郎ですが、大田さんはいらっしゃいますか」というような名前だけ名乗ってしまうことがあります。
このような、一般家庭への電話の仕方を企業の採用担当者にすることは失礼になります。企業へ電話する際は必ず「お忙しいところ恐れ入ります」という忙しい中で電話を受けてくれていることへの謝罪から始め「東京理科大学三年生の山田太郎と申しますが、総務課の大田花子さんはいらっしゃいますか」と自分がどこの誰なのか、どこの課の誰に取り次いで欲しいのかをきちんと伝えましょう。

東京理科大学とその他の大学の違い

東京理科大学もその他の大学と同様、キャリアセンターが進路相談や企業情報の収集、公務員採用試験対策、キャリアカウンセラーなどで学生の就職活動を支援しています。しかし、実力主義が教育方針の東京理科大学。基本的には、学生自身が就職活動に必要な情報収集を行うことを推奨しています。
そのため、自分で行動を起こし情報を集める学生が多く、それが就活率の高さにも影響。また、OBを招いた相談会を保護者向けにも開催。学生だけで就職について考えるのではなく、保護者とも就職についての情報を共有し親子で就職先として希望している業種について話し合えるきっかけ作りも行っています。

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OB訪問へ行く前に準備すべきこと

OB訪問とは、同じ大学の先輩に希望している企業の様子を聞くことができる大切な時間。なんの準備もしないままOB訪問を行ってしまうと、せっかくの時間が無駄になってしまう恐れがあります。OB訪問前に準備すべきことについてみてみましょう。

事前学習

まだ勤めていない企業だからといって、OB訪問でなにからなにまで聞こうと思っても時間には限りがあります。限られた時間の中で、有意義な回答を得るためには事前にある程度どのような企業かを調べ、深い質問ができる準備をしましょう。具体的には、業界の全体像を把握してから各企業の特徴を深掘りしていくとわかりやすくなります。
就職を希望する業界の競争率から見た企業の売上の状態や発展の兆しの有無や、希望する企業の業績を調べてから部署や職種はなにがあるのかなどを調査。おおよその全体像が掴めたら、自分の中で知ることができなかった情報はなにかを考えましょう。

質問の準備をする

自分で調べるだけでは把握できないことに、職場の雰囲気や特徴などがあります。事前学習でおおまかな情報を入手しても、職場の人間関係の情報や職場の特徴に関する情報の収集は難しいもの。限られた時間でも深い質問・後悔しない質問ができるように、あらかじめ質問を準備しておきましょう。
例えば、OBがその企業に入社を決めた理由やどのような人がその企業で働くのに向いていると思うか、どのような思いで業務に取り組んでいるかなどを聞いておくと、なんとなく職場や企業のイメージをしやすくなります。また、エントリーシートを書く前に自己PRや志望動機の添削をお願いするのも有効な時間の使い方になります。

OB訪問前日にメールを送る

企業のおおまかな状態を把握し事前に質問も考え終わったら、OB訪問を行う前日にメールを送ります。このメールには、挨拶を添えることはもちろんですが事前に質問事項も添えて送信。また、OB訪問前日にメールするのはアポイントの内容に変更がないかの確認の意味もあります。

質問をあらかじめ送っておく

限られた時間で絞りに絞った深い質問を、なぜOB訪問前日にメールで送信しておくのか。その理由は、OB訪問では時間を長く取れる人もいれば数十分と短い時間しか対応できない人もいます。そのため、あらかじめ質問をメールで送信しておくことで返答にかかる時間を削減できます。
また、聞きたいことが聞けなかったということを防ぎます。あらかじめ回答を考える時間があることで、ボリュームのある話を聞ける可能性がアップ。いきなり、企業質問を行うことに抵抗を感じる場合も時間を無駄にすることなく、自分の中で抱えている疑問を解決へと導く可能性を広げることができます。

時間や場所の変更がないかの確認

学生の就職活動の中で大切な情報源となるOB訪問。しかし、社会人と学生のOB訪問では少々感覚に違いが生じるため、毎日の業務や急な対応に追われていてOB訪問のアポイントのキャンセルを忘れられてしまうこともあります。そのため、OB訪問の前日に時間や場所の変更がないかの確認の意味を込めてメールを送信。
ドタキャンのリスクを減らし、時間の無駄にならない対策をしましょう。社会人は日々、さまざまな業務に対応しています。メールを確認してOB訪問の時間や場所の変更を希望されることもあります。そのようなときも慌てずに柔軟な対応ができるよう、あらかじめ自分のスケジュールをきちんと把握しておく必要があります。

待ち合わせ場所の確認

OB訪問は、友人と遊ぶときの約束とは大きく異なります。そのため、遅刻をしないことが前提の待ち合わせになります。知っている場所ならどのくらい時間がかかるのか分かりますが、初めて行く場所のときはあらかじめ待ち合わせ場所と行くまでにかかる時間を確認しましょう。
乗り慣れない電車や駅を使うとき、何線のどこ行きの電車に乗るのかや駅では何番出口からでるのか、天候や混雑状況に合わせて家をでる時間を調節する必要があるのかなど、細かく調べておきます。余裕を持った行動は、落ちついてOB訪問を行うための準備にもなります。大切な時間を慌ただしく過ごさないためにも、心に余裕のある行動を心がけましょう。

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東京理科大学の学生がOBに聞いている質問内容

東京理科大学の学生はOB訪問の際、どのような質問をしているのでしょう。限られた時間で有益な情報を得るための、東京理科大学の学生がOBに聞いている質問内容についてみてみましょう。質問内容については、このほかにも自分が気になって解決できないものでかまいません。

この会社に決めた理由はなんですか。

アルバイト経験がある人は聞かれたことがある可能性の高い「この会社に決めた理由はなんですか」という質問。この質問は、就職活動中の面接でも聞かれる可能性が高く、すでに働いている人に志望動機を聞くことは大きな成果があります。すでに入社し働いているということは、OBが話す志望動機はその企業によい印象を与えたということ。
また、自分の志望動機を考えていても自信が持てない場合の確認にも利用できる質問です。OBが話す志望動機を丸々同じ内容で話してしまうと「以前にも同じことを聞いたな」と怪訝に思われることもあります。自分の中で内容を精査し、自分の考えと一致している部分に体験などをプラス。誰かの考えではなく、自分が思っている志望動機をしっかり作りましょう。

配属の制度はどのようになっていますか

企業の概要はインターネットや四季報を利用すればある程度調べることができますが、配属についてまで公表している企業はなかなかありません。
評価の仕組みやチームで仕事をするのか、個人で仕事をするのかなどは実際に働いている人でないと知りえない事実。配属の制度を聞いておくことで、入社後に目標を立てやすくなりモチベーションを高めやすくなります。

評価の仕組みについて聞く理由
査定や評価の仕組みを聞くことは、少し踏み入った質問。そのため、慎重に聞きましょう。実際に働いているOBに評価の仕組みについて聞いておくことで、どのような評価基準を用いているのかを知ることができます。
評価基準が明確でない場合、入社後に不自然な人事異動や配置転換などが行われる可能性が高く、職務内容を正当に評価しない職場である可能性が高くなります。

チームでの仕事・個人での仕事を聞く理由
チームで仕事するのか個人で仕事するのかは、OBが所属している部署でも異なる可能性はあります。しかし、希望する企業がチームで仕事をするチーム力を重視しているのか、個人で仕事をする個人力を重視しているのかを確認することができます。

社内のイベントはありますか

企業のほとんどが社内イベントを用意しています。バーベキューや定期的な飲み会、フットサルといったスポーツを取り入れている企業も多くあります。社内イベントは、希望する企業がどのような雰囲気であるかや福利厚生について知ることができる質問。
毎日、仕事に追われている中で行われる社内イベントの内容とそのイベントに対してどのように思っているかを聞きましょう。バーベキューという単語だけ聞くと楽しそうですが、イベント中の上下関係の有無や本当に楽しめているのかなどを知ることが重要。ただし、初対面という間柄で突っ込みすぎた質問にならないように注意が必要です。

転勤はありますか

有名企業に就職する学生が多い東京理科大学。有名企業の場合、支社があることが多く転勤の可能性が高くなります。独身のうちは動けるかもしれませんが、いずれ家庭を持ったときの転勤は単身赴任にするか家族と共に引っ越すかなど選択を迫られる可能性もでてきます。
また、両親のそばから離れられない事情を抱えている場合など、転勤が何度もある企業は避けたいと考える学生もいるでしょう。特に、金融業界やIT業界は転勤する確率が高くなります。

産休・育休は取りやすいですか

産休や育休について理解のある企業は増えています。しかし、現実的には職場内の雰囲気は産休・育休が取りやすい環境なのか。また、産休後・育休後の復職はしやすいのかについては、実際に働いている人に聞かなければ分かりません。
学生のうちから結婚や出産を意識して就職活動を行う人はあまりいません。しかし、就職後に妊娠・出産してから後悔しないためにもOB訪問で仕事と家庭の両立がしやすいかを聞きましょう。
女性の社会進出が多くなってきている現在、男性も育休を取りやすく女性も産休・育休を取りやすい企業が求められています。実際に働いているOBや子育て中のOB・OGに聞くことで、将来設計もしやすくなります。

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高い就職率を誇る東京理科大学のOBの声を参考にしよう

約半数の学生は大学院へと進学し、残りの約半数の学生は就職。その就職率は、およそ95%と高い就職率を誇る東京理科大学。多くの卒業生が富士通やキャノン、トヨタ自動車、ソフトバンク、パナソニックなどの有名企業や公務員、教員へと進み活躍しています。
就職活動中は、企業情報にばかり目がいってしまいがちですが、OB訪問を行いOBに職場の環境や評価の仕組み、仕事の取り組み方法など外部から調べることが難しいことを聞いて参考にしましょう。すでに入社しているOBの声を参考に就職活動をスムーズに進め、希望する企業への就職を成功させましょう。

学生の皆さんのキャリア選択を応援します!

ビズリーチ・キャンパスでは、早期から将来を意識し、キャリア選択に前向きな学生の皆さんを応援します!
対策や企業研究よりも前にやるべきことがある…それは「どんな生き方をしたいか?」を考えること。その方法はネットで検索することでも、内定者の先輩に聞くことでもありません。実際に働く社会人の先輩たちに聞くことです。