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選考対策

東京工業大学のOB訪問|就職状況や取り組みを紹介

東京工業大学は1881年、東京職工学校として設立されました。その発展と共に東京工業学校(1890年)、東京高等工業学校(1901年)と改称が行われ、1929年に東京工業大学となり、創立から130年以上の歴史をもつ日本の国立大学です。

スーパーグローバル大学事業の指定校

文部科学省では、国際競争力の向上や学生のグローバル対応力育成などを目的として、国際化を徹底して進める大学を重点支援するための、スーパーグローバル大学創成支援事業というものを2014年から実施しています。
世界レベルの教育研究を行う大学(トップ型)と国際化を牽引するグローバル大学(グローバル化牽引型)に分類された、全国30校程度が指定校となっています。
トップ型は、世界大学ランキングのトップ100を狙う実力がある、世界レベルの研究を行う大学を対象としており、東京工業大学はこのトップ型指定校のひとつです。
大岡山、すずかけ台、田町の3つのキャンパスに、学士課程約5000人、大学院課程約5000人の計約10000人の学生が在籍し、そのうち約1200名が海外からの留学生となっています。また、海外留学を希望する学生のために、1年以内の短期留学や1年以上の長期留学など、様々な留学プログラムも用意されています。

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東京工業大学の就職・就活状況

就職を選択すれば実務を経験しながら現場で学ぶことができ、進学を選択すれば社会人デビューは遅れてしまうものの、さらに高い専門性を身につけ、就職の選択肢を増やすことができます。
それぞれにメリット、デメリットがあり、学部卒で就職をするのか、大学院に進学をするのか、将来を左右する選択に悩む学生も多くいることでしょう。
目標や思い描くビジョンによって選択は変わってきますが、東京工業大学では、学部学生の約90%が大学院への進学を選択しており、修士課程学生の約8割が就職、約15%が博士課程へ進学をしているようです。

東京工業大学の学部別就職状況

 学部   学科 業界 企業
理学部  数学科  日立製作所/スクウェア・エニックス/ニッセイ情報テクノロジー/プリシードシステムズ/アイヴィス 等
     物理学科 IBM/富士通/パナソニック/ウシオ電機/ダイキン工業 等
     化学科 宇部マテリアルズ/花王/麒麟麦酒/興和/コニカミノルタ 等
    情報科学科 アイ・システム/アイヴィス/ウィングアークファースト/キャノン/経営共創基盤 等
   地球惑星科学科 NTTデータ/NEC航空宇宙システム/三菱スペース・ソフトウエア/三菱電機/富士通 等
工学部  金属工学科 新日鐵住金/JFEスチール/三菱マテリアル/UACJ/日立 製作所 等
   有機材料工学科 東レ/トヨタ自動車/宇部興産/花王/キヤノン 等
   無機材料工学科 IHI/Sansan/JR東日本/住友金属鉱山/住友商事 等
    化学工学科  ( 化学工学コース ) 東レ/マッキンゼー&カンパニー/千代田化工建設/三井化学/日清製粉グループ 等
    化学工学科  ( 応用化学コース ) 旭化成/味の素/出光興産/花王/協和発酵キリン 等
    高分子工学科 JX日鉱日石エネルギー/LG電子/NEC/味の素/花王 等
  経営システム工学科 アシスト・ジャパン/ NTT 東日本/カルソニックカンセイ/キヤノン/ KDDI 等
    機械科学科 トヨタ自動車/日産自動車/本田技研工業/ファナック/安川電機 等
 機械知能システム学科 IHI/旭硝子/NTTデータ/川崎重工業/キヤノン 等
   機械宇宙学科 JAXA/三菱重工業/川崎重工業/IHI/三菱電機 等
   国際開発工学科 北海道庁/静環検査センター/パナソニック/東芝/日立システムズ 等
  制御システム工学科 オリエンタルランド/オリンパス/川崎重工業/小松製作所/JR東海 等
   電気電子工学科 ソニー/日立製作所/東芝/富士通/日本電気 等
    情報工学科 日立/東芝/富士通/NEC/日本IBM 等
  土木・環境工学科 国土交通省/経済産業省/国際協力機構/東京都庁/JR各社 等
    建築学科 国土交通省/鹿島建設/清水建設/大林組/大成建設 等
    社会工学科 JRシステム/JTBグローバルマーケティング&トラベル/NTTdocomo/アイネス/インタープリズム 等
生命理工学部 生命科学科 大正製薬/大塚製薬/味の素/日本水産/日本ジェネリック 等
     生命工学科 花王/ロッテ/東京ガス/森永乳業/ソフトバンクモバイル 等


参考:https://www.titech.ac.jp/about/overview/pdf/annai2019.pdf
参考:http://www.eduplan.titech.ac.jp/w/pdf/4-28_s-syuryousinro(H30).pdf
東京工業大学は2016年4月、日本の大学で初めて学部と大学院を統一し、学院を創設しました。そのため現在では、理学院、工学院、生命理工学院となっています。
他に、物質理工学院、情報理工学院、環境・社会理工学院が新たに加わり、3学部23学科から6学院17系になりました。上記の表は、2016年4月からの新体制(学院・系)による卒業生がいないため、2014年度学部卒業者・修士修了者の就職実績を対象としたものです。
また、産業別分類による就職先(業界)は、学士過程卒業生のみに限定すると、情報通信業がもっとも就職先として多くなっていますが、修士過程修了生の就職先では、情報通信業は二番手になり、一番多いのは、製造業となっています。
大学院への進学率が高いため、そもそも学士課程卒業生の就職人数は、あまり多くはありません。そのため、就職活動をスタートさせたとき、心細く感じることが多くなる可能性はあります。
周りに就職活動をしている同級生が少ないので、相談相手や情報収集といった環境面での不安が予想されるでしょう。学士過程卒業生で就職活動をしている学生は、そんな不安を払拭するためにも、より行動をし、キャリア・就職に関する情報収集をしながら、筆記試験対策に力をいれているようです。

東京工業大学が情報通信業界や製造業に強い理由

情報通信業というのは、通信業、放送業、情報サービス業、インターネット付随サービス業、映像・音声・文字情報政策業といった中分類の集まりによって構成された大分類であり、様々な事業が含まれています。
製造業に関しても大分類にあたり、食料品製造業や木材・木製品製造業、印刷・同関連業、化学工業といった様々な事業が含まれています。そのため、その仕事内容は多岐にわたっているでしょう。事務や営業はもちろん、マーケティングや企画といったものから、メンテナンスや研究開発などの事業内容もあげられます。
東京工業大学では、専門知識のあるエンジニアや研究開発の分野で活躍できる人材が多く育っているので、情報通信業界や製造業などの就職に影響しているものと思われます。

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東京工業大学が実施しているOB訪問に向けた取り組み

就職活動では、事前準備として様々な活動を行いますが、多くの学生がまずはじめに自己分析、次いで業界・企業研究をすることになるでしょう。
その業界・企業の事業内容や特徴などをよく把握することは、就職後に起こりえるミスマッチを事前に少しで防いだり、自分がどんなことをしたいのか、将来のビジョンを明確にしたりすることにも役立ちます。
そのため、OB訪問をする前段階から、情報収集をする必要があるでしょう。東京工業大学では、そういった就職活動の助けとなる、キャリア・就職支援が用意されています。

学内限定のガイドブック

学生が就職活動をするにあたり、具体的なイメージを持つ参考になるようにと、東京工業大学では、東京工業大学就職ガイドブックというものを作成しています。
また、卒業生アンケートなどの結果をもとに、東工大の等身大の女子学生・卒業生を紹介する、女子学生に向けた冊子(女子高生のための東工大BOOK)も作成されており、こちらは学外からの資料請求もできるようになっています。
参考:https://www.titech.ac.jp/about/overview/publications/request.html

キャリア支援・相談窓口

就職関係の一般的な知識・ノウハウ・情報の提供や東京工業大学の就職情報収集・提供など、就職相談全般を行っているキャリア支援というものがあります。
効果的なエントリーシートの書き方や面接のコツだけでなく、専門を生かせる職種や専門と関係のない職種につくには、といった疑問・質問に答えてくれるのが、キャリア相談窓口です。
オープンタイムという予約なしでの相談も可能ですが、キャリア相談窓口は原則予約制となっています。どちらも就職や進路に迷っているときに活用するとよいでしょう。
また、学内でキャリア関連のイベントを開催しており、そのなかにはゲストとしてOBやOGをむかえるイベントがあります。そういったイベントに参加をすれば、OB訪問をする前に、貴重な体験談などをOB・OGから直接聞けるチャンスを得られるでしょう。
もちろん、OBやOGのゲスト参加がないイベントであっても、就職活動における情報が手に入るので積極的に参加するとよいです。

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東京工業大学のOB訪問に対する考え方

はやい段階から、学生が自分の専門分野と社会のつながりを意識できるような取組を行う役割を担っていきたいと思っており、東京工業大学では、社会連帯などを通し、様々なイベントを実施しています。
そのなかで、卒業生との貴重な交流の場として、ホームカミングデイという、年に一度の交流イベントを開催しているので、そういったイベントに参加をするとよいでしょう。人脈を広げ、自分のネットワークを築くチャンスにもなりますし、それは、のちの情報収集やOB訪問時に役立つでしょう。
東京工業大学は、そういった学内における取組を行っていますが、学内のどんな取組よりも、話を直接うかがうことのできるOB訪問に、仕事の実感を得ることができ、良い効果を得られ、学生にとって貴重な機会である、と考えているようです。

OB訪問の目的

志望動機を具体的にする材料が集められる、実際の職場環境や社風を知ることができる、などOB訪問にはたくさんのメリットがあげられます。
リアルな内情を聞き、それらの得た情報を総合することにより、自分とその企業がマッチしているかどうか、最終的な判断をすることができるでしょう。
東京工業大学では、早期離職などの問題に繋がってしまう学生と企業のミスマッチを減らすべく、様々な取組を行っているので、OB訪問では、そういった点に着目していくとよいでしょう。

OB訪問をするときの注意点

はじめてのOB訪問では、何をすればよいのか、どういった手順で進めればよいのか、よくわからないことが多いかもしれません。
まず、第一関門は、訪問先となるOBを探しだして、直接アポイントをとることでしょう。サークルやセミナー、イベントなどを通じて知り合った自分の人脈から辿り着ける場合もあります。
自分の人脈だけでは、見つかりそうにない場合、東京工業大学では、就職資料室で卒業生・修了生名簿の閲覧が可能なので、利用してみるとよいでしょう。
この卒業生・修了生名簿の閲覧は、学生証による本人確認が必要になり、閲覧記録がとられ、もちろん、コピー等は一切禁止になっています。
また、個人情報保護法により、本人の同意なく第3者への情報提供が制限されており、名簿数が減少しているのが実状のようです。

東京工業大学とその他の大学の違い

OB訪問を重要としている大学も多いようで、大学の公式ホームページにある、進路や就職、キャリアに関する項目では、OB訪問についての記載がされています。
なかには、OB訪問のアポイントの仕方から注意点、質問例など細部まで記載している大学が多数あり、はじめてOB訪問をする学生にとっては、取り組みやすく助かるのではないか、と感じました。
そういった点では、東京工業大学のOB訪問についての記載は、最低限のもので中身が濃いとはいえないかもしれません。
しかし、さきほども紹介した、ホームカミングデイというイベントやキャリアイベントでOBをゲストに迎えるなど、卒業生と在校生の交流の場を設けています。
普段から人脈をつくり、ネットワークを広げることを意識しているとよいかもしれません。それは、OB訪問時や就職時だけでなく、今後の未来にわたって役立つでしょう。

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OB訪問へ行く前に準備すべきこと

無事、訪問先となるOBが決まったら、最低限のマナーを守り、相手方に失礼のないようにしましょう。もし、自分の希望とする業界・企業にOBが見つからなかったら、関連業界・企業のOBをあたる、など幅を広げて探すのもひとつの手段です。
相手方と相談し、OB訪問の日時や場所といった具体的なものを決めたら、あとは当日まで待つのみですが、OB訪問を有意義かつスムーズに進めるためにも、事前にある程度の準備をしておくとよいでしょう。

業界・企業研究による情報収集

業界・企業研究における情報収集では、業界・企業と自分のミスマッチを防ぐためだけではなく、自分が知りたい情報だったり、聞きたいことを明確化するためにも役立ちます。
誰でも調べれば簡単にわかるような情報を把握することで、OB訪問時に要らぬ質問はしないよう、事前に質問項目から排除することもできるでしょう。
なので、就職活動やOB訪問の事前準備として、業界・企業研究を行うのは大前提といえます。相手方に対して失礼のないように、最低限の情報収集をしておくことは必須でしょう。

厳選した質問内容を考えておく

社会人であるOBに貴重な時間を割いていただいていることを常に忘れないようにしましょう。互いの時間を無駄にしないためにも、あらかじめ質問内容は決めておく方がよいです。
その場で咄嗟に考えると、聞きたいことがちゃんと聞けなかったり、質問自体があまり浮かばないかもしれません。また、調べればわかるような簡単な質問は絶対に避けましょう。
自分が知りたいと思うことや必要としている情報を教えてもらえるよう、厳選した質問を事前に考えておくことで、就職活動に役立つよい情報が手に入る可能性が高まります。

訪問先となるOBへの事前連絡

OB訪問の日時や場所を決めるときだけでなく、OBとの連絡による、事前確認などは重要になります。できれば、エントリーシートの添削をお願いできるかどうかを聞いてみましょう。
また、あらかじめ厳選した質問内容をメールなどで事前に送付しておくのもよいです。質問に対する答えを考える時間ができますし、OBとしても会う前に準備ができるでしょう。
もし、エントリーシートの添削をお願いできるようであれば、ちゃんと前日までにエントリーシートの用意をしておきます。
日時や場所などの確認を含め、OB訪問前日には、再度OBへ事前連絡を入れておくことも忘れないようにしましょう。

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東京工業大学の学生がOBに聞いている質問内容

どんなタイプの社員が多いのか

もし、その業界・企業に就職するとしたら、どんな人たちと一緒に働くことになるのか、どんな雰囲気なのか、職場環境や社風が気になるのは当然のことです。どんなタイプの社員が多いのか聞くことによって、少しは職場のイメージが掴みやすくなるかもしれません。
そのなかで、自分の希望とマッチしているか、長く働くことができるような職場環境にあるか、といった判断材料のひとつにすることもできるでしょう。

企業の強みや他社との違い

自分が本当に興味を持てるのか、といった判断ができますし、なぜその企業がよいのか、具体的な志望動機が浮かび上がってくるかもしれません。
その企業の強みや他社との違いを軸にした志望動機を提示することができれば、しっかりとした企業研究ができていると受け取ってもらえる可能性もあります。

働いていくうえで何が必要か

その企業が必要としているのは、どういった人材なのか、また、どういったことを重要視しているのか、知ることができるでしょう。
働くことについて、何が重要か、何を重視したいか、自分なりの考えを持っておけば、自分の考えと企業の考えの違いなどが見つかるかもしれません。
その結果、入社後のギャップやミスマッチの回避に繋がります。本当に自分が興味を持てること、やりたいこと、を明確にし、それが実現できる業界・企業を見つけましょう。
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できる対策はすべて行うこと

OB訪問は、就職活動の一環であり、必須ではありません。年々増えてきてはいるものの、OB訪問を重要視し、実践している人は、まだ少ない傾向にあるようです。
しかし、だからこそ、周りとの差をつけるチャンスといえるでしょう。他では手に入らない情報が得られるメリットは非常に大きいです。
知り得た情報をどう活用するか、自分次第ではありますが、就職活動を有利に進めるような材料となる可能性は高いでしょう。それだけでなく、企業とのミスマッチをより回避することに生かせるかもしれません。
また、東京工業大学では、各企業に問い合わせ・相談をし、学生の受け入れをお願いしており、協力先企業へ訪問できる機会を設けているので、もし、チャンスがあれば、そちらの企業訪問も活用するとよいでしょう。
自分にマッチした業界・企業を見つけ、長く働ける環境に就職をするためには、多くの労力や時間を費やす必要があります。就職活動は、後悔をしないよう、将来の自分のために、できることは積極的に行っていくのが望ましいでしょう。

学生の皆さんのキャリア選択を応援します!

ビズリーチ・キャンパスでは、早期から将来を意識し、キャリア選択に前向きな学生の皆さんを応援します!
対策や企業研究よりも前にやるべきことがある…それは「どんな生き方をしたいか?」を考えること。その方法はネットで検索することでも、内定者の先輩に聞くことでもありません。実際に働く社会人の先輩たちに聞くことです。