自由の学府、立教
立教大学といえば、池袋キャンパスの蔦を絡ませた赤レンガ造りの建物。歴史を感じさせる印象的な建物は、2024年に創立150周年を迎える立教のシンボルです。聖書教育と洋学教育の私塾だった立教学校を母体とし、西洋の伝統的なリベラルアーツカレッジをモデルに発展してきた立教大学。
現在も「自由の学府」の精神のもと、広い視野に立ち世界や社会の課題を発見・解決できる能力を養う教育を目指しています。立教大学は、グローバル社会を生き抜く国際感覚とコミュニケーション力とこれからの社会を牽引する柔らかなリーダーシップを持った「新しい」グローバルリーダーの育成し、卒業生の幅広い世界での活躍によって、社会の発展に寄与しようとしています。
立教大学の就職・就活状況
高い就職率で定評のある立教大学。就職率が90%を超える学部も多く、とくに女子学生は第1志望の企業や複数の企業から内定を得る人も多い傾向にあります。経済学部や法学部に注目されることの多い立教でしたが、近年では社会学部や観光学部が就職率の面で素晴らしい結果を残しています。
立教大学のキャリアセンターは、就活生に最後まで寄り添う手厚い支援を行っています。外国人留学生や障害をもつ学生など、特別な環境にある少数の学生たちの就活にもニーズをくみ取った協力をすることで、大学全体の就職率を引き上げているのでしょう。
立教大学の学部別就職状況
学部 | 業界 | 企業 |
(文学部) | 農業・林業・水産・鉱業・建設 製造 卸・小売 金融・保険 運輸・通信 不動産・電気・ガス 放送・広告 情報 サービス 教育 公務員 その他 | 東京都特別区、東京都教員、 みずほフィナンシャルグループ、 全日本空輸、神奈川県教員、東日本旅客鉄道、 横浜市教員、住友生命保険、国家公務員一般職、 埼玉県教員、TIS、損害保険ジャパン日本興亜、 クレディセゾン、千葉県教員、富士ソフト、 三井住友銀行、野村證券、三越伊勢丹、 サイバー・コミュニケーションズ、 三井不動産リアルティ、ブレーンバンク、 ベネッセスタイルケア、パーソルキャリア、 三井住友海上プライマリー生命保険、狭山市役所、 日本航空、アクセンチュア、オリエンタルランド、 日本銀行、三菱UFJ銀行…など |
(経済学部) | 農業・林業・水産・鉱業・建設 製造 卸・小売 金融・保険 運輸・通信 不動産・電気・ガス 放送・広告 情報 サービス 公務員 その他 | みずほフィナンシャルグループ、三井住友海上火災保険、 三菱UFJ銀行、東京都特別区、三菱UFJ信託銀行、 千葉銀行、損害保険ジャパン日本興亜、 あいおいニッセイ同和損害保険、国家公務員一般職、 三井住友銀行、三井住友信託銀行、SMBC日興証券、 東京都庁、アクセンチュア、日本電気、日本生命保険、 りそなホールディングス、三井不動産リアルティ、 アビームコンサルティング、国税専門官、SMBC信託銀行、 みずほ証券、商工組合中央金庫、第一生命保険、 三井住友ファイナンス&リース、ソフトバンクグループ、 富士通、SCSK、三菱UFJインフォメーションテクノロジー、 三越伊勢丹…など |
(理学部) | 農業・林業・水産・鉱業・建設 製造 卸・小売 金融・保険 運輸・通信 不動産・電気・ガス 情報 サービス 教育 公務員 その他 | 東日本電信電話、損害保険ジャパン日本興亜、 伊藤忠テクノソリューションズ、 日本ビジネスシステムズ、住友化学、 富士通ビー・エス・シー、日産自動車、 新日鉄住金ソリューションズ、 みずほフィナンシャルグループ、 横浜市教員、日立製作所、富士通、三菱電機、 富士電機、ダイキン工業、三菱製紙、 NTTデータ、日本総合研究所、 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構、 国家公務員一般職、NTTコミュニケーションズ、 三菱UFJ銀行、兼松エレクトロニクス、SCSK、 電通国際情報サービス、アクセンチュア、 有限責任監査法人トーマツ、カンロ、 小野薬品工業、東京都特別区…など |
(社会学部) | 農業・林業・水産・鉱業・建設 製造 卸・小売 金融・保険 運輸・通信 不動産・電気・ガス 放送・広告 情報 サービス 教育 公務員 その他 | 東京都特別区、三井住友信託銀行、 みずほフィナンシャルグループ、 あいおいニッセイ同和損害保険、 三菱UFJ信託銀行、りそなホールディングス、 三井住友海上火災保険、損害保険ジャパン日本興亜、 アクセンチュア、凸版印刷、KDDI、TIS、 博報堂DYメディアパートナーズ、住友生命保険、 明治安田生命保険、TOTO、キーエンス、丸井グループ、 ファミリーマート、国家公務員一般職、ニトリ、 トヨタ自動車、サッポロビール、電通、NTTドコモ、 アビームコンサルティング、日本放送協会、日本航空、 都市再生機構、日鉄住金物産…など |
(法学部) | 農業・林業・水産・鉱業・建設 製造 卸・小売 金融・保険 運輸・通信 不動産・電気・ガス 放送・広告 情報 サービス 教育 公務員 その他 | 東京都特別区、国家公務員一般職、 みずほフィナンシャルグループ、 アフラック、東京海上日動火災保険、 三井住友海上火災保険、りそなホールディングス、 あいおいニッセイ同和損害保険、 裁判所事務官一般職、東京都庁、東日本旅客鉄道、 日本生命保険、野村證券、大和証券、警視庁、 横浜市役所、富士通、国税専門官、神奈川県庁、 埼玉県庁、全日本空輸、第一三共、三菱UFJ銀行、 SMBC日興証券、パーソルキャリア、埼玉県教員、 本田技研工業、電通、アクセンチュア、 日本放送協会…など |
(観光学部) | 農業・林業・水産・鉱業・建設 製造 卸・小売 金融・保険 運輸・通信 不動産・電気・ガス 放送・広告 情報 サービス 教育 公務員 | JTBコーポレートセールス、全日本空輸、 日本航空、HIS、ANAエアポートサービス、 東京海上日動火災保険、大日本印刷、 プリンスホテル、東武トップツアーズ、 日本通運、サントリーホールディングス、 三菱UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ、 りそなホールディングス、明治安田生命保険、 あいおいニッセイ同和損害保険、オリックス、 星野リゾート、ANAウイングス、JTB関東、 三菱UFJモルガン・スタンレー証券、郵船トラベル、 日本電設工業、アクセス国際ネットワーク、ジーユー、 新座市役所、国際観光振興機構、東日本旅客鉄道、 トヨタ自動車、バンダイ…など |
(コミュニティ福祉学部) | 農業・林業・水産・鉱業・建設 製造 卸・小売 金融・保険 運輸・通信 不動産・電気・ガス 放送・広告 情報 サービス 教育 公務員 その他 | 東京都特別区、第一生命保険、 ベネッセスタイルケア、りそなホールディングス、 損害保険ジャパン日本興亜、創英コーポレーション、 みずほフィナンシャルグループ、 あいおいニッセイ同和損害保険、丸井グループ、 東日本電信電話、NTTドコモ、全日本空輸、日本航空、 三菱UFJ銀行、野村證券、日本郵便、日本通運、久光製薬、 国立病院機構、川崎市役所、三井住友銀行、千葉銀行、 中央労働金庫、日本生命保険、アフラック、三井生命保険、 マイナビ、法務省専門職員、警視庁、船橋市役所…など |
(経営学部) | 農業・林業・水産・鉱業・建設 製造 卸・小売 金融・保険 運輸・通信 不動産・電気・ガス 放送・広告 情報 サービス 教育 公務員 その他 | NTTドコモ、アクセンチュア、 損害保険ジャパン日本興亜、リクルートキャリア、 富士通、凸版印刷、NTTデータ、野村證券、 あいおいニッセイ同和損害保険、日本航空、 みずほフィナンシャルグループ、三井住友信託銀行、 日産自動車、住友生命保険、三菱UFJ銀行、 有限責任監査法人トーマツ、日本銀行、ソニー、 電通、博報堂、パーソルプロセス&テクノロジー、 リクルートホールディングス、サイバーエージェント、 アマゾンジャパン、全日本空輸、西日本電信電話、 KDDI、アビームコンサルティング、日本ユニシス、 東京海上日動火災保険…など |
(現代心理学部) | 農業・林業・水産・鉱業・建設 製造 卸・小売 金融・保険 運輸・通信 不動産・電気・ガス 放送・広告 情報 サービス 教育 公務員 その他 | 四季、住友生命保険、明治安田生命保険、 東北新社、マクロミル、あとらす二十一、 ディスコ、オリエンタルランド、LAVA International、 そごう・西武、三井不動産ビルマネジメント、 アフラック、東京都庁、東京都特別区、千葉県庁、 博報堂、インテージ、サントリー食品インターナショナル、 旭化成、東日本旅客鉄道、資生堂、コーセー、日本航空、 サイバー・コミュニケーションズ、福岡放送、IMAGICA、 三井住友銀行、森村商事、JTBコーポレートセールス、 家庭裁判所調査官補…など |
(異文化コミュニケーション学部) | 農業・林業・水産・鉱業・建設 製造 卸・小売 金融・保険 運輸・通信 不動産・電気・ガス 放送・広告 情報 サービス 教育 公務員 | 日本アイ・ビー・エム、楽天、日本航空、 JTBグローバルマーケティング&トラベル、 IDOM、クレディセゾン、東京都特別区、 宇宙航空研究開発機構、アビームコンサルティング、 デロイトトーマツコーポレートソリューション合同会社、 三井住友銀行、全日本空輸、トヨタ自動車、 本田技研工業、三菱マテリアル、マブチモーター、 高砂香料工業、兼松、東急エージェンシー、 リクルートホールディングス、川崎汽船、 西武鉄道、阪和興業、日本紙パルプ商事、 住友生命保険、大和証券、コナミホールディングス、 青山学院横浜英和中学高等学校、航空管制官、 東京都庁…など |
2017年度の就職決定者数上位企業に注目すると、国家公務員および東京都下の公務員や金融・保険業が多くなっています。一方、理学部や異文化コミュニケーション学部、観光学部など、学ぶ内容の専門性が高い学部においては、比較的めずらしい就職先や業界の偏りが目立ちます。
全学部共通していえることは、グローバル社会でのリーダー育成を目指す立教大学らしく、海外展開や外資系企業との関連が深い会社が多いことです。立教で培った国際感覚を武器に、各企業で活躍してほしいと思います。
立教大学が金融・保険業界に強い理由
2017年度、立教大学では全体の18.4%、経済学部にいたっては30.8%もの学生が金融・保険業界へ就職しています。法学部においても21.5%の学生が金融・保険業界に入社し、経営学部や社会学部でも同様の傾向がみられ、割合は20%に迫る数字となっています。
立教大学では「考える力」を伸ばす授業に注力しており、頭の使い方を学ぶ機会を与えているといわれています。とくに初年次教育を重視しており、ある学部では4月に合宿形式のオリエンテーションを実施。海外留学経験者の先輩も参加し、与えられた課題にグループで取り組みます。
これは、付属校からの内部進学生と一般入試で入学してくる学生とのモチベーションの差を解消するとともに、見事な考察力やプレゼンを披露する先輩の姿を示すことで目標を抱かせる目的があります。
学生たちの向上心によって、ハイレベルな授業を行うことが可能となり、3メガバンクや3メガ損保などの人気企業の選考を突破する思考力と人間性が養われていくのです。
社会で必要とされるのは、専門領域だけに留まらない広い視野と教養。立教大学が育てる「考える力」は、総合的な知性を感じさせ、人事担当者の目にも止まりやすいのでしょう。
立教大学が実施しているOB訪問に向けた取り組み
長い歴史を持ち、東京六大学としても、キリスト教系の付属校・姉妹校など関連校のネットワークも広い立教大学。社会に影響力のある財界人や著名人を多数輩出し、OB/OG網も非常に密に広大に存在しています。
在校生とOB/OGをつなぐ取り組みにも特色があり、積極的にコネクションを活用することを推奨。キャリアセンターでは、多様なプログラムやツールを用意し、学生のOB・OG訪問を支援しています。
学内OB・OG訪問会
キャンパスに多数の卒業生が来校してくれるプログラム。学生は、事前にアポイントを取る必要がなく、通い慣れたキャンパスで、複数業界のOB/OGと話すことができます。1年生からの参加も可能で、むしろキャリアセンターでは1年生から参加することを勧めています。
参加するOBの業種もさまざまで、建設、メーカー、流通、商社、金融、運輸、情報・通信、不動産、マスコミ、出版、ホテル・旅行、サービス、教育、公務員など、気になる業界のOBと次々に会話をすることが可能です。
ほかにも、総合商社やグローバル企業の総合職をめざす学生のために、「グローバル企業勉強会」も開催。卒業生ネットワーク組織「立教グローバル/ローカルキャリア支援ネットワーク」が、学生の就職支援に取り組んでいます。
OBと繋がりやすいシステムの活用
在校生とOB/OGを繋ぐためのFacebookアプリとして、2014年1月から「Rikkyo Career Link」を提供。2018年8月にFacebookの「データに関するポリシー」の変更にともない終了してしまいましたが、業種や勤務地、学部、ゼミ、サークル、性別などで検索可能で、Facebookのメッセージ機能を活用して直接連絡をとることができたため、PCはもちろん、スマートフォンで利用ができることから非常に画期的なサービスでした。
現在も、キャリアセンター内にある専用パソコンからは、卒業生の就職情報や連絡先を調べることができます。OB訪問の強い味方となっています。
その他にも、立教大学では、VISITS Technologies株式会社と早期からのキャリア教育を充実させるため、学生の動向・キャリア志向を解析できるシステムの協働開発を進めています。
このように、学生目線にたった使いやすい就職支援システムを取り入れる傾向のある立教大学。今後も、よりよい就職活動につながるシステムを提供していくことでしょう。
立教大学のOB訪問に対する考え方
立教大学ではOBとの交流を重んじています。広い視野を持った国際的活躍をする人材を育てるうえで、実際にグローバル社会でキャリア形成を果たした人物から、経験や価値観を学生たちに共有してほしいと考えているためです。
卒業生ネットワーク組織「立教グローバル/ローカルキャリア支援ネットワーク」も、日本そして世界の未来に貢献する人材を、立教大学から輩出するためのブレーンとしての機能を期待されています。
就活生はOB訪問などの先輩と交流する時間を通して、コミュニケーション力を培い、自己実現だけではなく社会貢献に関する目的意識を抱くよう、思考力を高めていくことに繋がるでしょう。
OB訪問の目的
立教大学では目的意識を明確にしたOB訪問を支援しています。企業のホームページや会社案内だけでは知ることが難しい「働く実態」を垣間見ることで、業界・企業・仕事への理解を深め、自分自身の働き方をイメージする機会となるようにしましょう。
立教大生のみに配られる「立教就職ガイド」では、アポイントの取り方や社会人マナーを詳細に掲載しています。仕事内容、仕事に対する考え方、業界や会社を取り巻く環境や経営課題など、実際に就業している先輩から、表層的ではない回答を引き出せるよう、努めましょう。
OB訪問をするときの注意点
OB訪問を成功させる秘訣として、立教大学では以下の3点を挙げています。
1.目的を持ち、主体的に行う
2.自己分析、業界・企業・仕事研究を事前にしっかり行って臨む
3.社会人と接する良い機会。訪問後までマナーを守って行動する
1~3それぞれ、注意すべき点が盛り込まれていますが、この中で見落としやすいのが「訪問後までマナーを守メールなどを送付し、OBの方に感謝の意を必ず伝えましょう。
その際、誰にでも送るような内容ではなく、会話の中の印象的なエピソードなどを記すと印象もよく、誠実な姿勢を伝えることができます。
立教大学とその他の大学の違い
立教大学ではキャリアセンターだけではなく、各学部による就職支援も手厚いです。10学部それぞれの特徴を生かし、学部独自のガイダンスや業界研究、ワークショッププログラムなどを行っています。
もちろん、OB/OGとの交流もあり、大学だけではなく学部が同じ先輩と出会う機会に恵まれるのです。同学部のOBだと、履修科目や教えてもらった教授など共通点が多く、会話が弾むでしょう。大学側が与えてくれるチャンスを逃さぬよう、人脈づくりをスタートしましょう。
OB訪問前へ行く前に準備すべきこと
OB訪問する際は、目的意識と主体性が重要です。同じ大学の先輩だからといって、甘えてはいけません。身だしなみを整え、謙虚な姿勢を心がけるとともに、限られた時間を有効に使うよう、積極的に会話をしましょう。OBの方に割いていただいた時間を、消極的な受け身な姿勢で費やしてはなりません。
また、事前準備として、自己分析や業界研究を怠らぬようにしましょう。まずは自己紹介から始めることになりますが、学んでいることや志望動機を簡潔に織り込んで説明できるようまとめておくのがベスト。社会人としてのマナーを守った言動を意識して臨んでください。
業界および企業研究
OB訪問時点での業界および企業研究には柔軟性が必要です。会社概要などの基本事項は押さえておくべきですが、企業に対するイメージを固め過ぎてはいけません。実際に働いている人の生の声を聞いて、印象や情報を更新できるようにしておきましょう。
一方、調べればわかるような情報の収集を疎かにしていると、志望度が低いとみなされかねません。企業の最新ニュースやプレスリリースをチェックし、ホットな話題にもついていけるよう、OB訪問前日や当日も会社ホームページを閲覧しておくことをおすすめします。
質問内容を明確にし優先順位をつける
OBとの時間は当然ながら限られています。必ず知りたいこと、どうしてもわからないことなど、質問の優先度を整理してください。
しかし、スタートから給与や福利厚生のことばかり尋ねたり、自分の悩みばかりをぶつけるのは質の良いコミュニケーションに繋がりません。自己紹介や近況を伝えるところからはじめ、場が温まったところで、最も知りたいことを尋ねてください。
身だしなみやマナー・当日の流れをチェック
服装は基本的にはスーツが良いでしょう。ただし、OB/OG側から「カジュアルでいい」「堅苦しくない空気でやろう」などの申し出があった場合は、清潔感のある普段着で臨みましょう。男子学生は髪型を整え、スポーティー寄りのスタイルは避けてください。
女子学生も、長い髪はまとめた方が無難で、派手なメイクやネイルはもちろんNGです。当日までに自己紹介や時間配分などをシミュレーションし、先輩の都合に配慮しながら明るく会話を進めましょう。アイスブレイクになる話題もいくつか用意しておいてください。
立教大学の学生がOBに聞いている質問内容
具体的な質問内容について、みていきましょう。どのような内容の質問をするとアピールすることができるのでしょうか。
1日のスケジュールについて教えてください。
学生が質問したい事柄として多く挙がるものが、仕事内容と職場の雰囲気です。この質問はOBの仕事をイメージするだけでなく、上司や同僚との関わりについて推し測るのにも役に立ちます。
スケジュールを説明してもらう中で、個人の裁量やチームワークの必要性などに関する質問を、重ねていくことができるためです。また、休憩時間の過ごし方や残業についても尋ねてみるとよいでしょう。
仕事で一番夢中になれることは何ですか?
ポジティブな内容の質問は、OBとのコミュニケーションを円滑にし、自分の就活へのモチベーションもUPしてくれます。就業することへの不安が大きいと、ネガティブにとられかねない質問を重ねてしまいがちです。
明るい印象を残すためにも、意識的に気持ちが上向きになる質問をするようにしましょう。OB/OGの方々も、仕事のやりがいについて語るときに最も力が入ると思います。会社の魅力をダイレクトに感じることのできる質問になると思いますので、ぜひ試してみてください。
キャリア形成について教えてください。
働くということは、学生時代よりも遥かに長いスパンで時と経験を積み重ねていくものです。どのような道を歩くかイメージしておくことは、志望動機に説得力を与えてくれます。
また、入社後に行う研修等については、会社説明会などでも説明があるかと思いますが、配属後については実際にキャリアを重ねてきた人に確認するしかありません。合わせて、人事制度や社内風土を理解するためにも尋ねてみましょう。
手厚い就職支援とOBとの絆
各学部の専門科目の中にさまざまなキャリア関連科目を開講し、初年次から自らの進路を考えるきっかけを与えている立教大学。キャリアセンター・学部・OBが一体となって、在校生の就職支援にあたっています。こうした取り組みにより、社会を見据えた教養を持つ学生が育成され、東京六大学の中でも高い就職率を誇る、大手企業からの注目度も高い存在となりました。
長い歴史や付属校や姉妹校の存在もあり、立教ブランドは確固たるものになっています。立教OBはそうした立教ブランドを維持し、さらに発展させるために、在校生のサポートに尽力しているのです。第一志望に入社する目標を叶えるためにも、積極的にOBとの絆を活用していきましょう。
学生の皆さんのキャリア選択を応援します!
ビズリーチ・キャンパスでは、早期から将来を意識し、キャリア選択に前向きな学生の皆さんを応援します!
対策や企業研究よりも前にやるべきことがある…それは「どんな生き方をしたいか?」を考えること。その方法はネットで検索することでも、内定者の先輩に聞くことでもありません。実際に働く社会人の先輩たちに聞くことです。