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選考対策

中央大学生のOB訪問ではポジティブ・ネガティブ両面を聞こう

企業説明会や短期のインターンだけでは企業の本当の姿はわかりませんから、内定をもらったとしても不安は残ります。中央大学では、OB訪問のとき独自に行われるOB・OG交流会のようにポジティブな面だけでなくネガティブな面も質問できる文化があります。

実社会が求める人材を育成する中央大学

中央大学は1885(明治18)年、18人の若き法律家達によって「英吉利法律学校」として創立されました。創立者たちは抽象的体系性よりも具体的実証性を重視し、実地応用に優れたイギリス法についての理解と法知識の普及こそがわが国の独立と近代化に不可欠と考え、以降、経験を重んじ自由を尊ぶイギリス法の教育を通して、実社会が求める人材を養成しようとしたのです。

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中央大学の就職・就活状況

中央大学は、キャリアセンターを中心に、学生自身が学生生活に取り組む中で、将来を見通した「自分らしい生き方(=キャリア)を見出して、卒業後に社会人としての自分を思い描く(=デザインする)ことができるようさまざまなサポートを行っています。学生と企業の「高度なマッチング」を重視し、文学部系研究科生対象や理工学部研究科生に分けてアプローチできるようきめ細やかに対応しています。

中央大学の学部別就職状況

学部名 2017年の就職先業界・企業名
法学部 (公務員)東京都庁・国税庁・神奈川県横浜市役所・国土交通省・神奈川県庁など (金融)みずほフィナンシャルグループ・りそなホールディングスなど (証券)大和証券グループ本社・野村證券・三菱UFJモルガンスタンレー証券など (保険)損害保険ジャパン日本興亜・第一生命保険・東京海上日動火災保険など
経済学部 (金融)みずほフィナンシャルグループ・三菱東京UFJ銀行など (保険)日本生命保険・あいおいニッセイ同和損害保険・明治安田生命保険など (公務員)国税庁・神奈川県庁・財務省財務局・神奈川県横浜市役所など
商学部 (金融)みずほフィナンシャルグループ・りそなホールディングスなど (証券)みずほ証券・大和証券グループ本社など (保険)明治安田生命保険・太陽生命保険・損害保険ジャパン日本興亜など
理工学部 (製造・重工業)本田技研工業・日立製作所・パナソニック・三菱電機・日本電気・オリンパス・富士通・川崎重工業など
文学部 (金融)三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行・みずほフィナンシャルグループなど (公務員)東京都教育委員会・神奈川県教育委員会・警視庁など (保険)住友生命保険・明治安田生命保険・損害保険ジャパン日本興亜など
総合政策学部 (サービス)日本通運・ジェイティービー・楽天・ニトリ・ヤフーなど (公務員)日本放送協会・防衛省・国税庁など


表には各業界に就職した人数の上位または代表企業が記載されていますが、その他多数の企業への就職実績があります。東京都庁・国税庁といった公務員や、外資系企業、大手製造業など難関と呼ばれる企業にも幅広く実績があることがわかります。

中央大学が金融・保険業界に強い理由

中央大学は、低学年から重視するキャリア形成支援の取り組みの1つに「国家資格取得のサポート」があります。中央大学では伝統的に難関試験において多くの合格者を輩出していますが、それは法科大学院進学を目指す法職講座や公認会計士講座、公務員講座などが開設され、いずれも外部の専門学校より安価な受講料でハイレベルな指導を受けることができるという環境が大きく貢献しているのは間違いありません。

国家資格取得をサポートする講座がある
例えば法職講座では、本学専任教員と法科大学院入試の受験指導に定評のあるOB・OGの弁護士が中心となって指導しています。カリキュラムは法律の輝度を丁寧に解説する基礎講座、少人数できめ細かな指導を行う基礎ゼミ、法的思考力を高め理論的な文章作成能力を伸ばす答案作成ゼミなどで構成されています。
他にも簿記会計講座や公認会計士講座、教員採用試験対策などの講座があり、多くの難関国家資格を取得しやすくしています。金融・保険業界や公務員では高度に専門的な知識が必要です。中央大学にはその基礎を学び、資格取得対策できる環境が整っているのです。

実社会との接点をより多く持とうとする取り組みが多い
さらに企業や行政機関で活躍しているOB・OGを招き直接学生と話をする機会を多数設けるなどの取り組みを通じて、実際の社会と接する機会を提供し、進路を具体的に考えることができます。資格取得と実社会における現場の様子から、他の大学よりスムーズに難関企業へ着地できると考えられます。

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中央大学が実施しているOB訪問に向けた取り組み

学生に対してより具体的に社会へ適応してもらうために、中央大学はさまざまな活動に取り組んでいます。企業主体でない就職活動や、海外への就職を見据えた授業により、学生たちはより自分らしく積極的に自身の将来をデザインすることができます。

「LA白門会インターンプログラム」を授業として開講

中央大学では、2017年度より「LA白門会インターンプログラム」を授業科目として開講しました。結成25周年、会員数60名の、ロサンゼルス在住の中央大学卒業生の組織「ロサンゼルス白門会」のネットワークを活かした企業訪問プログラムです。
授業は日本語と英語の両方を使用して進行し、「ビジネスマナー」、「対人関係構築能力」、「広い視野に基づく質問戦略」を学んだ後、9月に約2週間、ロサンゼルスにてOB・OGが活躍する数々の企業・政府関連機関を訪問します。
2年生以上の全学部の学生が対象で、通年4単位の科目になります。2017年は選考により6名が参加し、9月3日から2週間さまざまな企業や会計事務所・法律事務所・政府関連機関など全部で28箇所へ訪問しました。
参加学生は各組織の活動の最前線を目の当たりにすることで、アメリカ経済やグローバル企業の実態を知り、企業や機関のグローバル社会における役割や海外で働くことについての考察を得ました。
10月には、このプログラム参加学生による報告会が行われ、学生や関係者でない一般参加もでき、プログラムの概要やLA白門会からのコメント、授業担当教員の総括を聞くことができる貴重な機会となりました。

中央大学OBOG交流会の開催

この交流会は、まさしく中央大学生が中央大学生のために開催する就活イベントです。就職活動で、例えば合同説明会では一方的に話を聞かされるだけであまり参考にならない、企業は「いいところ」しか言わないといったことはよく聞かれます。それならば自分たちで作ってしまえという思いから生まれました。
この会は「我こそは」というOB・OGと学生・スタッフが原則自主的に集まって開催されます。他の就職活動と違う点は主に次の3点です。1つは「企業の話を聞くのも双方向」であること。具体的にはOB・OG1人につき5人の学生が話を聞き、随時質問したりより詳しい説明を求めるなど双方向のコミュニケーションが取れる仕組みになっています。
2つめは「中央大学にしかないイベント」であることです。OB・OGも中央大学生だったことから、参加するのは現役かそうでないかの違いこそあれ全員が「中央大学生」です。だからこそ聞ける「中央大学は社会からどのようにみられているか」といった、中央大学に特化したナマの情報を聞くことができます。中央大学生に限れば、絶対に他のイベントでは聞くことができない内容です。
3つめは「さまざまな業種のOB・OGと密に話ができる」ことです。通常なら自分の興味のある業界のことしか聞かない人でも、全く違う業界の話を聞くことができる絶好の機会です。共通するのは「元中央大学生である」ことくらいで、さまざまな業界の現実を「後輩に伝えるために」開催されているのです。
まさに「中央大学生と社会人先輩方が交流すること」で、就職活動で感じるたくさんの悩みや不安・疑問を解消したいというのが会の趣旨です。

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中央大学のOB訪問に対する考え方

就職活動において「OB・OG訪問」は、企業研究の有効な手段であり、Web検索程度ではわからない企業の強みや弱み・特徴を、実際に働いている社員から聞くことができますから、将来の面接にも役立ちます。

OB訪問の目的

中央大学においてOB・OG訪問は「積極的に活用する就職活動」の1つです。よくある企業説明会やインターンより重視する、より具体的な情報、現実に近い情報を得るための手段です。「広報向け」情報では得られないネガティブなことまで、先輩・後輩のよしみで尋ねられるからです。
また「先輩・後輩の関係」を使って就職活動を有利に進めることも可能です。企業の情報を得るだけでなく、OB・OG自身が就職活動していたときのポイントや、内定に至った要因、面接官からかけてもらった言葉などを知ることができれば、その企業だけでなく他企業の面接にも利用できます。
なにより「中央大学OB・OGががんばっている姿を見る」ことは、自分の将来を見るようで力が湧いてきます。「私もがんばるぞ!」と、就活続きでへこたれてきた気持ちに喝を入れ、新たなミッションにチャレンジする力を養うことができます。

OB訪問をするときの注意点

実際のOB・OG訪問では、知っている先輩だとは限りませんし、どんな性格の人なのかは知る由もありません。例えば見た目が怖い、話しかけづらいと感じたとしても、それに支配されていてはせっかくの機会を十分に活かすことができなくなってしまいます。

謙虚な気持ちで臨む
訪問するときは、持てる全ての礼儀と社会性を動員し、敬意を払って「貴重なお話を伺いに参りました」といった謙虚な気持ちで臨みましょう。OB・OGも、訪問を快諾するほど「後輩のためなら」と貴重な時間を割いてくださっているのです。その時間をより有意義なものにする責任があります。

「準備」は物理的なものだけではない
服装や髪型についてはもちろん、貴重な話を伺うために「なにも準備していない」などはもってのほかです。できる限り訪問する企業を調べ上げ、採用されたとしたら、採用されるためには、など具体的に想像して聞きたいことをまとめておきましょう。

中大生らしく、実りのあるOB・OG訪問に
中には人と話すのが苦手という人もいるかもしれません。そんな人であるほど万端に準備しましょう。社会人とはいえ、同じ中央大学生で就職活動をしていましたから、就職活動をより客観的に「中大生らしく」分析しているはずです。中央大学生ならではのアドバイスをもらえるかもしれません。

中央大学とその他の大学の違い

中央大学では、低学年のうちから将来について考える機会が用意されています。それだけに普段勉強するにしてもサークル活動するにしても、「実社会が求めている人材」にどう近づくかという軸があって取り組み、将来や今すべきことを考えることが習慣になっているでしょう。
これから社会に出る就活生の木になる点は最終的に「仕事のネガティブな面に耐えられるか」に集約されるといえます。どれだけ給料が高く、休日が充実していても、耐えられないほどの量や性質の仕事はしたくないものです。就職活動ではそんな「ナマの情報」を聞く機会はそうありません。
「OB・OG交流会」はもちろんですが、残念ながら参加できなかった先輩方はたくさんいます。大切な自分の将来をかけることになるその企業のネガティブな面から目をそらしていては、本当の意味で「求められている人材」にはなり得ません。
ここでこそ中央大学生らしさ、つまり「抽象的体系性よりも具体的実証性を重視」したイギリス法にならい、「名より実を取る」ため、思い切ってネガティブさについてもしっかり尋ねましょう。

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OB訪問の前に準備すべきこと

せっかく先輩方が時間を割いてもらうのですから、できるだけ多くの学びや気づきを得て、就職活動を少しでも有利に進められるようになりたいものです。
そのために許されているのはただ1つ、「準備すること」です。「準備すること」は、そのときになって「慌てること」と、それによって「間違うこと」を防ぎ、なにより「安心」します。当日あなたらしく落ち着いていられるために、しっかり準備しておきましょう。

徹底的に企業を研究する

OB・OGが属している企業は、大きくはなくても1つの業界に属し、一定の役割を担っています。ということは競合企業があり、またたくさんの企業に支えられているということです。
OB・OG訪問で得られるのは、その企業の情報だけではありません。むしろ企業の今の情報だけでは、あなたが採用された後の数十年は測れないでしょう。将来を測るには、広くその業界や、主要な取引先、占めるシェアなどを知ることが大切です。
他にも主たる業績を担う商品・サービスはなにか、それは社会にどのように受け入れられているか、将来の展望などを調べ尽くし、自分なりの見解を持つことで今まで考えたこともないような新たな一面がみえてくるかもしれません。
そこまでくると、そのときあなたが何で企業に貢献できるのかがみえてきます。OB・OGたちもそんな就活生に質問されるのは非常に刺激的なはずです。あなたのあなたなりの見解と、将来どのように貢献できるのかを確かめるチャンスにもなります。

「聞くのための機会である」ことを肝に銘じる

かといって、主張することがOB・OG訪問の目的ではありません。もともとは「先輩方の貴重なご意見や情報を教えていただく」ためです。質問や独自の見解は、先輩方の話が停滞してきたときに使える「カンフル剤」だと考えましょう。
OB・OGも、なにをどのように聞きたいのか感じ取れないこともあるはずです。そんな事態になったときこそ、手間暇かけた準備が役立ちます。もちろん「必ず聞いておきたい質問」は、話の流れでベストなタイミングに切り出します。
初めてならいよいよどうなるのか見当もつかないでしょうが、OB・OGの話だけに流され「聞かされている」ことになってしまわないよう、最低限「必ず聞いておきたい質問」くらいはいくつか心にとどめておきましょう。

キャリアプランを想定しておく

就職活動の目的は、自分が将来どうなるのか、どうできるのかを模索し実現できる企業に採用されることです。そのためには「どのようになりたいか、なれるのか」を知らなくてはなりません。しかし日本企業の多くの場合、就職すれば企業内にある多くの職種を経験することになります。その中から適した職種を判定し、配属になります。
それも計算に含めて、自分の5年後・10年後の姿をチェックポイントとして想定し、そのために必要なキャリアプランを立てておきましょう。「営業部で営業を続け、5年後にはエリアを任される管理職の仕事にも携わる」といったように仮に、しかし具体的に考えておくとOB・OG訪問時により将来が鮮明になります。
もし「そんなこと考えたことがない」ということなら、よい機会ですから考えてみてください。自分がやりたい仕事と得意な仕事は違うこともよくあります。その企業や、就職活動全般をみれば見えてくることもあります。視点を変えて今までの自分と今の自分、将来ありたい自分を考えてみましょう。

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中央大学の学生がOBに聞いている質問内容

OB・OG交流会を学生自ら開催してしまうほどの行動力を持つ中大生ですから、OBに対して思い切った質問ができるはずです。就職活動に取り組む本気を、先輩方の胸を借りるつもりでしっかりと示したいものです。そうすれば中大生だった先輩方もきっと本音で答えてくれるでしょう。

この企業に入社した理由を教えてください

先輩方も厳しい就職戦線を戦い抜いて今のポジションがあります。先輩方の時代の就職活動の現実や、不安・焦りがあったでしょう。
複数の内定をもらっていたらその「選んだ理由」もあり、そのときの考え方や状況の判断、判断基準があったはずです。将来性や給与・待遇など理由にはさまざまあるでしょうが、その最も大きな理由から順に3つから5つは聞いておきましょう。
大切なのは「最も大きな理由を複数教えていただくこと」です。1つだけならすぐに答えられますが、2つ3つと増えていけば、だんだんとより本質に近い「当時の思考」がみえてきます。
また入社したからこそ気づく「本当の理由」はすぐには出てこないこともあります。それまでに聞いた話を元に、先輩が今仕事に対してどんな気持ちを抱いているか想像しながら、丁寧に話を伺ってみましょう。

企業の優れている点と、劣っている点を教えてください

具体的かつ実用的な就職活動ならこの質問が最もしにくく、効果的かもしれません。しかし実用を重んじる中央大学だからこそ、先輩もその気持ちを察し普段なら言いづらいことでも答えてくれるでしょう。
ここではあらかじめ調べ上げた企業の業績や展開している業態とその割合、3年離職率や福利厚生の実際などを背景として注意深く聞きましょう。自分の考えていたことと現実が違えばしめたもの。それこそがまだ自分に足りない感覚・知識に違いありません。
また先輩が携わっている仕事について深く掘り下げるのも効果的です。それが業績にどう影響しているのか、それに対してどう考えながら毎日取り組んでいるのかは、具体的な自分の将来像に重なる部分も多いはずです。
そこから「ここはまだまだだと感じる」、「こうすればもっとよくなる」といった意見が聞ければ、それは企業の課題なのかもしれません。それでも自分はこの企業に採用されたいかどうか、そんな面から企業をみれば、より客観的に考えられるかもしれません。

これからのキャリアをどのように計画していますか?

先輩がまだ結婚や育児を経験していないなら、この質問は非常に大きな意味を持ちます。それはまだ「将来を自分が決めることができる」立場にいるからです。プライベートはともかく、仕事に関しても将来どのようなキャリアを積みたいと思っているか、そのための今の仕事に対してどれほどの熱量を持っているか、どうとらえているかを知ることができます。
また、魅力的なキャリアプランを聞くことができたら幸運です。少なくともその企業ではそのキャリアプランが現実として手の届く範囲にあり、1人の社員がしっかりとキャリアプランを立てることができる企業だということだからです。できたら同僚や先輩社員の具体的なキャリア例を教えてもらうとよいでしょう。

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実効性の高い就職活動「OB・OG訪問」

企業も元を正せばただの「人間の集まり」です。自分に合わない人もいるでしょうし、立派な業績もありますが人には言えないような大変な時期・仕事もあるはずです。
しかしそれをストレートに伝えれば就活生は誤解し、入社しないことにもなりかねません。大切なのはその企業で、それほどの大変さを経験しながらも社会に役立とうとする中大OB・OGが確かにいるということ。自分もその1人になれるということです。
「抽象的体系性よりも具体的実証性を重視して」イギリス法を選んだ中央大学創立者たちのように、就活生に必要なのは「実効性の高い有意義な就職活動」のはずです。企業の立派な側面はもちろん、課題についてもしっかりと尋ねられるOB・OG訪問は、そういう意味で非常に貴重な体験です。
どれだけの企業に応募しても、結局自分が仕事をするのは1社だけです。その社にたどり着くためにOB・OG訪問の経験が大いに役立ちます。1つ1つのチャンスを最大限に活かし、毎回着実にゴールに向かいたいものです。

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対策や企業研究よりも前にやるべきことがある…それは「どんな生き方をしたいか?」を考えること。その方法はネットで検索することでも、内定者の先輩に聞くことでもありません。実際に働く社会人の先輩たちに聞くことです。