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選考対策

神戸大学のOB訪問|大学独自の取り組みや基礎知識を紹介

兵庫県神戸市にキャンパスを構える、歴史ある国立大学・神戸大学。神戸大学の学部別の就職・就活の実績状況と、神戸大学が行っているOB/OG訪問に向けた取り組み、考え方など、神戸大学の就職活動とOB/OG訪問の基礎知識をまとめて紹介します。

神戸大学

神戸大学は、神戸にキャンパスを構える歴史ある国立大学です。明治35年(1902年)に日本で2番目に設立された官立高等商業学校である神戸高等商業学校をルーツとし、現在は総合大学となっています。
前身の神戸高商は、日清戦争後の急速な日本経済の成長を背景に、実業界における人材需要が高まる中、東京高等商業学校(現一橋大学)に続く形で設置されました。
初代校長である水島銕也は東京高商との差別化を図るため、学理からより実践的な実学教育を重視した。1949年の学制改革による新制大学としての改組時に、日本で最初の経営学部を設置しています。
建学の精神は「学理と実際の調和」を理念としています。神戸高等商業学校設立以来、「真摯」「自由」「協同」の精神で、社会に貢献するような指導的人材を育成する世界的研究・教育機関たることを目指しています。
また、港町・神戸の教育機関として、現在唯一の海事科学部を設置している大学でもあります。神戸大学の学部別の就職・就活の実績状況と、神戸大学が行っているOB/OG訪問に向けた取り組み、考え方など、神戸大学の就職活動とOB/OG訪問の基礎知識をまとめてご紹介します。

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神戸大学の就職・就活状況

近年の神戸大学の学部別の就職状況と実績をまとめました。
また神戸大学では、就職支援サイト(キャリアセンター)が開設されています。学生向けの告知だけではなく、就職活動のQ&Aや、企業への求人情報の呼びかけなど、多くの発信がwebサイトからされています。
参考:http://www.career.kobe-u.ac.jp/

神戸大学の学部別就職状況

学部 業界 企業
文学部 小売、公務員、金融など 大丸松坂屋百貨店、ラウンドワン、神戸市役所、パナソニック、関西テレビ放送、阪急阪神百貨店、三菱UFJ銀行、博報堂プロダクツ、国土交通省航空局、大阪府庁など
法学部 公務員、金融など 神戸市役所、川崎重工業、大阪地方裁判所、日本触媒、NHK、伊藤忠商事、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、リクルートキャリア、兵庫労働局など
経済学部 金融、保険、公務員など 三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループ、りそな銀行、東京海上日動火災保険、富士通、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、近畿財務局、神戸市役所、トヨタ自動車など
経営学部 金融、コンサル、自動車など 日本生命保険、三井住友銀行、監査法人トーマツ、三井住友信託銀行、アクセンチュア、トヨタ自動車、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJ銀行、ウィル、旭化成など
理学部 金融、製薬、教員(公務員)など りそな銀行、兵庫県立高等学校、塩野義製薬、フジキン、矢崎総業、コベルコシステム、T&Dフィナンシャル生命保険、ゆうちょ銀行、愛知県立高等学校、神戸税関など
工学部 金融、製造、鉄道、公務員など   三井住友銀行、神戸市役所、ダイセル、指月電機製作所、ダイハツ工業、ANA、JR西日本、SGホールディングス、東京急行電鉄、ウィルなど
農学部 自動車、食品、公務員など トヨタ自動車、住友林業、森永乳業、岡村製作所、富士通、野村ホールディングス、JAバンク大阪信連、近畿中国森林管理局、大阪府庁、兵庫県庁など
海事科学 商船、海運、公務員など 商船三井、川崎汽船、海技教育機構、日本郵船、田渕海運、ヤンマー、ワークスアプリケーションズ、日本通運、日立物流、国土交通省など

※医学部は省略(臨床医もしくは進学の割合が多いため)
※国際文化と発達科学は改組等によって現在募集を行っていない
※海運科学は、乗船実習科の就職を含む

神戸大学は設立の経緯として、経済学部や経営学部が歴史があり、有名です。また、どの学部からも関西地区の公務員(教員・裁判所など含む)の実績が多数あります。
金融や製造などは全国的な有名企業への就職実績がありますが、なかでも関西地区に本拠地をおく企業に強い印象があります。設立の経緯として、神戸から世界に羽ばたく指導的人材を育成するための大学であるためだと思われます。

神戸大学が商船業界・公務員に強い理由

現在、日本で唯一の学部・海事科学部からは、商船会社や海運会社など、船に関する就職実績が多数あります。海事科学部は理工系の分野から社会科学まで含んだ海洋に関する総合的・学際的な領域をあつかう学部で、国内では神戸大学にのみ設置されています。
また、どの学部からも公務員・官公庁などへの実績が複数ありますが、後述する神戸大学独自のOB/OG訪問のサポートがあるためでもあると考えられます。

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神戸大学が実施しているOB訪問に向けた取り組み

神戸大学では、OB/OG訪問を推奨しており、学生にOB/OG情報を提供しています。特に、国家公務員と神戸市(市職員)については別途担当者名簿などが用意されています。

OB・OG訪問の各府省窓口担当者一覧(国家公務員)

人事院から提供された各府省の窓口担当者一覧です。現在、OB・OGが在職していない府省でも、人事担当課で対応をしてくださる場合があります。

KOBEナビゲーター自己紹介カード

神戸大学には、神戸市人事委員会から「神戸市職員採用ナビゲーター(KOBE ナビゲーター)」ナビゲーターが対応してくれます。今年は50人以上が対応可能とされており、充実したOB/OG訪問支援が伺えます。
神戸市職員採用ナビゲーターの利用方法は以下の通りです。
1.キャリアセンターで KOBE ナビゲーターリスト(自己紹介カード)を閲覧する。
2.話を聞いてみたいナビゲーターに直接連絡をとる。(自己紹介カードに電話番号を記載しています。)
3.ナビゲーターと日程を調整し職場訪問を行う。
※今年度は一般行政職が対象

神戸大学東京オフィス・キャリアセンター東京分室

神戸大学東京オフィス・キャリアセンター東京分室が有楽町にあります。通常のOB/OG名簿とは別に、首都圏で働く卒業生に協力を呼びかけ、現在1600名を超える卒業生が登録しています。ここからOB/OG訪問を申し込むことが可能です。また、複数のOB/OGに会える、OBOG訪問会も開催されています。
参考:http://www.kobe-u.ac.jp/info/outline/facilities/tokyo-office/obog_houmon.html

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神戸大学のOB訪問に対する考え方

神戸大学ではOB/OG訪問を推奨しており、「インターネットを活用した就職活動が当たり前になった現在だからこそ、実際に現場で働く人の生の声を聞くことや職場の雰囲気を、自分自身の体で感じ取ることが大切である」と説明しています。

OB訪問の目的

神戸大学では、「大学の先輩であり、社会人の先輩であるOB・OGを訪ねることは、会社の生きた情報を聞き出す絶好のチャンス」と解説しています。
「例えば、実社会で働いている先輩たちが、会社でどういう働きぶりをしているのか、どんな雰囲気の会社なのか、先輩と後輩の関係や会社の中の風通し、フレンドリーなのか規律が厳しいのかなど、活字にならない生きた情報を手に入れることができます。」と、OB/OGと直接話すことで、会社のリアルな雰囲気を感じてほしいという方針を表しています。

OB訪問をするときの注意点

神戸大学キャリアセンターのwebサイトでは「ただ漠然と行くのではなく、自分の知りたいことや先輩への質問事項など、明確なイメージを持って訪問しましょう。」と、強く注意喚起がされています。
お客様気分や受け身で遊びに行くつもりで訪問するのは、貴重な時間を割いてくださる社会人のOB/OGに大変失礼なことになります。
軽率な行動で、自分以外の学生、ひいては後輩たちにもOB/OG訪問を協力してもらえなくなってしまう可能性も考えられます。訪問の際は、自分が神戸大学の代表になったつもりで、学生にふさわしい行動を心がけてください。

神戸大学とその他の大学の違い

神戸大学では特に公務員(国家・地方とも)のOB/OG訪問への案内が手厚く、また、一般的な企業からのOB/OG紹介、大学からのOB/OG紹介だけでなく、「所属のゼミや部・サークルの先輩など、自分が持っている人脈から」のOB/OG訪問を勧めています。まずは学生本人の人脈を最大限に活かすことで、より良いOB/OG訪問にするという方針が感じられます。

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OB訪問前へ行く前に準備すべきこと

神戸大学の学生が、OB/OG訪問をする際に準備することをまとめました。限られた時間の中で、OB・OGからリアルな情報を聞き出すにために、事前に自分の考えや聞きたいことをまとめておきましょう。そうしておけば、OB/OGがあなたにとって必要な情報を提供しやすくなります。

質問ノートを作っておく

基礎的なことですが、質問内容などは事前に準備して、メモやノート等にまとめておきましょう。会社のwebサイトや、会社四季報などの書籍で事前にわかる基礎的な企業情報をふまえた上で、聞きたいことを箇条書きにした質問ノートなどを作って持っていきましょう。
「本やwebで調べればわかること」を質問するのはお互いに時間の無駄にしかなりません。質問ノートは聞き忘れを防ぐだけでなく、緊張してうまく質問ができなかった時などにも、ノートがあれば、次に聞く質問などがスムーズに思い出せます。
また、人と話すのが得意だという自信がある人でも、「本当に必要な質問を全部聞けたか」をチェックするために、ノートは必ず取るようにし、その後見返して選考に役立てることができるようにしましょう。 当日はそのメモやノートにOB/OGからの回答を記録したりしておくと、後日、さらに連絡を取りたい時などにも役立ちます。

自己紹介も兼ねて、履歴書を用意しておく

OB/OG訪問では、自分から質問するだけではなく、OB/OGの方に自分の勉強してきたことや、将来的な希望などを伝える必要があります。
それらを伝えることで、OB/OGの側も「その仕事を目指すのであれば、この部署で行っている」「この資格を取ると良い」などの、具体的なアドバイスが可能になります。自己紹介も兼ねて、学生時代のプロフィールを示す書類などを用意しておきましょう。
自己アピールの書き方のアドバイスをいただけることもあります。エントリーシートなどの選考書類のためにもなりますので、OB/OGに見ていただけるようにクリアファイルなどにまとめておきましょう。

交通情報などの確認

東京オフィスからのOB/OG紹介の場合、自分が首都圏に出向いて訪問することになります。なれない土地で迷ったりすることのないように、交通情報などは事前に調べておきましょう。
遅刻は厳禁です。約束時間の15分前には到着するよう心がけてください。しかし、早く到着したからといって、約束の時間より前に先方を呼び出すことはマナー違反です。余裕を持って行動しましょう。

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神戸大学の学生がOBに聞いている質問内容

実際に神戸大学の学生が、OB/OG訪問で質問している内容を、実際の質問とその目的についてまとめました。

就活の進め方の参考になる質問

・先輩がその業界・企業を志した理由を教えてください
・会社に必要な人材について思うことはありますか?
・この会社に入ってよかったことはなんですか?
・とっておくと役立つ資格などはあるでしょうか
・履歴書(エントリーシート)を見ていただけないでしょうか
学生が一番気になるのは、やはり選考に関わる質問ですが、OB/OGの職種や採用年度によって、状況は変化しています。「こうすれば必ず選考を通過できる」というような過信はせず、勉強や、資格取得など、どのような努力をするかの目安にしてください。

仕事内容についての質問

-具体的な仕事内容を教えてください
-1日のスケジュールを教えてください
-入社前後でギャップを感じたことはありますか
-社内の雰囲気を教えてください
-仕事のやりがいを教えてください
-これまで経験した仕事内容を教えてください
-仕事での成功談・失敗談を教えてください
-打ち合わせやミーティングの雰囲気はどうですか

実際に働いてるOB/OGにしか聞けない質問なので、この種類の質問を複数用意していくようにしましょう。実際の業種や職種をある程度具体的に考えている場合、その職種についている先輩に、その会社でのリアルな仕事を聞いてみることはとても重要です。その企業で自分がどのように活躍できるかをイメージできれば、その企業とのマッチ度もわかります。

プライベートなど生活全般の質問

-休みの日は何をして過ごしていますか?
-オンとオフの切り替えはどうしていますか?
-将来的に妊娠・出産を考えているのですが、産休や育休からの復帰者は同じ部署にいますか?
-神戸から○○(地方)に来て、戸惑ったことなどはありますか?

特に女子学生や、神戸以外の企業に就職希望の学生にとっては、一番気になる質問かもしれません。しかし、この分野の質問には注意が必要です。
結婚の予定や恋人の有無などは非常に個人的な話題ですし、聞き方によっては大変失礼に受け止められる恐れもあります。また、待遇や福利厚生のことばかり聞くのも、「仕事の内容に興味を持っていない」「自己中心的」と思われてしまう危険があります。
これらの質問を行うときには、あくまでもキャリア形成のため、長く働くために必要なことを尋ねる、という姿勢で、失礼にならないようにしましょう。OB/OGは親しみやすい存在ではありますが、私的な友人ではありません。貴重な時間を割いてもらっているという緊張感と、学生らしい態度は忘れないようにしてください。

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神戸大学から就職していく学生へ

神戸大学は、関西地区の企業・官公庁などからは大変信頼され、また期待されている大学だと言えます。その結果が手厚いOB/OG訪問のサポートにあらわれています。
神戸大学側は、その地縁や学生自身の人脈で、よりマッチした仕事に就き、長期的に働き、社会に貢献できる社会人となってほしいという姿勢をもっています。
関西ならではの「ご縁」を重視する考え方は、OB/OG訪問にも影響しているのではないでしょうか。関西以外の地区での就職を考えている人も、まずはOB/OGにつながる縁がないかを考えてみましょう。そして、自分の持っている「ご縁」を最大限に活用するために、事前準備を万端にして、OB/OG訪問に臨みましょう。

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