ビズリーチ・キャンパスは2021年12月にInternet Explorerのサポートを終了します。別ブラウザでのご利用をお願いいたします。

詳細を確認

BizReach Campus

App Storeから無料ダウンロード

ダウンロード
close
企業研究

住友不動産のOB訪問のポイント|事業内容や業界動向をチェック

住友不動産のOB訪問をしましょう。OB訪問をすれば住友不動産の実情が深く理解できます。ホームページに掲載されていない情報も得られるでしょう。OB訪問では、失礼のないようにしなければなりません。そのためには何に注意すればよいのでしょうか。

日本を代表する大手デベロッパー住友不動産とは

住友不動産を目指すなら、OB訪問が有効です。OB訪問では実際の職場の雰囲気などを感じることができますし、本選考の面接でも役立つ情報が得られます。
ホームページなど表に出ている情報は一部です。そのためOB訪問は企業研究を深める方法の1つになっています。OBから多くの情報を引き出すために、質問の具体例から注意したいポイントまでみていきましょう。

画像

企業概要

住友不動産は1949年(昭和24)財閥解体で株式会社不動産から不動産部門を継承して設立されました。当時は泉不動産会社と呼ばれていました。1957年(昭和32)に商号を住友不動産株式会社としました。
日本を代表する大手総合デベロッパーで、ビルやマンションの開発、分譲、建築土木関係、不動産の売買や仲介、鑑定など、事業は多種多様です。海外不動産の開発や分譲や賃貸にも力を入れています。法人だけではなく個人向けのものも取り扱います。

事業内容

OB訪問をする前に事業内容をしっかり理解しておきましょう。事業内容も知らなければ、OBに勉強不足を指摘されてしまいます。また、本気度を疑われる可能性もあります。それではOBから重要な情報を聞き出せなくなってしまいます。そうならないように、事業内容をしっかりと理解しておきましょう。

オフィスビル
オフィスビル事業は住友不動産の主力事業です。東京都を中心に220棟を超える数のオフィスビルを手がけています。住友不動産のオフィスビルは先進的な外観や共用部のデザインが特徴的です。また、安全面への意識も高く快適なオフィス環境の開発が行われています。
例えば地震対策、停電対策、BCP(事業継続計画)の対応など、安心できるオフィスビル開発を推進しています。また、延330万平方メートル超規模の開発計画を推し進めています。

分譲マンション
分譲マンション事業も主な事業の1つです。昭和30年代から分譲マンション事業を手がけています。平成18年の「WORLD CITY TOWERS」というプロジェクトでは国内最大規模のマンションまで手がけました。
首都圏や近畿圏のような大都市圏に、多くの分譲マンションを建てています。また、ガラスカーテンウォールなどやダイレクトスカイビューなど、それまでの常識にとらわれない試みを行っています。
時間経過による外観や共用部の劣化がないよう、アフターサービスにも力を入れています。管理体制なども充実。マンションが完成した後も間取りを選べるサービスなど、住友不動産独自のサービスも行っています。

ハウジング
ハウジング事業は「新築そっくりさん」という住友不動産独自のシステムがあります。地震に強く安価、建て替えを行わない再生という新しい試みであり、住宅再生事業として大きな支持を得ています。累計受注頭数11万棟達成という結果が証明でしょう。
戸建以外にマンションをすべて再生するシステムも展開しています。建て替えとリフォーム以外の、これまでになかった新しいシステムです。マンションリフォームに関しては、売上高も平成26年から4年連続で業界内トップを誇ります。

注文住宅
ハウジング事業は、注文住宅事業も積極的に行っています。強みはオフィスビルやマンション建設を多数行っていることです。この事業の知識や経験といったノウハウを活かした注文住宅を手がけています。例えばガラスを多用したモダンな外観の「J・URBAN」シリーズなどが知られています。
また、戸建てに高級マンションに設置される設備を採用した「レジデンシャルスタイル」も注文住宅の特徴です。地震対策技術、安心と安全性を意識した商品や企画なども開発しています。建物の構造に関しても、既存のツーバイフォーだけではなく、木造ツーバイシックスやウッドパネルなど新しい工法も取り入れています。

不動産関連
不動産関連事業として、東京をメインにした賃貸住宅事業もあります。日本の不動産業界の中でもトップクラスの高級レジデンスである「ラ・トゥールシリーズ」が代表例です。このシリーズは、全20棟、2,270戸を展開しており、札幌や京都でも建設予定です。住友不動産は、賃貸マンション事業として、全部で約4,430戸の管理運営しています。
ホテルのようなコンシェルジュサービスからセキュリティシステム、設備なども充実。国内外の富裕層に支持される賃貸マンションです。

ホテル
ホテル事業として、宿泊のためのホテルやリゾートホテルまで手がけています。交通アクセスの利便性はもちろん、広めの客室やベッドからバスまで充実した高品質なビジネスホテル「ヴィラフォンテーヌ」を東京都心3区を中心に展開しています。今後、羽田空港や有明に大規模ホテル開業の計画が進行中です。
また、海外にもホテル事業があります。ロサンゼルスウェストサイドに、「INTERCONTINENTAL LOS ANGELES CENTURY CITY」というホテルを運営しています。立地のメリットはもちろん、禅をイメージしたスパなどがあります。また、街の中心部だけではなく、ビーチにもいけるのが魅力です。

イベント
東京都心部を中心としたイベントホールを展開しています。27施設あり、シリーズ名は「ベルサール」です。施設数は業界内でもトップクラスで、最新設備が完備されています。展示会はもちろん、合同就職説明会やその他のエンターティメントイベントなど幅広い目的で多くの人に活用されています。住友不動産自体もイベント開催で使用しています。

都市開発
都市開発なども手がけます。土地の持ち主と合意をするだけではなく、行政との協議を通し、小さなエリアをまとめて大きな1つのエリアにする再開発です。30年以上かかっているものもありますが、街の発展に大きく貢献している事業といえるでしょう。
例えばオフィスや住宅やイベント、商業店舗が1つになった大規模複合開発「泉ガーデン」、「住友不動産新宿グランドタワー」などが生み出されています。

その他のサービスなど
他にも多くの事業を手がけています。東京都心部をメインとした月極駐車場の運営管理、ハウスクリーニングや家事代行サービス、インテリア販売やレストランなどがあります。
オフィスビルに特化したコンビニエンスストアの運営、土地不動産に関する資産活用に対応したコンサルティングサービスも行います。資産運用商品の販売、保険サービスにも対応。広告代理店業務も行い、多種多様な事業を展開中です。

過去3年間の売上/利益推移

ここでは住友不動産の、過去3年間の売上と利益推移をみていきます。データは下記のサイトを参照しましたが、営業利益率は計算した後で、端数を切り捨てしています。

(単位/億) 2016年度 2017年度 2018年度
売上 8,549 9,251 9,484
営業利益 1,742 1,881 2,056
当期利益 877 1,034 1,197
営業利益率 10% 11% 13%

画像
2012年は分譲マンションの引渡戸数が減ったことで減少しましたが、災害などの安全面に考慮した大型ビルの需要で、不動産流通事業関連では増益となっています。2013年には、特に不動産賃貸事業や分譲マンションの引渡戸数が増えたため全体的に増益となりました。
2014年は不動産賃貸事業や分譲マンションの販売が好調、2015年は消費税増税の影響があり、完成工事事業、不動産流通事業において営業減益となっていますが、不動産賃貸事業と分譲マンションの販売が好調でした。2016年には3期連続で過去最高業績を達成しています。また、ビル賃貸が牽引したことで主要部門が増収増益です。
2017年も増益増収の流れは続いています。ビル賃貸やマンション販売も好調な年でした。支払利息が減少したことも、経常増益に貢献しています。
【参考:https://finance.yahoo.co.jp/

次年度の戦略

次年度の戦略をチェックしておくことも大切です。住友不動産の方針は、自分の働き方にも関係します。将来的にどの方向へ行こうとしているのかは、OB訪問で質問してみましょう。また、住友不動産は平成29年3月期から平成31年3月期までの中長期計画を公表しています。

基本情報
-中計最高業績連続更新、3ヵ年累計経常利益4,800億円の達成
-賃貸ビル成長投資継続、年5万坪の開発ペースを加速
-周辺事業の成長促進、5本目の柱を模索

平成28年3月期までのスムーズな好況は、これ以上は続かないと住友不動産では見通しをしています。ただ、全中計で達成した中計最高業績の更新を目指し、増収増益路線の堅持が掲げられています。この目標は第七次計画として、平成29年3月期から平成31年3月期までの目標です。
他にもメイン事業の1つである賃貸事業の強化のため、延100万坪超規模を進めること、注文、賃貸、ホテル、イベントホールの成長促進が計画されています。
【参考:https://www.sumitomo-rd.co.jp/ir/plan.html

画像

2018年の住友不動産に関するトピックス

OB訪問の前にニュースもチェックしましょう。住友不動産の事業は大きなプロジェクトになります。そのため東京という都市部に多大な影響を与えるのです。そのためニュースに取り上げられることも多いです。ニュースをチェックすれば、住友不動産が何に力を入れているか理解するヒントになります。

梅田曽根崎計画(仮)の建設工事がスタート

住友不動産が7月4日に梅田曽根崎計画(仮)の建設工事に取りかかりました。大阪市中心部、梅田。大阪の喧騒を生み出すエリアが計画地です。阪急、阪神といった周辺駅から徒歩5分圏内という立地、そこに、文化・交流施設を建てるというプロジェクトです。
高層部は都心型住宅、中層部はホテル、低層部には物販や飲食店舗が入る予定です。高さ191メートル、地上56階。竣工は2022年3月下旬です。お初天神通り商店街にも面しており、商店街と共に大阪の活性化への貢献が期待されています。

シティテラス八千代緑が丘ブリーズコートの第1期販売がはじまる

住友不動産は5月28日「シティテラス八千代緑が丘ブリーズコート」の第1期販売をスタートしました。東京メトロ東西直通・東葉高速鉄道「八千代緑が丘」駅から徒歩3分という好立地です。大規模マンションプロジェクト開発の一環で、東京ドーム30個分の広域な整理事業が進められています。
八千代緑が丘駅前には、イオンモール、公園都市プラザといった大規模商業施設が集合しています。この生活利便性の高さに、注目が集まっています。

三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業が認可されスタート

6月22日住友不動産も参画する「三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業」が東京都知事より再開発組合の設立認可を受けました。田町駅の西側にある札の辻交差点の角地が開発されます。
約4haのエリアが、大規模複合開発により大きく変わります。このプロジェクトは住友不動産が開発するビルの中でも最大の延床面積を誇り、延床面積19万6,000平方メートルの業務棟が中核となる予定です。
歩道橋や歩行者デッキはバリアフリー化され緑地や広場なども設置され、災害時の対応拠点にもなります。工事完了は、2023年度の予定です。

画像

不動産業界の動向

OBに会う時、企業だけではなく、業界全体のことも知っておきましょう。業界を知れば住友不動産の状況がみえてきます。

不動産業界の業績推移

不動産業界は、平成17年から20年まで業績は右肩上がりでした。急速な上昇といえませんが、順調な流れだったのです。しかし平成21年度に、下降。平成21年から23年まで少しずつ減少しましたが、平成24年に持ち直します。それから平成27年まで再び右肩上がりとなっています。

金融危機のピンチを乗り越え東京オリンピックまで開発が続く期待

平成18年までの好調を維持した背景に、都心部におけるオフィス需要の高まりがあります。オフィスと商業施設が一体化した大規模プロジェクトが主な好調の要因です。さらに郊外型アウトレットモール開発もプラスされたことで業績増加は勢いづきました。
しかし平成20年にリーマン・ショックの金融危機が起きたのです。都心におけるオフィス需要も複合商業施設の開発事業も落ち込むことに。しかし平成24年には政権交代とアベノミクスの打ち出しがあり、景気復活への期待が高まったことで持ち直しました。
また、平成25年の消費税増加の影響もあります。駆け込み需要で不動産業界全体が活発化しました。また、将来的に東京オリンピックも控えています。東京オリンピックまでに再開発事業が続くのではないかという声も出ています。

画像

住友不動産へOB訪問に行く前に準備すべき3つの項目

住友不動産へOB訪問をするなら準備を重視しましょう。備えあれば憂いなしです。準備不足だと十分なOB訪問はできません。後になってこうすればよかった、ああすればよかったでは、よい結果も得られないですし、OBに悪印象を持たれてしまう可能性もあります。

企業研究の結果を書き写したノートを用意する

OB訪問では企業研究の成果を披露する1つの場です。本番は本選考の面接ですが、その前にOBへ質問することで、企業への理解を深めることができます。OB訪問を行う際、事前に調べたことや質問など、記憶だけに頼ると忘れてしまう場合もあります。そうならないようノートへ情報を書き出しておきましょう。
ホームページやパンフレットなどの資料、インターネットで知り得た情報全般を書き出します。そうすればOB訪問時、質問内容や情報を忘れた時でも見直すことができます。同時に、企業について勉強しているというアピールにもつながります。

職種もチェックしておく

事業だけではなく職種もチェックしておきましょう。総合職と技術職では仕事内容も異なります。総合職内でも、都市開発、ビル事業、用地開発、事業企画部などに分けられています。日本国内だけではなく、海外も勤務地の対象です。
技術職も同じです。注文住宅や新築そっくりさんを行う事業部でも違います。自分はどのような職種で働きたいか理解することで、OBへの質問内容も変わるでしょう。

志望理由を明確にするため基本使命などをチェック

住友不動産でなぜ働きたいか志望理由を明確にしましょう。他の企業にも通用するものではなく、住友不動産でなければならない理由を考えておくことがポイントです。
OBに「どうしてうちに入りたいの?」と聞かれる可能性もあります。明確な志望理由が言えなければ「それだとこの会社ではなくてもよい」と答えられてしまう場合もあります。また、本気度を疑われてしまうかもしれません。本選考でも志望内容を質問される可能性があります。必ず質問されるとは限りませんが、考えておくとよいでしょう。
志望理由を考えるなら、住友不動産の企業理念から構築する方法もあります。ホームページなどからも、基本使命や行動指針をチェックしましょう。採用メッセージからも、どのような人材を求めているのかを知ることができます。

画像

OB/OGへの質問を準備

OBやOGへ質問するのがOB/OG訪問での一番のミッションです。どんな企業にも通用する質問内容も必要ですが、同時に、住友不動産ならではの質問も考えましょう。住友不動産に関する、より深い情報を集めることができるからです。

中見出しマッチング度をはかれる質問 

住友不動産との相性を感じられる質問もしましょう。入社後にこんなはずではなかったという事態は回避しなければなりません。

-責任とプレッシャーを背負い業務に取り組むということですが、どのような時にプレッシャーを大きく感じるでしょうか?

総合デベロッパーで仕事をすることは、多くの金額を動かさなければなりません。大規模事業であればあるほど、そのプレッシャーは大きいです。1つのミスが大きなミスとなるからです。また、大規模な建物を作ることは、たずさわる一人一人の生命も関係します。大きな事故だけは絶対に避けなければなりません。
そのようなことを踏まえ、住友不動産で働く際に何が大きなプレッシャーになるかOBに質問してみましょう。想像もしていないようなことに、プレッシャーや責任を感じている場合もあります。住友不動産を志す上で重要な情報です。

-実力主義ということですが、若くして結果を出せる人には特徴があるでしょうか?

住友不動産の採用メッセージをみると、実力主義ということが掲げられています。成果に対して平等に評価されるといえるでしょう。そのため、年齢が若くても、重要ポストにつく可能性もあるのです。
住友不動産で成果を出せる人はどのような特徴があるのかを知っておくこともよいでしょう。自分とかけ離れた価値観やスキルを持っているかどうかをチェックすることができます。

企業研究に役立つ質問

本選考では面接があります。その際、企業研究を深めているかどうかもポイントになります。OB訪問では住友不動産の内部に触れられるので、より深い質問を準備しましょう。

-住友不動産ではオフィスビル事業や分譲マンション事業、ハウジングまで複数の事業があります。事業部毎に風土は異なるでしょうか?

企業にはそれぞれ風土があります。事業部や部が違うだけで、雰囲気が異なる場合もあります。職場の雰囲気を知ることで、自分に合うかどうかをイメージすることができます。また、事業部同士の連携はあるのかなどについても、知りたいポイントです。

-技術職として入社してからオフィスビル事業などを手がける総合職につくことは可能でしょうか?

住友不動産の新卒募集要項では、総合職と技術職を募集しています。技術職では、高専卒や専門卒などが対象となっています。総合職では、大卒や大学院卒が対象です。例えば、大卒でも技術職で働きたい人もいるかもしれません。その場合、職種の変更が可能かどうかを質問してみましょう。

働きやすさの実情を知る質問

企業とのマッチングにもつながろますが、働きやすさや制度などについて知っておくとよいでしょう。女性の場合、育児や出産のことも考えなければなりません。働きやすさを知れば長期的に働けるかどうかも推測できます。

-女性が働きやすくキャリアを重ねていく環境は整っているでしょうか?

女性で住友不動産に就職したいと考えている人も多いでしょう。オフィスビルや分譲マンション事業や都市開発の仕事について、女性も受けいれられる環境が整っているかどうかは重要です。大手企業の多くがダイバーシティの取り組みを行っています。住友不動産はどうなのか、チェックしておいてもよいでしょう。

-育児休暇など、育児のための制度などは整えられているでしょうか?

育児と仕事の両立に対する意識が高まっています。育児との両立において、住友不動産の本社ではどのような取り組みが行われているかチェックしてもよいでしょう。また、総合職と技術職で、福利厚生について異なる部分があるかどうかも質問してみましょう。

画像

学生の皆さんのキャリア選択を応援します!

ビズリーチ・キャンパスでは、早期から将来を意識し、キャリア選択に前向きな学生の皆さんを応援します!
対策や企業研究よりも前にやるべきことがある…それは「どんな生き方をしたいか?」を考えること。その方法はネットで検索することでも、内定者の先輩に聞くことでもありません。実際に働く社会人の先輩たちに聞くことです。