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企業研究

「富士フイルムのOB訪問」で就活の選考に役立つ情報を入手しよう

写真フィルムにおいてトップクラスのシェアを誇る「富士フイルム」。カメラや医薬品、化粧品などもリリースしています。そんな富士フイルムに入社を希望する人は、ぜひOB訪問をしてください。ここでは、OB訪問に役立つ情報についてみていきましょう。

創業1934年の老舗企業「富士フイルム」

フイルムだけではなく、カメラや医薬品など、さまざま製品をつくっている「富士フイルム」。創業1934年の老舗企業でもあります。本記事では、そんな富士フイルムへの入社の近道になるよう、OB訪問をする際に必要な情報を取り上げていきます。どのようなことに気を付ければよいのか、ポイントを押さえましょう。

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企業概要

OB訪問前に必要なことは、富士フイルムについて知ることです。詳しい事業内容だけではなく、直近の売上推移や今後の戦略なども併せて理解しておきましょう。まずは、事業内容についてお伝えします。

事業内容

フジフイルムの事業内容は、実に多彩です。カメラやプリントサービスの「イメージング」、健康領域の「ヘルスケア」、産業分野に必要な「産業機材」、印刷の「グラフィックシステム」、レンズの「光学デバイス」がメイン事業になります。それぞれについて詳しくみていきましょう。

イメージング
「イメージング」は、撮影や出力に欠かせない事業です。デジタルカメラやインスタントカメラだけではなく、「写ルンです」などのカメラやさまざまなプリントサービスも手掛けています。デジタルカメラ市場においては、高い技術力を駆使した製品をつくり、プリントサービスでは、フォトブックなども作成できます。

ヘルスケア
ヘルスケア事業では、X線画像診断システムや内視鏡システム、化粧品、サプリメント、ヘアケア、医薬品など、多彩な製品・サービスをリリースしています。近年では、この事業が売上高をアップしている傾向にあり、現在も研究や開発が進められています。

産業機材
産業機材事業には、電子機器に必要な半導体に欠かせない「フォトレジスト」、カメラや自動車に応用している「イメージセンサー」、スマホやタブレットなどタッチパネル用のセンサーフィルム、細かいろ過を実現できる「ミクロフィルター」など、産業に欠かせない機器や材料もリリースしているのは、富士フイルムの特徴です。

グラフィックシステム
「グラフィックシステム」は、印刷に欠かせない機器などを製造している事業です。インクジェット用材料、スキャナー、CTPシステムから、出力機、インクジェットデジタルプレスなど、幅広く業務用の印刷機器・材料をリリースしています。

光学デバイス
光学デバイス事業では、カメラのレンズなどを開発し、販売しています。高度な技術力を駆使して、セキュリティ用レンズ、テレビレンズ、シネマ用レンズなど幅広く取りそろえ、世界中にリリースしています。

過去3年間の売上/利益推移

これからは富士フイルムホールディングスの、過去3年間の売上と利益推移をみていきます。データは下記のサイトを参照しましたが、営業利益率は計算した後で、端数を切り捨てしています。

(単位/億) 2016年度 2017年度 2018年度
売上 24,603 23,221 24,333
営業利益 1,806 1,722 1,306
当期利益 1,164 1,315 1,406
営業利益率 5% 6% 6%

画像 2012年から2015年にかけて、売り上げも利益も伸びています。2016年から2017年にかけては、売り上げが下降傾向に。上記の表にはありませんが、2018年には、売り上げが24,633(単位/億)に回復します。上記の表は「富士フイルム」単体ではなく、富士フイルムホールディングスの売上、利益推移です

次年度の戦略

富士フイルムはフィルム会社のイメージが強いですが、今では化粧品や医薬品業界に展開し、成功を収めている企業といえるでしょう。そのため、今後は、ヘルスケアやドキュメントなどを中心にマーケットを拡大していく予定です。

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2018年の富士フイルムに関するトピックス

上記のような詳しい事業内容などを知るだけではなく、最新ニュースにも目を通しておきましょう。本記事では、ディープラーニング用スーパーコンピュータ、インディアナ大学医学部と提携、写真プリントについて取りあげましょう。

AI技術開発に向けのディープラーニング用スーパーコンピュータ

ディープラーニング用スーパーコンピュータを導入することにより、ヘルスケアなどのさまざまな事業で活躍できるAI技術の開発速度を上げることを富士フイルムは発表しました。
現状でもAI技術を駆使して開発などを進めていますが、ディープラーニング用スーパーコンピュータにより、さらに計算処理時間など短時間で行い、AI技術の進化を加速させます。

インディアナ大学医学部と提携

富士フイルムは、インディアナ大学医学部と提携し、医療画像診断支援システムの研究・開発を行います。インディアナ大学医学部は、アメリカの高度先端医療機関です。富士フイルムのAI技術力、インディアナ大学医学部のノウハウを組み合わせることで、さらなる技術力の進歩やワークフローのサポートを目指します。

スマホから簡単にプリントできるサービス

2017年に「超簡単プリント」というスマホアプリをリリースしました。このサービスは、撮影した写真をプリントして自宅に届けてくれるものです。ワンコインという安値であることも嬉しいポイントですが、すぐに写真がほしい人向けに、セブン-イレブンで受け取れるサービスも開始しました。

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家電業界の動向

OB訪問前には、企業研究だけではなく、業界動向もチェックしておきましょう。富士フイルムは多彩な事業を展開しているため、精密機器、化粧品など、さまざまな業界に分類することができますが、本記事では、家電業界として解説します。

家電業界の業績推移

家電業界は、さまざまな分野の中でも大きな業界となります。2005年から2007年までは、順調に売り上げをアップさせていましたが、2008年からは下降傾向に。2013年にふたたび右肩上がりになりますが、かつてほどの伸びはありません。

韓国メーカーの躍進や消費低迷により下降傾向

2008年からは下降傾向になってしまった原因として挙げられるのは、韓国メーカーとの競争により、家電そのものの金額が下がったことです。世界恐慌や地デジ移行などもあいまって、大手メーカーが赤字経営になってしまいました。その後は回復傾向になるものの、人口減少などの要因で売り上げに伸び悩んでいます。

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富士フイルムへOB訪問に行く前に準備すべき3つの項目

富士フイルムへOB訪問に行く前には、なにを準備すればよいでしょうか。まずすべきことは、日程の調整・確認です。それから企業・業界動向の研究を行いましょう。質問を作成し、それを事前に送付しておくことも重要です。富士フイルムへOB訪問に行く前に準備すべき項目をまとめていきます。

日程調整は重要

OB訪問は、日程調整からはじめるといっても過言ではありません。富士フイルムのような大きな組織であれば、さまざまな職種があり、多忙の先輩たちも多い可能性があります。そのため、しっかりと面談などの時間がとれるように、メールなどで事前に日程を調整しておきましょう。
そして、何度もやり取りをしてしまうとOBに迷惑をかけてしまいますので、自分の予定があいている曜日・時間帯を幅広く伝えるようにしましょう。そうすれば、スムーズに日程が決まる可能性が高まります。メールのマナーに自信のない人は、事前に身につけておいてください。

富士フイルムについて熟知する

企業を研究することは重要です。しっかりと調べることで、先輩たちに聞きたい質問が浮かぶようになるでしょう。逆に、きちんとリサーチをしていない場合は、相手に失礼になります。基本的には、ホームページや会社資料などには目を通しましょう。
採用ページであれば、さまざまな情報がまとまっている可能性が高いです。「売上高」、「当期純利益」、「営業利益率」などもチェックすることをおすすめします。また、企業研究だけではなく、業界動向もチェックしてください。
富士フイルムであれば、見方によって、さまざまな業界に分類することができますので、それぞれについて調べるようにしましょう。企業・業界研究をすることで、就活に有益な情報を得るような質問をつくることができます。

聞くべきことを聞くために質問作成

日程を調整して、企業・業界研究を深め、そして、OB訪問に必要な質問を作成しましょう。OB訪問は、会社の説明を受けることがメインではなく、先輩に質問できる絶好のチャンスです。仕事のこと、会社のこと、将来性、福利厚生、キャリアパスなど、自分のほしい情報を入手してください。
避けるべき質問は、ネガティブなことです。離職率などは、先輩に質問するのではなく、口コミなどで調べましょう。また、就活に役立たない質問もしないほうがよいです。限られた時間の中での面談ですので、無駄な時間を過ごさないようにしてください。

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OB/OGへの質問を準備

OB/OGへの質問は、できるだけ現場の人しかわからないようなことを聞くべきです。また、選考に活かせるのか、自分と企業はマッチするのかも意識しましょう。せっかくの機会ですので、有意義な時間を過ごせるよう、質問のチョイスは慎重に行ってください。

現場の声で企業の強みを知る

現場の社員だからこそ知っている会社の強みを聞いてみましょう。入社する企業の特徴について理解を深めることで、入社後のイメージを掴める可能性があります。

- 他の企業にはない特徴はなにがあるでしょうか。

他社との比較内容をヒアリングすることで、会社の強みを理解できます。そしてそれが、志望動機の作成に役立ち、選考時に有益な情報を入手できることにもつながるでしょう。富士フイルムは、上記のトピックスなどでも触れてきたとおり、グローバル展開を進めている企業です。
富士フイルムグループは、世界各国に開かれ、連結子会社は、277社もあります(2017年3月31日現在)。こうしたグローバル化のディテールだけではなく、さまざまな事業内容の詳細を聞いてもよいでしょう。

- グローバル企業だからこその制度などはあるのでしょうか。

グローバル経済を意識している人は、富士フイルムのグローバル人材育成制度などについてもヒアリングしてみてはいかがでしょうか。この質問は、自身のキャリアプランにもつながります。
「短期テーマ派遣制度」、専門家を育てる「トレーニー制度」、「海外留学制度」、「インドMOT研修」、「語学強化」など、富士フイルムでは、さまざまなグローバル人材育成のための制度を整えています。「世界を視野に」という野心に溢れている人は、ぜひこうしたグローバル経済に関連することを聞いてみてください。

事前に福利厚生を知ろう

入社後でも構いませんが、事前に福利厚生の詳細を知ることもおすすめです。腰を据えて働くからこそ、福利厚生は気になるポイントになるでしょう。では、どのような質問をすればよいのでしょうか。

- 産休・育休の実態をお教えください。

産休・育休制度の充実は、無視できない福利厚生です。長期的に働くために、さまざまな休日制度の実態についてヒアリングすることもわるくありません。富士フイルムの多様な働き方をサポートする制度は、実に多彩です。
産休・育休制度はもちろんのこと、短時間勤務制度、看護休暇制度、在宅勤務制度、再入社制度など柔軟な働き方を実現できる環境でしょう。専門力を磨くために、専門職制度などもあります。こうした制度面の詳細を先輩たちに聞くことで、会社の雰囲気などを掴むことも可能です。

- 若手社員も活躍できる風土でしょうか。

若いうちから活躍できる環境なのか質問することで、社内の活気や将来性を知ることができます。富士フイルムでは、若手社員の育成に注力し、さまざまな研修プログラムを用意しています。OJTや新入社員研修といったオーソドックスな育成プログラムだけではなく、専門技術系研修などのハイレベルかつビジネスシーンに有益なスキルを修得できる内容もあります。
先輩たちには、研修は実際の業務にどれくらい活かせるのか、研修の具体的な内容などを質問してみましょう。そうすることで、自身のキャリアプランなどを組み立てることも可能です。

仕事内容の理解を深める

入社後のイメージをよりクリアにするためには、仕事の内容の理解を深めるようにしましょう。富士フイルムには、多彩な職種があり、それぞれに特徴があります。自分のやりたい業務があれば、詳しくヒアリングすることをおすすめします。

- ○○という仕事内容はどういうものでしょうか。

富士フイルム内の気になる職種について、具体的な業務内容については1日のスケジュールを聞くことがおすすめです。大手企業だからこそ、職種はさまざま。事務系職種であれば、国内外の営業、広報、経理、法務、経営企画、人事、生産管理などがあります。
技術系であれば、材料・機器・ソフトウエア・生産・製造技術開発、知的財産などが挙げられるでしょう。多彩な業務領域があるからこそ、質問したい内容も増加することがありますが、自分の本当に聞きたいことを厳選してヒアリングを行ってください。

- どんなときに仕事のやりがいを実感できますか。

仕事をする上で欠かせないことに、「やりがい」があります。長期的に働くためには、仕事のやりがいを無視できません。現場の人たちに、仕事のやりがいを聞き出し、就活に活かせるようにしましょう。富士フイルムであれば、多岐にわたる事業を展開し、研究や開発も行っている組織です。
化粧品・医薬品の分野で躍進しているからこそ、これらの領域に従事する醍醐味などをぜひ質問してみてください。業務内で集中していること、問題点、注意ポイントのヒアリングもおすすめです。
ニーズに合わせて注力している事業内容を転換し、またグローバルで活躍し、さまざまな職種がある富士フイルムは、OB訪問で聞くべきことがたくさんあるでしょう。しかしながら、「質問をつくりすぎて制限時間を過ぎてしまった」、「本当に聞きたいことを聞けなかった」ということにはならないように、事前の準備をしっかり行ってください。

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富士フイルムのOB訪問に出かけよう

富士フイルムのOB訪問で、就活の選考に役立つ情報をたくさん入手することは可能です。そのためには、まずは、しっかりと企業研究しておきましょう。
「イメージング」、「ヘルスケア」、「産業機材」、「グラフィックシステム」、「光学デバイス」という多彩な事業を展開している富士フイルムは、グローバルで躍進していることもあり、きちんと調べないと組織全体について理解することは難しいです。企業研究のあとは、業界動向についても理解を深めておきましょう。
富士フイルムへOB訪問に行く前に準備すべきこと、当日に質問する内容について知ることも重要です。企業側に失礼にならないように、事前に調べるべきことは調べておきましょう。
いずれにせよ、ホームページや会社資料はしっかりと読み込んでおいてください。そうすれば、富士フイルムのOB訪問で有意義な時間を過ごし、就活に活かせる情報を入手することができるでしょう。

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