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企業研究

NTT東日本へのOB/OG訪問に向けて|基礎知識と事前準備

NTT東日本(東日本電信電話株式会社)は日本最大手の電気通信事業者で、全国的に学生人気の高い企業として有名です。NTT東日本の就職活動をするにあたって、電気通信業界の動向などの基礎知識と、OB/OG訪問の準備をまとめました。

NTT東日本(東日本電信電話株式会社)の基本情報

NTT東日本の正式な商号は「東日本電信電話株式会社」であり、日本最大手の電気通信事業者です。本社所在地は東京都新宿区西新宿です。資本金は3,350億円。従業員数は4,700人(2018年3月31日現在)です。
日本電信電話傘下の子会社であり、更に地域子会社4社(南関東・関信越・東北・北海道)と、多数のグループ会社(NTTエムイーなど情報通信エンジニアリング、NTTタウンページなど電話帳ビジネス・印刷など)を持ちます。

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企業概要

NTT東日本の企業概要は以下のとおりです。事業内容はシンプルに「東日本地域における地域電気通信業務 およびこれに附帯する業務、目的達成業務、活用業務」のみとなっています。
しかし、これはこの事業内容の「地域電気通信業務」が非常に幅広い意味を持つ事を理解しておく必要があります。それだけ大きな業務内容と、通信事業が持つ社会的な意味を考えておくことが大切です。

事業内容

東日本地域における地域電気通信業務

東日本:北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県及び長野県

地域についての詳細な情報は上記となり、これらは地域子会社4社(南関東・関信越・東北・北海道)のエリアとも関係します。
地域電気通信業務とは、県内通話に係る電話、専用、総合デジタル通信などの電気通信サービスを指します。音声電話のサービス提供と保守だけではなく、フレッツ光などのインターネットサービスや電報、通信機器などの販売も事業に含まれています。

過去3年間の売上/利益推移

これからは東日本電信電話株式会社(NTT東日本)の、過去3年間の売上と利益推移をみていきます。データは下記のサイトを参照しましたが、営業利益率は計算した後で、端数を切り捨てしています。

(単位/億) 2015年度 2016年度 2017年度
売上 17,223 16,722 16,462
営業利益 1,618 1,891 2,600
当期利益 1,187 1,496 1,524
営業利益率 7% 9% 9%

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NTT東日本が公開している営業利益の推移と、日本電信電話株式会社(NTT東日本の親会社)の業績の推移のグラフです。

次年度の戦略

東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は、平成30年度事業計画について、総務大臣に認可申請を行っています。その抜粋が以下となります。
「平成30年度の事業経営にあたっては、引き続き力強い経済成長が期待される中、この基本的考え方に基づき、家庭や地域コミュニティにおける生活に密着したICTの新たな利用シーンの創出、Wi-Fi等を活用したICT利用環境の充実、ビジネスユーザ向けのサービス開発・提供等を通じて、光アクセスのより一層の普及拡大と利活用促進に努めるとともに、NGNによるブロードバンドネットワーク環境の更なる高度化・強靭化と普及を実現していく。」
このニュースリリースについては、NTT東日本の平成30年度の事業計画を一つの文書としてまとめたものが掲載されており、また通信業界についての大きな流れをも解説するものとなっています。NTT東日本だけではなく、すべての電気通信業界志望者にとって役立つ内容となっていますので、是非全文を読んでみてください。
参考:https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20180301_01.html

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2018年のNTT東日本に関するトピックス

インターネット上のニュースとして配信されたもので、2018年のNTT東日本についてのものをいくつかピックアップしました。ネットワークの技術的なニュース、災害時のインフラ支援の対応以外にも、スポーツ(オリンピック・パラリンピックとも)の支援を行っており、野球部・バドミントン部・漕艇部が特に有名です。

NTT東日本のアクセラレータープログラムにSynamonが採択

VRサービス「NEUTRANS」を開発・展開するSynamonは、NTT東日本が実施する事業共創を目的としたアクセラレータープログラムに採択。
今回Synamonが採択されたNTT東日本主催のアクセラレータープログラムでは、NTT東日本の事業やアセットと、先進性や新規性が高いベンチャー企業のサービスを掛け合わせ、双方のビジネスを成長させることを目的としている。

北海道で震度7の大地震--携帯各社やIT企業の支援策まとめ

9月6日の朝3時8分、北海道胆東地方で最大震度7の地震が発生した。これを受けて、携帯キャリアやIT各社は相次いで被災者支援策を発表している。NTT東日本は、北海道全域で公衆電話を無料化したことを発表した。なお、北海道の一部地域で、アナログ電話やひかり電話などが利用できない状態が続いているという。

ヤマト引っ越し不正で過大請求、20年前にもNTT東が被害、数千万円返金

1990年代後半に、NTT東日本への過大請求が発覚し、ヤマト側が返金していた。金額は数千万円に上るとみられる。不正を内部告発した子会社の元支店長は「水増し請求は2010年ごろから始まった」と証言しているが、さらに10年以上前にもあったことになる。
ヤマトはNTT東の子会社からグループ社員の引っ越しを委託されていた98~99年ごろ、作業員の人数を水増しする手法で料金を過大に請求。NTT東側に指摘され、返金した。当時は現在のヤマトHD前身の旧ヤマト運輸が引っ越し業務を手掛けていた。

桃田賢斗が快挙…日本男子初の世界ランキング1位

世界バドミントン連盟(BWF)は27日、最新の世界ランキングを発表。男子シングルスで18年世界選手権金メダルの桃田賢斗(24)=NTT東日本=が日本男子初の世界ランキング1位に就いた。
桃田は16年4月に自己最高位となる2位をマークした直後、違法賭博への関与が発覚し、世界ランキングも抹消された。一度は自らの過ちで選手生命の危機にありながら立ち直った。NTT東日本で指導する須賀隆弘監督も「大変な偉業であり、喜ばしいこと」と同社を通じ、コメントを寄せた。

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電気通信業界の動向

NTT東日本を含めた、電気通信業界の動向などをまとめました。技術革新によって影響を大きくうける業界のため、ここにピックアップしたニュースだけではなく、日々インターネットや新聞などの報道を確認してください、

電気通信事業者数は増加傾向

2016年度末における電気通信事業者数は1万8,178社(登録事業者316社、届出事業者1万7,862社)となっています。事業者数は増加傾向にあります。

一種指定事業者・二種指定事業者

通信業界の中で、NTT東日本、NTT西日本は一種指定事業者(固定回線契約数のシェアが50%を超える電気通信事業者)となります。
また、移動通信市場において、端末シェアが10%を超える電気通信事業者(NTTドコモ、ソフトバンク、KDDIなど)を二種指定事業者と呼んでいます。NTT東日本は名実ともに日本の通信業界の最大企業だと言えます。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて

NTT東日本が手がける、固定通信分野においては、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、国内の情報通信基盤を高めていくため、光回線の普及が一層進められています。
固定電話の契約台数は減少していますが、無線サービスやクラウドサービスなどもNTT東日本が保有する巨大な通信基盤の上に成り立っています。現在も固定通信の重要性は失われておらず、むしろこれからも生活やビジネスになくてはならない役割を持っていると言えるでしょう。

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NTT東日本へOB訪問に行く前に準備すべき2つの項目

NTT東日本へのOB/OG訪問の前に、以下の2点において内容を確認し、質問に役立てるようにしましょう。

NTT東日本の公式サイトを確認しておく

NTT東日本では新卒採用・中途採用とも特設サイトが用意されています。また、会社概要のページでは会社案内パンフレットもpdf形式で配布されています。
最低限、IR情報、会社概要ページと新卒採用ページは目を通して、NTT東日本の具体的なイメージを持つ助けにしておきましょう。IR情報には 企業の戦略、通信業界の現状、現在のシェアなどが細かく書いてあります。
訪問するOB/OGが決まっている場合は、特にその職種や所属部署などを新卒採用ページから探して確認しておきましょう。OB/OGは、大学から紹介して貰える場合もありますし、説明会などに来ていた方に直接連絡をとってお願いする例もあります。
また、近年ではOB訪問/OG訪問にも使える企業とのマッチングアプリ・サービスがインターネットで利用することもできます。
可能であれば自分の志望に近い職種・分野のOB/OGを訪問しましょう。NTT東日本では例えば同じエンジニア・同じ営業であったとしても、配属された部署や専門とする商品が異なると、業務の内容が大きく違うからです。
「自分の志望するジャンルとちがう分野のOB/OGを訪問した結果、表面的な話題に終始し、業務の詳しい話が聞けなかった・聞いてもわからなかった」となると、お互いに不幸な訪問となってしまいます。
また、エンジニア志望であれば特に技術情報についてのニュースなどは確認しておき、自分の専攻・研究や、興味のある分野での動きを調べておきましょう。
「電気通信」は技術の進化の恩恵と影響を非常に大きく感じられる業界です。自分や周囲の知識だけではなく、日々新しいことを学んで取り入れる姿勢を身につけ、それを楽しむようになることが大切です。

自分が契約するサービスを確認しておく

現在は一人暮らしでも自宅にインターネット回線を持っている学生は多いと思います。今、自分が使っているサービスの企業や、契約内容(光回線なのか、それ以外なのか。)を確認してみましょう。
実家で家族と生活している場合でも、寡占ではなく自由化の進んだ現在では、以前と比較すると、通信サービスは多様な会社・多様なプランから選択が可能です。
また固定サービスだけではなく、自分の携帯電話の企業や、契約内容(プランなど)も調べておきましょう。特にNTTグループで契約することで選考に有利・不利があるわけではありませんが、どの企業だとしても自分が使っている通信サービスを振り返り、把握しておくことが大切です。
固定電話を引いていない・インターネット回線を自宅に持っていないとしても、現代の学生であれば必ず通信の恩恵を受けているので、自分の生活との関わりを具体的に調べてみましょう。まず、このページをあなたはどういった環境・サービスの上で閲覧しているのでしょうか?身近なところから「通信」を考える思考を身に着けましょう。

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OB/OGへの質問を準備

NTT東日本のOB/OG訪問で、具体的な質問例をまとめました。OB/OG訪問では実際にNTT東日本で働く社員に直接質問できるので、特に以下の2点について意味のある質問かを自問し、貴重な時間を浪費することのないようにしましょう。
NTT東日本の就職活動では、特に「人との対話」を重視し、会社説明会やOB/OG訪問でも十分な時間をとって納得のいくまで学生の質問に答えてくれる場合が多いとのことです。その時間を無駄にすることなく選考に役立てるために、事前にできる準備はできる限りしておきましょう。

社員の生の声を聞く

- 現在の仕事の具体的な内容を教えてください
- 一日/一週間の仕事の流れを教えてください

OB/OG訪問ではごく一般的な質問ですが、NTT東日本の業務や職種は多岐に渡るため、所属や職種によって大きく勤務形態が異なります。また、通信という生活の基盤を担うだけに、有事の際は対応を求められる責任感も必要になってくるでしょう。そういったことを実際に働くOB/OGに質問してみましょう。
漠然と「大企業で働きたい」「安定した仕事がしたい」というだけの志望動機では、非常に倍率の高いNTT東日本の採用ステップでは自然とふるい落とされてしまいます。
生の声で「NTT東日本の仕事の意義とやりがい」を確認しておくことが大切です。また、そこで具体的に自分がどうNTT東日本という組織の中で役立つことができるかとイメージすることができるでしょう。
OB/OGとの充実した対話にするために、志望動機は一つだけではなく、複数考えてすぐ答えられるようにしましょう。

選考に役立てる

- ESを見ていただくことはできますか?(添削をお願いできる事もある)
- 大学時代何を学んでいましたか?
- なぜ通信業界を選んだか、ご自身のことをおしえてください

また「通信」というものを選択した理由や社会的意義などは、営業でもエンジニアでも必ずその後の選考ステップで問われることとなります。
形のないものを作ること・売ること・サービスを維持することを考えるきっかけにするためにも、OB/OG訪問で「なぜ通信業界を選んだか」「通信業界で働くことの難しさと楽しさ」を実際に今働いている方に質問してみましょう。
エントリーシートなどを見てブラッシュアップしてくださる機会もありますので、事前に必ず用意しておきましょう。きちんと事前に用意したものであれば、必ず選考に役立つようなアドバイスを頂けるでしょう。

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NTT東日本で働きたいあなたへ

電気通信業の中でも、一種指定事業者に指定されているNTT東日本は、社会の基本的なインフラであり、公益性の高い企業と言えます。現代の電気通信業はブロードバンド化・グローバル化の進展や、固定電話から移動型への急速な変化など、従来の枠組みを超えた構造変化の渦中にあります。
また、2018年は西日本の豪雨、北海道での大地震など、大規模な天災がありました。NTT東日本の営業エリアとは異なりますが、特に「通信」という面においては多くの影響があることを否定できません。2018年9月現在でも、災害用伝言ダイヤル「171」、災害用伝言板「web171」がNTT東日本によって提供されています。
そのようなサービスをNTT東日本がいち早く提供できる背景にはどのような日々の努力があるのでしょうか? また、それが必要とされているのはなぜでしょうか? 「みなし公務員」という、組織とその人員を厳しく律する仕組みがあるのはなぜでしょうか?
そういった状況や、社会的意義を踏まえた上でOB/OG訪問を行えば、きっと有意義なものになるでしょう。公益性が高い上に、日々の技術やトレンドの影響を大きく受ける電気通信業の中の最大企業であるNTT東日本。
その内定を獲得するには「人との対話」「通信というものが持つ社会的意義を深く考えること」の両方が不可欠です。OB/OG訪問のために、今一度自分にできる準備は無いかを考えてみることをお勧めします。

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