旭化成の事業はさまざまで活躍する方法も数多い
旭化成は、繊維事業・ケミカル事業を中心にそれらの技術を応用した、エレクトロニクス事業・住宅事業・医療事業と非常に幅広い事業を展開しています。その技術の高さから事業をグローバルに展開しており、今後も成長が世界に期待されている企業です。
それだけ旭化成にはさまざまな働き方があるといえます。OB/OG訪問するときは、その事業内容や業績を把握してそれを踏まえて自分にどのようにマッチするか、どのようなキャリアプランが考えられるか、どこで活躍したいかを想定しておきたいものです。そんな人にこそOB/OGも、具体的にぴったりなアドバイスをプレゼントしてくれるに違いありません。
企業概要
旭化成グループの技術や製品は、食品包装用ラップフィルム「サランラップ」のような、毎日の暮らしに欠かせない製品から、生活をより快適にするPC・スマートフォンの電子部品や自動車パーツに使われる高機能樹脂、人々の命を支える医薬品やAEDなどさまざまな場面で活躍しています。
事業内容
旭化成グループは、時代の要請やニーズに応えるように事業ポートフォリオを積極的に転換してきました。社会の環境や問題に対し、製品やサービスの提供を通じて解決策を示し続けてきたのです。
繊維事業
ケミカルをベースとした高度な技術と新たな発想で、地球にやさしく付加価値の高い素材・製品を開発し未来の暮らしをリードするのが「マテリアル領域」です。
その中の繊維事業は、旭化成の祖業であり世界オンリーワン製品でもあるキュブラ繊維「ベンベルグ」など、90年におよぶ原糸、原綿、生地づくりの経験から培った技術により独自性と差別性のあるユニークな繊維素材を世界に提供しています。
ベンベルグのほか、伸縮性に優れストッキングやスポーツウェアなど用途の広い「ロイカ」や、高強度・高耐熱・高耐久性からエアバッグやタイヤの補強材として需要の高い「レオナ」、紙オムツ向けのスパンボンド不織布など、旭化成ならではの商品群はこの事業から生まれています。
ケミカル事業
石油化学製品の原料となる基礎化学品から、環境にやさしい高機能素材や「サランラップ」などの消費材まで、ケミカル技術をベースとした多彩な事業を展開し、さらなるグローバル化と高付加価値化を進めています。
自動車の安全性と少年ピセイを両立させるエコタイヤ向け合成ゴム「S-SBR」や、高機能化・高付加価値化が進むプリント配線板などの回線形成に使われる感光性ドライフィルム「サンフォート」は、旭化成のコアであるケミカル技術をベースにしています。中でもバリア性・密着性・耐熱性に優れる「サランラップ」は、発売以来50年以上の歴史があるナンバーワンブランドです。
エレクトロニクス事業
旭化成とグループ会社である旭化成エレクトロニクスは、モバイル機器や自動車などに使われるリチウムイオン二次電池・鉛蓄電池向けのバッテリーセパレータや、LSI・センサ製品など他社の追随を許さない先端技術を誇っています。
モバイル機器に欠かせないバッテリーの小型化・高性能化に使うリチウムイオン二次電池用セパレータ「ハイポア・セルガード」や、世界の10億台を超える自動車に搭載されている鉛蓄電池用セパレータ「ダラミック」は今後も需要拡大が期待されています。
また、オーディオ・ボイス向けLSIはオーディオ市場で30年以上、音の関する技術を追求しており、電子コンパスはモバイル機器に使うナビゲーションシステムの一部として世界ナンバーワンのシェアを占めています。
住宅・建材事業
旭化成ホームズは、高度なケミカル技術を利用した軽量気泡コンクリートのトップブランド「ヘーベル」や、省エネルギー住宅に最適な高性能断熱材「ネオマフォーム」をはじめとした多様化したニーズに応えるソリューション型の建築素材も数多く提供しています。
また、それらを使った住宅事業では、半世紀以上お客様の高い満足度を維持する長寿命住宅の実現を目指しています。安全・安心・快適な住宅を提供すると同時に、リフォームや不動産流通、都市開発などの周辺事業と一体となって、豊かな暮らしの舞台を生み出しています。
医薬・医療・クリティカルケア事業
ケミカル技術のもう一つの方向性が「医療」です。高度な技術を進化・融合させ、社会が求める医療ニーズに応え、体の不調に悩む人々の生活の質の向上に貢献しています。
医薬事業では整形外科を中心に救急・集中治療、泌尿器、免疫、中枢神経などの領域へ新薬を送り出し、研究開発型スペシャリティファーマとして世界に通用する新薬の創出を進めています。
また医療事業ではそれら新薬の安全・効率的な製造を可能とする製造プロセル製品などで、クリティカルケア事業ではAEDをはじめとする各種除細動器や体温管理システムなどによって、それぞれ世界の医療の進歩と現場における実際の救命に貢献しています。
過去3年間の売上/利益推移
これからは旭化成の、過去3年間の売上と利益推移をみていきます。データは下記のサイトを参照しましたが、営業利益率は計算した後で、端数を切り捨てしています。
(単位/億) | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 |
売上 | 19,409 | 18,829 | 20,422 |
営業利益 | 1,652 | 1,592 | 1,984 |
当期利益 | 917 | 1,150 | 1,702 |
営業利益率 | 5% | 6% | 8% |
旭化成は培ってきた技術と経験を生かし、また社会の要請に応じた事業転換によって成長してきました。近年は効率的な組織再編によってその売上高、経営の効率化による営業利益率の向上に努めています。
次年度の戦略
順調に業績を上げている旭化成ですが、今後の中期計画での基本戦略においても現在の事業を強化すると同時に新規事業の開発を進めるとしています。
2025年に旭化成のあるべき姿としての「収益性の高い付加価値型事業の集合体」に向かい、それまでを多角的な事業と多様な人材の結束など次なる飛躍の基盤を作る期間とし、企業価値の向上を図るのです。
そのために、現在の事業の領域間を横断するように経営資源を融合させ、競争優位性の追求によりさらなる収益力の向上を図ると同時に、新事業を創出して社会のさまざまな問題のために新しい解決法を提案します。
また、それらの事業を日本・アジア・北米・欧州それぞれでのエリア戦略を明確にし、TPPなどの新たな通称秩序に対応しグローバル展開を加速します。
2018年の旭化成に関するトピックス
幅広い事業を展開している旭化成ですから、トピックスのジャンルにもさまざまなものがあります。スポーツに関しては柔道や陸上競技などオリンピックで高い成績を収める選手を多数輩出していますが、本業での話題もたくさん提供しています。
最高音質とポータビリティを追求したAstell&Kern新プレーヤー「SP1000M」
Aster&Kernは、新ポータブルオーディオプレーヤー「A&ultima SP1000M」を発表しました。SP1000Mは、最上位モデル「A&ultima SP1000」のフォローアップモデルと位置付けられ、旭化成エレクトロニクス製DACチップ「AK4497EQ」のデュアル搭載などSP1000の主要パーツを継承しながらディスプレイサイズを5型から4.1型に、ボディフレームをステンレススティール/純銅からアルミニウムへ変更することでより小型・軽量化しました。
DACとは、「Digital Analog Converter」の略で、デジタル信号をアナログ信号に変換する回路またはコンポーネントを指します。デジタル機器が主流となった現代で、その再生にDACは欠かせません。
デバイスとしてのDACはわずか数mm角のLSIですが、内蔵する機能は多岐に渡ります。それだけに製造には繊細な加工プロセスが不可欠で、メーカーや設計によって性能が大きく変わります。その中で、旭化成エレクトロニクスのDACは多くの製品に採用され高い評価を受けています。
繊維業界の働きやすい企業ランキング、3位クラレ、2位帝人、1位は?
日常生活のあらゆる場面で活用されている繊維。それだけに景気に関係なく常に必要な素材であるため、それを取り扱う企業は安定した経営基盤を有しているといわれています。
年間2,000万人が訪れる企業口コミ・給与明細サイトが、「労働時間」、「やりがい」、「休日」、「給与」、「ホワイト度」の6項目評価の平均点の高い繊維製品業界に属する企業をまとめました。
それによると、東レ・ワコール・クラレ・帝人といった国内繊維大手を抑えてトップとなったのが旭化成です。旭化成は次世代育成支援の取り組みが優秀な企業として厚生労働省から認定されており、勤務環境についてはすでにお墨付きといえますが、今回のアンケートはそれを裏付ける結果となりました。
旭化成はグループ全体で仕事と介護の両立のための制度づくりに注力しており、通算1年間の休業や3年間に2回の介護短時間勤務を取得することが可能です。報酬は他の企業に比べ圧倒的に高く、本人の頑張り次第では申し出てテストに合格すると資格が得られてランクとともに給与も上がる仕組みが整っています。
一方で、出張を除いた事務所作業での残業時間は月平均30時間程度。年間360時間を超えないよう管理されています。勤務待遇や福利厚生は、人材が安心して存分に能力を発揮するために欠かせない要素です。社員の状況に合わせたこれほど手厚い制度があるのは、旭化成グループが高い人気を博している要因となっています。
海洋プラスチックごみ対策を 化学メーカーが協議会
日本化学工業協会など5つの業界団体は、プラスチックごみによる海洋汚染について対応協議会の第1回会合を開き、この問題に今後取り組んでいくことになりました。設立された「海洋プラスチック問題対応協議会」には、旭化成をはじめとした大手化学メーカーら40団体が参加を表明しています。
プラスチックは熱が加えられたり太陽の光があたったりすると、もろく砕けやすくなります。流木や海藻なら、微生物などの働きでやがては分解され二酸化炭素や水などに戻りますが、プラスチックは自然と分解されることはありません。
最近注目を集めている海のゴミの中でもプラスチックのゴミ、とりわけ「マイクロプラスチック」とよばれる直径5mm以下の非常に小さなプラスチックは、海の生物が間違えて食べてしまい生態系への影響が懸念されています。
協議会では、外部調査会社を起用してプラスチックゴミの国内での処理状況などの情報を集めて問題意識を共有するほか、アジアの新興国に対してプラスチック廃棄物の管理向上に向けた支援などを行うとしています。
日本では年間140万トンのプラスチックがリサイクルされず、焼却や埋め立て処理されています。プラスチックの問題をめぐってはEU(ヨーロッパ連合)が2030年までにプラスチック包装をなくす目標を発表したり、スターバックスやすかいらーくなどがプラスチックストローの使用を廃止する方針を表明するなど関心は高まっています。
繊維業界の動向
かねてから中国や東南アジアからの安価な衣料品の大量輸入と、少子高齢化や人口減少などといった国内市場の縮小、2008年のリーマンショックと2011年の東日本大地震の影響が大きく、繊維業界は依然として苦境下にあります。しかしその一方、新事業の開発や方針転換によって国内大手の業績は回復傾向にあります。
繊維業界の業績推移
繊維業界は2009年に落ち込みましたが、以降堅調に回復しています。国内では中国や東南アジアからの安価での大量輸入、衣料品の伸び悩みなどにより縮小基調にありましたが、大手は海外の大型M&Aに乗り出し、衣料品繊維事業の見直し、すなわち炭素繊維やアラミド繊維・高機能ポリエチレン繊維など価格競争力のある高付加価値製品へとシフトし始めました。
近年、世界では中国の繊維メーカーが急激な伸びをみせており、世界の繊維生産量の50%を超えるシェアを握るほどになっています。そこで、国内繊維大手はM&Aで得た技術をもとに、樹脂や工学フィルムなど従来の繊維事業から電子関連分野など繊維事業でのノウハウを生かせる非繊維事業へとコア事業をシフトするメーカーが増えています。旭化成の住宅・建材事業や医療・医薬事業もその1つといえます。
培ってきた技術を応用した事業への転換
一方で、繊維メーカーとして海外に展開する例も増えています。東レはアメリカ・ボーイング社と10年以上にわたり1兆円を超える炭素繊維の受注を発表しました。ボーイングとは次世代航空機の共同開発も盛り込まれており、大きな収益源となることを期待されています。
また、2016年には東レがインドでエアバッグ向け生地の新工場を稼働し、中東諸国の民族衣装「ガンドゥーラ」の生地「トーブ」で高いシェアを握る東洋紡は中東市場を強化、帝人はタイでアラミド繊維の生産設備増強を発表しています。
かつては衣料用繊維として日本の産業を牽引してきた繊維業界ですが、現在ではその座を中国に奪われました。しかし、一方でこれまで培ってきた日本の繊維技術とその品質は、今でも海外で高い評価を受けています。この強みをこれからどのように発揮できるかが注目されています。
旭化成へOB訪問に行く前に準備すべき3つの項目
今繊維業界は、衣料用繊維よりその技術を応用したさまざまな事業に方針を転換しています。旭化成は今後さらにグローバルな展開を公表していますし、新規事業の開発にも注力するとしています。そんな旭化成へのOB/OG訪問に際して準備すべき項目は以下のようになります。
事業の種類とそれぞれの内容を熟知する
たくさんの事業を展開している旭化成ですから、OB/OGがどのような仕事に従事しているのかはわかりません。インタビューするOB/OGがどの事業に属し、その中でどのような役割を果たしているかは、こちらからのさまざまな質問に対する答えの「前提」となります。そのため、事前に各事業が、グループにおいてどのようなポジションにあるかを知っておく必要があります。
例えばエレクトロニクス事業で、モバイル機器メーカーに対してデバイスをプレゼンしているOB/OGなら、今どのような商品をどのような位置付けでプレゼンしているのか、その商品についてどれほどの資料が提供され研修が実施されたかがわかれば、どれほどその事業・製品に力を入れているかがわかります。
さらにそのOB/OGの勤務時間や報酬、仕事に対するモチベーションを知ることで、事業に取り組む人材をどのように扱い、大切にしているかが推測できます。
それは今後も新しい事業が生み出されるであろう旭化成において、各事業がどれほど丁寧に育てられているかの表れともいえます。それらをあらかじめ頭に入れておいた方が、一つ一つ細かくその場で尋ねるより長い時間を直接ナマの声を聞く時間にあてられます。事業の種類と内容はできるだけ詳細にわたって頭に入れておいた方がより効率的です。
業界の状況を広く調べておく
OB/OG訪問の際に、対象の企業について詳しく調べておくだけでなく、広く業界の状況について知っておくのは非常に有効です。特に希望する事業・職種がある場合はなおさら、業界競合他社の同事業や業界外で同じ事業を展開している企業がないかなど、旭化成グループや対象の事業を取り巻く環境そのものを調べておくと、インタビューがより貴重な機会になります。
現代の企業を取り巻く環境は、ちょっとしたきっかけで大きく変わってしまうことも少なくありません。「旭化成のこの事業」ではなく、「この事業の業界における旭化成のこの事業」や「世界におけるこの事業の中で旭化成の果たす役割」というようにより広く、見方を変えた状況を調べると、旭化成に対する社会の思わぬ価値に気付けるかもしれません。
自分の理想とする勤務環境を細かく考える
どんな仕事であれ、どれだけ得意だったとしても長く続けるのは簡単ではありません。確かに「続ければ慣れる」といったこともあるでしょうが、一度就職してしまえば万が一そうでなかった場合、後戻りも難しくなります。
旭化成は、介護など特別な状況について柔軟に勤務条件を変える制度はありますが、自分の考える勤務環境とどれほどの差があるかを知っておくと大いに参考になります。しかし、そのためには自分がどのような勤務環境を望んでいるか、家族などにおいて制限がある場合はなおさら細かく考えておく必要があります。
今だけでなく将来の結婚や出産、家を買うなど大きなイベントに際し、家族の意見も参考にできるだけ細かくイメージしておくと、インタビューで聞く実際の環境と比較できます。あまり細かく決めすぎてしまうのも考えものですが、どうしてもという条件についてはきちんと折り合いをつける心の準備が必要です。
OB/OGへの質問を準備
実際にOB/OGを前にすると、準備していたことも含めて頭が真っ白になり、思っていたことの半分も聞けなかったということもあるようです。そんな残念なことを防ぐために、具体的にいくつかの質問の例をみていきましょう。尋ねたいことを自分なりにアレンジしておけば、困った時にきっと頭を整理するきっかけになります。
OB/OGの仕事の実際について
最初は、OB/OGが答えやすい質問から入るとお互いに安心できるかもしれません。現場で担当している作業からそれがどういう経緯をたどって業績となるのか、その仕事についてのモチベーションは、答える様子から想像できるかもしれません。
- 近い将来(または将来)どのような仕事をしたいですか。そのために取り組んでいることはありますか。
ほとんどの社会人は定年までずっと同じ仕事はしません。大企業ならなおさら、得意・不得意だけでなく経験・未経験に限らずさまざまな職種を経験することになります。おそらくOB/OGもいくつかの職種を経験して今の仕事を担当している場合も多いでしょうから、その経緯や感想も参考になります。
また、希望する事業・職種については、その理由を知れば自分に当てはめて考える絶好の例になります。「自分だったらこうなる」というふうに具体的に旭化成で仕事をする姿が想像できます。
旭化成は今後新規事業を開発し、よりグローバルに展開すると発表しています。そのための準備や計画がどれほど現場に浸透しているのか、影響があるのかを知るチャンスでもあります。
キャリアアップのための方法
誰にでもやりたいことがあるはずです。しかしそのために必要な経験や知識を得るために、たとえ一時的でも別の仕事に就くことは必要です。インタビューするOB/OGは、将来どのようにキャリアアップを考えているかを質問してみましょう。
- 将来どのようにキャリアを積もうと思っていますか。また、どのように準備していますか。
海外での勤務に備え外国語教室に通っているかもしれませんし、社内資格や国家資格の取得のために毎晩・毎週末ごとに勉強しているかもしれません。
具体的にキャリアの方向を知ることができれば、そのキャリアの魅力について尋ねるのも参考になります。より広い目でみれば、そういった学びがキャリアアップに有効だということ、そんな学びを奨励する企業であることやその程度が推測できます。
旭化成に勤務することをどのくらい評価しているか
より立ち入った話になりますが、このような質問をすると社会や業界での旭化成の評価とはまた違った一面をみることができるかもしれません。
- 旭化成に勤務することは自分や家族のためになっていると思いますか。
仕事はもちろん家族を養うための報酬を得る手段でもありますが、それだけでは長続きできないものです。かといってやりたい仕事に邁進すればその他がおろそかになってしまうこともありますから、うまくバランスを取ることが求められます。
そのための制度や報酬制度が充実していたとしても、実際にOB/OGがそれらをどのように評価しているか、自覚しているかは大切な要素です。いくら恵まれた環境にいても、それを自覚できなければその理由があるはずです。
新たな事業を生み出す旭化成の競争力を担う人材
繊維業界は一昔前とは大きく違う姿をしています。業績は、他の業界と同じように既存の技術をどう応用するか、それがどれほど高い付加価値を持ち、他に真似できない競争力があるかにかかっています。
その中で旭化成は、根幹となる繊維事業・ケミカル事業から新規事業を作り出すと同時に、応用した建材・住宅事業やエレクトロニクス事業、医療・医薬事業を確立させています。これからも次々と新事業を展開し、グローバルに展開していく計画です。
高付加価値、新事業展開などそれらはすべて、優秀な人材あってこそです。そのための人材を、旭化成がどのようにとらえ、環境を整えているか。それを知ることができる貴重な機会がOB/OG訪問です。しっかりと前知識を仕入れ、より有意義な時間にしましょう。