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企業研究

ソフトバンクグループのOB訪問のために。効率的な企業研究をしよう

ソフトバンクグループで働きたいと考えている方、または通信業界を志望している方は、OB訪問へ足を運んでみてはいかがでしょうか。説明会とは違った社員のリアルな声を聞くことができ、効率的な企業・業界研究ができます。OB訪問で理解を深めましょう。

ソフトバンクグループとは

ソフトバンクグループは、純粋持ち株会社からなるソフトバンクグループ株式会社と、その1,141社(2018年3月現在)からなる企業グループです。
知名度は高く、私たちが持つソフトバンクのイメージである「携帯電話」から、ソフトウェア、ロボットまで多岐にわたった事業を時代の変化に沿って展開してきました。ソフトバンクグループの詳しい企業内容や、通信業界全体の動向、ソフトバンクグループのOB訪問に行く方法などをみていきましょう。

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企業概要

ソフトバンクグループはどのような事業を行っているのでしょうか。詳しくみていきましょう。

事業内容

ソフトバンクグループは先述したようにさまざまな事業を抱えています。それぞれの事業について詳しくみていきましょう。

国内通信事業
主に日本国内における移動通信サービスの提供、個人顧客を対象としたブロードバンドサービスの提供、そしてよく知られている携帯端末の販売を行っています。また、法人顧客を対象とした固定電話やデータ通信など、固定通信サービスなども提供しています。
ソフトバンクグループは「モバイルインターネットNo.1コア企業」を目指しており、最先端技術を使用して人々のライフスタイルの変革に挑んでいます。

ヤフー事業
ヤフー株式会社はソフトバンクグループであり、ポータルサイト「Yahoo! Japan」を運営しています。このポータルサイトではオンラインオークションサービスである「ヤフオク!」や、政治・経済・社会・芸能ニュースなどさまざまな最新ニュースを提供する「Yahooニュース」など、インターネットを駆使したさまざまなサービスを展開しています。
また、ビッグデータ・最新の広告技術を活用し広告主のニーズ・多様化するデバイスに合わせた対応を強化しています。

スプリント事業
主に子会社「Sprint Corporation」による事業です。先述した「国内通信事業」と同じ事業を米国で行っているものです。移動通信サービスの提供や、携帯端末・リース・アクセサリーの販売、また固定通信サービスの提供を行っており、全米50州とプエルトリコ、米領バージン諸島で提供しています。

流通事業
ソフトバンクグループ子会社であるブライトスターという企業の世界50カ国以上の拠点と100カ国以上にサービスを展開する流通網を生かし、現在のソフトバンクグループの事業をグローバルに拡大、そして強化していく事業です。
主な事業内容としては海外での携帯端末の流通事業、日本国内でのパソコン向けソフトウエア、周辺機器、携帯端末アクセサリーの販売です。

アーム事業
携帯電話などのモバイル機器向けの半導体設計において圧倒的なシェアを持つ英国の半導体企業、アームとソフトバンクグループは長期の戦略的提携を発表しています。
アームの技術は、モバイルや自動車、家電などさまざまな先進的製品に導入されています。ソフトバンクグループはIoT(モノのインターネット)を中核事業として成長させるためアームによる新技術・市場への継続的な投資、成長市場でのシェア拡大を狙います。

ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業
情報革命の次の基盤となる事業の構築のために、これまでにない大規模、そして長期的な投資が必要だと考え、次世代のイノベーションを起こすことが期待される企業やプラットフォームビジネスに対して投資を行う事業です。IoT、AI、ロボティクス、モバイルアプリケーションなど、広範囲にわたったテクノロジー分野において、新興テクノロジーから大企業まで投資を行っていきます。

過去3年間の売上/利益推移

これからはソフトバンクグループの、過去3年間の売上と利益推移をみていきます。データは下記のサイトを参照しましたが、営業利益率は計算した後で、端数を切り捨てしています。

(単位/億) 2016年度 2017年度 2018年度
売上 91,535 89,010 91,587
営業利益 9,994 10,259 13,038
当期利益 4,741 14,263 10,389
営業利益率 5% 16% 11%

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次年度の戦略

ソフトバンクグループは「これからの300年間」において、本当の意味での情報のビックバンが起こるのではないかと予想しています。
そのためのビジョンとして、「新30年ビジョン」を掲げています。戦略として、ソフトバンクグループの事業領域は「情報産業」に変わりはありませんが、特定のテクノロジーやビジネスモデルを300年続けるのは不可能なため、世界で最も優れた企業とパートナーシップを結び長いスパンで成長することを挙げています。
また、出資比率20%から40%のゆるやかな資本提携をすることで、志を共にする集団を作ることも挙げています。パートナー戦略によって、30年以内に5,000社規模に拡大することを目標としています。
加えて、ソフトバンクグループを担う次世代育成のために、グループ内外から300名の生徒を募って「ソフトバンクアカデミア」を開校します。孫正義社長本人が初代校長となり、10数年かけて直接指導することで、後継者を育成する目的があります。

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2018年のソフトバンクグループに関するトピックス

ソフトバンクグループはその知名度からも分かるように注目が集まりやすく、ニュースに挙げられることも多い企業です。ここではインターネット上におけるソフトバンクグループに関する話題をいくつかみていきましょう。

ソフトバンクの「ロボット事業」のゆくえ

2015年に発売されたソフトバンクの人型ロボット「Pepper(ペッパー)」は現在では高い認知度を誇り、商業施設などで数多く設置されていますが、現在では減少傾向にあるといわれています。17年3月までの累計損失は300億円であり、新たな戦略構築が現在求められています。
「ロボット=ペッパー」といった知名度が高いことはこれからのロボット事業をしていくにあたり大きなアドバンテージになりますが、損失額といった数字面で考えるとペッパーを中心とした事業からの転換が求められていると考えられます。

Arm(アーム)の「Arm Pelion IoT Platform」

ソフトバンクグループ「Arm」は、業界初のエンドツーエンドのIoTプラットフォームと謳う「Arm Pelion IoT Platform」の提供を開始しました。Armはソフトバンクグループがソフトバンクグループが買収した半導体の知財をメーカーにライセンス提供するIPデザイン企業です。
ソフトバンクグループ代表取締役 社長執行役員兼CEOの宮内謙氏は「今度はモノとモノがつながっていく。この5~6年でIoTの成長は加速度を増していくし、われわれもIoTを徹底的に推進していく」とアピールしています。

ソフトバンクは儲けすぎか

菅官房長官は2018年8月21日、「携帯電話料金は4割程度、値下げできる余地があるのではないか」と発言しました。この携帯料金の値下げ問題に関し、2015年にも安倍首相が「家計に占める通信料の割合が高すぎる」と発言しているのですが、これに対し業界関係者からは困惑の声が上がっています。
ソフトバンク宮内謙社長はこれを受け、「我々のサブブランドで約1,500円のプランを提供している。こうした取り組みも考慮してほしい」と料金値下げに向けて前向きな考えを示しています。

ビジョン・ファンドが衆安の国際部門との合弁会社に1億ドル出資へ

ソフトバンクグループの「ビジョン・ファンド」が衆安の国際部門との合弁会社に1億ドル余りを出資すると明らかにしました。合弁会社はアジア太平洋地域の金融・ヘルスケア企業に衆安の技術を販売する計画で当時の資本金は2億ドルでした。今回により投資比率はビジョン・ファンドが51%、衆安が49%となります。
衆安のフランシス・タン最高財務責任者(CFO)は、衆安が新会社の取締役二人を、ソフトバンクが一人をそれぞれ指名すると述べました。

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通信業界の動向

ソフトバンクグループだけでなく、通信業界への就職を考えている方もいるでしょう。ここでは、通信業界全体の業績推移と、その推移をした理由を解説しています。通信業界の業界研究としても参考にしてみてください。

通信業界の業績推移

通信業界では、業界規模は平成17~19年においては若干増加傾向にありますが、平成19年~23年で横ばい状態となり、その後平成24年から再び増加傾向にあります。
通信業界は携帯電話(移動通信)、テレビ・放送業界に分かれますが、前者はスマホブームで一時業界の業績を牽引してきましたが、現在ではスマートフォン需要が一服しこれから先業績の伸び悩みが予想されています。
しかしその中で注目を浴びているのが「格安スマホ」です。通信会社の回線網を借りることで月額3,000円ほどの格安価格で利用できるスマートフォンが多くの企業から発売されています。

スマホ需要の一服

前述したように、スマートフォンの所有者が頭打ちになったことで需要が急激に減り、これまでのような市場の伸びや利益が期待できなくなっている状況にあります。そのため課題としては、最大の収益源である携帯電話とは異なる新たな収益源となるビジネスモデルの構築が求められています。
これだけ聞くと将来的に明るくみえないかもしれませんが、通信業界の需要は最新のテクノロジーが新たな需要を生み出していくのでこれからも微増ながら発展していくと予想されています。また、世界中で優秀な人材が参入してくる業界でもあるので、これから先経済自体を引っ張っていくと期待されている注目業界でもあるのです。

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ソフトバンクグループへOB訪問に行く前に準備すべき3つの項目

ソフトバンクグループにOB訪問に行く前に準備すべきことは何でしょうか。当たり前のOB訪問の準備以外に、「ソフトバンクグループのOB訪問に行くならば」必要になってくる準備を紹介していきます。

OB訪問方法をチェック

OB訪問というと一般的には学校のキャリアセンターに行きOBを紹介してもらう、といった流れが普通ですが、ソフトバンクグループのOB訪問はそれ以外の方法もあるようです。ソフトバンクのOB訪問イベントと呼ばれる公式のイベントがある場合もあるので、気になっている方はこまめに情報をチェックしておきましょう。

ソフトバンクグループと競合他社との違いを調べておく

ソフトバンクグループの競合他社である企業との事業内容の違いを調べておきましょう。特にソフトバンクグループは競合であるauやNTTドコモと違い、バックグラウンドが電話会社ではなくインターネット会社ということに大きな違いがあります。
ソフトバンクグループは「インターネット」による事業に古くから重きを置いていることはその事業内容からも明らかであり、「電話会社」だと思ってソフトバンクグループのOB訪問をすることは、企業研究が足りておらず失礼になってしまう可能性があります。
通信業界という競争の激しい業界にいながら、インターネットの世界に対応するノウハウやスピードを持ち合わせた企業として今後も成長していくことを確信しているソフトバンクグループだからこそ、競合他社とは異なった事業をしているのでしっかりチェックしてから行きましょう。

「ソフトバンクの会社研究」を読んでおく

ソフトバンクグループの企業研究をするなら「ソフトバンクの会社研究」という本がおすすめです。これは、就活生に向けたソフトバンクグループをより詳しく知るための本になっています。
そのほかにも、社長孫正義社長の今後の展望についての本や、ソフトバンクの30年後のビジョンについて書かれた本など、注目されている企業ということでたくさんの書籍が出ています。
そこまで会社についての本が出ている企業は少なく稀なので、これを使わない手はありません。本を読むことで自分がOB訪問で聞きたいことを洗い出して質問内容を練っていきましょう。他の就活生と差別化を図ることもできるので、「この人はよく企業研究しているな」とよい印象を与えることができるでしょう。

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OB/OGへの質問を準備

ソフトバンクグループについて調べたら、ついにOB/OGへの質問を準備します。どのような質問をしたらよいのか、参考にしてみてください。

ソフトバンクグループとのマッチング度を図る

- 御社で活躍するために必要な資質は何ですか。
これは「ソフトバンクグループの役に立ちたい」といった意思を伝える質問にもなり得るので効果的です。自分がソフトバンクグループで働くことになったら、どのようなことを強みとしていけるのかを明確に想像することもできる質問です。
また、企業に入社することを前向きに考えていると印象付けられるので、質問をするだけでなく熱意を知ってもらえる機会にもなります。

- 「社会人としての夢や志を個々人が実現できる働き方」を御社は推進しているようですが、社員のみなさんの最終的なキャリアプランは何ですか。
人材教育にも力をいれているソフトバンクグループ。ここで成長をして将来はソフトバンクグループを離れて起業をしたい人もいるかもしれません。そんな人はこの質問をすることで、社員が成長してソフトバンクとは違ったフィールドで活躍する話を聞けるかもしれません。

企業研究に役立つ質問

- これから先競合他社とはどのような差別化を図っていく施策があるのでしょうか。
この質問は、ソフトバンクグループのみならず通信業界についての業界研究をしっかりしているといったアピールにもなりますし、他の通信業界の競合企業も気になっているのであれば自分がどの企業を選ぶべきか明確にできる指針にもなります。

- 御社の事業はグローバルに行われていますが、語学力はどれほど必要なのでしょうか。
現在ではTOEICなどの語学力に関する資格をエントリーシートに書かせる企業も多く、それだけ語学力は必須の世の中になってきています。海外にも拠点を持つソフトバンクグループで活躍するにはどれほどの語学力が必要なのか、社員に直接聞いてみると分かりやすいでしょう。

選考に役立つ質問

- 御社は変化に富んだ環境で活躍できる人材を求めているとのことですが、実際にはどのような方が現場で活躍されているのでしょうか。
一番気になる「選考に関する質問」もOB/OG訪問ですることができます。これらの質問をすることで自分が最終的に選考を受ける企業を選ぶ際に参考になりますし、企業側が欲しい人材が見えてきます。
ソフトバンクグループの求める人物像「ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦できる人」といった情報は、わかるようでわからない、漠然としたものです。実際にソフトバンクグループで活躍されている人の話を聞くことで、この人物像が分かりやすくなるかもしれません。

- 私はマーケティングの仕事を志望しているのですが、御社で働くとしたらどのようなマーケティングの仕事があるのでしょうか。
自分の希望の職種が決まっている人は、この質問をすることで自分が将来ソフトバンクグループで働いている姿がぐっと想像しやすくなります。実際に会ったOB/OGの職種についての仕事内容を聞いてもいいですね。

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ソフトバンクグループは変化を楽しめる人を求めている

ソフトバンクグループは、時代の変化に合わせて最先端の技術を利用しながら成長していく企業であり、そのためにもその変化を楽しんで受け入れ、新たなことに挑戦していける意欲的な人を求めています。
そんなソフトバンクグループで働きたいと考えている学生は、自分の変化を意識的に認め、楽しんでみるとよいかもしれません。野心をもって、新たなことに学生時代に挑戦する経験はきっと入社してからも生きてきます。ぜひ、OB/OG訪問をしてソフトバンクグループの理解を深めてください。