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企業研究

東急不動産のOB訪問のポイントとは|理念を知り志望事業を明確に

東急不動産は総合不動産企業で、幅広い事業展開を行っています。また、駅街区の開発に強いともいわれており、理想の街を開発したいという人に人気の就職先です。本選考を有利にするためOB訪問で貴重な情報を手に入れて、就活を有利に運びましょう。

大手不動産企業東急不動産とは

東急不動産は、東急不動産ホールディングスグループの中核企業です。総合デベロッパーとして住宅、オフィス、さらにリゾート地の開発など幅広い事業展開をみせています。その東急不動産で内定をもらうためにOB訪問で貴重な情報をつかんでおきましょう。 画像

企業概要

東急不動産は大正7年、田園都市株式会社として設立されました。創業時は日本初の田園都市計画、渋谷、代官山の街づくりがメインでした。その後、東京急行電鉄株式会社の目黒浦田電鉄と合併し、1953年に不動産部門だけが分離独立され東京不動産株式会社が誕生しています。不動産業はもちろん、都市開発からウェルネスまで、幅広い事業展開を行っている企業です。

事業内容

東急不動産のOB訪問を行うなら最低限知っておきたいのが事業内容です。東急不動産を検討するならば、きちんと押さえておきたいポイントの一つでしょう。どのような事業内容を行っているのかチェックしておいてください。

都市事業
東急不動産はもともと街づくりという事業から出発しています。スタートは田園開発としての田園調布です。魅力ある都市開発は重要な事業となっています。 また、オフィスビルも手がけています。「building smiles はたらく人を笑顔に。」を事業コンセプトにしたオフィスビルの提供を行っています。また、オフィスビルのリノベーションも手がけているのが特徴です。
他には、東急プラザを筆頭とした都市型商業施設の開発運営や、不動産運用ビジネスといった投資マネジメント事業も行っています。

住宅事業
住宅事業の分野では、分譲住宅や、賃貸住宅などを手がけています。1955年に外国人向けの高級賃貸住宅である代官山東急アパートメントを作りました。他にも、業界初の分譲集合住宅などがあげられるでしょう。
少子高齢化、ライフワークの多様化など、年々、人々を取り囲む環境は大きく変わっています。東急不動産では、時代に合わせた住まいづくりを意識して、住宅事業を行っています。

ウェルネス事業
日本は超高齢社会を迎えようとしています。健康や寿命に関する意識が高まる中、余暇、シニア、健康という領域に関する事業を行うのがウェルネス事業です。三つの領域それぞれが連携して、事業を行い、高齢の方でも快適に暮らせるようなサービスを提供しています。
具体的には、シニア住宅の運営開発、ホテルや、ゴルフ、スキー、海外施設などのリゾート開発などを行っているのが特徴です。また、フィットネス、都市型ホテル、福利厚生代行サービスなどがウェルネス分野での主な事業となっています。

海外事業
グローバル化が進んでいる中、海外事業も積極的に取り組んでいます。特に1980年代からパラオのリゾート開発を行い、雇用を生み出しています。また、それより以前の1975年にはインドネシアに進出しており、4,500戸もの涸沢住宅の分譲なども行っています。
海外事業拠点として、インドネシア、パラオをはじめ、アメリカ、中国などがあります。

不動産ソリューション
不動産ソリューションでは、東急不動産が培ってきたノウハウ、知識、経験を基にしたソリューションビジネスも行っています。不動産の活用、資金調達、価値などの調査などを中心にソリューションを提供しています。
また、企業経営に必要なCRE戦略はもちろん、不動産コンサルティング、不動産鑑定など、不動産活用や運用に関するさまざまなサービスを行っているのが特徴です。

過去3年間の売上/利益推移

(単位/億) 2015年度 2016年度 2017年度
売上 8,154 8,085 8,661
営業利益 563 636 686
当期利益 287 315 351
営業利益率 4% 4% 4%

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参考:<a href="https://finance.yahoo.co.jp/"""">https://finance.yahoo.co.jp/

東急不動産の経済状況を知っておくことは、OB訪問でも重要なポイントです。経済状況を知れば、なぜ売上高の高低差が生じているのか深い部分で質問をすることができます。企業研究において、重要なポイントになるでしょう。(営業利益率の計算は、営業利益÷売上高×100で算出しています)

次年度の戦略

中期経営計画において東急不動産では2つの基本方針と、3つの成長戦略を描いています。

基本方針
・関与アセット拡大
・新たな需要創出


成長戦略
・ ライフスタイル提案型の街づくり
・ 循環型再投資事業の領域拡大 -
・ストックの活用強化
・ 経営基盤強化の取り組み

中期経営計画2017年~2020年の位置づけによると、2021年以降を見据えた活動が検討されています。基本方針として、関与アセット拡大を推進することと、新しい需要の創出となるようです。
例えば、街づくりとして、広域渋谷圏での個別プロジェクト開発、エリアマネジメントを含め、東急不動産らしい街づくりが計画されています。また、分譲マンションとシニア住宅の複合建設などもあります。
さらに、循環型再投資事業についてホテル・リゾート、インフラ・インダストリーなどの領域拡大を目指し、ストックの活用強化や、経営基盤の強化などの推進が考えられています。 画像

2018年の東急不動産に関するトピックス

東急不動産に関するニュースもチェックしておきましょう。現状の流れを理解しておけば、OBに勉強不足を指摘されることも少なくなるはずです。では、どのようなニュースが2018年にあったのでしょうか。

収益が難しい賃貸アパート応援プロジェクトがスタート

2018年8月3日、東急不動産ホールディングスが、賃貸アパート応援プロジェクトサービスを8月25日にスタートすることを発表しました。このプロジェクトでは、東京、神奈川、千葉、埼玉といった関東エリアの老朽アパート、建て替えが難しい立地のアパートを対象に、リフォームやIoTサービスなどにより価値を加えるサービスといってもよいでしょう。
フルリフォームや、オーナーを対象にした無担保ローン、一括借上げなどのサービスを提供することで、価値が落ちた物件の収益を復活させようという試みです。入居者が見込めない物件のオーナーや、部屋を探している人にとっては朗報といえるサービスでしょう。

命を助けるドローンの実証実験始動

東急不動産では、7月31日に同社の季美の森ゴルフ倶楽部でドローンの実証実験を行いました。東急不動産はウェルネス事業としてゴルフ場もあります。ただ、ゴルフ場は非常に広大ですから、何かしらのトラブルで倒れた人の救命に時間がかかってしまうことがあります。この実証実験は、ドローンによってAEDを運ぶことでその救命率をアップさせるという目的で行われました。
ゴルフ場近辺の住宅地に対してもドローンを飛ばす実証実験も行われています。ただ、ドローンにも問題があり、電波の送受信に安定性がなければ目的地に届かないどころか、墜落などの思わぬトラブルが生じることも。また、条件次第では国土交通省に事前申請しなければならないなどの課題をクリアする必要があります。

渋谷駅周辺の再開発事業を発表

2018年3月、東急不動産と東急電鉄が渋谷駅周辺エリアの再開発事業について発表会を行いました。この事業は6つのプロジェクトですが、今回の発表では、「道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」、「(仮称)南平台プロジェクト」、「代官山Rプロジェクト」についての進捗状況についての説明がされています。
例えば「道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」では商業施設の名称とコンセプトが発表されています。名称は東急プラザ渋谷、コンセプトは、メロウ・ライフというもので2019年秋のオープンを予定しています。
具体的なターゲットは、美や食やライフプラン、さらに、都会派の感度が成熟した大人というものです。従来の若者の街渋谷というイメージと少し離れています。これはかつて渋谷に来ていた大人たちを再び呼び込もうという狙いによるものです。 画像

不動産業界の動向

不動産業界の動向は、OB訪問前にチェックしておく事柄の一つでしょう。業界研究をする上で、どのような流れになっているかは、東急不動産という企業を調べる上でも重要なことだからです。

不動産業界の業績推移

不動産業界の規模は、平成17年から20年から増加傾向にありました。しかし21年に減少を始め、その流れは23年まで続いています。そして24年になると多少回復の兆しがみえて、そこから27年まで順調な増加傾向をみせています。

リーマンショックの影響を抜けて好調に

平成17年から20年までの増加傾向の背景にみえるのが、オフィス需要でしょう。都心部を中心にオフィスと商業施設を一体化させたプロジェクトが多く立ち上げられました。郊外型アウトレットモール開発などもあり、業界全体増加傾向にありましたが、平成21年に唐突に訪れたリーマンショックの影響は不動産業界にも影を落としたのです。
この影響で、オフィス開発や複合型施設の開発事業も一気に減りました。その状況を変えたのが平成24年アベノミクスの実施、さらに消費税増税の前に住宅やマンションを購入しようという人たちが増え、業績は再び活気を取り戻しています。 画像

東急不動産へOB訪問に行く前に準備すべき3つの項目

東急不動産のOB訪問へ行く前には、きちんと準備をしておきましょう。しかしどんな準備をすればよいのか、なかなか分からないものです。まずは基本の3つを押さえておきましょう。

業界の中での東急不動産を把握

不動産業界は東急不動産以外にも大手企業がひしめいています。そのためまずは東急不動産が業界の中でどのような位置にあるのか考えておくこともよいでしょう。これは、東急不動産の将来性を見極める上でも重要な情報となります。
例えば売上高でみると、東急不動産は平成27年から平成28年では不動産業界の中でも5位に位置しています。さらに、従業員数など、さまざまな視点から東急不動産の情報をチェックしておくとよいでしょう。

東急不動産の理念について理解しておく

企業研究もしっかりとしなければ、OBにがっかりされる要因となります。他の不動産大手と何が違うかは、企業理念などをみるとよいでしょう。例えば、東急不動産のグループ理念として「我々は、グループを共につくり支える志を持ち、この理念を共有する。」というものがあります。このようなグループ理念、または経営理念から、東急不動産が求めているイメージを具体的にできるでしょう。

事業について頭にインプットし志望事業を明確に

東急不動産グループは、多くの事業展開をしています。その事業の中で、自分がどれに一番興味を持っているのかをきちんとチェックしておきましょう。例えば都市開発事業と、住宅事業、ウェルネス事業では似ている部分もありますが、まったく違う部分もたくさんあります。
この中から、自分が本当に興味のある分野を見極めておくとよいでしょう。そうすれば質問内容についても適切なものができあがるはずです。 画像

OB/OGへの質問を準備

OB/OG訪問をするとき、一番困ることが質問内容という人も多いでしょう。ホームページなどで調べても分からないことはたくさんあります。しかし何をどのように質問をすればよいか、分からないことも。では、どのように質問をすればよいのでしょうか。

マッチングのための質問

どんなに素晴らしい企業でも、自分との相性が悪ければ長く働き続けることはできません。ミスマッチにならないよう確かめるための質問をOBにしましょう。

- グループスローガンに美しい時代へというものがあります。具体的に美しい時代とはどのようなものでしょうか?
東急不動産のグループスローガンに、「美しい時代へ」というものがあります。個人個人それぞれ理想の美しさは違うでしょう。ただ、就活においては、東急不動産が思い描く美しさへの共感が必要となってきます。東急グループではこの美しい時代を価値基準に置いています。
同時に、人、社会、自然が調和した中で、国や時代を超えて一人ひとりの心に感動を呼び起こそうという気持ちが込められています。ただ、実際に働いている人がこのスローガンに対してどのように感じているのかは分かりません。理念などに対し社員がどう感じているのか知ることで、社風が自分に合っているかどうかの参考になるのです。

- 御社ではグループ社員ファミリーイベントを含めたインナーコミュニケーションに力を入れていますが、どのような印象をお持ちでしょうか。
東急不動産では人材の向上のために企業内でのコミュニケーションイベントが活発に行われています。例えば、グループによる駅伝大会や、青山商店会連合会主催の青山祭などに協賛企業として参加をしています。さらに従業員向けセミナーのナレッジカフェや自己啓発セミナーなどが行われています。
イベントが多くあることで、実際、社員同士の交流が行われているかどうか、自主的に参加しているかどうかは社風を知るためにも必要な情報でしょう。

- 東急不動産の行動理念として、自己の責任を果たし、互いに高めあい、グローバルな意識で自らを革新するというものがあります。この行動理念のような人が多いのでしょうか?もし異なるならどのような特徴を持った人が多いでしょうか?
東急不動産の行動理念はあるのですが、実際、働いてみなければどのような人がいるのか分かりません。そのため、東急不動産ではどのような人が働いているのかをきちんと知っておく必要があります。長期的に働くためには、自分の価値観と合う人が多い企業の方がよいでしょう。
しかしまったく逆で従業員の大多数が自分と逆の価値観なら、辛い目に遭う可能性が高くなります。そうならないよう東急不動産ではどのような人が働いているのか、OBに聞いておいても損はないでしょう。

志望動機を明確にする質問

志望動機は面接やESでも質問をされます。志望動機が明確でなければ本気度を示せません。OBになぜその部署を選んだのか理由を聞いて、志望動機作成の参考にしてみてください。

- どうして都市事業で働きたいと考えたのですか?
都市事業に限らず、住宅事業やウエルネス事業など、東急不動産には多くの事業を手がけています。この質問によりOBがどのような動機でその事業部に入ったのかが分かるでしょう。OBの答えは自分の志望動機を深める参考になります。

- 都市事業についてやりがいはどんな時に感じますか?
都市事業でも住宅事業でも、東急不動産で長期的に働くことを考えるなら、モチベーションが重要になります。長期的に仕事を続けられているのですから、やりがいを感じている部分があるでしょう。これも本選考やESなどで、志望動機を聞かれた時の参考になります。

- 競合他社と比較した時、東急不動産独自の強みとは何でしょうか?
不動産業界を考える上で、競合他社との違いを知っておくことも必要でしょう。不動産業界と決めてはいるけれど、どの企業にしようかまだ迷っている人も中にはいるはずです。
東急不動産で仕事をしている社員は、自分たちの企業にプライドを持った人ばかりです。しかし具体的に、他の企業と比較しても勝っているのではないかと思える所は、独自の考え方を持っていることが多いのです。東急不動産の強みを知ることで、企業研究を深められるだけではなく、志望動機を作る時の参考にもなるでしょう。

働く上での不安や疑問

東急不動産で働くなら、不安もあるはずです。これはどんなに情報を得てもなかなか消えないものでしょう。OBは実際に体験しているので、不安を消すための質問もぶつけてみてください。

- 海外事業を積極的に行っていますが、海外事業部で働くためにはスキルや何か条件が必要でしょうか?
東急不動産では海外事業も積極的に行っています。ただ、海外事業部に行くためには何かスキルが必要な可能性もあります。それは語学力や留学経験かもしれません。海外志向が強い人なら、どのようなスキルが必要なのか聞いておいてもよいでしょう。

- 東急不動産では不動産ソリューションなどの事業も行っています。配属されるキャリアパスの流れなどを教えてください。
不動産ソリューションの分野においても、東急不動産は事業を行っています。例えばコンサルティングや不動産鑑定などの事業がありますが、そのような事業部に新卒でも入れるのか、そうでなければ何か条件があるのかを知っておくとよいでしょう。

- 街を作るというビッグプロジェクトも手がけていますが、プレッシャーなど強く感じて辛くなる時、先輩たちは相談に乗ってくれるでしょうか?
不動産事業に関しては大きなプロジェクトで動くことが少なくありません。そんな大プロジェクトを手がけている時、プレッシャーなどを感じることもあるでしょう。
そんな時、メンタルケアをしてくれるような制度があるかどうか、上司や先輩、同僚は相談に乗ってくれるような雰囲気はあるかどうかを質問してみましょう。それは結果的に、東急不動産で長期的に働けるかどうかの重要な要素になるでしょう。 画像

東急不動産の理念を理解しよう

東急不動産は企業研究をしっかり行っていく必要があります。また、OB訪問では自分の志望動機を深めるための情報をみつけることもできるでしょう。OB訪問では、実際に働く社員に触れることができ、ホームページには掲載されていない情報も得ることができます。自分が疑問に思っていることを素直に聞いて、本選考に活かしましょう。

東急不動産のOB訪問なら、ビズリーチ・キャンパス

ビズリーチ・キャンパスには様々な企業の社員が登録しており、皆様の訪問依頼を歓迎します。

ご協力いただいている社員たちは、様々なバックグランドを持ち、自身のストーリーを歩んでいます。
もしかしたら、あなたのバックグラウンドを理解し、あなたのキャリア形成に寄り添ってくれる先輩がいるかもしれません。
まずは行動をしてみましょう。社会人は皆さん学生の味方です。