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企業研究

サントリーのOB訪問前にチェック|企業情報や理念を理解しておこう

サントリーは日本を代表する大手飲料メーカーの一つです。子供の頃からサントリーのジュースを飲み、大人になってからお酒を飲んでいるという人も多いでしょう。そんなサントリーのOB訪問では何に注意をすれば良いのでしょうか?

飲料から健康食品など幅広い事業展開サントリー

サントリーに入社したいと考えている人も多いでしょう。学生たちだけではなく、大人にも非常に人気のある大手飲料メーカーの一つです。そのサントリーに入社するためには基本的なことを押さえる必要があります。また、業界や企業研究を深めるにはOB訪問が欠かせません。サントリーのOB訪問では、一体何が大事になってくるのか、押さえるべきポイントはどこかを知っておきましょう。 画像

企業概要

サントリーといえば1899年、創業者の鳥井信治郎が鳥井商店からスタートしました。2017年現在では日本国内だけではなく外国も含めるとグループ会社312社という巨大企業に成長しています。従業員数も3万人を超え、サントリーという会社を支えています。事業内容はお酒や食品が中心ですが他にもいくつかあります。ではどのような事業をしているのかチェックしていきましょう。

事業内容

サントリーの主な事業内容としては、ビールやスピリッツなどのお酒類、また、清涼飲料水などの開発や販売などがあります。他にもアイスなどの食品、さらに健康食品やレストランなどの外食産業、研究開発など多岐に渡ります。自分が進みたいと考えている仕事内容はどのようなものか、OB訪問の前に考えを深めておくとよいでしょう。

ビール・スピリッツ・ワイン
サントリーはビール、スピリッツ、ワインなどのアルコール類を多く世に送り出しています。例えば、ザ・プレミアム・モルツなどは一般的によく知られている商品の一つでしょう。
また、発泡酒も含めた商品は地下から汲んだ天然水を100%で仕込むというこだわりぶりです。他にもスピリッツ系では山崎やジムビームなどが世界中で愛されています。またワインについても、1983年、フランスボルドー地方の名門ワイナリーシャトーラグランジュの経営権を得ています。

食品・健康食品
サントリーの事業として清涼飲料市場も重要な位置を占めています。例えば、天然水や、伊右衛門、烏龍茶、コーヒーのBOSSといった製品は、テレビコマーシャルでも一般的によく見受けられるサントリーの商品です。
健康食品の分野でもサントリーの商品はたくさんあります。例えば、ゴマがメインの健康食品であるセサミンEXは1993年に発売されて、ロングヒットになっています。さらに、スキンケア化粧品など美容商品なども取り扱っています。

外食、加食、花、サービス関連
サントリーは、外食分野でも知られています。バー、レストラン、パブなどは株式会社ダイナック、さらに昼はカフェ、夜はバーである、プロント、他にもワインを楽しむDi puntoなどをフランチャイズ展開しています。
レストランでいえば、とんかつの井筒まい泉、メキシコには鉄板焼きを中心とした高級日本食店、さらに、香港やシンガポール上海に拠点がある和食ダイニング店などが知られています。また、日本国内でも知名度の高いハーゲンダッツジャパンもサントリーです。
他にも自然や生活文化がテーマを事業展開し、サントリーフラワーズやトヨタサントリーミドリエなどがあります。

機能会社
2017年にサントリーは、サントリーMONOZUKURIエキスパート株式会社、サントリービジネスシステム株式会社、サントリーコミュニケーションズ株式会社を設立しています。
どんな事業内容かといえば、サントリーMONOZUKURIエキスパート株式会社では、組織に対し横串を行う機能を持った会社です。主にグループ会社に対するソリーションの提供を行っています。
サントリービジネスシステムは、サントリーグループの各事業会社で行われる業務や機能を集約した会社です。例えば経理、総務、人事のシェアードサポート、営業部門のバックヤードに関する業務集約などがあります。
また、サントリーコミュニケーションズでは、マーケティングコミュニケーション業務が中心です。デザイン、宣伝、お客様対応などさまざまな分野が集約しています。
サントリーコーポレートビジネスでは、法人顧客のオフィス環境に対するソリーション提供、交通機関などに対するサントリー商品の販売、外食企業に向けた物件を紹介するなど多岐に渡ります。

研究開発
サントリーの事業内容で重要視されるのが、この研究開発分野です。味や、健康、環境などすべての商品に関してサントリーの技術によりさまざまな商品が作り出されています。また、2015年には、基盤研究や技術開発を強化するために新しい研究開発拠点も生まれています。

過去3年間の売上/利益推移

2015年 2016年 2017年
売上(単位/億) 13,810 12,091 12,340
営業利益(単位/億) 920 934 1,179
当期利益(単位/億) 424 715 781
営業利益率 3% 6% 6%

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サントリーの売上高について、2012年から2015年から増加傾向にありました。2015年には1兆3,810億円にアップしています。2012年から競合他社であるキリンを売上だけなら超えており、一人勝ちともいえる状況です。この状況を作り出したのは海外事業の好調が背景にあります。
参考:https://finance.yahoo.co.jp/

次年度の戦略

サントリーは将来的にどのような戦略を持っているかOB訪問の前に知っておくことも基本準備の一つです。サントリーでは、2017年に「水理念」という基本理念を決めました。この柱となっているのは、水のサステナビリティと、気候変動への対策です。
この考えを基に、2030年までに水の使用量の削減、2050年には全世界の工場を対象にした水使用の半減を目標にしています。
2018年から2020年までの中期経営計画としては、既存の事業における市場以上に成長、また、新規成長分野への投資により売り上げアップが考えられています。また、営業利益により、平均年率一桁台半ば以上の成長が中期経営計画です。 画像

2018年のサントリーに関するトピックス

OB訪問では現状のサントリーについての質問も出てくる可能性があります。きちんと答えるにはリアルタイムのニュースをしっかりとチェックしておきましょう。では、サントリーの現在を知るためのトピックにはどのようなものがあったのでしょうか。

「やってみなはれ」精神でサントリーとぐるなびがタッグを組み自販機で弁当販売

創業者鳥井信治郎の口癖「やってみなはれ」。この言葉はサントリーのDNAとして現代に至るまで多くのサービスや商品を生み出す原動力となりました。その精神から生まれたのが、サントリー食品インターナショナルと飲食店情報サイトぐるなびがタッグを組んで世に送り出す、自販機での弁当注文サービス、また、その弁当をオフィスに配達するサービスです。
あくまで注文が加盟店に届いて配達されるというものであり、自販機から弁当がすぐに出るというものではありません。ただ、このサービスは忙しいビジネスマンにはありがたいようです。
このサービスによって、飲食店への移動、食事の時間など、休憩時間を圧迫する問題の解決が期待できます。一見、このサービスに対する懐疑的な目もある中、サントリーのDNA「やってみなはれ精神」が根底にあるのでしょう。

サントリーが清涼飲料水関連の設備投資企画

サントリー食品インターナショナルが大規模な設備投資を計画しています。この背景にあるのは、クラフトボスなどの売れ行きが影響しているようです。ショート缶コーヒーや伊右衛門などの商品の販売が横ばいになり利益面で苦戦する中、クラフトボス、やさしい麦茶が急激に伸びました。
その結果、サプライチェーンに問題が生じたことによるコスト増加が背景にありそうです。また、小郷三郎社長は構造変革期を迎えているという判断の基、構造改革を進める考えを示しています。

サントリー食品が6月の中間連結決算発表

サントリー食品インターナショナルが2018年6月の中間連結決算を発表しました。その内容は、売上収益が前年同期比より3.9%増で6,138億円というものです。また、営業利益に関しては、3.5%増で563憶、最終利益は20.1%増の413憶と増収増益となっています。
この背景には、国内上における伊右衛門やBOSSなど主力商品が好調であること、また、シンガポールの健康食品子会社の加工食品事業売却益が影響していると思われます。ただし、夏に向けた供給準備によるコスト増、さらに、欧州では寒波が起きて販売不振などによる減益は無視できません。それでも、ベトナムでの売れ行きが好調なこともあり、結果として増益となっています。 画像

ビール・清涼飲料水業界の動向

OB訪問においては業界のことを理解しておくことも重要です。サントリーが主力としているビールや清涼飲料水業界などをピックアップします。どのような動向になっているのでしょうか。

商社業界の業績推移

ビール業界でみると、平成17年から平成20年ぐらいまではそこまで大きな変化は見受けられません。ただ、平成23年になると若干減少しています。しかし、平成25年になると増加の兆しがみえ、27年前順調に増加しているという状況です。
清涼飲料水をみると、平成17年から平成19年まで増加し、平成20年、少し減少、平成22年に増加して横ばいとなり、25年に増加という流れとなっています。

ビールの買い控えはあるものの海外事業が好調

ビール業界でみると、大手メーカーは軒並み好調な業績を保っています。国内ではかつてとは違い、節約という観点からビールの買い控えがみられました。ただ、海外事業をみると好調な状態となっています。
清涼飲料水に関してはジュースよりも、お茶、ミネラルウォーター、トクホ飲料などが好調です。さらに、エナジー系飲料がヒットしたことが、業績が好調となる要因となっているようです。 画像

サントリーへOB訪問に行く前に準備すべき3つの項目

OB訪問に行くならばきちんと準備をしておく必要があります。では、サントリーのOB訪問に行く前にはどのような準備をしておけばよいのか気になる人も多いでしょう。その点を理解しておくことで、OBとスムーズに話ができるかどうかの分かれ目になるのです。

やってみなはれの精神を理解しよう

OB訪問を行うのでしたら、企業理念を理解しておく必要はあります。例えば、「やってみなはれ」の精神はサントリーのDNAとして長年受け継がれている理念です。この言葉は挑戦の奨励を意味しており、OBにもこの精神が受け継がれていると考えてもよいでしょう。
まずはこの理念を自分なりに考えておくことが重要といえます。企業理念をチェックしておくことで、サントリーに相応しい人材と感じられる可能性が高くなるのです。

サントリーが求めている人材をチェック

サントリーが求めている人物に、変化を厭わず、むしろ変わることが楽しいと思える人というものがあります。同時にやってみなはれ精神も加わることで、サントリーがどのような人材を求めているのかがみえてきます。
ホームページをじっくりとみていけば、求められている人材がみえてきます。面接と同じようにこの点をしっかり理解して、OB訪問に挑みましょう。

どんな事業で働きたいか明確化を

サントリーでは、清涼飲料水、ビールやスピリッツなどのアルコール類、研究、開発、機能会社など事業は多岐に渡ります。そのため自分がどの事業で働きたいのかを明確に決めておくとよいでしょう。
これはある意味、OB訪問の相手を決める上でも重要なポイントになります。清涼飲料水の営業と、研究、開発はまったく異なるのは当然です。事業が違えばOBにも分からなくなることも多くなるので、OB訪問の依頼をする以前にこの部分をしっかり考えておきましょう。 画像

OB/OGへの質問を準備

サントリーのOBやOGへの質問についても悩まれている人も多いかもしれません。ただ、これも準備段階で企業研究や業界研究を行っている内にみえてくるはずです。では具体的にどのような質問をすればよいのでしょうか。OB訪問でOBが勉強をしているなと感じられるような質問をしましょう。

マッチングに関連する内容

- 清涼飲料水を取り扱う仕事に対してどんな思いを持っていますか?

サントリーの場合、清涼飲料水のところは、ビールやスピリッツなどのアルコール関連でも、研究、開発でも構いません。ただ、自分が行いたい仕事に関して、サントリーで実際に働いている人の声を聞けば、志望動機の参考になるはずです。
特にどういうキャリアを歩みたいのかという質問が面接でも出るようなので、そのことを考える上でも、重要な質問になるでしょう。

- サントリーはやってみなはれという精神が有名です。ただ、実際、社員の方はこの理念の通りチャレンジ精神を持って仕事に取り組んでいるのでしょうか?

サントリーのやってみなはれ精神はチャレンジを奨励する言葉として知られています。しかし実際の業務では、本当に社員がみんなチャレンジ精神にあふれている人ばかりとは限りません。その点を知ることも、サントリーに入社した時のギャップを防ぐ助けになるでしょう。

実際の働き方について

- 夏場などの繁忙期を含めて1年を通すとどのような流れになるでしょうか?

サントリーの飲料水やビールなどは特に夏場などでは需要が多くなる傾向にあります。繁忙期になるとかなり忙しい状況になるでしょう。ただし、ストレートに忙しいですか?と質問するのはよくありません。忙しければ来るつもりはないのか?と思われる可能性があるからです。
しかしこの質問ではあくまで、1年を通した流れを聞いています。また、繁忙期などの状況を知るだけでも、どれだけ忙しいのかが分かるでしょう。その忙しさに対して自分はそれでも大丈夫といえるかどうかも、志望企業を選ぶ際の参考材料になります。

- 開発、研究職でやりがいを感じることはなんでしょうか?

サントリーの開発、研究職を志望している人も多いでしょう。サントリーの場合、飲料水、健康食品を含めた食品関係の研究、開発を行っています。特にサントリーとしてこの研究、開発の結果生まれた新商品が、サントリーの業績を大きく左右することもあります。
ただ、それ以外にも個人的なやりがいを感じている人も多いでしょう。そのやりがいがサントリーに必ず入りたいという強い志望動機につながることも多いです。同時に自分の働き方についてのビジョンもみえてくるでしょう。

サントリーの将来について

- サントリーは競合者と比較してどのような点が強みと感じられるでしょうか?

清涼飲料水や、ビールなどのアルコール類を取り扱う競合はサントリー以外にもたくさんあります。サントリーの社員は自分たちが出す商品に誇りを持っているでしょう。
しかし外からではなかなか分からない部分が多いのも事実です。この質問をすることで、サントリーが何処に自信を持っているのかがみえてきます。同時に飲料水やビール、健康食品など、サントリー以外にも多くの大手企業があります。どのような強みを感じているかでも、企業の社風を感じ取ることができるでしょう。
また、その答えはどうしてサントリーでなければならなかったのか、志望動機を考える上でも非常に参考となる質問といえるでしょう。

- サントリーは海外事業が好調と聞きました。今後、海外事業を拡大する計画などはあるのでしょうか?

サントリーは海外にも多くの関連企業があります。同時に海外での売上が増加傾向にあるのは無視できないでしょう。特に海外志向のある志望者にとっては気になる情報ではないでしょうか。海外事業を拡大するとなれば、将来的に海外で働くチャンスが増えるということです。
また、海外事業を拡大する計画があるとしたら、具体的にどのようなものなのかもしっかりと確認をしておくとよいでしょう。 画像

「やってみなはれ」精神のサントリー

サントリーは日本を代表する企業の一つです。また、清涼飲料水やビールなど、一般庶民にも馴染み深い商品を取り扱っています。そのサントリーで働きたいと考えている人は多いでしょう。そのためには、OB訪問を充実させなければなりません。やってみなはれ精神とは何か、実際の働き方は具体的にどうなのかなど、OB訪問でしっかりと確認しておきましょう。

サントリーのOB訪問なら、ビズリーチ・キャンパス

ビズリーチ・キャンパスには様々な企業の社員が登録しており、皆様の訪問依頼を歓迎します。

ご協力いただいている社員たちは、様々なバックグランドを持ち、自身のストーリーを歩んでいます。
もしかしたら、あなたのバックグラウンドを理解し、あなたのキャリア形成に寄り添ってくれる先輩がいるかもしれません。
まずは行動をしてみましょう。社会人は皆さん学生の味方です。