個性を生かした準備でob訪問の質問をまとめよう
OB訪問は実際に志望企業で働いている社会人の先輩です。そんなOBから得られるアドバイスは、志望企業から内定をもらうために必要な情報がたくさん含まれています。ただ、質問内容のレベルが低ければ意味はありません。OBにも悪印象を与える可能性も出てきます。そんなことにならないよう、OB訪問で行いたい個性を生かした準備と質問のポイントをチェックしていきます。
限られた時間を有意義に使おう
OB訪問では時間が限られています。OBは忙しい時間を割いてOB訪問に付き合ってくれているのですからしかたありません。限られた時間だからこそ有意義なものにする必要があります。OB訪問で時間を有意義に使うためのポイントを解説します。
志望動機がより明確になる
OB訪問の醍醐味は、OBである志望企業の社員と直接、疑問をぶつけられることです。このようなチャンスは通常、なかなかありません。就活を有利に運ぶためには企業研究や業界研究が必要です。しかしインターネットや書籍からの情報では限界があります。 例えばある特定の部署について1日の仕事の流れなど細かい部分は分からないものです。表に出ている資料では分からないこともたくさんあります。そんな疑問を実際の社員に質問して答えてもらえるのです。結果、その内容を元に、知らなかった情報などを得られれば、志望動機にも良い影響を与えられるでしょう。
質問の要点をまとめて準備をする
OB訪問の依頼を承諾してもらった時、実際に顔を合わせる前、やっておきたいポイントが、質問シートを送信することです。質問の要点もまとめず、ぶっつけ本番で行う質問は浅いものが多くなります。また、OBも質問をその場で初めて聞くことになります。中には調べないと分からないこともあるでしょう。 それでは充実したOB訪問とは言えません。質問の要点をまとめ、質問シートを作成して送付しておけば、本番前にOBは答えの準備をしてくれるでしょう。心の準備もできることは、リラックスにもつながります。また、質問シートを作成することで、考えをまとめ質問の意図を明確にすることができるのです。なぜその質問をするのか質問者さえ意図を把握していなければ、答える側も困ってしまうだけでしょう。
訪問時間を考慮して優先順位を付ける
OB訪問は時間が限られています。特にOBが仕事中、時間を作ってくれているのだとしたら、その時間は短いものになりがちです。かなり短い時間しか確保できなければ、用意した質問にすべて答えられる可能性は低くなります。 そのため対策をしておかなければなりません。この問題は訪問時間を考慮した質問をすることで解決できます。その方法とは優先順位をつけることです。1番聞きたいこと、2番目に聞きたいことと、優先順位をつけた質問をすれば、本当に聞きたいことすべてを答えてもらえる可能性が高くなります。
質問事項は背景ごとにまとめる
質問事項は背景がポイントになります。背景をジャンルと言い換えても良いでしょう。仕事と職場についての質問は異なります。また、企業と業界の質問も内容は異なってきます。質問については背景ごとにした方が分かりやすいのです。 例えば、仕事内容を聞いた後、職場の雰囲気を聞き、さらに、仕事内容を聞いて、業界の将来性の質問をするとなると違和感が生じ、OBも混乱する可能性があるので注意しましょう。では背景ごとの質問についてどんな内容が良いのでしょうか?
仕事に関することの質問
仕事内容は重要な質問です。どのような業務を行うのかOBに答えてもらいましょう。ただ、浅い内容ではいけません。自分が働いた時のことを想像して、不安に感じるのは何かぶつけてください。 仕事に関する質問でしておきたいのは、1日、あるいは1年間を通しての流れ、仕事内容、困難に感じることなどがあります。実際に働いている人の話を聞けるわけですから、細かい部分も意識して質問しましょう。
職場に関することの質問
職場に関する質問も重要です。職場の雰囲気と相性が悪ければ、長期的に働くことはむずかしくなります。そのため職場について質問しましょう。雰囲気はもちろん、上司や部下との付き合い方、他部署との交流があげられます。また、社風や有給休暇、さらに女性なら育児、育休の実情などを聞いてみてください。 ただ、職場に関してのことは人間関係も関わってきます。OBが答えづらい質問は避けましょう。極端に言えば、課長と部長の仲は悪いですか?とか反目しあっている人はいますか?などはしないようにしましょう。
業界や企業の将来性についての質問
業界や企業の将来性を、実際に働いている人にぶつけることもできます。ただ、デリケートな部分ですから言葉を選び、慎重に聞かなければなりません。例えば「インターネットで御社の業績は必ず数年の内に下がるという情報がありました。本当でしょうか?」という質問はOBを不快にさせる可能性もあります。 そもそも業績自体についてはホームページをチェックすれば分かります。ただ、気になる所は間違いありません。また、OBが入社したばかりなら、将来性について情報が分からない場合もあります。ただ、業界についての課題や、将来的にどのような展開や流れになりそうか言葉を選んで聞くのはけして悪くないです。
OB本人に関する質問
OB本人に関することを質問してもかまいません。ただし仕事に関することにしましょう。休憩時や終わり頃になるとリラックスして、冗談で恋愛のことについて答えてくれる場合もあります。ただ、基本的にプライベートなことは避けた方が無難です。OB本人に関する質問でしておきたいのは、やりがいや、夢、目標、そして課題です。 実際に自分が働く上でも参考になる可能性があるからです。やりがいや、夢、目標などは、志望企業で何ができるのか、何をしたいと思えるのかについての情報でもあります。
資料やHPに載っている情報の質問は避ける
大前提として書籍などの資料を少し調べれば分かることや、ホームページをチェックすれば簡単に分かる質問は止めましょう。OBに準備不足と判断される可能性が高いからです。また、本気度を疑われる場合もあるので注意しましょう。 OBとしては「OB訪問をするぐらいだからどれだけ熱心なのか期待していたけれど、その程度の質問か。時間がもったいない」と思われては失敗につながります。少し調べれば分かる基本情報は知っていて当然だと考えてOB訪問に挑みましょう。
志望動機を意識して自分らしい質問をしよう
OB訪問を成功させいたいなら限られた時間の中で、どれだけ質の良い質問ができるかということです。優先順位を明確にし、事前準備をしっかりすることを意識してみてください。また質問の内容を考える時は、志望動機を作る参考にするつもりはもちろんですが、自分にしか発想できないオリジナリティのある質問をしましょう。マナーをきちんと守れば、OBに「なかなか面白い」と高評価を得られる可能性も高くなるからです。
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