スムーズなOB訪問の為に知っておこう
質の良いOB訪問をたくさん行うには、効率的な時間の使い方がポイントになります。そのためには、OB訪問の流れをきちんと把握しておくことが大切です。これは思いつきで行動し、失敗するのを防ぐためでもあります。OB訪問の流れをきちんと予習しておきましょう。
当日の流れについて
OB訪問当日では、どんな流れになるか事前に予習し理解しておきましょう。OBとのやりとりに集中するためにも大切なことです。流れを頭の中に叩き込んでおけば、緊張することもないでしょう。
待ち合わせをする
まずは待ち合わせ場所に行かなければ何も始まりません。OB訪問の実施場所については、OBが働いている会社を指定されることもあります。特に指示がなければ、受付へ行き案内に従いましょう。その時「OB訪問に来ました」と用件だけを伝えるのではなく、自分の氏名とOBの名前を伝えてください。 会社ではなく喫茶店などのお店の場合、OBがすでに来ているかどうかチェックしましょう。来ていたなら、例え約束の時間に間に合ったとしても、遅くなったことを謝ることが大切です。もしOBが自分より遅く来たら、席を立って迎えてください。座ったまま迎えるのはマナー違反なので注意しましょう。
挨拶を交わす
OBと顔を合わせたら、まず丁寧に自己紹介をします。依頼メールなどですでに大学名や学部を記載したのだから改めて自己紹介をしなくても良いと考えないようにしましょう。 仕事中なら忙しい時にわざわざ会ってくれたことについてお礼をきちんと述べるのも大切です。休みの日ならば、貴重な休日に会ってくれたことに感謝の意思を示しましょう。手土産を用意していたら、挨拶時に渡すのがマナーです。 OBから名刺を差し出されたら[頂戴いたします]と言葉を添えて、片手ではなく両手で受け取りましょう。すぐにしまわずに話をしている間、自分から向かって手元の少し左上側に置いておくのがマナーです。
実際に話をする
OB訪問は気になる疑問に対し、志望企業で働いているOBに答えてもらう場です。しかしその認識では、本当に必要な答えを得られないこともあります。大前提として、OBとは会話するのだということを意識してください。 単純に質問して答えるだけだと楽しい会話になりません。OBも質問攻めだとうんざりするものです。OBと自分が和気藹々と気持ちよく話せる雰囲気を作ることが大切です。そのためには、答えてもらう時も相槌などを取り入れながら話すことを心がけましょう。
OB訪問における注意点
OB訪問には他にも注意点がたくさんあります。ただ、共通しているのはOBを不快にさせないことです。そのためには、どのような点を注意すればよいのでしょうか。
失礼のないようマナーを守って
OB訪問に関するすべてに対して、マナーを守るようにしましょう。ただ、完璧にやろうとすると萎縮してしまい、逆に上手くいかないこともあります。適度に肩の力を抜くことも大切です。 OBも学生に完璧なビジネスマナーを求めてはいません。社会人ではなく学生だと理解しているからです。ただ、甘え過ぎてはいけません。最低限のマナーと目上の人にOB訪問を付き合ってもらっているのだという意識を持つ必要があります。特に話し方には気をつけましょう。
聞きたい事を事前にまとめておく
OB訪問は時間が決まっています。限られた時間の中で聞きたいことをOBに回答してもらうことが重要です。しかし焦れば焦るほど、一番聞きたい質問を忘れてしまうことも。 重要な質問を聞きそびれることを防ぐためにも、質問内容をノートにまとめておきましょう。ノートにまとめておき、質問をする時に見返せば忘れることを防げます。
清潔感のある服装で訪問を
OB訪問時には、服装についてもある程度の意識を持ちましょう。OB訪問は絶対にスーツでなければならないということはありません。喫茶店やファミリーレストランなど、カジュアルな所でOB訪問を行う場合、指定がなければスーツでなくとも大丈夫です。 ただし、友達と遊びに行くわけではありません。服装で社会人としての自覚がないと思われる可能性もありますから、ビジネスカジュアルが無難です。また、服装は清潔感を重視しましょう。
時間厳守で行動しよう
OB訪問も時間は厳守しなければなりません。相手の性格によっては5分遅れただけでも、席を立って帰る人もいるからです。ビジネスの現場でも、遅刻は、社内、社外を問わず人に嫌われる原因となります。 ただ、災害など、想定していなかったトラブルで遅刻することもあるでしょう。その場合、OBへ電話を入れて遅刻する旨を伝えることが大切です。そのため、OB訪問の承諾を得られたら電話番号を聞いておく必要があります。また、OB訪問の質問についても、終了予定時刻の5分前に終わらせるのが望ましいです。
OB訪問のあとにすること
OB訪問が終わっても、それで終わりではありません。最後はお礼メールを送りましょう。基本的にはOB訪問が終わって当日中に送ることが大切です。ただし、OB訪問が夜遅くだった場合など、何かしらの事情があったら翌日中にお礼メールを送るのが望ましいです。
しっかり予習して自信を持ってOB訪問を
OB訪問当日の流れを理解しておくことで、はじめから終わりまでスムーズに進めることができます。予習をしておけば自信も持てますし、失敗を少なくすることもできます。OB訪問では、OBに忙しい中、来てもらっているという意識を持ちましょう。そうすることで、OBに気持ちよくOB訪問をしてもらうことができます。