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選考対策

【例文あり】インターンの志望動機を書く時の最強フレームワーク

エントリーシートや面接、どちらも重要視される志望動機。面接官の見るポイントを踏まえた志望動機を書く際におすすめの最強のフレームワークをご紹介します。誰でも悩むポイントだからこそ自分の得意にして、魅力ある志望動機を書きましょう。

面接官は志望動機の何を見ているのか?

インターンの志望動機を書くときは、誰しも悩むものです。しかし「面接官が見ている志望動機のポイント」が分かれば、そのポイントを伝えられる文章を書くことで志望動機がより分かりやすくなります。そこで志望動機のポイントを押さえつつ、自分のことをきちんと伝える文章が書けるフレームワークを解説します。 フレームワークとは、物語で言うところの「盛り上がり」や「結末」を分かりやすく作る枠組みです。枠組みに沿って文章を作るため、1つ1つの文章に対して考える労力を小さくすることができ、なおかつ理論的に破綻しにくいのが特徴です。 志望動機は面接官に、自分自身の魅力をアピールするためのもの。どの企業でも問われる質問だからこそ、魅力的な文章になるよう細心の注意を払って書きましょう。

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面接官が見ているポイント

そもそも面接官は、志望動機のどんなポイントを見ているのでしょうか。

目的意識の有無

インターンはやみくもに参加するより、目的意識を持つ学生の方が評価されます。それは「勉強したいから」「成長したいから」といった大まかな理由より「○○という理由があり、××をするためにインターンに参加したい」と具体性がある目的を持つ学生の方が人材として魅力的だからです。 具体性のある目的には個人の考えがしっかり反映されていて、その人自身の考えが分かります。また「目的がある」ことや「業界について調べている」と読んでいて分かる志望動機には、強い説得力があります。学生側が論理的な思考力の持ち主であり、コミュニケーションや交渉能力も期待できると分かります。

インターンの志望動機フレームワーク

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1.結論

私はゃ貴社商品の価値を深く知るべく、インターンへの参加を希望します。

インターンへの参加理由です。「参加したいと思ったから」というのが正直な理由であることも少なくありませんが、その参加したいという理由を適切に表現するようにしましょう。表現が適切に行えたり、魅力的な切り出しができたりすると、プレゼンテーション能力があると判断してもらえます。 ただあまりにも唐突な小説の書き出しじみた内容にしてしまうと、相手は「読みづらい」「分からない」という印象を抱きます。テンプレートやフレームワーク、例文に凝りすぎるのもマイナスの印象になりがちですが、変わり者になる必要はありません。

2.根拠

私は遠方に住む知人の見舞いにあたり、貴社の○○を通して会話したことをきっかけに、貴社の概念が大きく変わりました。

根拠は、自分の「原体験」と結びつけて「具体的」に記載することが大切です。「原体験」とは、サークル活動やボランティアといったものだけではなく、自分が経験したことであればなんでも「原体験」になります。 しかし自分自身のことを具体的に記載することは、意外に難しいもの。何故なら自分はその時のことを詳細に覚えていますが、相手はあなた自身のことを全く知らない人だから。知らない人にも分かるように専門用語は使わず簡潔な言葉で、かつ数字を取り入れるなど具体的に記載しましょう。

3.挑戦

今回のインターンでは、実際の営業への同行で販売の現場を直に学びたいと考えております。

挑戦とは、インターン中にその企業で取り組みたいことや、将来的に実現したいことを意味します。インターン中に学びたい内容を記載したり、インターンで経験できるプログラムが分かっていればそれを例に出したりするのも分かりやすさをアップさせるポイントです。なぜ自分がそれに挑戦したいのか、その理由を原体験や背景と合わせてわかりやすく簡潔に書くようにしましょう。

4.比較

IT技術が多用された商品を開発する貴社で、その開発力や組織風土をより深く学べるよう努めたいと思います。

これまで話した根拠や挑戦したい内容を踏まえて、業界の中でもなぜその企業なのかを述べることが大切です。話の流れによっては、比較より挑戦を後にした方がより魅力的に伝わることもあります。たとえば挑戦が将来的なことを踏まえた内容であれば、比較より後に配置したほうが分かりやすくなります。 しかし上記のように、インターンでの挑戦の内容も含むような比較の文章であれば、後ろに配置した方が分かりやすくなります。自分らしさを出すポイントでもあるため、付箋などにパーツ毎書いて、並びを自由に組み替えて文章構成を試すのも良いでしょう。

完成したインターンの志望動機例文

私は貴社商品の価値を深く知るべく、インターンへの参加を希望します。私は遠方に住む知人の見舞いにあたり、貴社の○○を通して会話したことをきっかけに、貴社の概念が大きく変わりました。 今回のインターンでは、実際の営業への動向で、販売の現場を直に学びたいと考えております。IT技術が多用された商品を開発する貴社で、その開発力や組織風土をより深く学べるよう努めたいと思います。

フレームワークを通し、実際に完成した全194文字の例文です。文字数は200~800文字前後であることが多いため、必要に応じて原体験や他の企業、他業界との違いについて詳しく言及するようにしましょう。これは他の企業にないここに魅力を感じている、とアピールするためです。 また文章量が多くなりすぎる場合は、言葉を短くできるように工夫してましょう。業界研究や企業研究を通して、適切な言葉が選べるようにすることも非常に大切です。

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【業界別】フレームワークを利用した例文

ここでは、応募する人が多い業界を中心に、フレームワーク利用した200文字前後の例文を5つ解説します。

情報処理サービス業界

自身のヒアリング力を活かせる業界と聞き、実際の業務を知りたく今回のインターンに応募しました。これまで3か国に住んだ経験から、相手が必要とするニーズを理解すること、課題を把握することの速さは私の強みになっています。実務を具体的に学ぶことができる貴社のインターンで、自らのビジョンが実現可能か挑戦したいと考えております。

情報処理サービスとは、情報システムなどを企業に合わせて構築し、提供や管理を行うサービスです。そのため、ヒアリング能力やコミュニケーション能力が求められる業界でもあります。例文では強みのアピールをしつつ、志望動機を述べています。

商社業界

食品の流通に直接関わることで、自分の成長に繋がると考えたためです。私はケーキ屋でのアルバイト経験から、質の良いものを仕入れるためには信頼ある食品商社との取引が欠かせないと知り、食品流通に強い興味を持ちました。これまで営業のインターンで得た経験を、事業貢献という形で活かしたいと考えています。貴社では食品流通を60年以上専門で手掛けており、インターン先としてこれ以上ないと思い、志望しました。

商社業界は、日本特有の業界です。製品や原料を輸出入するという手続きの部分を一括して請け負うため、海外との貿易のほか、事業投資も行っており専門分野も多いのが特徴です。例文ではその企業の得意とする分野をきちんと把握し、自分の経験をプラスしてアピールしています。

メーカー業界

貴社のインターンに応募した理由は「人々の胸に新たな風を吹き込む」という貴社の理念のもと、社員の方々の働く姿勢を知りたいと考えたためです。今回のインターンでは短期間で貴社の部署を回ることが可能なため、会社全体の社風を知り、繊維メーカーとして人々の快適さを支えてきた貴社の事業を積極的に学んでいきたいと思います。

メーカー(製造業)は多種多様であり、その業界はどんな成り立ちで、どんな取引が多いのかなど業界研究が重視されます。そのため業界研究の結果を盛り込むことも大切ですが、例文では業界研究だけでは分からない社風や社員に視点を当て、インターンで知りたい点として挙げています。

サービス業界

インターンを通じて、貴社の手配サービス技術を学びたいと考えたためです。祖父が旅館を営んでおり、宿泊した方が次に向かう観光地についてさりげなくアドバイスをする姿を見て育ったため、貴社のサービスに強く共感しました。貴社では独自の業務系ツールによって、お客様の次の予定に応じた案内を行っていると知り、その現場を実際に経験し積極的に学んでいきたく応募しました。

サービス業界は、業界よりさらに狭い範囲、企業や店舗単位で特色がある業界です。また人気が高い企業の場合は競争率も高く、数千人もの応募者がいる場合があります。特色のない志望動機では、その時点で見落とされる可能性があるため、オリジナリティの高さも必要です。

インターネットサービス業界

金融のIT化という日本では新たな分野に取り組む貴社で実務に取り組める、という点に魅力を感じ、インターンを志望しました。金融業のIT化が進んでいる香港で生活したことをきっかけに、その重要性を実感。日本ではまだ発展していない分野であることから、新たな領域に誰よりも早く挑戦したいと考えました。高校から大学にかけて身に着けたプログラミング技術も生かしつつ、貴社に貢献したいです。

インターネットサービス業界は、Webサイト作成のほか、インターネット上で利用するサービスそのものの開発に携わることができる業界です。新しいものをどんどん生み出しつつ、業界全体を含めた最新動向、マーケティングなども勉強していることも重要です。

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「読ませる」文章を書く3つのコツ

言葉は簡単であっても、読ませる文章、読みたくなる文章を書くためにはどうすればよいのでしょうか。相手が読んでくれる文章を書くための3つのコツを解説します。

1.自分が腹落ちしている状態で書く

心の底から自分が納得している内容でなければ、誰かに説明することは非常に難しいと言えます。志望動機の場合、その理由に自分が腹落ちしている状態で書きだすのがポイントです。そのために大切なのが、自己分析です。
自己分析では自分の気持ちや内面とも向き合うため、思いもよらない夢や願いに気が付くこともあります。その気持ちを志望動機に落とし込むことができれば、芯にぶれのない自己PRや志望動機を採用試験の際にも書いたり伝えたりすることができます。

2.短く言い切る勇気を持つ

文章は長く書くことよりも、短くまとめる方が難しいものです。多くを語ろうとはせず、重要な部分のみを短く言い切るようにしましょう。大事なことは、抽象的にならずに具体的に書くこと。最初は長い文章になっても構わないので具体的に表現して、それを短くします。
エントリーシートの段階では文字数内に納まるように考慮し、具体的な説明は面接時に行うようにしましょう。口頭で話を膨らませていく必要があるため、緊張して話せなくなりそうだと感じる人は、必ず話したい内容をまとめた紙を見ながら面接練習をすることも重要です。

3.「説明」ではなく「伝わる」ことがゴール

書類選考では自分が志望した理由を「説明」するのではなく、なぜ志望したのかを相手に「伝える」ことがゴールです。したがって自分では「良く書けた」「ちゃんと伝わる志望動機だ」と思っても、そこで止めずに人に見てもらうことが大切です。 友人やキャリアセンターの職員など、エントリーシートの相談ができる人に依頼し、ちゃんと自分が考えた通りの内容で理解してくれるか、確認することをおすすめします。

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志望動機は文章構成が勝敗を決める

今回ご紹介したフレームワークは志望動機以外にも、自己PRや企業独自の設問に答える際にも役立ちます。またここで紹介したフレームワーク以外に、より細かく分析内容を分けたパターンもあります。文章量が多い場合には、そうしたフレームワークが活用できることもあります。 理論立てて書かれた文章は、説得力が違います。文章構成のポイントを押さえれば、自分を魅力的に伝える志望動機を労力少なく書くことができます。自己分析と業界・企業研究を進めたら、情報を順番に整理してインターン、そして採用試験に備えていきましょう。